カード品評会~にじさんじコラボ・マスターズ「異次元の超獣使い」編~

・はじめに
にじさんじコラボ・マスターズ「異次元の超獣使い」が発売され、環境にもいくつか大きな動きがあった。

筆者自身も発売前と発売後で印象が大きく変わったカードが沢山あり、今回はその中でも特に注目度が高いものをランキング形式でお伝えしていこうと思う。

全国大会の調整を経て、実際に触ってみることで初めて見えてきた要素ばかりだったため、実用的な観点での話も多くなっている。参考になれば幸いだ。

目次

▪️第10位《審罰の精霊ロイヤル・パニッシャー》
▪️第9位《型破の兎》
▪️第8位《伝達妖精セージ / コンタクト・メッセージ》
▪️第7位《弾手人形ジェニムーン / 月のダンスを見においで》
▪️第6位《聖霊龍王 メルヴェイユ》
▪️第5位《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》
▪️第4位《ミリオンブレイブ・カイザー》
▪️第3位《学識妖精サイクリル》
▪️第2位《偽りの月 インターステラ》
▪️第1位《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》
▪️おわりに

第10位《審罰の精霊ロイヤル・パニッシャー》


審罰の精霊ロイヤル・パニッシャー

理論上最速4ターン目に《ヘブンズ・ゲート》をプレイできるということで、事前評価では世間的にも非常に高く評価されていたこちらのカードだが、実際に【光水天門】に組み込んでみると意外と取り回しが難しかったため、逆に少し評価を下げた形となりこの順位とした。

頂上接続真邪連結次元のスカイ・ジェット

例えば最近のアドバンスの【光水天門】であれば、《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》に《邪帝斧 ボアロアックス》を装備し《音感の精霊龍 エメラルーダ》をマナから踏み倒し、そこからS・トリガーを連鎖させるというコンボが主流となっているのだが、連鎖の道中に《真邪連結 バウ・M・ロマイオン》を踏み倒しつつ、それを《頂上接続 ムザルミ=ブーゴ1st》で今度は《次元のスカイ・ジェット》を出してスピードアタッカー化することでフィニッシュに向かう、というコンセプトになっている。

しかし《審罰の精霊ロイヤル・パニッシャー》からそのコンボを始動した場合には、連鎖こそするもののターン終了時の処理となるため、真邪連結 バウ・M・ロマイオン》がすぐに攻撃できず、結果的に大量のアドバンテージを稼いでターンを返すだけの形となってしまう。

であれば、そもそもそのターンは《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》や《理想と平和の決断》で手札を整えたり、《星門の精霊アケルナル / スターゲイズ・ゲート》でさっさとコンボ始動を狙いに行ったりした方が良く、結果的に抜けていきがちなカード、という印象だった。

オリジナルであれば現状そういった爆発的なコンボがないため、早期の《ヘブンズ・ゲート》あるいは《審問の絆》あたりから爆発的なアドバンテージを稼ぐ動きだけでも十分に強力と言えるが、基本的には従来通り《星門の精霊アケルナル / スターゲイズ・ゲート》を主軸にデッキを構築してあげる方がまとまりやすく、むしろ今後は【天門】というコンセプトに固執しない方が期待できるのかもしれない、そんな印象を抱いている。とは言え、テキストの全てが強いには強いのでランクイン。

第9位《型破の兎》


型破の兎

比較的地味なテキストではあるが、単純に「あの《お清めシャラップ》がクリーチャーになった」と書いてあり、クリーチャーであることの恩恵は特にアドバンスだと大いに感じられた。

アドバンスの圧倒的Tier1に君臨する【闇単XENARCH】に対しては墓地リセットは非常に有効であり、例えば《キユリのASMラジオ》からこのカードを踏み倒すと、メタクリーチャー+墓地メタ+リソース、あるいは墓地メタ+リソース×2といったように、大幅なアドバンテージ差を付けることができる。

大前提《キユリのASMラジオ》というカードは、例えば《青銅の鎧》が出るだけでも60点くらいの体感がある。天体妖精エスメル / 「お茶はいかがですか?」》や《Disメイデン》が捲れるだけでもウンウン頷くほどに、リソースが一つ伸びるだけでも十分なカードであるため、最低限マナ加速してくれるこのカードも及第点になってくる。

基本的に《零龍》の「墓地の儀」だけを残して進行してくることが多いのだが、その進行に対してクリティカルに刺さり、その後《死神覇王 ブラックXENARCH》の効果で盤面から《型破の兎》を破壊しても、後続の《アーテル・ゴルギーニ》で簡単に再利用することもできる。

第8位《伝達妖精セージ / コンタクト・メッセージ》


伝達妖精セージ

下面が結構《終止の時計 ザ・ミュート》だった。

わざわざ手撃ちで1ターン使ってくれる分にはそこまでの圧は感じないのだが、不意にS・トリガーで撃たれると大体はターンが返ってしまい、その返しに《飛翔龍 5000VT》なんかを被弾した日には大体の殴るデッキは大打撃だ。

上面においても暇な時に出しておけば一定の仕事をするメタクリーチャーで、詰むデッキこそないものの微妙に行動を制限されてストレスを感じるため、ターンを稼いだことでビッグアクションに繋がるコンセプトのデッキ全般との相性の良さを感じた。龍后凰翔クイーン・ルピア》のメクレイドで出した《アリス・ルピア》の踏み倒し先が全て手札に戻された時はちょっと困った(でも先3ハッターなので勝った)。

型破の兎》同様、良い感じの汎用カードということで知識の引き出しに入れておきたいカードだ。

第7位《弾手人形ジェニムーン / 月のダンスを見においで》


弾手人形ジェニムーン

攻撃できないことを除けば《麗迭人形ジェニー》の上位互換のような働きをしてくれ、下面が確定除去トリガーであることも相まってデスパペット戦略に革命を起こした1枚だった。

アクアン【

ちょうど《アクアン》が殿堂解除されたということもあり、《弾手人形ジェニムーン / 月のダンスを見においで》から《人形の裏技ペット・パペット》を絡めて早々に複数枚ハンデス、4ターン目の《アクアン》で失ったリソースを全回収して相手とのリソース差を決定的なものにするようなデッキは、環境的にも一定の主張を見せていた。

相手の攻め札を限定することとS・トリガーが増量されることは相手のケアが難しくなるという点で非常に噛み合っており、デザインとしても秀逸な1枚だが、現状「デスパペット」をコンセプトにしたデッキへの採用に限定されそうな印象を受けた。

第6位《聖霊龍王 メルヴェイユ》


聖霊龍王

まず最初に謝りたいのだが、私は完全にこのカードの強さを予測できておらず、配信で「よく分からない」と評価してしまった。今なら少し分かる。このカードは強い。強さは正義なので手のひら返しはし得だ。

まず「このクリーチャーを、自分のマナゾーンから召喚してもよい。」というテキストについて。

その使いやすさについては《虹速 ザ・ヴェルデ》や《生命と大地と轟破の決断》で散々学んできたはずだが、正直なところ《SSS級天災 デッドダムド》とあわせて盤面を制圧できたりコンボが起動できるそれらとは違い、「このカードが出て、だから何だ」と思っていた。

確かに単体でどうこうということはないのだが、例えば《天体妖精エスメル / 「お茶はいかがですか?」》→《天災 デドダム》+《キャディ・ビートル》のような展開をした次のターンに、マナから《聖霊龍王 メルヴェイユ》を召喚するだけでジャスキルがある、と言われ、「それはもう簡易的な《CRYMAX ジャオウガ》では?」と気付かされた。

CRYMAX

横の使い終わったリソースやメタクリーチャーが全て2打点以上に変換されて返しの《飛翔龍 5000VT》もケアしつつドカドカと攻めてきたら、それだけでも結構ただ事ではなかった。逆に《飛翔龍 5000VT》から味方のメタクリーチャーを守るために溜める使い方もできるし、時間を稼ぐという意味合いではエレメントをシールド化する効果で相手の盤面に干渉できる点も高く評価できる。

S・トリガー獣を使い回すこともでき、それこそ天体妖精エスメル / 「お茶はいかがですか?」》から進化してそのままシールド化すれば、それだけで3打点分も受け止めることができる。

王道の革命 ドギラゴン》なんかとも噛み合うドラゴンでもあり、アドバンスであれば《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター》にもなれ、「エンジェル・コマンド」なので《ミラクルストップ》や《ミラクル・ホーリー・スパーク》にも対応。

使えば使うほど「強いことしか書いてない」ということに気付かされる、「まだまだ自分の事前評価なんてアテにならないな」と再確認させられる、非常に印象に残る1枚だった。

とは言えすぐに環境デッキに入れてどうこうという話ではないため、これも引き出しストック。

第5位《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》


審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー

主戦場は【闇単XENARCH】の存在するアドバンスに限定されるものの、そのアドバンスでは【光水天門】に無理なく採用され、苦手としていた展開を捲り得る待望の1枚。

相手の《死神覇王 ブラックXENARCH》の効果で捨てることで、2ドローに加え、相手の後続になる《ベル=ゲルエール》や《罪無 ターボ兆》を奪うことでさらに追加のハンデスから手札を守り、自身もまた《死神覇王 ブラックXENARCH》で破壊対象にできることからハンデスへの牽制ができており、一体これ1枚でどれだけの打撃を与えるんだという、夜露死苦 キャロル》や《DARK MATERIAL COMPLEX》程の完封とはいかないものの、80点~90点の対策を1枚で行ってしまう驚異的なメタカードとなっている。

種族に「エンジェル・コマンド」を持っているのも強力で、相手にリソースを枯らし切られる前に《支配の精霊ペルフェクト / ギャラクシー・チャージャー》のドローも含めてこのカードにアクセスできてしまえば、そこから先コンボ始動まで相手の《死神覇王 ブラックXENARCH》に制圧されることなくコンボへ繋ぎきることができる。

ただし他の対面への素出しとなると若干弱く、どうしても《♪なぜ離れ どこへ行くのか 君は今》や《「合体」の頂 アクア・TITAAANS / 「必殺!ジェット・カスケード・アタック!!」》のような優秀な他のドローソースを抜いて採用する必要があるため、そこはどうしてもトレードオフとなるが、それでも採用する価値がある程【闇単XENARCH】は強力なデッキのため、今後採用されるパターンも増えていくだろう。

仮に【闇単XENARCH】側が《審秘の精霊ピュリファイ・ジョーカー》を意識して様子を見つつプレイするのであれば、それはそれで最速で最大出力のハンデスが飛んでこないという話でもあるため、このカードがカードプールに存在しているという事実そのものに大きな効力があると言える。

第4位《ミリオンブレイブ・カイザー》


ミリオンブレイブ・カイザー

筆者はこのカードを採用した【火単我我我】が活躍するのではと予想していたが、実際に活躍したのはかつての【火単轟轟轟】に近い、最速2キルも見据えた超アグレッシブな速攻デッキに採用されはじめている。

ニクジール・ブッシャー》を使えば1ターン目に召喚できるため、《ヘブンズ・ゲート》や《アリスの突撃インタビュー》のようなS・トリガーなんて知らん顔で畳み掛ける。久々に小細工なしの速攻デッキが出てきたなぁという印象だ。

「各ターン、相手のクリーチャーがはじめて攻撃する時、可能ならこのクリーチャーを攻撃する。」という《“轟轟轟”ブランド》系にはこれまでなかったテキストについて、一見オマケのように見えてあまりにも強力に感じるシーンがいくつかあるので紹介しよう。

流星のガイアッシュ・カイザー

一つは《流星のガイアッシュ・カイザー》に対して、《ミリオンブレイブ・カイザー》は踏み倒しによる召喚のため、《流星のガイアッシュ・カイザー》が反応してしまうのだが、ミリオンブレイブ・カイザー》への強制攻撃に加えて、パワーが勝っていることから盤面に干渉されない。

もちろん続くトップのスピードアタッカーを「相手のクリーチャーは出たターン、自分を攻撃できない。」の能力で咎められるのは厄介なのだが、そもそも《流星のガイアッシュ・カイザー》を採用している【水闇自然マルル】は受けがそこまで厚くないこともあり、盤面だけで押し切られてしまうというケースも一定数存在する。

料理犬のヴィヤンドゥ

もう一つは《料理犬のヴィヤンドゥ》に対する耐性で、序盤から盤面で戦うデッキにとってはかなりのキラーカードである《料理犬のヴィヤンドゥ》にも、何もさせない。

このように、地上戦が前提ではあるものの、一度作り上げた盤面の火力を押し通す力、という観点で言えばかつての《“轟轟轟”ブランド》を大きく上回る部分がある。

特定のS・トリガー類を完全に割り切った侍のようなデッキではあるものの、特に先手の破壊力はピカイチで、噛み合いが良ければCSで優勝できるポテンシャルも十分に備えている。

第3位《学識妖精サイクリル》


学識妖精サイクリル

社築さんがデザインを手掛けたカードで、ご本人は《キユリのASMラジオ》との相性を強く意識されていたようだが、実際に活躍を見せたのは純正の【水自然ジャイアント】だった。先日の全国大会でも大活躍し、見事日本一に輝いている。

本来【水自然ジャイアント】というデッキは地上戦を得意としているものの、マッハファイターを使って盤面を取り始めるのが《チアスペース アカネ》や《チアスカーレット アカネ》が出てくる5マナ域からとなっていた。

最近ようやく《爆翠月 アカネ》という条件付きで3コスト以下となるカードも出たが、相手が盤面を展開しないデッキであればその強さを発揮できない。

学識妖精サイクリル》の最も優れた点は、盤面に干渉する術を持ちながらも確実にマナ加速を行えることだ。要は腐ることがない。

相手のクリーチャーがあれば《チアスペース アカネ》に革命チェンジすることで更なる展開を狙え、それがなくとも《マジシャン・ルピア》や《ルピア&ガ:ナテハ》くらいであれば一方的に除去することができる。

相手のクリーチャーがなければ最低限加速し、次の5コスト域のビッグアクションに繋げられる。これまで【ジャイアント】は《アシステスト・シネラリア》への依存度が高かったが、その疑似的な5枚目以降としても運用することが可能だ。

呪文を回収する効果も《同期の妖精 / ド浮きの動悸》や《フェアリー・ギフト》なんかを使い回すことで無駄がなく、とにかく全てにおいて優秀な1枚だ。

第2位《偽りの月 インターステラ》


偽りの月

【水闇自然マルル】の派生形として【水闇自然インターステラ】というデッキが登場し、その圧倒的火力から早速全国で活躍を見せている。

ブレイン・スラッシュ

ブレイン・スラッシュ》を採用するタイプの【水闇自然マルル】は以前から存在し、【水闇自然インターステラ】はその出力先を完全に《偽りの月 インターステラ》に寄せたものだ。

ブレイン・スラッシュ》から《偽りの月 インターステラ》を踏み倒し、その《偽りの月 インターステラ》からまた《ブレイン・スラッシュ》を使って2体目の《偽りの月 インターステラ》を...と、《ブレイン・スラッシュ》と《偽りの月 インターステラ》の数だけリソースを伸ばしながら展開することができ、最終的には《ロスト・Re:ソウル》で蓋をするも良し、《聖魔連結王 ドルファディロム》や《覚醒連結 XXDDZ》、《CRYMAX ジャオウガ》といった強力なフィニッシャーを踏み倒してゲームを畳み掛けても良し、といった具合だ。

偽りの月 インターステラ》がもたらした明確なメリットの一つに、盤面にいる《天災 デドダム》への依存度が大きく下がった、という点が挙げられるだろう。

これまでの《ブレイン・スラッシュ》型の【水闇自然マルル】は、《天災 デドダム》が場にいることから《ブレイン・スラッシュ》の両方の効果を使えたが、逆に言うとそれを理解している相手は、《ブレイン・スラッシュ》を撃たれても大事に至らないように《天災 デドダム》を除去するという対策を容易に行うことができた。

筆者も《ブレイン・スラッシュ》型の【水闇自然マルル】をCSで使ってきたが、このポイントを意識してプレイされるだけでプランが破綻しやすく、以前より評価を落としていたところだった。

その点で《偽りの月 インターステラ》は自身が水闇のクリーチャーであることから、理論上それ1枚から大連鎖に入っていくことができ、ブレイン・スラッシュ》を有効に使うハードルが格段に下がっていることが最大のメリットと言える。

もう一つのメリットとしては、受け性能の向上だ。

ジャストダイバーかつブロッカーということで、S・トリガーで発動した《ブレイン・スラッシュ》から《偽りの月 インターステラ》が出てくると、5打点でも6打点でも止める盤面を簡単に形成することができてしまう。

攻め損じても盾に《ブレイン・スラッシュ》が1枚あれば勝てる、といった具合に、ビートデッキの《終末の時計 ザ・クロック》や《終止の時計 ザ・ミュート》が如く、これまで以上に強気なプレイも正当化されるようになったのだ。

実際、雑に《偽りの月 インターステラ》が複数体並んでしまうだけで攻める側は突破できないことが多く、同型戦なんかでも先にこの状況を形成できた方が主導権を握り続けることとなる。

超躍の絆

人によっては《超躍の絆》を1枚採用しており、これはアクティブに自分から使っていくというより、公開領域に1枚見えるだけで受け性能をさらに強固にする役割がある。

偽りの月 インターステラ》が複数体並んだ上でクリーチャーを3体破壊しろと言われたら、大抵のデッキの攻めは受け切れるだろう。

このように、攻守ともにデッキをワンランク上に押し上げたのがこの《偽りの月 インターステラ》だが、筆者は全国大会ではこれをあえて採用しない形の【水闇自然マルル】を持ち込んだ。

いくら強力な《偽りの月 インターステラ》と言えどメタクリーチャーには滅法弱いからだ。

とこしえの超人》や《ポッピ・冠・ラッキー》のようなカードで《ブレイン・スラッシュ》は簡単に止まるし、必然的に《流星のガイアッシュ・カイザー》を採用する枠も失われてしまうため、同型戦でも序盤に一度取られたテンポを取り返しにくいとか、そもそも相手に何の圧もなく好き放題動かせてしまうとか、そういった明確なデメリットも存在する。

このように、火力に振った分足元をすくわれる確率も高くなっているため、環境によってどういった構築にするべきか選択すべきだろう。基盤さえ崩さなければいかなる環境にも対応できるのが【水闇自然マルル】の強みだ。

第1位《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》


雷撃の冥将クーゼン

個人的にぶっちぎりの1位がこのカード。

墓地が2枚増える初動ということで、墓地利用系のデッキに革命を起こしたのは言わずもがな、とにかく上面が何やらおかしい。使ってみて、使われてみて初めて理解できるタイプだと思う。

時空の禁断

地封龍 ギャイア》すら鼻で笑うスレイヤーかつマッハファイター。
特に強力なのがアドバンスで、時空の禁断 レッドゾーンX》にP侵略することができ、いつでも盤面を2面取ることができる。【ドリームメイト】や【光水火BAKUONSOOO】相手にはこれだけでも相当優位になる。

さらに《時空の禁断 レッドゾーンX》は《終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》に覚醒する際、進化元、つまり《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》を墓地に送れるため、終焉の覚醒者 レッドゾーンBSR》をフシギバースのコストに再び《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》→《時空の禁断 レッドゾーンX》という、疑似的な盤面除去ループを形成することが可能だ。

流星のガイアッシュ・カイザー》とも相性が良く、これをフシギバースで引っ込めてマナを伸ばしつつ、先程の除去ループに移行することで一気に巻き返しを狙うこともできる。

新時代の新たなインフラとして、確実に4枚集めて欲しいカードだ。

おわりに

とにかく《雷撃の冥将クーゼン / ダーク・ライフ》がヤバ過ぎたのだが、全体的には色んなデッキの「痒い所に手が届く」選択肢となり得る良いカードが大変多いパックだったと思う。

人気のあまり品薄であることは嬉しい悲鳴だが、来月以降の再販があった際に、優先的に集めたいカードの基準として見ていただけたら嬉しい。
シングル買いで良ければカードラッシュでも豊富に在庫を取り揃えているので、あわせてチェックしていただけると幸いだ。

それではまた次回の記事で。

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