読むだけでレガシーの“いま”がわかる!「リアリティ・フラクチャー」編 - ホガークを中心に回るレガシー


はいどうも、MOパンダです。



前回の記事では《甦る死滅都市、ホガーク》が流行ってきている話をしたかと思います。
あれから数週間。

MTGGoldfishのLegacy MetagameはDimir Tempoでメタゲームトップへ。掲載されているリストの多くが《甦る死滅都市、ホガーク》を採用した形になっています。

引用:MTGGoldfish

オンラインだけに限らず晴れる屋様のレガシーメタゲーム(2026/10/11~)でも堂々のトップに。

引用:晴れる屋

世界中で《甦る死滅都市、ホガーク》が流行しているいま、その対処方法やデッキごとのアプローチ、メタゲームの変化を見ていきましょう。

目次

▪️《甦る死滅都市、ホガーク》
┗一時的な墓地対策
┗継続的な墓地対策
┗ホガーク本体への対処
▪️テンポデッキ
▪️エネルギー



まずは、いまの《甦る死滅都市、ホガーク》デッキについてです。

サンプルデッキ


デッキリスト
土地:19枚
1:《沼/Swamp》
4:《Underground Sea》
1:《地底街の下水道/Undercity Sewers》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:19枚
4:《暗黒物質の操り手/Dark Matter Manipulator》
4:《縫い師への供給者/Stitcher's Supplier》
4:《月影/Moonshadow》
2:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
4:《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》
呪文:22枚
4:《思案/Ponder》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《目くらまし/Daze》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
2:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
2:《悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares》
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
3:《記憶への放逐/Consign to Memory》
2:《虐殺/Massacre》
2:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《否定の力/Force of Negation》

既存のUBテンポのように、飛行を持たないクリーチャーを中心に攻めるデッキや、追放除去を採用していないデッキに対して強いデッキです。
2ターン目に登場する8/8は対処が困難で、墓地から追放されない限り何度でも復活する可能性があります。

多くの方から対策について質問をいただくので、一度整理しましょう。

一時的な墓地対策

魂標ランタン
虚無の呪文爆弾
外科的摘出
どうしてもそのターンにホガークを出されては困る、という場面で有効です。

しかし、《暗黒物質の操り手》→《縫い師への供給者》と動かれると、墓地を追放するタイミングが難しくなります。
《縫い師への供給者》の能力を解決する前に墓地を追放しても、その後の切削によって再び墓地が肥えてしまいます。
そのため、一度きりの墓地対策では十分に止められないことがあります。

《外科的摘出》は、対象となる《甦る死滅都市、ホガーク》が墓地にないと使用できないため、墓地に落ちるタイミングにも左右されます。

継続的な墓地対策

虚空の力線
ダウスィーの虚空歩き
最も有効な墓地対策です。
これらが戦場にあると、《暗黒物質の操り手》による墓地肥やしを封じることができ、《月影》を含めた墓地利用のプランを大きく制限できます。

ただし、墓地利用デッキへの定番対策なので、サイドボード後に何を置かれるかはホガーク側もある程度予想できます。
そのため、対策カードへの回答を用意されやすい点が問題です。

とはいえ、対策を処理してから墓地を肥やし直し、《甦る死滅都市、ホガーク》を唱えるまでには時間がかかります。
他の妨害と組み合わせれば、十分に効果を発揮するでしょう。

ホガーク本体への対処

カラカス
剣を鍬に
墓地対策ばかりに気を取られがちですが、《甦る死滅都市、ホガーク》自体には除去耐性がないため、本体を狙うのも有効な対処手段です。
《カラカス》なら繰り返し手札に戻すことができ、《剣を鍬に》なら追放して再利用を防げます。


こうした対策を組み合わせるのが一般的です。
ただし、対策することばかりに目がいきがちですが、重要なのはその先です。

ホガークを止めながら、どうゲームを進めて相手のライフを0にするのか。

対策カードを採用するだけでなく、勝つためのゲームプランも考える必要があります。
色によってできることが限られているように見えますが、最近はさまざまなアプローチが増えています。

テンポデッキ

【UBテンポ】


デッキリスト
土地:19枚
1:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
3:《Underground Sea》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《不毛の大地/Wasteland》
1:《地底街の下水道/Undercity Sewers》

クリーチャー:13枚
4:《月影/Moonshadow》
4:《ネザーゴイフ/Nethergoyf》
2:《真夜中の盗人、ビルボ/Bilbo, Thief in the Night》
2:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
呪文:28枚
4:《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
2:《思案/Ponder》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《目くらまし/Daze》
2:《悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares》
1:《殺し/Snuff Out》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
2:《虐殺/Massacre》
2:《水流破/Hydroblast》
2:《否定の力/Force of Negation》
2:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
1:《無のロッド/Null Rod》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2:《記憶への放逐/Consign to Memory》
1:《カラカス/Karakas》
2:《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》

10月18日のレガシーチャレンジで優勝したのは、《甦る死滅都市、ホガーク》を採用していない【UBテンポ】です。

カラカス
なんと、青黒のデッキでありながらサイドボードに《カラカス》が採用されています。

《甦る死滅都市、ホガーク》に対して、通常の打ち消し呪文を気にせず対処できるカードです。
ホガーク側が《不毛の大地》などで処理できなければ、勝ち筋が大きく制限されるため、非常に有効な手段です。

ダウスィーの虚空歩き

《虚空の力線》と違ってクリーチャーであるため、ホガーク側が用意したエンチャント対策では処理できません。

墓地を対策しながら、シャドーでライフを攻めることができ、ゲームを決めるための蓋として機能するでしょう。

【URコーリ鋼】


デッキリスト
土地:19枚
1:《島/Island》
4:《Volcanic Island》
1:《轟音の滝/Thundering Falls》
2:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:10枚
4:《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》
4:《知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student》
2:《濁浪の執政/Murktide Regent》
呪文:31枚
4:《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
1:《ウルザのガラクタ/Urza's Bauble》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《邪悪な熱気/Unholy Heat》
3:《コーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutter》
4:《目くらまし/Daze》
1:《プリズマリの魔除け/Prismari Charm》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
2:《記憶への放逐/Consign to Memory》
3:《否定の力/Force of Negation》
1:《発展の代価/Price of Progress》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《乱暴/Rough》
1:《転落/Tumble》
1:《邪悪な熱気/Unholy Heat》
2:《水流破/Hydroblast》
1:《溶融/Meltdown》
1:《カラカス/Karakas》

エターナルフォーマットの名手であるJUJUBEAN__2004は、サイドボードに《カラカス》を採用した【URテンポ】で上位入賞しています。
《甦る死滅都市、ホガーク》が苦手とする飛行クリーチャーによるアグロで、ライフを詰めることができます。

プリズマリの魔除け
バウンス枠には《厚かましい借り手》ではなく、《プリズマリの魔除け》を採用。
《知りたがりの学徒、タミヨウ》で使い回すことができるため、《甦る死滅都市、ホガーク》に対処する機会も増えるでしょう。

飛行クリーチャーで攻めながら、一度《甦る死滅都市、ホガーク》を対処できれば勝てる場面も多く、テンポデッキの戦略として十分に効果を発揮できます。

エネルギー


デッキリスト
土地:23枚
1:《平地/Plains》
2:《Plateau》
2:《Scrubland》
1:《Badlands》
4:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《優雅な談話室/Elegant Parlor》
1:《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》
1:《無声開拓地/Silent Clearing》
2:《カラカス/Karakas》
4:《湿地の干潟/Marsh Flats》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:24枚
4:《魂の導き手/Guide of Souls》
4:《オセロットの群れ/Ocelot Pride》
4:《ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah》
4:《勝利の楽士/Voice of Victory》
4:《色めき立つ猛竜/Amped Raptor》
4:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
呪文:13枚
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
3:《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》

サイドボード:15枚
1:《鳴り渡る龍哮の征服者/Clarion Conqueror》
2:《耳の痛い静寂/Deafening Silence》
2:《虹色の終焉/Prismatic Ending》
1:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《赤霊破/Red Elemental Blast》
2:《封じ込める僧侶/Containment Priest》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
2:《石のような静寂/Stony Silence》
虚空の力線
アグロ系のデッキも、サイドボードに《虚空の力線》を採用し始めています。

エネルギーデッキは少ないカードでも早い段階から攻めることができるため、多少マリガンしてでも《虚空の力線》を探しにいくことができます。

メインデッキには《カラカス》《剣を鍬に》。そしてサイドボードには《虚空の力線》。
《甦る死滅都市、ホガーク》が流行しすぎた結果、凄まじくメタられていることが感じられます。


まとめ

甦る死滅都市、ホガーク
《甦る死滅都市、ホガーク》の隆盛により、墓地対策を厚く採用するデッキが増えています。
墓地依存度の高いデッキにとっては、より厳しい環境になっていくでしょう。

《虚空の力線》は、使用者が増えつつある《監視亀ラ》コンボにも有効で、メタゲーム上位の複数のデッキに対して強いカードになりつつあります。

一方で、墓地対策に多くの枠を割くことで、他のマッチアップに影響が出る可能性もあります。
ホガーク側も、サイドボード後にどの墓地対策が置かれるのか、何を構えられるのかを想像しながらゲームを進める必要があります。

墓地対策をどう乗り越えるか、そして対策する側は得た時間でどう勝ち切るか。

今後のメタゲームがどう変化していくのか、注目していきましょう!

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