青白コントロール

Hi,
先日世界選手権が開催され、Paulo Vitor Damo da Rosa(※以下PV)の青白コントロールが優勝しました。
世界選手権2019(スタンダード&ドラフト):優勝はアゾリウスコントロールを使用したPaulo Vitor Damo da Rosa選手に


現在のスタンダード環境は「ジェスカイファイアーズ」「ティムール再生」「赤単」「青白コントロール」の4つのデッキが特に優れており、それらのメタゲームに合わせた形の青白コントロールが優勝を収めました。
今回はその青白コントロールを紹介して行きます。

目次

▪️青白コントロール
▪️大会レポート
▪️大会後のモチベーションの保ち方

青白コントロール

7《島/Island
3《平地/Plains
4《神聖なる泉/Hallowed Fountain
4《啓蒙の神殿/Temple of Enlightenment
3《アーデンベイル城/Castle Ardenvale
1《ヴァントレス城/Castle Vantress
2《寓話の小道/Fabled Passage
1《廃墟の地/Field of Ruin
1《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace
1《夢さらい/Dream Trawler
4《海の神のお告げ/Omen of the Sea
3《ドビンの拒否権/Dovin’s Veto
3《メレティス誕生/The Birth of Meletis
4《吸収/Absorb
3《意味の渇望/Thirst for Meaning
2《払拭の光/Banishing Light
2《神秘の論争/Mystical Dispute
3《空の粉砕/Shatter the Sky
3《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death
4《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler
2《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils
2《紺碧のドレイク/Cerulean Drake
2《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace
4《霊気の疾風/Aether Gust
1《ドビンの拒否権/Dovin’s Veto
1《ガラスの棺/Glass Casket
2《神秘の論争/Mystical Dispute
2《終局の始まり/Commence the Endgame
1《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils

空の粉砕/Shatter

全体除去でコントロールしてドローと打消し呪文でサポートする、伝統的なコントロールデッキです。
これまでは《時の一掃/Time Wipe》だった全体除去の枠が《空の粉砕/Shatter the Sky》に変わったことでアグロデッキへの耐性が上がりました。《時の一掃/Time Wipe》より1ターン早く撃てることで受けるダメージは少なくなり、「5枚目の土地を引かなければ負け」の状況も無くなります。
1ドローというデメリットを差し引いても、対アグロへの4マナと5マナでは大きな差があります。
太陽の恵みの執政官/Archon

夢さらい/Dream


フィニッシャー枠。
太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》は、赤が多く黒が少ない現在のスタン環境では1枚で除去できるカードが少なく対処が難しい。エンチャント12枚により絆魂ペガサスを生み続け、攻めても守っても強いので今後良く見ることになりそうです。まさか《太陽の宿敵、エルズペス/Elspeth, Sun’s Nemesis》よりも強いとは。
夢さらい/Dream Trawler》は間違いなく強力なフィニッシャーではあるのですが枚数はわずか1枚。
その理由として、現在のスタンダード環境は《創案の火/Fires of Invention》《荒野の再生/Wilderness Reclamation》のようにフルタップした返しでのアクションが強力なため、コストの重いカードは極力枚数を抑えたい事が挙げられます。
僕も最初は《夢さらい/Dream Trawler》を2枚に増やしたりもしましたが、結局は元のリストの1枚に戻りました。
ドビンの拒否権/Dovin's

神秘の論争/Mystical

吸収/Absorb


前述の通り現在のスタンダード環境は《創案の火/Fires of Invention》《荒野の再生/Wilderness Reclamation》などのコンボに集中しているため、それらに対して打消し呪文は良く効きます。
世界選手権で打消し呪文が強いメタゲームだったことが、青白コントロールが優勝した理由ではないでしょうか。
灯争大戦で《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》が登場して以来、スタンダードでは打消し呪文が過剰に入ったデッキは勝ちきれないイメージでした。
しかしこの青白コントロールは後手でも《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》を打ち消せるカードを多く採用することと、《時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》が通っても除去できるカードを多く採用することで「打ち消し呪文過剰」の欠点を緩和しています。
時を解す者、テフェリー/Teferi,

覆いを割く者、ナーセット/Narset,


時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》はインスタントタイミングでの行動を制限するため、《荒野の再生/Wilderness Reclamation》というカードそのものを無効化します。
覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》はジェスカイファイアーズの《炎の騎兵/Cavalier of Flame》《風の騎兵/Cavalier of Gales》のドロー能力を無効化。
時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler》《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》が揃っている状況なら、相手のターンに《空の粉砕/Shatter the Sky》を撃ってパワー4がいても1ドローが無くなります。これらのプレインズウォーカーを倒すために相手がリソースを割いた所で、《エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth Conquers Death》で除去&プレインズウォーカー復活!
エルズペス、死に打ち勝つ/Elspeth

意味の渇望/Thirst


墓地にクリーチャーやプレインズウォーカーが何も無い時、「III ― あなたの墓地からクリーチャーかプレインズウォーカーであるカード1枚を対象とし、それを戦場に戻す」の能力の解決前に《意味の渇望/Thirst for Meaning》で墓地に落とせば場に戻す事が出来ます。
三番目の誘発型能力がスタックに乗った時点で墓地に何もないと対象不適正になってしまうので、英雄譚が誘発するプレイヤーの戦闘前メイン・フェイズ開始の前に《意味の渇望/Thirst for Meaning》をプレイしてクリーチャーかプレインズウォーカーを墓地に落とす必要があります。
起こりやすいミスなので要注意!

大会レポート


枚数を少しだけ変更して、晴れる屋さんの「スタンダード神挑戦者決定戦」に参加しました。
太陽の恵みの執政官/Archon
もとのPVのリストからサイドイン回数の多かった《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》をメインに増量。
1枚でゲームに勝てるカードであり、枚数も多く使うので今後もっと値段が上がってもおかしくない性能です。100円前後なのは安い!
巨人落とし
青白が流行することで、シミックフラッシュの《夜群れの伏兵/Nightpack Ambusher》《変容するケラトプス/Shifting Ceratops》などが増えることを予想して、それらを綺麗に処理できる《巨人落とし/Giant Killer》をサイドボードに採用しました。

「スタンダード神挑戦者決定戦」

BYE(モダン神在籍による特典)
〇赤単アグロ
〇ティムール出来事
〇バントランプ
〇赤単タッチ黒アグロ
ID
ID
[決勝ラウンド]
×シミックランプ
準々決勝でシミックランプに敗北。
自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro,

ハイドロイド混成体


探索する獣

世界を揺るがす者、ニッサ


ハイドロイド混成体/Hydroid Krasis》《自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature’s Wrath》など打ち消し呪文に強いカードが多く、《覆いを割く者、ナーセット/Narset, Parter of Veils》が無いと相手のアドバンテージ獲得を防げないため不利だと感じました。
また《探索する獣/Questing Beast》がプレインズウォーカーに対して強く、獣1枚に《空の粉砕/Shatter the Sky》を撃った返しに《世界を揺るがす者、ニッサ/Nissa, Who Shakes the World》で負けというテンプレの負け方でした。《探索する獣/Questing Beast》は《太陽の恵みの執政官/Archon of Sun’s Grace》、《夢さらい/Dream Trawler》でも止まりにくいのがポイント。
青白を倒したいなら、シミックランプは選択肢として良さそうですね。青白側もシミックを意識するなら《巨人落とし/Giant Killer》はサイドボードに採用したいカードです。

大会後のモチベーションの保ち方

世界選手権やプレイヤーズツアーなど、一流プレイヤーの上手いプレイを見ると「自分もあの場所に立てるくらい強くなりたい」とモチベーションが上がりますね。競技マジックに興味がある人なら、共通してそうだと思います。
しかし日常生活を繰り返す内に情熱は忙殺されていき、いつしか最初の気持ちを忘れてしまう。これは僕自身も何度も繰り返してきたことです。
モチベーションは一度持つことよりも、保ち続けることの方がずっと難しい。そのためには自分が達成できる範囲で目標設定して、小さく積み重ねていく事
積み重ねることを日常にして行けば、それが実力に変わって行くと僕は信じています。チャンスが来た時に、それを逃さないための実力が欲しい。
僕の場合プレイヤーズツアーファイナルはやっと掴んだ大きなチャンスなので、フォーマットが発表され次第全力で練習して行きます。
それではまた。


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