カルドハイム

皆さんこんにちは。Rush Prosの井川(@WanderingOnes)です。
ということで、毎度おなじみですが、今週末にアリーナでの実装が迫った『カルドハイム』のレビューをお届けします。
今のスタンダードはかなりメタが固まっている&強いデッキで埋まっているので、そういった既存のデッキに対抗できるのか。今回はデッキ単位で取り上げて行こうと思います!


黄金架のドラゴンエシカの戦車巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス
※今回のトップレア候補はこの3枚。ただ強いカードを解説してもアレなんで省略します。
それでは、スタート!

目次

▪️まずはコレを組みたい!氷雪コントロール!!
▪️次世代のビートダウンはこれ!氷雪緑単アグロ!
▪️可能性は無限大?白緑ベースの《空を放浪するもの、ヨーリオン》にどうぞ!
▪️その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
▪️終わりに

まずはコレを組みたい!氷雪コントロール!!

『カルドハイム』のメインギミックの一つ、「氷雪」シナジー。
2019年発売の『モダンホライゾン』はモダン以下の環境専用のエキスパンションでしたので、スタンダードで「氷雪」シナジーが使えるのは『コールドスナップ』以来、実に14年半振りです!!
そして今回も魅力的な氷雪カードが揃っています!
氷砕きのクラーケン

12マナ8/8!!!
こんな重いカードプレイできるかい!!と思うなかれ。リミテッドならともかく、構築戦では氷雪土地満載のコントロールで使うことが想定されるので、実際は4-6マナ程度でプレイされることが想定されます
氷雪土地が6枚:6マナ8/8(フルタップ)
氷雪土地が7枚:5マナ8/8(2マナ残り)
氷雪土地が8枚:4マナ8/8(4マナ残り)
といった感じなので、《真面目な身代わり》で加速しつつ最速で着地させるも良し、カウンターのマナを構えながら出しても良しと相手のデッキ/盤面に合わせてプレイするターンを変えられる、かなりフレキシブルなフィニッシャーと言えます!
除去回避用の起動型能力も、土地を戻してしまうと出すコストが重くなってしまいますが、後半ならばそこまで苦にならずに除去から守りつつ出し直せるので、見た目以上にプレッシャーをかけることができるはず。


メア湖の海蛇悪夢の詩神、アショク
今の青系コントロールのフィニッシャーは《メア湖の海蛇》、《サメ台風》、《悪夢の詩神、アショク》、《精霊龍、ウギン》など精鋭揃いですが、そこに肩を並べることができるのか??ちょい難しいかもですが、とにかく使ってみたいので取り上げてみた1枚。
雪上の血痕

おまけ付きの《神の怒り》界でもかなりの上位。
過去の似たカードとしては《ファイレクシアの再誕》がリミテッドでゴッドカードとして君臨していましたが、こちらは構築でも見かけることができそうです。プレインズウォーカーに触れるため、コントロール相手にも腐らないのが嬉しいですね。


真面目な身代わり時の支配者、テフェリー
スタンダードで相性が良いのは《真面目な身代わり》、《時の支配者、テフェリー》、《悪夢の詩神、アショク》といったラインですね。
特に《真面目な身代わり》はきれいに4→6とマナ加速しつつ、全体除去に巻き込みつつ自身をリアニできるのでベストパートナー賞待ったなし
彫像の伝承
5マナ3ドローインスタントといえば《ジェイスの創意》。その《ジェイスの創意》ですらそれなりに使われましたが、このカードはなんと最大で占術5が付いてきます!5マナで8枚も掘れるのは本当にすごい!!!
これだけ高品質なドローがあると俄然コントロールが組みたくなりますね。氷雪の都合上80枚デッキにはしづらい=《空を放浪するもの、ヨーリオン》は使いづらいと思いますが、そこは今回紹介したカードたちを用いた新たなアーキタイプに期待しましょう!

次世代のビートダウンはこれ!氷雪緑単アグロ!

砕骨の巨人》《恋煩いの野獣》が跳梁跋扈している現在、半端なビートダウンが存在するのは非常に難しいというのが実情です。そんな中、軽い除去と高スタッツで対抗できそうなのが、緑単!!!
吹雪の乱闘

その鍵となるのがこちら。たった1マナで相手の《恋煩いの野獣》《砕骨の巨人》といったカードを対処しつつ殴れる、スーパー格闘カードです!
原初の力》と違い「破壊不能」が付くので、格闘したクリーチャーをそのまま攻撃に向かわせることができるのが大きなメリット!
霜の祝福

盤面にクリーチャーが最低でも2体以上いるならこちらの出番。4マナで好きなように割り振って強化しつつ、ドローもできるというスグレモノ!
グレートヘンジ》が長期戦向きなのに対してこちらは短期決戦向けと、同じ強化&ドローでもかなり役割/強い相手が異なりますので、こちらをメインに、《グレートヘンジ》をサイドにといったパターンも考えられます。
123と展開してからのコレで圧勝するのは気持ちよさそうなので、まずは2-3枚入れて試してみたいですね。


老樹林のトロールエシカの戦車巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス
これら優秀なスペルを使うための土台として、見たまんま超強いクリーチャー達も収録されています。
もちろん従来の《恋煩いの野獣》《カザンドゥのマンモス》といった生物たちも使えますので、単色の安定感&盤面の強さは環境随一のデッキとなるでしょう!

可能性は無限大?白緑ベースの《空を放浪するもの、ヨーリオン》にどうぞ!

『カルドハイム』のカードの中でも飛び抜けて可能性を秘めているのが、このカード。
偉大なる存在の探索

少し変わったマナの踏み倒しをするカード。こういったカードは大化けする可能性がかなり高いですが、このカードに寄せすぎると引かなかったときに全く機能しなくなってしまうのが難しいところ。
空を放浪するもの、ヨーリオン

既存の「セレズニア/アブザン・ヨーリオン」のように、「盤面にパーマネントを毎ターン展開していく」「手札が余りがちで、使い切れなくて負けるパターンが多い」デッキが一番フィットするでしょう。


金のガチョウパンくずの道標意地悪な狼
金のガチョウ》からスタートすることにより、2ターン目にコレを置いた際にも翌ターンから能力を使うことができますし、《パンくずの道標》や《空を放浪するもの、ヨーリオン》回収にマナを使いながら盤面にパーマネントを展開できるのはベリーグッド。
5マナのターンに《意地悪な狼》+回収した《空を放浪するもの、ヨーリオン》のような最大バリューを出すことも可能です!


エルズペスの悪夢ラノワールの幻想家狩猟の神のお告げ
3マナには各種置物がありますし、4マナには《意地悪な狼》《予言された壊滅》《太陽の恵みの執政官》といった強力なマウントカードもあり、そこから《エルズペス、死に打ち勝つ》《空を放浪するもの、ヨーリオン》というカードに繋ぐ黄金パターン。これらのアクションをスムーズにしてくれるなら、2マナとカード1枚を使う価値も大いにあるはず!
なんとかしてベストバランスのヨーリオンデッキを見つけ出したいですね。

その他、気になったカードたちをザックリ紹介します



若年の戦乙女正義の戦乙女ファーヤの報復
天使デッキ、いけるのか?
とりあえず2マナ域で《砕骨の巨人》が当たらず、3マナ域で《焦熱の竜火》が当たらないのは評価に値するかな。英雄譚も専用デッキなら&相手がクリーチャーデッキなら大活躍できそう。
血空の狂戦士

出した返しこそ《砕骨の巨人》されるものの、次のターンには3/3威迫、5/5威迫とどんどん成長して殴れるのは2マナ域としては破格の一言。
2ターン目に出すだけでなく、3ターン目に出して即3/3にするムーブも強いので、1-2マナ域多めの軽めのアグロデッキでぜひ使いたい。個人的に期待大。
傷頭のアーニ
3/3/3速攻は《砕骨の巨人》されず、《砕骨の巨人》《カザンドゥのマンモス》に対して殴れるので合格点!《カザンドゥのマンモス》《山火事の精霊》といった上陸生物だったり、《鍛冶で鍛えられしアナックス》のような頭でっかちのクリーチャーを隣に置いて殴れるとさらに良し。レジェンドなのがちょっと残念。



航海の神、コシマ航海の神、コシマ
航海の神、コシマ》はアドバンテージ手段としては遅く構築では少し厳しそうですが、裏面である《領海船》は低マナで高スタッツ・アドバンテージ源と超優秀!
青が主体のビートダウンデッキであれば真っ先に試してみたい1枚。土地が止まらないって素晴らしい!!


死の神、イーガン死の神、イーガン
維持コストが毎ターン墓地2枚追放は一見重く見えるかもしれませんが、4枚あれば=2回維持できれば6点×2=12点分のアタックができているので十二分の働きができますし、《死の飢えのタイタン、クロクサ》が脱出1回に墓地5枚追放必要なことを考えると分割払いできる分だけ楽だとも言えるでしょう。圧倒的スタッツ+接死からの《エンバレスの宝剣》は最高!
複数枚引いてしまったときも、裏面の《死の玉座》で《死の神、イーガン》の維持コストを賄えるので腐らず◎。
イマースタームの髑髏塚

タップイン土地シリーズからはこのカードをピックアップ。
2色縛りではありますが、セットしておいた=使い終わった土地が5マナ3点火力になるのは凄い!最適なデッキさえ見つかれば、新たな《ラムナプの遺跡》として猛威を振るうこと間違いなし!!

終わりに

ということでお届けしました『カルドハイム』レビュー。色ごとの強弱が激しかったり、既存のデッキがあまりにも強すぎたりと少し難しい点もありましたが、その分新アーキタイプの誕生を予感させるカードもいくつかあり、ますます新スタンダードが楽しみになりました。


樹皮路の小道荒廃踏みの小道闇孔の小道連門の小道
また新カードはあまり入らなくても、新たに採録された4種の両面土地のおかげで、これまで活躍できなかったデッキが新たに活躍する可能性もあります。


死の飢えのタイタン、クロクサ軍団のまとめ役、ウィノータ試合場
既にメタの一角を占めているラクドス(赤黒)カラーのデッキは大幅に強化されますし、タップインに悩まされていたゴルガリ・アドベンチャーも強化されています。
これまでボロスもしくはナヤカラーでしか組まれなかった《軍団のまとめ役、ウィノータ》デッキも、ジェスカイやマルドゥなど新しいバリエーションで登場するかもしれません。
3種類の両面土地&《試合場》という最強マナベースを手に入れた騎士デッキの復権、なんてのも見れるかも。
スタンダードのデッキにとってマナベースの強化は本当に革命なので(特にアグロ系は)、これまでマナベースの都合もあり二線級だったデッキたちにもう一度スポットを当ててみるのも楽しいと思いますよ!
ということで最後に宣伝。今回もWizards様にご招待していただいたので、当記事でご紹介したカードたちを中心にMTGアリーナの「アーリーアクセス」をプレイする予定です!

僕は明日1/28(木)の14:00からまったりプレイしていきたいと思います。世界中でたくさんのストリーマーの方がプレイするとは思いますが、お時間がある方はご視聴いただけると幸いです!
配信ページはこちら
それでは今回のプレビュー記事はここまで。次回の記事でお会いしましょう!

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