制限改訂と今後の環境について

こんにちは。komainu(@koma020116)です！

今回は先日発表された制限改訂への感想や今後の環境予想を書いていけたらなと思います。
最後までお付き合いください！




今回の改訂では、禁止カードに《ホーリーサイン》が、制限カード<1>に《ネオ・マザーコア》が指定されました。
また、解除枠として《ネクロブライト》、《五線獣バッファロースコア》、《シアーハートアタック》が制限カード〈1〉から帰ってきました。

個人的に、今回の制限改訂は契約神編に蔓延ってしまった創界神メタを一斉に規制するために設けられたものだと思っていたため、【激覇】の一部カードの規制のみに終わった今回の結果は意外すぎるものでした。

ここで、創界神とメタカードの歴史を振り返るために少しだけ昔話をします。
創界神はもともとブロックアイコンが5〜6の時代に押し出されていたカテゴリであり、環境は創界神が強すぎるあまりそれ一色に染まっていました。


しかし、転醒編(アイコン7)に入ってからは、創界神の使用率のテコ入れを測ったからか、創界神に対するメタカードが多く登場していくことになります。
その筆頭とも言えるのが現在の制限カードである《ゴッドブレイク》と《陰陽童re》です。


これらは転醒編1章で登場しましたが、その性能は創界神対面で「引いたら勝つ」レベルのものでした。

転醒編1章では、各色に新登場したタイプ:フィールドで創界神に対して動きを大幅に牽制できるようにし、強くなりすぎた創界神のパワーを落とそうという狙いが見えましたが、その中でもこの2種のカードは群を抜いて強力です。
神託を奪ったり、全色軽減参照でありながら創界神を破壊しつつ軽減も潰したりと、序盤に引いてしまえば創界神対面は負ける方が難しいレベルのメタカードでした。

さらに、その1年後の真・転醒編(アイコン8)でも、《宇宙海賊船ボーンシャーク号》や《創醒の大創界石》など、創界神へのメタは時代とともに衰えるどころか勢いを増していきます。

そして時は流れ、契約神テーマの始まった契約編:界、メタカードの方針を見直す方向にシフトした公式はこれらのカードに一斉に制限をかけます。


運営のおかげで創界神へのメタが弱まり、ようやく契約神で楽しく遊べるかと誰もが期待を膨らませた2回の改訂でしたが、ユーザーの思い描く理想と実際の環境は大きくかけ離れたものでした。

というのも、ゲームを壊すレベルのメタカードは制限にこそ指定されているものの1枚×種類数分は使えてしまうので、それらのカードを1枚ずつ採用したデッキを構築することで従来のカードの最大採用枚数である3枚を超える枚数「引いたら勝つ」レベルのメタカードを採用したデッキを構築できてしまうという問題が残っていたからです。

この問題は今回の改訂で《ホーリーサイン》が禁止にされた後の環境でも深刻に作用していると思っていて、「ドローを進めて制限カードの創界神メタを投げ続ける」というお世辞にも面白いゲーム体験とは言い難い【プチフェニルGS】のようなデッキが各地の自主大会で入賞してしまっています。

このような軽減の創界神メタを大量採用したデッキの存在は、個人的には来年からのスタンダードの実装でカードプールが分断されるとはいえ見過ごしてはいけないレベルだと認識しているので、契約編:環が始まってすぐにでも早いうちに禁止になってもらえたらいいなと強く思っています。

《ネオ・マザーコア》に関しては【激覇】の最初のタッチとしては絶妙ラインで、あと半年近く【激覇】がtier1〜2に居座り続けたらもっと他のカードもかけていくのかなといった印象でした。

tier1:【激覇】【プチフェニルGS】
tier2:【ハデス】【ブリギット】【熱契約】【オーブ】
tier3:その他

このように予想しています。
今回の改訂では【激覇】から《ネオ・マザーコア》と《ホーリーサイン》が規制されましたが、正直【激覇】はその程度でtierが落ちるデッキではありません。

創界神メタ筆頭であった《ホーリーサイン》こそ禁止になってしまったものの、この改訂以前から《青の世界》を採用した【激覇】は大会でも入賞しており、創界神対策は《青の世界》でも十分に可能です。
《ネオ・マザーコア》の枠については、BCG 3on3で僕たちが使用していた《三賢神グシュナサフ》入りの【激覇】に《魔界騎士ベルゼット》や《三賢神グシュナサフ》の3枚目を足せば問題なく回ります。｝

ここで少し注目したいのが、現在はtier上位に食い込んでいない【ククルカン】の動向です。
今まで《ホーリーサイン》で行っていた創界神メタが《青の世界》に変われば、創界神上のコア数が受けの質に関係しない【ククルカン】は強くなるのではないでしょうか。

【ククルカン】はデッキの内在ドローの量もそれなりに多く、デッキ自体の出力は安定していると思っているので今後のtierの上下に注目していきたいです。

以上のことから、環境の大枠は制限前と変わらず、創界神メタが《ホーリーサイン》から変わったことで台頭してくるデッキに注目していきたいというのが結論です。


今回はいちプレイヤーとして少し辛口な意見を言いましたが、僕はバトスピというコンテンツが大好きです。
今後もバトスピがより盛り上がっていくよう、できる限りの発信とプレイヤー活動を頑張りたいと思っています。

ただ、より盛り上がるためにも制限のメタカードたちは早めに禁止になって欲しいかも…！？
改訂を受けて新しく作ったデッキ等はラッシュメディアやYouTube、noteの方からも随時報告するので気にしてみていただけたら嬉しいです。

それでは今回はここまで！
読んでいただいた方ありがとうございました！！