今週末に、プレイヤーズコンベンション横浜にてモダンで行われるチャンピオンズカップファイナルが開催!
僕もモダンを練習中で、環境のデッキは一通り回しました!
今回はモダン総集編として、
環境を代表するデッキたちを紹介して行きます。
目次
▪️参考情報
▪️カスケードクラッシュ
▪️ラクドス想起
▪️ヨーグモス
▪️アミュレットタイタン
▪️リビングエンド
▪️イゼットマークタイド
▪️その他
参考情報
ヨーロッパの地域CS ブラジルの地域CS各国の地域チャンピオンシップの結果を参考にしています。
カスケードクラッシュ
デッキに採用するマナ総量2以下のカードを《
衝撃の足音》
のみに固定。これにより、《
断片無き工作員》《
暴力的な突発》
の続唱で、確定で《
衝撃の足音》が公開されます。
《
断片無き工作員》ならサイと合わせて3マナで合計10/10、
《
暴力的な突発》なら相手ターンに仕掛けて《
否定の力》
でバックアップしながら唱えることが出来ます。
3マナでサイを2体出して、
あとは除去や打ち消しで相手を妨害しながら殴り切る。
シンプルですが強力な戦略で、
日本のエリア予選での突破人数も多く、
最も人気のあるデッキと言えます。
《
死亡+退場》《
四肢切断》は、マナ総量3で続唱を阻害せず、
実際には1マナでプレイできる除去です。
《
死亡+退場》は2点では除去できる範囲が狭いものの、
序盤のラガバンやハーフリングを倒すには必須。
ただ複数引くと弱いマッチもあるので3枚採用のリストもあります
。
《
四肢切断》は-5/-5で除去できる範囲が広いですが、
そのぶん4点ライフを支払う必要があり2回使うのが難しいので、
1枚採用のリストが多いです。
《
緻密》
は3マナ以上のクリーチャーを主軸にしたデッキに特に強いカード
で、ラクドス想起やアミュレットタイタンに対してよく効きます。
意外と4マナでプレイすることも多く、3/
3飛行は堅実にダメージを稼いでくれます。
サイドボードの《
忍耐》は、《
ドラゴンの怒りの媒介者》《
濁浪の執政》《
まだ死んでいない》といった、
墓地を活用する効果に対して抑止力になって、3/
4到達というサイズがイゼット、ラクドスの両方に良いです。
《
忍耐》はサイドイン率の高いサイドボードで、特に《
虚空の杯》
《
仕組まれた爆薬》といった《
衝撃の足音》対策をすり抜けて、《
緻密》と一緒に攻めていく動きが強い!
相性が不利なリビングエンドにも、《
忍耐》
さえ引けていれば希望が持てます。
《
神秘の論争》も、マナ総量3で続唱を阻害せず、
実際には1マナでプレイ可能な打ち消し呪文です。4ターン目に《
神秘の論争》を構えながら《
衝撃の足音》
を通しにいく動きが多く、相手の《
ティシャーナの潮縛り》
に対しても強いです。
そして《
ティシャーナの潮縛り》は、
このデッキの対処できる範囲を大きく広げました。
相手のフェッチランドや《
一つの指輪》に加えて、
対策でよく出される《
虚空の杯》《
仕組まれた爆薬》
に対しての解決策になる!
例えば1ターン目に《
衝撃の足音》を待機して、
待機が明ける前に《
虚空の杯》X=0で出されたとしても、《
虚空の杯》の打ち消す誘発型能力を《
ティシャーナの潮縛り》
で打ち消すことで、その後《
虚空の杯》
が能力を失い、ただの置物になります!
《
アノールの焔》は全てのモードが便利ですが、《
虚空の杯》《
仕組まれた爆薬》
がインされるサイド後にアーティファクト対策として輝くことが多いです。ウィザードボーナスを得られるように《
変わり谷》
が2枚採用されていますが、3色デッキで色マナの数もタイトなので、入れるとしても2枚が限界だと思います。
《
月の大魔術師》
はアミュレットタイタンやウルザトロンといった土地コンボと《
ウルザの物語》デッキへの対策。地味にウィザードなので《
アノールの焔》で2モード選べるようになります。
カスケードクラッシュはデッキの安定性が高く、
極端に不利な相手が少ない強いデッキで、
モダンの大会に出るなら1-2回は当たると考えて良いです。
最近はどのデッキからも《
虚空の杯》《
仕組まれた爆薬》X=
0で対策されていますが、それでも勝ち上がるほど地力が高い!
使うにしろ使われるにしろ、
デッキの動きは良く理解しておきましょう。
ラクドス想起
1ターン目に《
悲嘆》を想起からの《
まだ死んでいない》で、
相手の手札の強いカードを2枚捨てながら4/3威迫が爆誕!
《
激情》禁止によりヨーグモスへの相性が悪くなったり、
序盤から4/4二段攻撃の押し付けが無くなったりはしましたが、
結局1ターン目《
悲嘆》《
まだ死んでいない》
はそのまま勝ってしまう程の力があります。
他のクリーチャー達も優秀で、《
オークの弓使い》
はモダンを定義しているタフネス1キラー。《
ダウスィーの虚空歩き》は相手の墓地利用を封じ、《
思考囲い》
と組み合わせることで相手の重いカードを使用出来ます。
《
ダウスィーの虚空歩き》の墓地追放効果によって、
墓地を多用するデッキはラクドス想起に対して相性が少し悪めです
。
ラクドス想起はデッキの57枚くらいは固定スロットで固められて
おり、自由枠に何を取るか悩む所ですが、最近では《
砕骨の巨人》
の採用が多くなってきました。
主にミラーマッチで強く2枚分のリソースになるのと、相手に《
一つの指輪》を出された時に、自分自身を対象に《
踏み付け》
を撃つことでダメージを軽減できなくして、指輪のプロテクション(
すべて)を貫通します!
《
軍団の最期》
はカスケードクラッシュの流行により見直されたカードで、
相手のサイトークンをまとめて除去することが出来ます。
ヨーグモスや鱗親和にも効くので、
サイドインできる範囲の広い良い除去です。
同様に《
碑出告が全てを貪る》もサイトークンをまとめて除去できるカードで、
こちらは《
硬化した鱗》や《
巨像の鎚》
といった1マナパーマネントをまとめて除去でき、特に《
ウルザの物語》を使うデッキに強いカード。
1マナパーマネントを除去できるのが《
溶鉄の崩壊》の強みですが、《
終止》のインスタントが瞬速で出てきた《
忍耐》を除去するのに役立つこともあるので、《
終止》
も少しは合った方が良さそう。
ヨーグモス
《
スランの医師、ヨーグモス》の能力を中心に、
死亡誘発型能力を多く採用して、
攻撃しながらコンボを狙うデッキです。
《
若き狼》は不死能力により除去耐性を持ち、《
敏捷なこそ泥、
ラガバン》に対して高いブロック性能を持ちます。《
若き狼》
2体とヨーグモスが揃うことで、生贄→不死→-1/-
1カウンターが連鎖するので、
自分のライフの続く限りドローと生贄を繰り返し行えます。
《
飢餓の潮流、グリスト》は【+1】で毎ターントークンを生成、
【-2】で飛行クリーチャーなどを除去と、【-5】
で大ダメージと、単体で完結している性能です。
グリストとヨーグモスの除去しながらアドバンテージを取る能力と
、それをサーチする《
召喚の調べ》
がこのデッキの強さを支えています。
《
アガサの魂の大釜》により、
ヨーグモスはより長期戦に強いデッキになりました。
除去されたヨーグモスなどの起動型能力を付与。
グリストを《
アガサの魂の大釜》で追放すれば、+1/+
1カウンターが乗ったクリーチャーがグリストの忠誠度能力を持つ
ようになり、[+1]の能力を使うと、
忠誠度カウンターが増えます。
最初は[+1]能力しか使えませんが、[+1]
能力を複数回起動したり、増殖で忠誠度カウンターを増やせば、[
-2]や[-5]能力も使えるようになります。
通常では起こらない不思議な挙動ですが、
全員がグリストになって昆虫を生成していくのは超強力!
《
毒物の侍臣、ハパチラ》は、「クリーチャーを生贄にして、
他のクリーチャーに-1/-1カウンターを置く → 蛇トークンが出る→蛇を生贄に、-1/-1カウンターを置く → 蛇トークンが出る」の手順を繰り返し行えます。
つまり《
毒物の侍臣、ハパチラ》とヨーグモスが揃うことで、
相手のクリーチャーの合計タフネス分のライフを支払って全部を除
去、そのタフネスの合計値のドロー!
《
大爆発の魔道士》
アミュレットタイタンやウルザトロンといった土地コンボ対策で、
《
アガサの魂の大釜》で追放すれば、
相手の特殊地形を破壊し尽くすことも出来ます!
ヨーグモスはラクドス想起に少し有利で、
カスケードクラッシュに少し不利という印象を受けています。
マナクリーチャー除去→サイトークン展開→
《
緻密》やティシャーナで妨害が再現しやすいことが理由です。
そのためサイドボードにはカスケードクラッシュ対策が多め。《
魂なき看守》
は追放領域から非クリーチャー呪文を唱えられなくするので、
続唱にスタックで《
召喚の調べ》X=2からサーチで《
衝撃の足音》を不発に出来ます。自分の《
若き狼》
が不死しなくなりますが、ヨーグモスで《
魂なき看守》
を生贄にすれば不死できるので、コンボを始動しようと思えば可能です。
アミュレットタイタン
爆発的なマナ加速をして、高速で《
原始のタイタン》
を出すコンボデッキです。
まずは《
精力の護符》の効果により《
シミックの成長室》
などの2マナ出る土地が戦場に出た時にアンタップ。
《
ウルザの物語》の3章を経由したり、《
マイコシンスの庭》で《
精力の護符》をコピーすることで、2つ以上の《
精力の護符》
を並べるのも容易。《
精力の護符》1つなら《
シミックの成長室》
で2マナ、2つ並べると《
シミックの成長室》
1回のセットランドで4マナ生まれます。
ここに《
樹上の草食獣》《
迷える探求者、梓》《
イリーシア木立のドライアド》など、
土地を追加で置けるクリーチャーを組み合わせることで、2-
3ターン目に6マナを生み出し、《
原始のタイタン》をプレイ!
《
原始のタイタン》からサーチするのは《
ボロスの駐屯地》《
処刑者の要塞》で、これらも《
精力の護符》
の効果でアンタップします。起動して+2/+
0速攻警戒が付きそのまま攻撃。
攻撃時にまた《
原始のタイタン》が誘発し、《
ヴェズーヴァ》(
ボロスの駐屯地をコピー)《
軍の要塞、サンホーム》
をサーチして、二段攻撃を付与。8/6二段攻撃で16点!《
精力の護符》2つなら《
処刑者の要塞》が2回起動できるので、
10/6二段攻撃で20点!
タイタンが除去されそうなときは《
溶鉄の尖峰、ヴァラクート》
をサーチして、土地がすべてのタイプを持つ(《
山》になる)《
イリーシア木立のドライアド》とのコンボで大ダメージを与えられます。
相手の妨害無しなら簡単に3ターンキル、回った時は2ターンキルも可能な、モダン随一の爆発力を持ったデッキです。
アミュレットタイタンは妨害が少ないアグロデッキに有利ですが、
その反面明確な弱点があり、《
血染めの月》と《
緻密》です。
デッキ構成上、特殊地形30枚なので《
血染めの月》が苦手で、
しかも《
血染めの月》には《
耐え抜くもの、母聖樹》魂力、《
月の大魔術師》には《
四肢切断》
と異なる対処手段を求められるのが難しい!
そして《
緻密》は、せっかく6マナ払って出した《
原始のタイタン》を0マナで返されてしまい、
打ち消す効果では無いので《
魂の洞窟》も効かない。
カスケードクラッシュは《
血染めの月》と《
緻密》
の両方が採用されており、更に《
ティシャーナの潮縛り》が《
精力の護符》《
一つの指輪》《
原始のタイタン》に効くので、
厳しい戦いになります。《
ティシャーナの潮縛り》の存在により、
単純に打ち消しだけをケアすれば良いわけではなくなったので、
最近ではサイドボードに《
防御の光網》
を入れるのが定番になっています。
リビングエンド
《
気前のよいエント》や《
オリファント》
の土地サイクリングで土地を伸ばしつつ、《
波起こし》
で2マナで墓地肥やし。
墓地に十分なクリーチャーを貯めたら、《
悲嘆》
想起で手札破壊しつつ、続唱から《
死せる生》
で墓地からクリーチャーを戻しつつ《
悲嘆》で手札破壊して、
圧倒的な盤面を作ります。
デッキに採用するマナ総量2以下のカードを固定して《
断片無き工作員》《
暴力的な突発》
の続唱を使うのはカスケードクラッシュと一緒ですが、
その中身は全く異なります。
続唱1回の威力は低いものの、
その分デッキ全体を相手への妨害に使っているのがカスケードク
ラッシュなのに対し、デッキ全体を墓地を貯める行動に使って、
続唱1回の威力を最大限高めているのが《
死せる生》で、
まさしく必殺技というのにふさわしい、
1発でゲームに勝てる性能を持っています。
メイン戦なら最強デッキ!
この続唱呪文の威力の差により、
リビングエンドはカスケードクラッシュに対して特に有利なデッキ
でもあります。
ただメイン最強な分、
サイド後は相手の対策を多く受けてしまうデッキでもあります。《
虚空の杯》X=0はもちろん、墓地対策も良く効きます。
《
秘法の管理者》は特に対策されたサイド後には、
4マナで普通にプレイすることが多いです。《
虚空の杯》X=
0や墓地対策を無視して、《
緻密》と一緒に飛行で殴り切れ!
墓地対策はエンチャントやアーティファクトが多いので、
それらへの対策として《
基盤砕き》《
活性の力》も必須。
イゼットマークタイド
《
オークの弓使い》
登場により一時期は数を大幅に減らしていましたが、《
定業》
の解禁と共に安定性と対応力をアップして復活しました。
《
敏捷なこそ泥、ラガバン》はオークデッキには弱いものの、
土地コンボや続唱デッキにはベストな1マナスタート。
最近は《
帳簿裂き》型が主流になって来ており、
呪文を2回唱えるとサイズアップする能力がカスケードクラッシュ
に対してよく、相手の2点火力で焼かれないのも長所。4/
6になってサイトークンを止めることも多いです。
デッキ名になっている《
濁浪の執政》ですが、
複数引くと墓地が足りなくなり、
墓地対策も減る気配が無いので3枚採用が多いです。
《
表現の反復》は序盤は土地事故を防ぎ中盤はリソース供給する、
他のフォーマットでは禁止されている強カード。
ドロー呪文を多用するので相手のオークが苦手で、《
敏捷なこそ泥、ラガバン》《
ドラゴンの怒りの媒介者》
もオークに弱いので、オークは対処必須。
最近は《
厳しい説教》《
呪文嵌め》
の採用でそこを緩和しています。《
厳しい説教》はラクドス想起、
ヨーグモスの2つに対してよく効くので、
採用率も増えて来ています。
その他
その他紹介しきれなかったデッキとして
《
硬化した鱗》の鱗親和、4色オムナスコントロール、《
不屈の独創力》、バーン、ウルザトロンなどなど。どれもTier1までは行かないものの、大会に出たら1度は当たってもおかしくないくらいです。
直近では、
《ギルドパクトの力線》入りの版図デッキがモダンプレリミナリで4-0して注目を集めています!《
ドラコの末裔》が2マナでプレイ出来て、全ての色を持っているので
警戒、呪禁、絆魂、先制攻撃、トランプル持ちの凄いクリーチャーになる!直近のモダンのデッキたちを紹介して行きました。
今週末はMTG日本公式でも配信があるので、この記事が参考になれば幸いです。
それではまた。