Cradrush Prosとして活動しているしの(
@Strike1105)です。
今回は11月23日に開催された個人戦の非公認大会である《新宿CS》(
@yugioh_sakocs)の分布と結果を元にメタゲーム考察を行っていきたいと思います。当日の参加人数は37人で、丁度同日発売の《リンク・ヴレインズ・パック3》が使用可能な数少ない大会でした。それでは、まず初めに《新宿CS》の全体デッキ分布をご紹介し、その後予選分布・決勝トーナメント分布を参考に考察をしていきたいと思います。
■予選デッキ分布
【オルターガイスト】7
【サンダードラゴン】4
【閃刀姫】3
【エンディミオン】 3
【転生炎獣】2
【SPYRAL】2
【オルフェゴール】2
【ブラックマジシャン】2
【ガエルバジェ】
【サブテラー】
【トリックスター】
【セフィラ】
【月光】
【魔弾】
【カラクリ】
【王】
【ウィッチクラフト】
【恐竜竜星真竜皇】
【サイバー】
【召喚獣】
■トナメ分布
【サンダードラゴン】2
【オルターガイスト】
【エンディミオン】
【サイバー】
【セフィラ】
【恐竜竜星真竜皇】
【召喚獣】
目次
▪️予選・決勝トーナメントのデッキ分布から考察
▪️デッキについての考察
▪️最後に
予選・決勝トーナメントのデッキ分布から考察
第一印象としては、《リンク・ヴレインズ・パック3》が使用可能となっているCSではあったが、発売当日という事もあり、《リンク・ヴレインズ・パック3》が影響を与えているデッキ分布ではなさそうというものでした。
また、《リンク・ヴレインズ・パック3》には裁定がややこしいカードが多々あり、実際に発売してからでないと問い合わせができず、自分の考えていた組み合わせが発売当日まで実現可能かどうかの判断ができなかった事も大きな要因であったと考えられます。
上位TOP3のデッキレシピ
※以下敬称略
・1位 ケーゴ 【セフィラ】
メインデッキ:46枚
EXデッキ :15枚
サイドデッキ:15枚
【モンスター】26
1×《
クロノグラフ・マジシャン》
3×《
サーヴァント・オブ・エンディミオン》
1 ×《
タツノオトシオヤ》
1 ×《
亡龍の戦慄-デストルドー》
1 ×《
創聖魔導王 エンディミオン》
2×《
宝竜星-セフィラフウシ》
1 ×《
幻獣機オライオン》
1 ×《
影霊獣使い-セフィラウェンディ》
3×《
智天の神星龍》
2×《
灰流うらら》
2×《
秘竜星-セフィラシウゴ》
1 ×《
覇王眷竜ダークヴルム》
1 ×《
覇王門零》
1 ×《
覚星輝士-セフィラビュート》
1 ×《
魔導獣 キングジャッカル》
3×《
PSYフレームギア・γ》
1 ×《
PSYフレーム・ドライバー》
【魔法】18
1 ×《
おろかな埋葬》
3×《
セフィラの神意》
3×《
セフィラの神託》
1 ×《
テラ・フォーミング》
3×《
墓穴の指名者》
1 ×《
盆回し》
1 ×《
竜の渓谷》
2×《
竜の霊廟》
3×《
魔力統轄》
【罠】2
1 ×《
セフィラの神撃》
1 ×《
竜星の九支》
【エクストラ】15
1 ×《
ヴァレルロード・S・ドラゴン》
1 ×《
フォーミュラ・シンクロン》
1 ×《
メタファイズ・ホルス・ドラゴン》
1 ×《
武力の軍奏》
1 ×《
源竜星-ボウテンコウ》
1 ×《
輝竜星-ショウフク》
1 ×《
邪竜星-ガイザー》
1 ×《
PSYフレームロード・Ω》
1 ×《
TG ワンダー・マジシャン》
1 ×《
永遠の淑女 ベアトリーチェ》
1 ×《
ヴァレルソード・ドラゴン》
1 ×《
ヴァレルロード・ドラゴン》
1 ×《
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
1 ×《
水晶機巧-ハリファイバー》
1 ×《
PSYフレームロード・Λ》
【サイドデッキ】 15
3×《
アーティファクト-ロンギヌス》
2×《
原始生命態ニビル》
2×《
増殖するG》
1 ×《
ハーピィの羽根帚》
3×《
精神操作》
2×《
レッド・リブート》
2×《
無限泡影》
・2位 そうたん 【サンダードラゴン】
メインデッキ:40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ:15枚
【 モンスター 】27
3×《
サンダー・ドラゴン》
1 ×《
原始生命態ニビル》
3×《
増殖するG》
3×《
孤高除獣》
1 ×《
屋敷わらし》
2×《
幻創龍ファンタズメイ》
2×《
灰流うらら》
2×《
雷劫龍-サンダー・ドラゴン》
3×《
雷源龍-サンダー・ドラゴン》
3×《
雷獣龍-サンダー・ドラゴン》
3×《
雷電龍-サンダー・ドラゴン》
1 ×《
雷鳥龍-サンダー・ドラゴン》
【 魔法 】9
2×《
スケープ・ゴート》
1 ×《
ハーピィの羽根帚》
1 ×《
封印の黄金櫃》
3×《
闇の誘惑》
2×《
雷龍融合》
【 罠 】4
2×《
大捕り物》
2×《
無限泡影》
【 エクストラ 】15
2×《
リンクリボー》
1 ×《
クロシープ》
1 ×《
セキュリティ・ドラゴン》
1 ×《
トロイメア・フェニックス》
1 ×《
常夏のカミナリサマー》
1 ×《
I:Pマスカレーナ》
1 ×《
トロイメア・ユニコーン》
1 ×《
混沌の戦士 カオス・ソルジャー》
1 ×《
ヴァレルソード・ドラゴン》
1 ×《
ヴァレルロード・ドラゴン》
3×《
雷神龍-サンダー・ドラゴン》
1 ×《
超雷龍-サンダー・ドラゴン》
【サイドデッキ】15
2×《
アーティファクト-ロンギヌス》
2×《
ダイナレスラー・パンクラトプス》
2×《
機巧蹄-天迦久御雷》
2×《
D.D.クロウ》
2×《
ツインツイスター》
1 ×《
ライトニング・ストーム》
2×《
レッド・リブート》
1 ×《
王宮の勅命》
1 ×《
虚無空間》
・3位 ごりはす 【エンディミオン】
メインデッキ:42枚
EXデッキ :15枚
サイドデッキ:15枚
【モンスター】23
1 ×《
アストログラフ・マジシャン》
2×《
エンプレス・オブ・エンディミオン》
1 ×《
ケンドウ魂 KAI-DEN》
3×《
サーヴァント・オブ・エンディミオン》
3×《
マギステル・オブ・エンディミオン》
2×《
マジシャンズ・ソウルズ》
3×《
創聖魔導王 エンディミオン》
1 ×《
魔導獣 ガルーダ》
3×《
魔導獣 キングジャッカル》
1 ×《
魔導獣 ジャッカル》
3×《
魔導獣 マスターケルベロス》
【魔法】19
3×《
チキンレース》
1 ×《
テラ・フォーミング》
2×《
墓穴の指名者》
3×《
強欲で貪欲な壺》
3×《
成金ゴブリン》
3×《
魔力統轄》
3×《
魔導研究所》
1 ×《
魔法都市エンディミオン》
【罠】0
【エクストラ】15
1 ×《
オッドアイズ・ボルテックス・ドラゴン》
1 ×《
覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》
1 ×《
オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》
1 ×《
ヴァレルソード・ドラゴン》
1 ×《
ヴァレルロード・ドラゴン》
1 ×《
グラビティ・コントローラー》
1 ×《
サクリファイス・アニマ》
1 ×《
トロイメア・ケルベロス》
1 ×《
トロイメア・フェニックス》
1 ×《
トロイメア・ユニコーン》
1 ×《
ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》
1 ×《
双穹の騎士アストラム》
1 ×《
召命の神弓-アポロウーサ》
1 ×《
神聖魔皇后セレーネ》
1 ×《
I:Pマスカレーナ》
【サイドデッキ】 15
2×《
アーティファクト-ロンギヌス》
3
×《
ドロール&ロックバード》
3
×《
増殖するG》
1 ×《
電光-雪花-》
1 ×《
コズミック・サイクロン》
1 ×《
ハーピィの羽根帚》
1 ×《
冥王結界波》
3×《
レッド・リブート》
デッキについての考察
優勝されたデッキが【セフィラ】だったのは驚きました。【セフィラ】は環境に長く存在していますが、前環境では【ドラゴンリンク】等の展開系デッキと相性が悪くその分布を大きく減らしていました。
しかし、以前の記事でもお伝えした通り、“
展開系デッキの消失によりペンデュラム系デッキ全般が日の目を浴びている”為、現環境においてペンデュラムを駆使するデッキは非常に強力だと考えられます。
更に今回優勝された方の構築には【エンディミオン】要素も組み込まれていて、現環境に対応したカタチに変化しています。【エンディミオン】と【セフィラ】との相性が良い部分として重点が置かれるポイントは2つあります。
① 同じペンデュラム系デッキである為相性が良く、《
エレクトラム》の恩恵をお互いの要素が最大限受ける事ができる。
② 【エンディミオン】に必要な魔法カードの発動を【セフィラ】のギミックによって満たしやすい
【セフィラ】は《
セフィラの神意》から《
セフィラの神託》を加え、そこから更にセフィラモンスターへアクセスする事ができます。
ここでサーチしてセフィラモンスターがペンデュラムモンスターの場合、ここまでの流れで魔法カードの発動が3回分となり、《
サーヴァント・オブ・エンディミオン》の②のスケール効果の条件を簡単に満たすことが可能なのです。
更に、この流れのスタートに必要な《
セフィラの神意》は《
秘竜星-セフィラシウゴ》からサーチする事ができるので、アクセスする難易度も簡単です。
これらの要素をバランス良く、環境に合わせ調整する事は難しい事ですが、見事そのバランスを綺麗に調整し、優勝されているのはすごいと思います。
最後に
TOP3の方々の構築を拝見しても、やはり殆ど《リンク・ヴレインズ・パック3》のカードは採用されていませんでした。しかし、《リンク・ヴレインズ・パック3》のカード達が強力な事は間違いないので、段々と新たなデッキタイプや構築の変化が見られることでしょう。
今回大会環境にあまり変化が見られなかったのは、大会開催タイミングがかみ合わなかったのと、収録されたカード達の持つ効果がルール的に複雑だった事にあると思われますが、それらの問題は時間が解決してくれるかと思います。
今後の大会結果が楽しみです!
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