2026年7月環境の振り返りと2026年10月の制限改定予想


どうもこんにちは。シーアーチャーです。

WCSの調整や実況などでバタバタしておりましてご無沙汰しておりました。
今回は今期の振り返りをしつつ、9月20日(日)に発表されるリミットレギュレーションの制限改訂を予想していきたいと思います。

目次

▪️2026年7月環境の振り返り
▪️2026年10月の制限改定予想
▪️禁止
▪️制限
▪️おわりに


2026年7月環境の振り返り


前回の日本選手権のレポートで触れた部分と重複しますが、環境の頭から振り返っていきたいと思います。

キラーチューンロタリー
キラーチューンシンクロ
6月の末に発表された制限改定により【キラーチューン】に関連したカードが大量に規制されました。
安定感についてはリペア可能なものの”制圧性能の低下”と言う大きな課題が生まれました。

特に、今まで微不利程度の相性だった【閃刀姫】対面の勝率が著しく低下したため、【キラーチューン】にとっては手痛い規制でした。
しかし、【閃刀姫】が苦手とする【トゥーン】【ウィッチクラフト】などの展開系デッキに対しては手札誘発を大量に採用できるという強みで優位に立ち回れたので、環境的なポジションは悪くはないと言う印象でした。

転晶のコーディネラル
続いて、前期の環境2番手の【トゥーン】は先攻ワンキルに使用していた《転晶のコーディネラル》が禁止になった程度で、メインギミックに関しての規制は一切有りませんでした。
その為、制圧型の【トゥーン】が大流行し、構築の開拓も凄まじい速度で進んでいきました。

一応《転晶のコーディネラル》規制後も先攻ワンキル自体はできたのですが、《幽鬼うさぎ》《聖王の粉砕》などの【トゥーン】を意識した手札誘発の採用が流行し、成功率や対応力の低さから制圧型の構築が主流になった印象です。

制圧型の構築については、メインデッキの自由枠を多めに取れる自由度の高い”サイバース型”、ライゼオルモンスターを採用してギミックでの対応力を意識した”ライゼオル型”、展開をコンパクトにしてドロー系誘発に対して強く出られる”天底型”、日本選手権でも活躍した鉄獣の動きを取り入れることで手札誘発への貫通性能を重視した”鉄獣型”など様々なタイプが誕生しました。

心を見通す眼
《心を見通す眼》によって手札を確認できるので元から先攻勝率が高い上に、型の多さから対策も困難だった為、2026年7月環境では先攻で一番パワーの高いデッキだったのでは無いかと感じています。

閃刀姫ゼロ
去年から活躍し続けている【閃刀姫】についてですが、特別目立った規制や強化もなく、環境的な立ち位置や構築の変化で粘り続けていた印象です。

【閃刀姫】は【トゥーン】に対して刺さる妨害を用意しづらいという欠点があったので、絢嵐ギミックを採用することでドローを加速させて妨害カードを引き込みに行きつつ《サイクロン》を妨害として構えることで先攻の制圧性能を上げられるようにしました。
その反面、絢嵐ギミックが後攻で足を引っ張ってしまうこともあったので、純構築を好んで使うプレイヤーも多かった印象です。

今期の頭はその3つのデッキを中心に環境のメタが回っていたのですが、この3つのデッキには1つ大きな共通点があります。

マルチャミーフワロス
それは《マルチャミーフワロス》が効きづらいという点です。

上記3テーマがメタの中心になった影響で《マルチャミーフワロス》がメインデッキから抜けていき、《マルチャミーフワロス》が重くて活躍しづらかったデッキも台頭してくるようになりました。例を上げると【ウィッチクラフト】【破械】【M∀LICE】などの展開系デッキです。

その為、日本選手権の直前ではそういった展開デッキが活躍することもありました。

日本選手権の結果は【トゥーン】×3、【M∀LICE】、【キラーチューン】が日本代表を勝ち取った為、概ね日本選手権前のメタゲーム通りだったと思います。

日本選手権と同日に新パック「BEYOND THE BRAVE」が発売され、環境へ大きな変化が訪れました。

燿ける聖詩の獄神精
無垢なる芸術黄昏の変幻
誇り高き耀聖の詩エルフェンノーツ
新テーマ【アルスマグナ】の登場により、関連テーマの【獄神】がとてもない強化を得ました。
それに伴って、元から【獄神】と相性の良かった【エルフェンノーツ】もとてつもない強化を受けており、上位3テーマを飛び越してTier1に躍り出ました。


以前の【エルフェンノーツ】はTier2〜Tier3を往復しているデッキでした。
先攻のパワーも高く、後攻も《シンクロエマージェンシー》《耀聖の風詩レギナ》からシンクロ召喚を活用した妨害ができたりと弱いということはなかったのですが、【トゥーン】との相性が良くなかったり、【トゥーン】対策の《幽鬼うさぎ》が重く刺さってしまったり、手札誘発を打たれた際の妥協盤面を超えづらかったりと、なかなか立ち位置が渋いデッキでした。

しかし、【アルスマグナ】を搭載したことで手数やワンキルルートも増えており、同弾で収録された《天下独歩の大義賊》を採用することで手札誘発への耐性を上げつつ後手捲りの性能も上げることができたので、弱点が減りデッキパワーが跳ね上がりました。

氷結界の龍胤エクハジャール
8月8日に発売された「UTILITY SELECTION」で《氷結界の龍胤エクハジャール》も獲得し先攻の制圧性能もさらに上がって立ち位置をより強固にしたと思います。

聖王女ローズパメラ
月女神の至天
「UTILITY SELECTION」は他にも《聖王女ローズパメラ》の実装で【キラーチューン】が強化を受けたり、《月女神の至天》の実装で【閃刀姫】が強化を受けたりもしています。

しかし、元からシェアの多いデッキが強化されたので、環境の変化はあまりなく上位4テーマのポジションが固まった印象でした。

虚蝕異解△ジャハンナム
先日、9月5日に「デッキビルドパック-グロリアスヴィクターズ-」が発売され【異解△】が環境入りしました。
裏側除外を操るテーマで、相手ターン中に展開するギミックを持っていたり、新規の強力な手札誘発である《レイズムーンの朔スクイーズ》を採用できるので一定のポジションを確立した印象です。

しかし、現状のカードプールだとパワー不足を感じる点と除外を扱うテーマと言うことで《アーティファクトロンギヌス》の採用で環境的な立ち位置が変わる印象なので、現状ではそこそこの評価です。

以上、最新環境までの振り返りでした。
上記を踏まえて10月のリミットレギュレーションで規制されそうなカードを予想していきたいと思います。

2026年10月の制限改定予想

心を見通す眼
キラーチューンキュー
個人的な願望になるのですが、ピーピング系のテーマは今期で終わらせて欲しいです。
特に【トゥーン】と【キラーチューン】は凶悪で、展開のついでで手札を見てくるので手札を見る行為自体を止めることが難しいです。


手札を見られた場合、妨害はマストにしか当たらないので突破できる可能性は非常に低いです。
突破できた場合も大概は相手のミスや知識不足を拾って勝っているだけなので、カードゲーム特有の駆け引きもかなり少なく感じます。

また、最近の遊戯王は動きに縛りを持たせる為に「このカードは1ターンに1度しか発動or使用できない」という制約がついています。
この制約によってマストカウンターを外せるデッキもかなり少ないので、使用できるデッキに限りがありました。

天下独歩の大義賊
《天下独歩の大義賊》のようなピーピングされても問題ないくらい強いカードを作るきっかけにもなってしまいますし、YCSJの実況解説が困難になっている状況を見るに運営的にもデメリットが大きいと思います。

その為、【トゥーン】と【キラーチューン】については今回重めの規制で予想しています。

禁止

キラーチューンロタリー
ギミックのカードを何枚規制したとしても、このカードが1枚あるだけで【キラーチューン】としての動きが成立してしまいます。
また、【キラーチューン】の関連カードは様々なカードからサーチができてしまうため、ギミックのカードを減らしても大幅に弱体化することはないと思います。

現にマスターデュエルでは、《キラーチューンレコ》《キラーチューンミクス》《キラーチューンキュー》が準制限になっていますが、未だにTier1として君臨しています。

どの部分のカードが減らされたとしても代用のサーチカードがあるので、初動のモンスターが全て制限になったとしても他のテーマと混合させることで生き長らえると考えています。
その為、テーマのカードを1枚禁止にする必要があると考えており、アクセスが容易な点とピーピング効果を持っているこのカードは禁止になると予想しています。

また、今後発売予定の新弾「PRIDE AND SOUL」で【青眼】が強化される可能性もあるので、【青眼】のサポートカードの恩恵を受けられるこのカードが生き残っているとデザインの邪魔になることも考えられます。
「UTILITY SELECTION」でドミナスチューナーもテーマとして実装されたので、全てのチューナーにアクセスできる【キラーチューン】は許されない領域に入りつつあると感じています。

もし、《キラーチューンロタリー》が禁止になったとしても、《キラーチューンロタリー》実装以前のチューナーを使ったコントロールデッキという持ち味は残るので、今後実装されるドミナスチューナーと組み合わせてそれなりに戦っていけるんじゃないかと考えています。

闇の眼を持つ幻想師ノーフェイス
トゥーン】の先攻勝率を上げている要員として考えられるのは、【キラーチューン】と同様で自分のターン中のピーピング効果だと考えています。

《闇の眼を持つ幻想師ノーフェイス》の効果を使うことで《心を見通す眼》を場に表側表示で置くことができるので、手札誘発のケアや妨害の打ち所をマストで行うことが可能です。
元凶になっている《心を見通す眼》本体を規制した方がいいようにも感じますが、このカード自体は原作のペガサスの能力を模した面白いカードではある為、禁止にしてしまうのは勿体ないようにも感じます。

個人的には、自分のターンに《心を見通す眼》を置かなければテーマ専用の妨害カード程度までパワーは落ちると思いますので、先攻で《心を見通す眼》を置くことのできる《闇の眼を持つ幻想師ノーフェイス》の方を禁止にした方がいいんじゃないかと思います。

収録されてから早期の禁止ではありますが、禁止にしないといけないくらいゲーム性を破壊しているカードだと思うので《心を見通す眼》《闇の眼を持つ幻想師ノーフェイス》のどちらかは今回の改訂で禁止にしてほしいと思っています。

フルールドバロネス
シンプルにパワーの高い汎用シンクロモンスターなのでそろそろ禁止にされてもおかしく無いカードだと思っています。

このカードの破壊効果で自分のカードを破壊して展開に生かすデッキも出てきているので、制圧、展開、除去の役割を持っているこのカードはただの妨害シンクロの枠に収まっていないように感じています。

海外でも禁止に指定されている点や最近の【エルフェンノーツ】の活躍も踏まえていい感じのパワーダウン枠として禁止にされると予想しています。

制限

耀聖の花詩ルキナ
【エルフェンノーツ】がTier1になったのはここ数ヶ月の話なのですが、大会環境で長い間活躍しているデッキではあったので、規制される可能性は十分に考えられます。
特に《耀聖の花詩ルキナ》は【エルフェンノーツ】以外のデッキで出張採用されることもあり、汎用性の高さから規制されるんじゃないかと予想しています。

【エルフェンノーツ】デッキとしては、規制された部分に【アルスマグナ】や【獄神】のギミックを増やすことでリペア可能な範囲だと思うので、制限になったとしても大きな問題はないと思います。

絢嵐たる見神
【絢嵐】への規制というよりは【閃刀姫】への規制の部分が大きいです。
このカードがある影響で速攻魔法カードが実装される度に【閃刀姫】が強化されていくので、本来の使われ方から外れすぎていると感じています。

【絢嵐】使いからしたらとばっちりですが、【閃刀姫】自体はそれなりのテーマなので、パワーアップさせている【絢嵐】側のカードを減らす方が合理的に見えます。
また、【閃刀姫】以外のテーマも絢嵐ギミックを出張させることでデッキパワーの底上げを行っているので規制される可能性は高いと感じています。

もしかしたら《絢嵐たる見神》以外にも《絢嵐たる献詠》や絢爛モンスターも一緒に規制する可能性もあると思います。

トゥーンのしおり
正直ピーピングが無くなるだけで【トゥーン】のパワーは落ち着くと思うのですが、ピーピング要素以外がフルパワーだと結構強そうなので念のためギミックのカードは一部規制した方がいいと考えています。

このカードから展開をスタートされると《完全なる世界トゥーンワールド》に対して《幽鬼うさぎ》を当てることができなくなってしまうので、対策方法を増やせるように枚数を減らして欲しいと感じました。

おわりに


制限改訂の予想については以上となります。
今年1年で全体のカードパワーも相当上がったので、他にも規制した方がいいカードはたくさんあると思います。

しかし、実装されてから目立った活躍もなく規制されてしまうのはかなり残念に感じるので、ゲーム性を破壊しているピーピング要素を持ったデッキを重点的に規制してほしいと考えています。

(ピーピング要素を持っている【海晶乙女】の強化が確定しているのが怖いところですが、ほどほどの強化に抑えてくれると信じています)

記事が出る頃に動画もアップするので、良かったら今期の感想や皆さんの制限予想をコメント欄に寄せてください!
お読みいただきありがとうございました!


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