4月18日に「Wチームドッキングパック チーム切札&チームウェイブ」と「W王国ドッキングパック 鬼札王国&不死樹王国」が発売しました。今弾は、汎用性の高い再録カードに加え、新規カード14種がそれぞれ収録されています。
今回はカードラッシュでの売上点数ランキングを元に、初週で人気を集めたカードをご紹介していきます。
目次
▪️新規カードランキング(2パック合算)
▪️《死儀妖精ベラドマイ》
▪️《死罠の杖》
▪️《鬼寄せの術》
▪️《「是空」の鬼 ゲドウ権現》
▪️再録を含む人気カードランキング
▪️最後に
新規カードランキング(2パック合算)
1位 《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》
2位
《死儀妖精ベラドマイ》
3位
《死罠の杖》
4位 《鬼寄せの術》
5位 《ロールモデルタイガー》
6位 《「是空」の鬼 ゲドウ権現》
7位 《ツネキン☆ゲームス》
8位 《ザンジ変怪》
8位 《ドマンモ龍樹》
10位 《パンヌダルク》
《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》
新規カードで最も人気を集めたカードは《
【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》です。
《
フェアリー・ライフ》のようにデッキの基礎となる2コストのマナ加速カードであり、”バズレンダ”による追加効果を持っています。
注目するべきはこの追加効果の部分。マナを多く使用すればするほどマナ加速する枚数が増加していき、中盤以降に弱いカードとなってしまうマナ加速カードの弱点を補っています。
最終的にはマナが増えるのみという部分は変わりませんが、2コストのマナ加速と兼、5コストの中型マナ加速として採用すれば、4枚で2つの役割をこなし、デッキのスペースを節約できます。
通常環境はもちろん、2ブロック構築では使用できるマナ加速カードが限られることもあり、それを見越して収集しておいたという方も多いのではないでしょうか。
十王篇ではチームウェイブのカードや《
大樹王 ギガンディダノス》をはじめ、大型クリーチャーも多く登場しており、大量のマナを使用して戦うビッグマナ系統のデッキが台頭する可能性も大いにあり得るはず。そうなった場合、マナ加速に貢献するこのカードの需要もより高まることでしょう。
《死儀妖精ベラドマイ》
第2位は、自然+闇の多色クリーチャーで、マナ加速をした際に墓地肥しも同時に行う《
死儀妖精ベラドマイ》です。マナと墓地を利用してクリーチャーを召喚する“フシギバース”と組み合わせることで、素早く大型クリーチャーにアクセスできます。
……という使い道が最もスタンダードな使い方ですが《
生命と霊力の変換》と組み合わせると、半永久的にマナゾーンにカードを置き続けられるコンボが発見されています。
これを利用して《
マーシャル・クイーン》からループを発生させて1ショットキルするループデッキも。“フシギバース”はまだカードの種類も多くないため、発売間もない段階でこのカードを集めた方は、このループを試すために集めた方が多いのではないでしょうか?
こうして通常とは異なる使い方で注目されている《
死儀妖精ベラドマイ》ですが、継続的に墓地を肥やし続ける効果自体は優秀。今後も続く十王篇の中で、より強力な“フシギバース”が登場すれば、大きく株を上げる可能性のあるカードです。
《死罠の杖》
第3位は、登場時に相手クリーチャーをマナ送りにする《
死罠の杖》です。
4コストで確定除去を行ったうえ、除去したクリーチャーのコスト分の墓地肥やしも行う、1枚で2つの役割をこなすハイスペックなクリーチャーです。
除去するクリーチャーに指定は無く、大小問わず対象として問題なし。流行りのメタクリーチャーに対しての除去としても優秀です。最近で言えば、呪文に耐性がある《
U・S・A・BRELLA》もクリーチャーなので問題なく除去できます。
ただし、相手のマナが増えてしまう点と、墓地を肥やす効果が強制な点には注意が必要です。
自然文明と闇文明にはGRクリーチャーにも強力な踏み倒しクリーチャーが揃っており、その対策であるメタクリーチャーを軽々破壊できる相性の良さも魅力的。色の相性の良さも相まって優秀な除去カードとして見かける機会が増えそうな1枚です。
《鬼寄せの術》
情報発表のタイミングから話題に挙がっていた《
鬼寄せの術》が4位に。
火文明でコストを下げると言えば、組み合わせたくなるカードはやはり《
超戦龍覇 モルトNEXT》でしょうか。《
メンデルスゾーン》から最速の3ターンで登場すれば、多くのデッキが成す術も無くやられてしまうことでしょう。
しかし、ドラゴンには既に《
ドギラゴン・エントリー》というコスト踏み倒しカードがありました。これまでそれが使われてなかった様子を見ると、現在の《
超戦龍覇 モルトNEXT》に求められているカードはコスト軽減呪文ではないようにも思えます。これが人気ランキング1位とまで行かずに4位止まりになった理由でしょうか。
また、忘れてしまいがちですが、火文明だけでなく闇文明のクリーチャーのコストも下げられます。《
「非道」の鬼 ゴウケン斎》のような強力な制圧力を持つ”鬼タイム”持ちのクリーチャーが登場すれば、序盤に攻撃を仕掛けつつ自分のシールドも減らして効果発動……という使い方ができるでしょう
こちらも他のカードと同じく、今後登場する”鬼タイム”持ちクリーチャーに期待する形になりそうです。
《ロールモデルタイガー》
第5位は、強力な”バズレンダ”を持つ《
ロールモデルタイガー》です。
チームウェイブでありながら、登場時に出せるクリーチャーの指定はマナコスト以外に無く、自身のマナコストを考えると登場時に好きなクリーチャーを3コストで出し放題と考えて差し支えない効果。同時に再録されている《
完全不明》などを場に出すと非常に強力です。
必要なマナの数は9+αと膨大ですが、マナを伸ばすカードは同じチームウェイブに多くあり、他のカードとも組み合わせればそう遅くない段階で大型クリーチャーが並ぶ場を作れそうです。
登場さえしてしまえば、マッハファイターと自身への強制アタック効果で防御も同時にこなせるのも良いところ。登場した後のパフォーマンスは十分なので、あとはどのように安定して場に出せるかを考える必要があるでしょう。
《「是空」の鬼 ゲドウ権現》
6位は“鬼タイム”発動時に強力なコスト軽減効果を持った《
「是空」の鬼 ゲドウ権現》です。6マナ7000のスピードアタッカーという使い勝手の良いステータスに加えて、敗北を無効化する効果を持っています。
“鬼タイム”が発動すれば2コストで場に出るため爆発力も文句無し。さらに、このカードを最後の押し込みに使えば、もしシールドトリガーで耐えられてカウンターを狙われてしまった場合でも、自身が壁となってくれる攻防一体のクリーチャーです。
ただし、その効果も万能ではなく、一度ダイレクトアタックを受けると破壊されてしまうので、過剰打点や《
水上第九院 シャコガイル》など継続的に続くエクストラウィンは止めることができません。
そのため過信は禁物ですが、お互いにシールドを攻撃し合うデッキ同士のギリギリの戦いでは《
「是空」の鬼 ゲドウ権現》 で首の皮一枚耐える展開の頻度は高くなりそうです。現状の人気ランキングから見たSRとしての評価は並のようですが、今後の環境が攻撃的なデッキに寄った場合は改めて評価が上がる可能性を秘めたカードです。
再録を含む人気カードランキング
今回の弾には、新規カードの他に再録カードも収録されています。再録カードを含む人気ランキングはこちらです。
1位 《【神回】バズレンダでマナが大変なことに?!【驚愕】》
2位
《死儀妖精ベラドマイ》
3位
《死罠の杖》
4位 《鬼寄せの術》
5位 《暗黒鎧ザロスト》
6位 《ロールモデルタイガー》
7位 《「是空」の鬼 ゲドウ権現》
8位 《ツネキン☆ゲームス》
10位 《ザンジ変怪》
10位 《ドマンモ龍樹》
数か月前に《
零龍》のコンボで使用するため話題となった《
暗黒鎧 ザロスト》が再録され、今弾の再録を含む売上ランキングでは5位に。
《
零龍》のデッキに使用されるだけでなく、さらにシールドを減らす関係で新登場の“鬼タイム”との相性も良く、数年前のカードでありながら、再び違った活躍を見られるかもしれません。
多色シーズンが訪れたという影響もあり、最強の多色限定マナ加速カードが再録。再録込みでのランキングでは8位でした。
多色でありマナを必要とするチームウェイブとの相性は言わずもがな。序盤から終盤の大型クリーチャーを出すまでの時間を一気にスキップできます。
最後に
今回は再録を含む大型弾ではありませんが、十王篇第1弾に続く2つ目の十王篇のパックでした。
以前まではデッキとしての形が見えづらかったチーム種族を持つカードたちですが、追加のカードが登場するごとに具体的な戦い方も見えてきたのではないでしょうか。
再録カードも新たに登場したことで、2ブロック環境の構築にも大きな変化が訪れるはずです。大会の無いシーズンが続きますが、大会の開催が再開されたタイミングで新カードたちがどんな暴れ具合を見せてくれるかに期待です。
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