ついにMTGアリーナで『ファウンデーションズ』が実装されました!僕もドラフトやスタンダードを楽しんでいます。
今回の記事では、新環境のスタンダードのデッキを紹介して行きます!
《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》試して、赤アグロに弱かったから抜いたら良い感触。
エルフと《強迫/Duress》入れると後半弱すぎるのと、ジャンド系のデッキではマナクリ弱い。
pic.twitter.com/4kZ6iTEEMi— Yuta Takahashi (@Vendilion)
November 17, 2024 Xで反響があったゴルガリミッドレンジも、後ほど解説します。
目次
▪️赤単アグロ
▪️ボロスバーン
▪️アゾリウス眼魔
▪️ゴルガリミッドレンジ
▪️その他注目カード
▪️おわりに
赤単アグロ
}
《
心火の英雄》と《
熾火心の挑戦者》で、対象になった時に雄姿を誘発させながら、高速で相手のライフを攻めて行くデッキです。
《
多様な鼠》は雄姿を誘発させるのに最適で、《
心火の英雄》なら2ターン目に2/2で二段攻撃、《
熾火心の挑戦者》ならライブラリートップを公開しながら二段攻撃!
マナの余る後半に《
多様な鼠》を新生でプレイして2体作るのも強く、現在の赤アグロの強さは《
心火の英雄》《
熾火心の挑戦者》《
多様な鼠》によるものが大きいです。
土地のスロットで雄姿を誘発させる《
岩面村》も強く、
このハツカネズミたち+《岩面村》のセットはスタン落ちまでずっと見る事になりそう。《
雇われ爪》は攻撃時にダメージを与えつつ自身を強化する能力を持つので、2点以上のダメージを稼いでくれます。
トカゲなので《
多様な鼠》で二段攻撃は付与出来ないですが、《
岩面村》では強化できます。1マナ連打が強いデッキなので、《
僧院の速槍》と合わせて可能な限り軽く組まれています。
赤アグロは今のスタンダードで最も対戦する機会が多く、
紛れもなくTier1と呼べるデッキです。そして最近注目を浴びているのが《叫ぶ宿敵》。3/3速攻と高スタッツに加えて、ダメージを受けた時の能力があまりにも強い!
特に赤デッキ同士の対決では、《
叫ぶ宿敵》を火力で除去しようとしても自身のクリーチャーやライフを失う事になり、上手く対処できません。
相手にライフを回復させない能力も強く、例えば相手のライフ回復にスタックで《
叫ぶ宿敵》に《
噴出の稲妻》2点を撃ち込むことで、《
叫ぶ宿敵》を場に残しつつそれ以降のライフ回復を禁止できます。
《
魔女跡追いの激情》は《
黙示録、シェオルドレッド》のようなタフネス5を倒すのに最適で、自身の《
叫ぶ宿敵》に5点撃つ事で、相手のライフを5点削る使い方も出来て、最後の一押しにピッタリです。
赤アグロはTier1なので現在対策が多く取られており、
対策への対策もしっかり考える必要があります。《
石術の連射》は主に《
幽霊による庇護》を使うデッキに効きます。打ち消されない効果があるので、相手の護法マナを気にせずにプレイできます。
護法は、「このパーマネントがあなたの対戦相手がコントロールする呪文や能力の対象になるたび、そのプレイヤーが[コスト]を支払わないかぎり、その呪文や能力を打ち消す」なので、打ち消されない呪文は護法マナを払う必要が無いです。
《
歪んだ忠義》は、《
ドロスの魔神》のような6/6以上のクリーチャーは5点ダメージで倒せないので、一時的にコントロールを奪って大ダメージを与えます。
《
脚当ての陣形》はこのデッキが苦手とする《
一時的封鎖》をエンチャント破壊で対処できます。飛行破壊のモードも強く、アゾリウス眼魔には特に効きます。
《
ウラブラスクの溶鉱炉》は、赤アグロ側を対策するにはどうしてもクリーチャー除去中心になるので、クリーチャー以外の攻め方で相手の対策をずらすカード。
通常のクリーチャー除去と違う除去が必要になるので、《
ウラブラスクの溶鉱炉》がサイドインされるとわかっていてもハマって負ける事は起こります。
ボロスバーン
}
この火力を見て、
往年のモダンのバーンデッキを思い出すのは僕だけでは無いでしょう。 ファウンデーションズには『スターターコレクション』があり、ここに収録されているカードはスタンダードでも使用可能です。その中に《
ボロスの魔除け》も含まれており、
なんとスタンダードで《ボロスの魔除け》が使えます! 2マナ4点はマジックの火力の中でも最高峰であり、《
稲妻波》《
稲妻のらせん》と良い火力も揃っているため、スタンダードで往年のモダンのようなバーンデッキが生まれました。
ダメージ効率の良いクリーチャー達。
赤定番の《
心火の英雄》は対象に取るカードが少ないため不採用で、バーンデッキだと色マナが厳しいため《
岩面村》も入れられず、ハツカネズミセットが使いにくい。
ただし《
熾火心の挑戦者》は単純に2/2果敢速攻が強いため採用されています。歴代の赤の2マナ域の中でも最高レベルの性能!
《
逃走する暗号破り》は2/1速攻果敢でダメージ量が多く、後半には変装で出す事で3ドローする使い方も出来ます。
サンプルリストではサイドボードですが、《
叫ぶ宿敵》はメイン採用でも良さそう。単純にカードが強く、特に赤が流行している今なら《
叫ぶ宿敵》を多く引いた方が勝ちそうです。
アゾリウス眼魔
}
高速で墓地を貯めて、巨大なパワーの《
傲慢なジン》で攻めたり、《
忌まわしき眼魔》の早期着地を狙うデッキです。
一度《
忌まわしき眼魔》が定着すれば、戦慄予示によって墓地が増えるので次の動きに繋げやすく、戦慄予示で3マナのクリーチャーが見つかったら大当たり!
新加入の《
上げ潮、キオーラ》は、手札を最適化しつつ、攻撃時に8/8を生成。このデッキは墓地を増やす効果が多く、スレッショルドの達成も容易です。
これらの3マナのクリーチャーが生き残れば速やかにゲームに勝つ事が出来ますし、除去されても、後述するリアニメイト呪文で繋げて行きます。
デッキの動きとしては、まずはドロー呪文で墓地肥やし。2マナのドロー呪文たちはどれも墓地を増やす効果を持っており、《
忌まわしき眼魔》の墓地6枚や《
上げ潮、キオーラ》の墓地7枚の条件を目指します。
《
第三の道の創設》は3つの章すべてがデッキと噛み合っており、切削で墓地肥やししつつ、3章で墓地のカードを再利用できます。
ドロー呪文の過程で墓地に落ちた3マナクリーチャーを、《
救いの手》《
再稼働》でリアニメイト。相手がフルタップのタイミングで《
忌まわしき眼魔》をリアニメイトすると、最低1回は戦慄予示出来るので、なかなか戦線が崩れない。このデッキを意識するなら、《
苦痛ある選定》のような追放除去が必要になってきます。
そしてバウンスの《
送還》。実はこれも『スターターコレクション』収録により、スタンダードで使用可能になりました。
今までのバウンス《
洪水の大口へ》だと、バウンス出来るのは相手のカードだけだったので、自分のクリーチャーを守る使い方が出来ませんでした。《
送還》なら3マナクリーチャーを除去から守る使い方が出来る上に、戦慄予示したらカードを《
送還》すれば呪文でも手札に戻せるので、今後は《
送還》が優先されて行きそうです。
ゴルガリミッドレンジ
}
黒と緑の高性能クリーチャーと除去を集めた、中速のミッドレンジです。
《
苔森の戦慄騎士》は攻撃してもブロックしても使いやすい2マナ域。追放除去以外では対処が難しく、ドロー能力でリソースを繋げます。
《
グリッサ・サンスレイヤー》は接死&先制攻撃で地上戦無敵で、地上クリーチャー中心のデッキに強い!その反面、飛行が多いアゾリウス眼魔などにはイマイチです。
《
ドロスの魔神》は環境に赤アグロが多いため、6/6のサイズが頼もしい。5点ダメージでは倒せない事が《
黙示録、シェオルドレッド》よりも優れており、相手クリーチャー死亡時2点の能力と合わせて速やかにライフを削って行きます。
《
不浄な別室+祭儀室》はリソース供給源で、赤アグロには置けるターンが少ないため弱いですが、ミッドレンジやコントロール等のゲームが長引く相手に対して強力です。
『ファウンデーションズ』再録カードの中で、
最も注目を浴びていたのは《ラノワールのエルフ》でしょう。 1ターン目《
ラノワールのエルフ》から2ターン目《
不浄な別室+祭儀室》が強いと考えて、僕も試しました。
初手に引ければ《
ラノワールのエルフ》が強いのは間違いないです。
しかし2ターン目《
不浄な別室+祭儀室》にこだわらなくても、例えば1ターン目《
切り崩し》や《
強迫》→2ターン目《
喉首狙い》→3ターン目《
不浄な別室+祭儀室》でも十分に強い。
《
ラノワールのエルフ》の問題は、
中盤から後半に引いて機能しにくい事です。比較すると《
切り崩し》《
強迫》《
喉首狙い》などは、中盤から後半に引いた場合でも相手とカード交換できる事が多い。
現在流行している赤アグロに対して、《ラノワールのエルフ》を出したいターンが少ない事も理由です。1ターン目に《
ラノワールのエルフ》よりも《
切り崩し》などの除去を優先したいターンが多く、《
ラノワールのエルフ》を序盤に出しても1マナ2点火力との交換になりやすく、ブロッカーにもならない。
そう考えて、相手とカード交換できる除去や手札破壊を《
ラノワールのエルフ》より優先した所、好感触でした。
再録の《
漁る軟泥》も試しました。特にアゾリウス眼魔などに墓地対策が強い場面もあったのですが、マナ効率の悪さ、出したターンの2/2の弱さなどがあり、あまり良い印象は受けませんでした。
《
魂石の聖域》は置いておける3/3で、なおかつデーモンカウントにもなり、好感触。土地28でミシュラランド8と言うのが、事故りにくく後半マナの使い道も多くて気に入っていますが、1枚減らして土地27でも良いかも知れません。
《
ビビアン・リード》も再録で、ミッドレンジ対決で強いプレインズウォーカーです。
比較対象としては同じマナ域の《
向上した精霊信者、ニッサ》ですが、ニッサと異なり飛行も破壊できるので、相手の《
ドロスの魔神》や《
不浄な別室+祭儀室》に強く、ファイレクシアマナのライフペイも無いので気に入っています。
アゾリウス眼魔も対戦する機会が多く、メインに手札破壊を入れないと相手の強い動きを通されやすいので、1マナ手札破壊を入れています。
《
鋼と油の夢》は墓地のクリーチャーも追放できるので、相手が墓地に《
忌まわしき眼魔》を落とした後に使うと、リアニメイトを防ぐ事が出来ます。
《
ラノワールのエルフ》を入れない理由がもう一つ、
黒マナ中心のマナベースです。 《
ラノワールのエルフ》を入れる事を考えると、どうしても《
森》が5-6枚は必要になってきます。しかし手札破壊や《
切り崩し》など、1ターン目に黒マナを要求される事が多く、《
森》多めのマナベースだと少し動きにくい。
赤アグロ相手に目指す動きは除去→除去→《
ヴェールのリリアナ》で、《
ヴェールのリリアナ》や《
ドロスの魔神》のダブルシンボルを考慮すると、やはり黒マナ中心のマナベースにして《
森》の枚数は少なくしたいです。
その他注目カード
《
遠眼鏡のセイレーン》より後半戦に強い。ディミーアミッドレンジに入るかも?
それとスタンダード再録で、アニメ絵のバージョンに人気が出ています。
《
ドロスの魔神》をタップして2回チャンプブロックされて、ドロスの敗北効果で自爆しました。
《
フェイ花のいたずら》からの《
永劫の好奇心》も強い。
地味に再録。
最近のクリーチャーは赤と黒に集中しているので、サイドボードに入るかも。
おわりに
スタンダードの注目デッキを紹介して行きました。
使えるセットが増えたことで、
往年のモダンのようなデッキも出てきて、スタンダードがかなり面白い! 今後の競技イベントもスタンダード中心なので、普段から練習して環境を掴んでおくと、のちのち経験が活きそうです。
それではまた。