どうもこんにちは。
シーアーチャーです。
今回は、7/18(土)7/19(日)に開催された
「日本選手権2026個人戦」のレポートを行っていきたいと思います。
今年は全国ベスト32という素晴らしい成績を残すことができました。環境解説、使用デッキの紹介、当日の対戦内容など詳細に書いていきますので、是非最後までお読みいただければ幸いです。
目次
▪️日本選手権個人戦とは?
▪️当日までのメタゲーム
▪️使用デッキ
▪️対戦レポート
▪️終わりに
日本選手権個人戦とは?
本題に入る前に、日本選手権についての簡単な概要を紹介します。
知ってる方は飛ばしてください。
日本選手権2026個人戦は、2026年3月〜5月の間に開催された店舗予選もしくは2025年10月〜2026年5月の間のDKCのどちらかで優勝した選手のみが出場できる、遊戯王の日本一を決める大会です。1000人以上の参加者で2日かけてトーナメントを行い、上位5名が日本代表としてWCS2026に参加することができます。
当日までのメタゲーム
前期の環境は、先攻の制圧性能の高さと手札誘発の総数で後攻での対応力も高い
【キラーチューン】が圧倒的なTier1として君臨しており、それに追随してレボリューションブースターで超強化を受けた
【トゥーン】、【キラーチューン】へのメタテーマとしてポジションをキープしていた
【閃刀姫】の3つが中心の環境でした。
しかし、2026年7月1日に適用された新リミットにて【キラーチューン】への大幅な規制が入り、環境の勢力図は一変しました。《ナチュルローズウィップ》の規制により制圧性能の低下、
《キラーチューンロタリー》《キラーチューンシンクロ》《シンクロオーバーテイク》の規制で安定感と手札誘発への貫通性能が低下。
手数の多い対面には先攻を取れたとしても負けるゲームが増えてきた為、
捲りデッキに対して強い【トゥーン】が新環境では人気を集めました。【トゥーン】を使うプレイヤーが増えた影響で凄まじい速度で構築が洗練されていき、前期ではFTK型とリンク型の2種が中心だったのですが、新環境になりライゼオル型や天底型など様々なタイプが誕生しました。
環境が【トゥーン】中心になり、【トゥーン】に対して手札誘発で対応しやすい【キラーチューン】がメタデッキとして台頭し、【キラーチューン】へのメタデッキとして【閃刀姫】がまたもポジションを取り、
シェアは変われど前期と似たような環境に戻りました。Tier3以下のデッキは、【キラーチューン】か【閃刀姫】どちらかに有利を付くデッキで固まっています。
日本選手権直前のTier表は以下の様な印象です。
Tier1:【トゥーン】
Tier2:【キラーチューン】【閃刀姫】
Tier3:【エルフェンノーツ】【破械】【ウィッチクラフト】【光と闇の儀式】
Tier4:【烙印】【獄神】【ブリッツクリーク】【巳剣】【M∀LICE】【月光】
使用デッキ
今回も
【キラーチューン】を使用しました。
日本選手権の個人戦はトーナメント形式な為、
運の要素が強くなる先攻特化のデッキや特定の対面に対して割り切らないといけないデッキを使用するのは非常にリスキーです。
その為、
Tier1の【トゥーン】に対して有利な要素を持ちながら、どの対面に対してもある程度安定した勝率を出せるデッキを使いたいと思い【キラーチューン】を選択しました。
もちろん【キラーチューン】にも【閃刀姫】と言うガン不利対面が存在する為、使うのにリスクはあるのですが、【閃刀姫】はTier1の【トゥーン】に対して不利な為、数はそこまで居ないと予想しました。
もし仮に当たったとしてもメインデッキから
《屋敷わらし》を採用している為、ある程度抗う要素を残しつつ、サイドデッキから
《ハーピィの羽根帚》《大嵐》《ライトニングストーム》などの伏せ除去カードを3枚採用して強めに意識しています。
今回の構築で意識した点は、初動の枚数です。規制の穴埋めとして
《蒼の深淵ディープアイズホワイトドラゴン》や
《デュエリストジェネシス》を採用して初動の枚数をキープしていたのですが、世間的なレシピではそれらの枚数は1〜2枚の採用が主流でした。
しかし、1~2枚の採用では規制された部分の初動の枚数を補えているとは言えず、手札誘発を貫通しきれなかったり、事故った時にトップから初動にたどり着けず負けるゲームが多発していました。
規制によって
《強欲で貪欲な壺》の採用もできなくなったので、
《キラーチューンロタリー》《キラーチューンシンクロ》《シンクロオーバーテイク》が減った部分に数枚初動を足した程度じゃ今までのパワーはキープできません。
実際に調整の初期段階で初動不足を痛感し《蒼の深淵 ディープアイズホワイトドラゴン》と《デュエリストジェネシス》の枚数を3枚ずつに増量しました。同名カード被りが気になることもありましたが、
【キラーチューン】は破格の先攻勝率を持っているので初動に辿り着けるのであれば手札に数枚使えないカードを抱えていても全く問題ありません。初動が無いゲームはほぼ負けますが、初動が被って負けるゲームはほぼ無かったので3枚ずつの採用で問題なかったと思います。
また、今回【トゥーン】への対策カードとして
《聖王の粉砕》を3枚採用したのですが、
《聖王の粉砕》を使用すると
《キラーチューンレコ》が使用できなくなってしまう為、後攻で初動の枚数が減ってしまいます。
しかし、初動の枚数を増量したことで、
《聖王の粉砕》使用後の後攻の手数と初動の枚数もキープできたので、
後攻の勝率にも貢献してくれたと思います。
さらに、
《蒼の深淵ディープアイズホワイトドラゴン》と
《デュエリストジェネシス》は妨害にも運用することができ、
《蒼の深淵ディープアイズホワイトドラゴン》は
《エフェクトヴェーラー》、
《デュエリストジェネシス》は
《キラーチューンシンクロ》をサーチできるので、追加の妨害やドロー系誘発への止まり所としても機能してくれます。
今回採用した手札誘発も《蒼の深淵ディープアイズホワイトドラゴン》と《デュエリストジェネシス》との噛み合いを優先して採用しています。レベル3の墓地に残るチューナーの手札誘発を多めに採用することで、初動や後攻の手数として運用することができます。
世間的にはPSYフレーム系の手札誘発を採用する構築が主流でしたが、PSYフレームは後攻でのパワーが高い反面、
墓地に残らない上に《キラーチューンロタリー》との噛み合いが悪く《PSYフレームドライバー》を引くと言う大きすぎるデメリットを抱えているので今回は不採用としました。
パワーの高い手札誘発で一発逆転を狙うより、堅実に先攻でも強い手札誘発を採用して拾える試合をしっかり拾うと言うコンセプトです。今回の構築を使用した調整メンバーの
ふぇーりさんがベスト32、魔鏡さんがベスト8(日本代表)で3人とも好成績を残しています。
翌日に開催されたふわドラ杯チーム戦でも3人でほぼ同じ構築を使用し、自分が6-2、ふぇーりが5-3、たけっしーさんが8-0で準優勝だったため、
デッキの完成度はお墨付きだと思います。
新弾追加後の環境でも勝てているので、【キラーチューン】の構築で悩んでいる方は是非使ってみてください。
対戦レポート
1回戦:不戦勝
神に感謝。
2回戦:【閃刀姫】
神なんて居なかった(絶望)少ないと思っていた不利対面に直撃。
1戦目(後攻)
相手は絢嵐型で先攻展開に対して
《増殖するG》を当てて弱めの盤面でターンを貰う。妨害を貰って硬直するも相手の2枚目の
《強欲で貪欲な壺》に対して
《聖王の粉砕》を当ててデッキ枚数を5枚の状態でリソースもボロボロにすることに成功する。
トップ勝負の状態で
《キラーチューンキュー》を引き意気揚々と召喚するも最後の手札が
《灰流うらら》で1ターンの猶予を与えてしまう。相手のトップが
《閃刀起動リンケージ》で連続攻撃からワンキルで負け。
この試合を落とすのはどんだけ不幸なんだ。2戦目(先攻)
手札見て制圧して勝ち。
3戦目(ED先攻)
手札見て制圧して勝ち。
2-1信じるのは神より己の拳だった(✊で勝ち)
3回戦:【トゥーン】
1戦目(先攻)
先攻を勝ち取るも初動が細く誘発で止まってしまう。どうにか誘発で耐えて制圧盤面を捲り返して勝ち。
2戦目(後攻)
誘発手裏剣してグダッたゲームで展開を通して勝ち。
《デュエリストジェネシス》3枚がかなり生きた。2-04回戦:【閃刀姫】
何だよぉぉおもぉおおおまたかよぉおおおおおおお(画像略)
1戦目(後攻)
手札誘発投げまくって弱めの盤面でターン貰って
《閃刀姫ゼロ》の効果に
《屋敷わらし》を投げてそのまま制圧して勝ち。
2戦目(後攻)
盤面返せず負け。
3戦目(先攻)
手札見て制圧して勝ち。
2-1構築で【閃刀姫】を意識した部分がしっかり生きた試合だった。
5回戦:【トゥーンライゼオル】
1戦目(先攻)
手札見て制圧して勝ち。
2戦目(後攻)
盤面返せず負け。
3戦目(先攻)
手札見て制圧して勝ち。
2-16回戦:【光と闇の儀式】
1戦目(後攻)
烙印要素ですごい盤面を作られて負け。
2戦目(先攻)
手札見て制圧して勝ち。
3戦目(後攻)
相手のライゼオル展開に対して
《増殖するG》を投げて大量ドロー。最終的に
《ライゼオルデッドネーダー》+伏せで場を作られる。
手札が山ほど有ったので、効果を使わずシンクロ召喚を連打して《キラーチューントラックメーカー》の墓地効果で《ライゼオルデッドネーダー》をバウンスしてそのままワンキル。2-1初日全勝で2日目へ。7回戦:【鉄獣トゥーン】
1戦目(後攻)
意気揚々と
《ドロールロックバード》を投げるも
《鉄獣式撃滅兵装Mouser》から鉄獣の展開をされて4妨害作られて終了。
2戦目(先攻)
手札見て制圧して勝ち。
3戦目(後攻)
手札誘発2枚貫通されて6妨害くらい作られて終了。
1-2ベスト32でした。
今年に入ってから絶好調だったので、日本代表になれそうだなと思っていましたが、現実は甘くないようで今年は自分の年では無かったようです(笑)
また来年がんばります。終わりに
今年の日本選手権のレポートについては以上となります。
自分の結果は惜しくも日本代表に届きませんでしたが、調整メンバーの魔鏡さんが代表になれたので、世界大会の調整を全力でサポートしております。
魔鏡さんの世界王者復帰と日本の優勝の糧になれるように毎日練習しているので、皆さん応援していただけると幸いです。
あと、先日Xでお知らせがありましたが、
この度「WCS2026マスターデュエル部門」の実況解説をやらせていただくことになりました。長年の活動が実を結んで非常に嬉しいです。世界大会の熱をお届けできるように全力でがんばります!こちらも応援&ご視聴いただければ幸いです!
お読みいただきありがとうございました。