競技シーンで活躍する新デッキ、【烙印ドラゴンテイル】解説！～前編～

こんにちは、しノんです！

大会環境で入賞が増えている【烙印ドラゴンテイル】について解説させていただきたいと思います。

今回は前編ということで、【烙印】ギミックのカードの紹介と【烙印】ギミックが【ドラゴンテイル】と、どのように相性が良いのかを解説をさせていただきます。
よろしくお願いします。




【烙印ドラゴンテイル】に採用されている烙印カードを紹介させていただきます。

このカード名はルール上《アルバスの落胤》として扱う。
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが手札に存在する場合、EXデッキから《アルバスの落胤》のカード名が記されたモンスター１体を墓地へ送って発動できる。このカードを特殊召喚する。このターン、自分はレベル８の融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②：このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。自分の手札・デッキ・墓地から「エクレシア」モンスター１体を特殊召喚する。

ルール上アルバスの落胤として扱うので《アルバスの落胤》と合わせて3枚までしか採用する事ができません。
《白き竜の落胤》2枚《アルバスの落胤》1枚で採用されている事が多いです。

①の効果はコストとして、《アルバスの落胤》カード名が記されたモンスターを墓地へ送ることで特殊召喚できる効果で、効果を使用するとレベル8の融合・SモンスターしかEXデッキから特殊召喚できなくなってしまいます。
効果が通った場合は、特殊召喚に成功しなかった場合でも縛りがついてしまうので注意が必要です。

※例
《白き竜の落胤》の特殊召喚効果に対して《増殖するG》を撃たれた場合

手札

チェーン1《白き竜の落胤》の特殊召喚効果
チェーン2　相手が《増殖するG》を発動
チェーン3《星辰砲手ファイメナ》の融合効果を発動
《白き竜の落胤》＋《星辰竜ウルグラ》で《星辰法宮グラメル》を特殊召喚。

この場合、《白き竜の落胤》の特殊召喚はされていませんが、レベル8の融合・シンクロモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない状態となります。

このカード名の効果は１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが召喚・特殊召喚した場合、手札を１枚捨てて発動できる。このカードを含む自分・相手フィールドのモンスターを融合素材とし、融合モンスター１体を融合召喚する。その際、自分フィールドの他のモンスターを融合素材にできない。

①の効果で融合する場合は、自分フィールドの他のモンスターを融合素材にできないので注意が必要です。

このカード名の、①の方法による特殊召喚は１ターンに１度しかできず、②③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、このカードは手札から特殊召喚できる。
②：自分・相手のメインフェイズに、このカードをリリースして発動できる。手札・デッキから【相剣】モンスターか《アルバスの落胤》１体を特殊召喚する。
③：このターンに融合モンスターが自分の墓地へ送られている場合、エンドフェイズに発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

《白き竜の落胤》の効果で特殊召喚し、《黒き竜のエクレシア》に繋げる為に採用されています。
①の効果は《ダイナレスラー・パンクラトプス》と同じ条件で特殊召喚する事ができ、チェーンに乗らない特殊召喚です。

②の効果で《白き竜の落胤》を特殊召喚し、《白き竜の落胤》の効果で《白の聖女エクレシア》特殊召喚することで、《黒き竜のエクレシア》に繋げる事ができます。

このカード名の①②③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分のフィールドか墓地に「アルバスの落胤」が存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
②：自分・相手のメインフェイズに発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、レベル８以上の融合モンスター１体を融合召喚する。
③：このターンに融合モンスターが自分の墓地へ送られている場合、エンドフェイズに発動できる。墓地のこのカードを手札に加える。

《黒き竜のエクレシア》の効果で特殊召喚するカードです。
②の効果で【ドラゴンテイル】を融合する際は、レベル8以上しか出せないので《星辰爪竜アルザリオン》や《聖秘なる竜騎士》を特殊召喚する事が多いです。

チューナー＋チューナー以外のモンスター１体以上
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：自分・相手のメインフェイズに発動できる。このカードをエンドフェイズまで除外し、自分のデッキ・墓地から《アルバスの落胤》またはそのカード名が記されたレベル４以下のモンスター１体を特殊召喚する。
②：このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地・除外状態のレベル８融合モンスター１体とフィールドのカード１枚を対象として発動できる。そのカード２枚とこのカードをデッキに戻す。

《白の聖女エクレシア》＋《白き竜の落胤》のシンクロ召喚で特殊召喚するカードです。
①の効果で《赫の聖女カルテシア》や《アルバスの落胤》を特殊召喚することで、融合に繋げる事ができます。

《アルバスの落胤》＋光属性モンスター
このカード名の①②の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが融合召喚した場合に発動できる。自分の手札・フィールド・墓地のモンスターを融合素材として除外し、《烙印竜アルビオン》を除くレベル８以下の融合モンスター１体を融合召喚する。
②：このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから【烙印】魔法・罠カード１枚を選び、手札に加えるか自分フィールドにセットする。

《白き竜の落胤》の特殊召喚コストで墓地に落とすカードです。

《烙印融合》で《星辰響手プリクル》を落とし、【ドラゴンテイル】ギミックに繋げながら、《氷剣竜ミラジェイド》を出す事がある為、2枚採用したいです。

《アルバスの落胤》＋ドラゴン族モンスター１体以上
このカードは融合素材にできない。
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●自分・相手のモンスターゾーンの上記のカードを墓地へ送った場合にEXデッキから特殊召喚できる。
①：このカードは１度のバトルフェイズ中に、このカードの融合素材としたモンスターの数までモンスターに攻撃できる。
②：このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから【融合】通常魔法カードか【フュージョン】通常魔法カード１枚を手札に加える。

融合素材にする事ができません。

ミラーマッチの《天球の聖刻印》や《星辰爪竜アルザリオン》、《聖秘なる竜騎士》を簡単に盤面から墓地に送る事ができるカードです。
②の効果で《烙印融合》をサーチする事ができるので、《氷剣竜ミラジェイド》のコストとして墓地に送る事が多いです。

《アルバスの落胤》＋魔法使い族・光属性モンスター
このカードは融合素材にできない。
このカード名の②③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：相手はフィールドのこのカードを効果の対象にできない。
②：相手ターンに、自分・相手の墓地のモンスターを合計２体対象として発動できる。その２体をお互いのフィールドに１体ずつ特殊召喚する。
③：このカードが墓地に存在する場合に発動できる。EXモンスターゾーン及びお互いの中央のメインモンスターゾーンのモンスター４体をリリースし、このカードを特殊召喚する。

融合素材にする事ができません。
《烙印融合》に《増殖するG》を撃たれた際の止まりどころとして、とても強いです。

②の蘇生効果を使用することで、【エルフェンノーツ】対面で真ん中のモンスターゾーンを埋める事ができます。

《アルバスの落胤》＋光・闇属性モンスター＋効果モンスター
このカード名の①③の効果はそれぞれ１ターンに１度しか使用できない。
①：このカードが特殊召喚した場合に発動できる。自分・相手の墓地・除外状態のカードを合計２枚までデッキに戻す。
②：自分か相手のフィールドか墓地に【エクレシア】モンスターが存在する限り、このカードは攻撃力が５００アップし、このカード以外の効果を受けない。
③：このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから【ドラグマ】、【トライブリゲード】カード１枚を手札に加える。

《アルバスの落胤》で相手モンスターを2枚融合素材にすることができます。【ヤミー】や【巳剣】などの光・闇属性のテーマ相手に強いカードになります。

②のフィールドか墓地に【エクレシア】モンスターがいると効果を受けなくなる効果は、3500というとても高い攻撃力を持っていることもあり相手は突破がとても困難です。【巳剣】対面やミラーマッチで出すことができれば大きく勝ちに繋がります。

このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できず、このカードを発動するターン、自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
①：自分の手札・デッキ・フィールドのモンスター２体を融合素材とし、《アルバスの落胤》を融合素材とする融合モンスター１体を融合召喚する。

最強のデッキ融合カードです。

《星辰響手プリクル》やドラゴン族の【ドラゴンテイル】モンスターを融合素材にすることで、【ドラゴンテイル】ギミックに触る事ができます。
発動するターンの制約なので融合モンスター以外のモンスターをEXデッキから特殊召喚したターンは発動ができないので注意しましょう。

このカード名はルール上「烙印」カード、「ドラグマ」カードとしても扱う。
このカード名のカードは１ターンに１枚しか発動できない。
①：以下の効果から１つを選択して発動できる。
●EXデッキから《アルバスの落胤》のカード名が記されたモンスター１体を墓地へ送り、フィールドの表側表示カード１枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
●自分のフィールドか墓地に【エクレシア】モンスターが存在する場合、自分か相手の墓地のモンスター１体を対象として発動できる。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

ルール上「烙印」カードなので、《白き竜の落胤》の効果コストで墓地に落とした《烙印竜アルビオン》の効果でセットする事ができます。

墓地から蘇生する効果は、《墓穴の指名者》のケアとしても使用できる為、覚えておきましょう。

今までの【ドラゴンテイル】デッキは先攻盤面が捲られてしまいやすいことが課題でしたが、《白き竜の落胤》のおかげで先攻盤面がかなり強くなりました。

①《白き竜の落胤》の効果で《烙印竜アルビオン》をコストで墓地に送り特殊召喚
②《白き竜の落胤》の効果で《白の聖女エクレシア》を特殊召喚
③《白の聖女エクレシア》＋《白き竜の落胤》で《黒き竜のエクレシア》をシンクロ召喚
④《黒き竜のエクレシア》の効果で自身をエンドフェイズまで除外し、《赫の聖女カルテシア》を特殊召喚

・《赫の聖女カルテシア》の融合効果
・《黒き竜のエクレシア》の効果で相手ターンに特殊召喚した《アルバスの落胤》の効果
・《白き竜の落胤》のコストで落とした《烙印竜アルビオン》からセットされる《TheFallenTheVirtuous》

《赫の聖女カルテシア》の融合効果で手札の【ドラゴンテイル】モンスターと融合することで、《星辰爪竜アルザリオン》を出しながら、《星辰の吼炎》や《計都星辰》から《星辰砲手ファイメナ》をサーチし、強力な妨害を構えることができます。

《赫の聖女カルテシア》と《白の聖女エクレシア》は融合モンスターが墓地に送られたターンのエンドフェイズに手札に返ってくるのでリソース面もとても強いです。


今回は【烙印ドラゴンテイル】解説：前編ということで烙印ギミックのカード紹介と【ドラゴンテイル】と、どのように相性が良いのかの解説させていただきました。
後編ではデッキレシピや展開方法の紹介などをさせていただきますので、ぜひご覧ください。

ではまた！