こんにちは。でぃん(
@16dindin)です。
今回は先日の日本選手権2023でベスト4になった際に使用したデッキ【ラビュリンス】について解説します。
※現在は「AGE OF OVERLORD」が発売したことで当時と環境や構築が大きく異なっている点には予め注意下さい。
目次
▪️デッキリスト
▪️戦績
▪️デッキ選択の理由
▪️構築のポイント
▪️️
▪️EXデッキの採用カード
▪️おわりに
デッキリスト
戦績
予選 ピュアリィ 後○×○ ルーン 先×○○ ピュアリィ 後○×○ ピュアリィ 先○○決勝トーナメント ピュアリィ 先○××デッキ選択の理由
◯環境の特徴
2023/7の環境は前期から変わらず【ピュアリィ】を中心に回っており、その少し下に【ティアラメンツ】や【R-ACE】、そして今回選択した【ラビュリンス】等が位置する前期までとあまり変わらない勢力図となっていました。
また新リミットレギュレーションで【超重武者】【クシャトリラ】等のデッキが弱体化した影響で手札誘発の採用は大幅に減少したように思います。
①トップメタは【ピュアリィ】
トップメタであることから使用者は最多であり、当然1番メタを張られると想定。
それまでの大会の結果を踏まえると全体の3割程度が【ピュアリィ】を使用してくると予想していました。
②手札誘発の採用は控えめ
メインデッキは《
灰流うらら》《
増殖するG》の6枚若しくは《
無限泡影》を加えた9枚採用が主流。
サイドプランは個人差はありますが《
原始生命態ニビル》や《
ドロール&ロックバード》のようなサイドデッキ常連が採用されていないケースも多く見られます。
展開系はほとんど意識されておらず、うまく構築出来れば充分チャンスがあると言える状況でした。
③中堅のデッキタイプが数多く存在しており、なおかつそれぞれメタの方向性が違う(前期同様)
①でも触れましたが最多勢力の【ピュアリィ】ですら全体の半分にも満たない3割程度と予想していました。
その為【ピュアリィ】に勝つ事を絶対条件としつつも他の対面と当たる可能性も考慮しなければならないという状況です。
特に大舞台はメタの薄さを突いたデッキ選択をしてくるプレイヤーが一定数おり、今回は展開系や【神碑】がその枠だと考えておりガードを下げ過ぎないよう意識していました。
上記を2023/7/15時点での環境の特徴と仮定しました。
◯デッキの候補
前述した特徴を踏まえて今回は最終的に以下の3種類のデッキが使用候補に残りました。順に解説します。
①【ラビュリンス】
②【ピュアリィ】
③【展開系】①【ラビュリンス】
今回選択したテーマ。環境の中では中堅の立ち位置であり比較的メタは薄い。
中堅以下のデッキには比較的有利ですが最大勢力の【ピュアリィ】にはギミックの構造的に不利という認識を持っていました。
課題となる対【ピュアリィ】ですが先攻時は《
次元障壁》、後攻時は《
応戦するG》《
エクシーズ・オーバーディレイ》等1枚でゲームを左右するメタと相性が良いことから、こちら側のメタの濃さと【ピュアリィ】側のこちらに対するメタの薄さによっては相性は充分に逆転すると考え使用に踏み切りました。
環境の特徴①でも触れましたが【ピュアリィ】は環境最多勢力であることから大舞台では普段よりメタが濃くなっていると考えており、メタが張られている【ピュアリィ】よりメタの方向性が違いあまり意識されていない【ラビュリンス】の方が総合的に戦いやすいと判断しこちらを選択しています。
実際準決勝の【ピュアリィ】には【ラビュリンス】に対するメタカードは全く採用されていなかったので目論見自体は間違っていなかったように思います。
②【ピュアリィ】
王道。
特別な理由が無ければこのデッキを選択するのが正しいと考えていました。
安定感と対応力の高さが売りですが《
ピュアリィ・スリーピィメモリー》の規制により前期ほどリソースが増えない為、《
エクスピュアリィ・ノアール》の処理札+ワンキルor《
次元障壁》等の蓋で捲ることが現実的になっています。
これまで店舗予選、エリア予選と変わらず【ピュアリィ】を使用していましたが今回はあえて選択から外す形に。理由は①【ラビュリンス】の項を参照。
③展開系
環境であまり意識されておらず、メタが【ピュアリィ】に集中すると更に薄くなると予想し候補としていました。
しかしどのデッキも以下のような欠点を複数抱えていた為、ボツとなります。
・1枚で動ける札が極端に少なく安定感に欠け、自滅するケースが多い。
・墓地や手札に後続が残らず、一部で採用されている《ラーの翼神竜-球体形》等の全体除去が致命的。
・《増殖するG》や《ドロール&ロックバード》を受けた際の妥協点が無い。自分は最終的に【ラビュリンス】を選択しましたが一部の人間が展開系を使う可能性も考慮して、ここのガードは下げすぎないよう意識し《
ドロール&ロックバード》等の対策枠を確保していました。
結局1度も当たらず準決勝で【ピュアリィ】に敗北したので当初の《
応戦するG》《
エクシーズ・オーバーディレイ》フル投入であれば結果は変わっていたかもしれません。
構築のポイント
◯《ドラグマ・パニッシュメント》の不採用
1枚で2枚分の役割を果たせる優秀な汎用除去でありEXへの依存度が低い【ラビュリンス】とは相性が良い。
当時は1~2枚採用するのが主流だったようですが、以下2点の理由から採用していません。
① 《迷宮城の白銀姫》から用意したい対面が少ない
《
次元障壁》が有効な対面が多く、《
迷宮城の白銀姫》からわざわざセットしたいケースが少ないと感じました。
メイン戦の先攻時の除去は《
白銀の城のラビュリンス》や《
ビッグウェルカム・ラビュリンス》で事足りる事も多いです。
②対【ピュアリィ】
【ピュアリィ】に《
ストレイ・ピュアリィストリート》を発動されると撃ちどころが無くなってしまう点です。【ピュアリィ】は当時《
ストレイ・ピュアリィストリート》を2~3枚搭載している構築が主流であり、環境最大勢力に対して腐る恐れがあるのは致命的と判断しました。
◯永続罠カードの不採用
今回は《
スキルドレイン》《
御前試合》等の永続罠カードはメインサイド共に採用していません。
開くだけでイージーウィンに繋がるカードですが、2戦目以降の《
拮抗勝負》《
ハーピィの羽根帚》《
ライトニング・ストーム》等の除去を重く受けてしまうのが欠点です。
【ラビュリンス】は1度ギミックが始動すれば《
次元障壁》や《
異次元グランド》等のそのターンの動きを制限するカードを繰り返し利用できるので、こちらで縛るプランの方がこのリスクを軽減できます。
また、通常罠は《
迷宮城の白銀姫》でセットできるシナジーもあり採用枠を節約できるメリットもあります。
◯《白銀の城の召使い アリアーヌ》の採用
今回はメインデッキに《
白銀の城の召使い アリアーヌ》を1枚採用しました。
主な運用方法は、ランク4エクシーズによる先攻展開の補強です。
先攻時に《
白銀の城の召使い アリアンナ》と《
白銀の城の召使い アリアーヌ》が並ぶケースが多々あり、その際にこの2体でエクシーズし更に妨害を用意する事が出来ます。
前面の妨害は魔法罠の除去、特に《
レッド・リブート》に対して強く出れるので積極的に設置したかった事もあり今回は下記の3種を各2枚採用しています。
2枚目を採用した理由は《
強欲で金満な壺》で除外されるリスクを軽減する為であり2枚使用するケースはほぼありません。
召喚するランク4エクシーズは以下。
・《No41泥睡魔獣バグースカ》
リンクモンスターの効果以外はシャットアウトしてくれる優秀な置き物。こちらのモンスターの効果も止まってしまう為、状況によって《
ヴェルズ・ナイトメア》と使い分けています。
・《ヴェルズ・ナイトメア》
自分のフィールドも強い場合はこちらを選択するケースがあります。
成功時の効果の発動は許してしまう、チェーン2以降の特殊召喚に対応出来ない、リンクモンスターには使用不可等、穴は多いですがそのターンの再利用が難しい裏側守備表示にする妨害を2回使用出来れば性能としては充分だと考えました。
・《深淵に潜む者》
【ティアラメンツ】等の墓地依存テーマに対してはこちらを選択します。
他の2種と違いフリーチェーンでターン終了時まで効果が適用される為、《
拮抗勝負》等の除去でも対応出来ない破格の性能を持っているのが特徴。
※現在は《S:Pリトルナイト》という使い勝手の良いリンクモンスターがいるのでレベルを合わせる必要のあるエクシーズモンスターよりリンクモンスター主体で運用した方が良いと思います。サイドデッキの採用カード
当初は【ピュアリィ】を意識し《
次元障壁》《
応戦するG》《
エクシーズ・オーバーディレイ》をサイドにフル投入していましたが、他の対面のことを考慮し少しずつ枚数を調整し《
ドロール&ロックバード》や《
幽鬼うさぎ》や《
D.D.クロウ》に差し替えています。
しかし勝ち上がるのが【ピュアリィ】だと考えているのであれば、少数の対面は切り捨てて対【ピュアリィ】に振り切っても良かったかもしれません。
・《深淵の獣マグナムート》《深淵の獣ドルイドヴルム》
ミラーマッチやティアラメンツを意識して採用。《
ビッグウェルカム・ラビュリンス》で使い回す事が出来るのでギミックとの相性も良いのが特徴。
・《天龍雪獄》
主にミラーマッチを意識して採用。通常罠は1枚採用するだけでリクルート、使い回しが可能なため価値が高いです。
・《異次元グランド》
【ティアラメンツ】等墓地のモンスター効果を利用するテーマ全般に対して投入。【恐竜】等《
次元障壁》は効きませんが墓地は利用するテーマに対しても重宝します。
・《ドロール&ロックバード》
メタの薄さを突いてくるであろうペンディラム系や展開系に対して投入する為に3枚採用。1度も使用することがなかったので少数対面を過剰に意識し過ぎたようです。
・《D.D.クロウ》《幽鬼うさぎ》
対【ピュアリィ】等幅広い対面で投入する為に1枚ずつ採用。
元々《
応戦するG》の枠だったが汎用性の高いこれらのカードに差し替えました。
・《エクシーズ・オーバーディレイ》
対【ピュアリィ】におけるキラーカード。
《
エクスピュアリィ・ノアール》をドロー効果を使用させずに処理出来るカードです。
《
ピュアリィ・マイフレンド》や《
ストレイ・ピュアリィストリート》で相手のリソースは増えてしまいますが《
次元障壁》による蓋で対処すれば問題ありません。
基本的には【ピュアリィ】専用のメタカードですが、一部で使用されていた【幻影騎士団】の《
No.86 H-C ロンゴミアント》の数少ない回答にもなります。
・《次元障壁》
素引きしたい対面の先攻時に増量。
振り切って3枚採用でも良かったように思いました。
・《深淵の結界像》
主に【R-ACE】を意識して採用しました。
《
白銀の城の召使い アリアーヌ》でリクルート可能な前面の脅威であり、《
悪魔の技》で墓地へ送ったこのカードを《
白銀の迷宮城》で蘇生し《
拮抗勝負》のケアとして利用することもあります。
・《悪魔の技》
単発除去が有効な対面用に採用。
《
ドラグマ・パニッシュメント》と比較して魔法・罠に対応出来る点が優秀であり、《
白銀の城の召使い アリアーヌ》を採用してる都合上ランク4エクシーズでEXの枠を圧迫しているのでその点でもこちらの方が都合が良かったです。
・《白銀の迷宮城》
先攻展開の補強の為採用。
《
悪魔の技》で墓地へ送られた《
深淵の結界像》をそのまま蘇生出来るので《
拮抗勝負》のケア札という一面もあります。
◯《拮抗勝負》のケアについて
主に対【R-ACE】を想定した動き。
必要なカード:
《悪魔の技》+ 《白銀の迷宮城》+任意の自分のカード+デッキor墓地に《深淵の結界像》①相手の《
拮抗勝負》の発動にチェーンして《
悪魔の技》で《
白銀の迷宮城》以外の自分のカードを破壊し《
深淵の結界像》を墓地へ送ります。
②《
拮抗勝負》の効果で《
白銀の迷宮城》以外を除外。
③効果処理後に《
白銀の迷宮城》の効果を発動し墓地の《
深淵の結界像》を蘇生します。
これで《
拮抗勝負》を受けても相手は闇属性以外のモンスターを特殊召喚出来なくなり《
拮抗勝負》がエンドステップ時発動の為、《
EMERGENCY!》の滑り込みによる戦闘破壊も許しません。
EXデッキの採用カード
▼3枚
《カオス・アンヘルー混沌の双翼-》
▼2枚
《魔界特派員デスキャスター》
《ヴェルズ・ナイトメア》
《深淵に潜む者》
《No41泥睡魔獣バグースカ》
▼1枚
《暗影の闇霊使いダルク》
《閉ザサレシ世界ノ冥神》
《No.1 インフェクション・バアル・ゼブル》
《天霆號アーゼウス》《
強欲で金満な壺》を採用している都合上、1度しか出さないカードでも登場頻度・重要度が高いカードは余分に採用しています。
過去記事でも紹介しましたが《
強欲で金満な壺》を発動した際に全て除外されるリスクは以下の通り。
3枚採用:約4% 2枚採用:約14% 1枚採用:約40%今回は複数枚採用している重要度の高いカードの役割について簡単に解説します。
・3枚:《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
《
迷宮城の白銀姫》の特殊召喚効果が守備表示限定なので、《
白銀の城の火吹炉》と合わせて打点に即時変換するのが主な目的。
除外効果は1ターンに1度の制約が無い為《
魔界特派員デスキャスター》を経由して複数回の起動も狙えます。
基本的に《
白銀の城の火吹炉》+レベル8の組み合わせですが2戦目以降は【深淵の獣】+レベル4で出すケースも多いです。
最も重要度が高く、複数回使用するケースもある為3枚採用。
・2枚:《魔界特派員デスキャスター》
余ったモンスターで墓地の上級モンスターを蘇生し打点に変換するのが主な目的。
《
迷宮城の白銀姫》《
白銀の城のラビュリンス》1度使用した《
カオス・アンヘル-混沌の双翼-》が主な対象となります。
他にも③の破壊効果に対して《
無限泡影》等を受けた《
白銀の城のラビュリンス》の②の効果を使う為に再度特殊召喚する役割も担っています。
重要度は高い方ですが複数回出すケースが少ないと判断し今回は2枚の採用。
※各種ランク4エクシーズモンスターの運用方法については”《白銀の城の召使い アリアーヌ》の採用”の項で解説したので割愛します。おわりに
今回は以上となります。
冒頭にもありますが、現在は「AGE OF OVERLORD」がリリースされているので全く同じ環境ではありませんが、【ラビュリンス】に興味がある人の参考になれば幸いです。
次回は世界大会で使用した【烙印スプライト鉄獣】について解説する予定です。
それでは。