皆さん、《甦る死滅都市、ホガーク》を覚えていますか?あなたは、この呪文を唱えるためにマナを支払うことはできない。
召集、探査(この呪文を唱える段階で、あなたがタップした各クリーチャーは、それぞれ1かそのクリーチャーの色のマナ1点を支払う。あなたがあなたの墓地から追放した各カードは、それぞれ1を支払う。)
あなたはあなたの墓地から甦る死滅都市、ホガークを唱えてもよい。
トランプル
『モダンホライゾン』で登場し、モダンで大暴れした末に禁止されたクリーチャーです。レガシーでも、モダンと同様の構築で活躍した実績があります。
私が第17期レガシー神決定戦で使用したデッキリストです。
私が愛してやまないアーキタイプで、高速アグロができ、コンボ要素もあるクリーチャーデッキです。
そんな《甦る死滅都市、ホガーク》デッキが、『リアリティ・フラクチャー』で収録されたあのカードによって環境に復活しました。このクリーチャーが戦場に出たとき、カード3枚を切削する。
このクリーチャーは、あなたの墓地にあるカード7枚につき+2/+0の修整を受ける。
《縫い師への供給者》と似た効果を持つクリーチャーですが、このカードのおかげで初動となるカードが2種類8枚体制になり、
《甦る死滅都市、ホガーク》を唱えられるターンがグッと早くなりました。
ホガークを軸にしたデッキが増えいくつかの方向性があります。
実際にチャレンジ入賞はリーグ5-0のデッキを見ていきましょう。
目次
▪️青黒テンポ型
▪️《聖遺のワイト》型
▪️ジャンドコンボ型
▪️《甦る死滅都市、ホガーク》が増えると?
▪️まとめ
青黒テンポ型
既存の青黒テンポのフィニッシャー枠を《甦る死滅都市、ホガーク》に変更したようなリストです。《暗黒物質の操り手》《縫い師への供給者》《月影》の1マナクリーチャー3種で、
《甦る死滅都市、ホガーク》をバックアップします。
《暗黒物質の操り手》は自身の能力でサイズが上がり、
《月影》も墓地を肥やす過程でサイズが上がって、手に負えない大きさになります。
高速でクロックを生み出せることに加えて、打ち消し呪文により
これまで不利だったコンボデッキとも戦いやすくなりました。既存のホガークデッキとは好みが分かれると思いますが、テンポデッキが好きな方にはかなり刺さるデッキになっています。店舗大会やMTGOのチャレンジなどでも成果を上げ始めているのは、この形です。
こちらはBGクレイドルコントロールから派生したホガークデッキです。
《暗黒物質の操り手》《縫い師への供給者》《月影》の1マナクリーチャーに加えて、
《エルフの開墾者》と《森を護る者》という緑のクリーチャーが採用されています。
自分で土地を生け贄に捧げられるため、
《月影》のサイズアップや墓地肥やしが可能です。また、
《森を護る者》でホガークに被覆を付与できるため、除去呪文に対して強く出ることができます。
《むかしむかし》により、初動となる1マナクリーチャーにアクセスしやすいのも緑の魅力と言えるでしょう。
手札破壊による減速と、墓地肥やしからの高速ホガークは、既存のホガークらしい動きです。
ジャンドコンボ型
コンボ型のホガークも久しぶりに5-0しています。忘れている方もいると思うので、コンボの仕組みを軽く説明しましょう。
①《狂気の祭壇》でクリーチャーを生け贄に捧げ、自分のライブラリーを切削します。
②墓地に《黄泉からの橋》があれば、トークンでないクリーチャーが死亡するたびにゾンビ・トークンが生成されます。
③生成したゾンビを召集のコストに使い、墓地から《甦る死滅都市、ホガーク》を唱えます。
④さらに《狂気の祭壇》でホガークを生け贄に捧げることで墓地を肥やし、《黄泉からの橋》によってゾンビ・トークンを増やします。
これを繰り返して大量のゾンビを生成し、最後は
《狂気の祭壇》で相手のライブラリーを削り切るコンボです。
コンボもアグロもできる、
ホガークといえばこれ!という定番の形です。
このデッキには、『リアリティ・フラクチャー』から
《夜光のフェニックス》が採用されています。墓地が肥えやすく、クリーチャー2体が死亡する条件も満たしやすいため、
このデッキにフィットしたカードです。
従来のホガークは飛行クリーチャーへの対処が難しく、押し込まれやすい弱点がありました。しかし、
《夜光のフェニックス》はパワーが3あるため、
《ドラゴンの怒りの媒介者》や
《秘密を掘り下げる者》と相打ちが取れます。
《濁浪の執政》をチャンプブロックして耐えつつ、条件を満たせば再び戦場に戻すことも可能です。
弱点だった部分を少し改善しながら、攻め筋も増えたデッキと言えるでしょう。
ホガークが増えると何が起こるかというと……
墓地対策の量が増えます。特に《虚空の力線》の増加が一番クリティカルで、他の墓地利用デッキもとばっちりを受けることになります。《フェアリーの忌み者》《魂標ランタン》《外科的摘出》は使うタイミングが難しく、
《甦る死滅都市、ホガーク》相手にはあまり向かない墓地対策です。
墓地対策とどう向き合うか、サイドボードにはどの墓地対策を採用するべきかが、今後のポイントになっていくでしょう。さらに、青黒テンポ型のホガークは
《カラカス》がかなり厳しいため、
青白テンポデッキの増加も考えられます。今後ホガークを使うのであれば、墓地対策や
《カラカス》に強い形が求められるでしょう。
まとめ
ホガークについては以上になります。
大型大会を前に復活したホガークデッキ。どう向き合っていくのか、今後のメタゲームの変化から目が離せません。
好きなデッキでゲームができる方が、私は楽しく、モチベーションも維持しやすいと思っています。ホガークデッキが好きだった方は、ぜひ一緒にチャレンジしてみましょう!