レガシー神決定戦TOP8!MOパンダ謹製【赤単プリズン】ができるまで。


こんにちは、MOパンダです。
9月6日に行われた第30期レガシー神挑戦者決定戦で、TOP8に入賞することができました。
本記事では、大会での成績や使用デッキについて、またサイドボードガイドを中心に紹介します。

目次

▪️大会成績
▪️過去の経験を活かした構築
レガシー神決定戦使用デッキリスト
▪️デッキのポイント
《パイロゴイフ》と《激情》
《サレヴォクの書》
▪️マッチアップ別サイドボード
ゲームの基本方針
青黒テンポリアニメイト
カーンフォージ
イゼットコーリ鋼
▪️スニークショー
▪️総評


大会成績

1回戦【白単デスタク】⚪︎×⚪︎
2回戦【青黒リアニメイト】×⚪︎×
3回戦【スニークショー】⚪︎⚪︎
4回戦【スニークショー】⚪︎⚪︎
5回戦【忍者】×⚪︎⚪︎
6回戦【ANT】⚪︎⚪︎
7回戦【ナドゥ・セファリッド】×⚪︎⚪︎
8回戦【ボロスエネルギー】⚪︎⚪︎
7-1で6位抜け

SE1回戦【グリクシス魁渡】×⚪︎×
→ TOP8敗退(ベスト8入賞)

過去の経験を活かした構築

熱烈の神ハゾレト
2017年の第9期レガシー神挑戦者決定戦で使用した【ハゾレッター】というデッキをご存じでしょうか。


第9期レガシー神挑戦者決定戦使用【ハゾレッター】
土地:19枚
11:《山/Mountain》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《裏切り者の都/City of Traitors》

クリーチャー:16枚
4:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
4:《月の大魔術師/Magus of the Moon》
4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
3:《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
1:《速製職人の反逆者/Quicksmith Rebel》
呪文:25枚
4:《虚空の杯/Chalice of the Void》
4:《金属モックス/Chrome Mox》
4:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
4:《血染めの月/Blood Moon》
4:《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
4:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
1:《槌のコス/Koth of the Hammer》

サイドボード:15枚
3:《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
3:《火山の流弾/Volcanic Fallout》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
2:《速製職人の反逆者/Quicksmith Rebel》
2:《ジョークルホープス/Jokulhaups》
1:《めった切り/Slice and Dice》
罠の橋反逆の先導者、チャンドラ
このデッキは、《罠の橋》で攻撃を封じ、《反逆の先導者、チャンドラ》《熱烈の神ハゾレト》でバーンダメージを重ねて勝利を目指す構成でした。
当時の環境は盤面を直接触れるカードが少なく、一度通った置物を処理しにくい状況でした。そのなかで、クリーチャーによる攻めとプリズン要素を両立させたのが【ハゾレッター】です。

MTGOで結果を残していた構成ながら認知度は低く、意表を突きやすいのが特徴でした。さらにデッキ名の語感も良く、「名前が先にあって《熱烈の神ハゾレト》を採用したのでは?」と冗談交じりに言われるほど、ユニークな存在でした。

今回の大会では、この経験が大きく役立ちました。
大会前日まで【赤単プリズン】を回していたものの、【青黒リアニメイト】への勝率が安定せず使用を断念しかけました。

しかし、過去の経験を思い出し《罠の橋》をサイド含め4枚フル投入する構築へ調整しました。

厚かましい借り手
理由は明快で、【青黒リアニメイト】の盤面除去手段は《厚かましい借り手》程度しかなく、複数の《罠の橋》を突破することが困難だからです。

《偉大なる統一者、アトラクサ》《残虐の執政官》《濁浪の執政》《バロウゴイフ》といった強力なクリーチャーでも、《罠の橋》の前では無力なクリーチャーです。結果として、相手のプランがリアニメイトであれアグロであれ、両方に対応できる構成になりました。

大いなる創造者、カーン
さらに環境上位の【カーンフォージ】にも強く出るため、《大いなる創造者、カーン》を4枚採用。《罠の橋》でプレインズウォーカーを守りながら勝利を目指すという、かつてのコンセプトを現代の環境に適応させた形となっています。

レガシー神決定戦使用デッキリスト


デッキリスト
土地:14枚
2:《山/Mountain》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《裏切り者の都/City of Traitors》
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》

クリーチャー:12枚
4:《舷側砲の砲撃手/Broadside Bombardiers》
4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4:《月の大魔術師/Magus of the Moon》
呪文:34枚
4:《虚空の杯/Chalice of the Void》
4:《金属モックス/Chrome Mox》
1:《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》
1:《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
3:《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing》
2:《血染めの月/Blood Moon》
4:《引き離しの噴火/Sundering Eruption》
4:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》
3:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
4:《一つの指輪/The One Ring》

サイドボード:15枚
3:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
1:《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》
1:《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse》
1:《倦怠の宝珠/Torpor Orb》
1:《ケイオス・ディファイラー/Chaos Defiler》
1:《サレヴォクの書/Sarevok's Tome》

デッキのポイント

《パイロゴイフ》と《激情》

パイロゴイフ激情
《罠の橋》《大いなる創造者、カーン》を採用するにあたり、既存の【赤単プリズン】からは除去枠を削る形になりました。

【青黒リアニメイト】戦ではリソースを釣られると不利になるため、《パイロゴイフ》《激情》はサイドアウトすることが多いカードです。トップメタ相手に「常にアウトするカードが存在する」こと自体に違和感があったため、今回の調整は自然な方向性であったと考えています。

《サレヴォクの書》

サレヴォクの書
《大いなる創造者、カーン》《マイコシンスの格子》《罠の橋》を揃えても、相手がイニシアチブを保持している限り敗北する可能性があります。《地下街》を進められることで、最大20点ものライフロスを受けてしまうからです。

そこでイニシアチブを奪えるカードが必要となり、今回は《大いなる創造者、カーン》からサーチ可能なアーティファクトの中で最も実用的な《サレヴォクの書》を採用しました。

マッチアップ別サイドボード

ゲームの基本方針

虚空の杯血染めの月一つの指輪
マリガンしてでも1ターン目に強力な置物を展開することを優先。
例:
《虚空の杯》(X=1)、《血染めの月》《大いなる創造者、カーン》《一つの指輪》

サイド後は2〜3ターン目に展開できるカードを探し、相手にカウンターをどこで使わせるかを意識して立ち回る。

青黒テンポリアニメイト

OUT
2《血染めの月》
4《月の大魔術師》

IN
3《フェアリーの忌み者》
1《未認可霊柩車》
1《墓掘りの檻》
1《真髄の針》

☆ポイント
再活性
《再活性》を意識して墓地対策を優先。
《大いなる創造者、カーン》から《トーモッドの墓所》をサーチできるため、対策カードへのアクセスは多い。

《虚空の杯》X=2と《罠の橋》の組み合わせは処理が困難。《バロウゴイフ》《一つの指輪》《大いなる創造者、カーン》でクリーチャー化し、ブロックで対応可能。

カーンフォージ

OUT
3《罠の橋》

IN
3《攪乱のフルート》

攻撃してこないため《罠の橋》は不要。
勝ち筋は《大いなる創造者、カーン》によるロックであり、積極的に探すプランを取ります。

イゼットコーリ鋼

OUT
2《血染めの月》

IN
1《未認可霊柩車》
1《罠の橋》

非常に不利なマッチアップです。
《コーリ鋼の短刀》の継続的な攻撃や、《溶融》による一掃があるため突破は困難です。

状況次第では《攪乱のフルート》で宣言して妨害する選択肢も検討に値します。

スニークショー


OUT
3《月の大魔術師》
2《血染めの月》

IN
1《罠の橋》
1《真髄の針》
3《攪乱のフルート》

基本的には不利なマッチアップですが、《罠の橋》で1ターン稼げるようになりました。
《真髄の針》《攪乱のフルート》《騙し討ち》を封じる。《実物提示教育》には《罠の橋》を合わせる。

偉大なる統一者、アトラクサ溶融
気をつけたいポイントとして《偉大なる統一者、アトラクサ》経由で《溶融》をサーチされると盤面が崩壊する点に注意。

《大いなる創造者、カーン》から《ケイオス・ディファイラー》をサーチして《実物提示教育》をプレイさせない動きも覚えておくと有効。

総評


今回は前日の発想を取り入れた構築が環境に噛み合い、TOP8入賞という結果につながりました。
過去の経験を新しい環境に応用できたことは大きな収穫であり、今後の調整にもつながると感じています。

過去のデッキの構想と新しいカードを組み合わせることで、今後も楽しみながら挑戦を続けていきたいと思います。

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