こんにちは、
dottoです。
今回は10月発売の
「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」の注目カードの紹介とパックレビューです。
まずは注目カードの紹介から!
目次
▪️注目カードTOP3
▪️パック評価
▪️終わりに
注目カードTOP3
1位《次世代龍覇Q.E.Deux》
新規の受けで使える「S・トリガー」持ち「ドラグナー」。素の能力で除去(バウンス)持ちなので「ドラグハート・ウエポン」を出す効果と合わせて1体で相手のクリーチャー2体に対応できるのが強く、
バウンスなので《ポッピ・冠・ラッキー》を退かしてから次の効果を発動できる点が「ドラグナー」の弱点を補完しています。相性が良いのはこちらも新規の《爆勇王剣ラッシュ・ギガハート/龍覇合体モルトWORLD》。《爆勇王剣ラッシュ・ギガハート/龍覇合体モルトWORLD》の登場によってカラーリングが合致するデッキタイプであれば「ドラグナー」で簡単に除去が使えるようになりました。しかも
《次世代龍覇Q.E.Deux》と
《爆勇王剣ラッシュ・ギガハート/龍覇合体モルWORLD》の両方とも
「エレメント」対象なのがGood。数か月前であれば
《頂上混成BAKUONSOOO8th》にも対応した受けですが、現在であれば
《魔誕の封殺ディアスZ》等の厄介な「G-NEOクリーチャー」にも対応している優秀さ。
装備する「ドラグハート・ウエポン」を考慮すると火と水の両方を内蔵したデッキタイプ、主にシータカラーや4c、5c等で採用することになると思うので、アドバンスレギュレーション込みすると使用機会はやや限定的ですが
今回屈指の新規カードであることは間違いありません。2位《ストリエ雷鬼》
デュエルマスターズの考え方が変わる一枚。先行公開されていた《親愛なる友 テスタ・ロッサ》が世間をざわつかせた事実が数ヶ月後には忘れられていそうな程の環境に与える影響力の差があります。出たときの効果や単体スペックは「コダマンマ」系統と同等ですが、アドバンス環境においては相手の「超次元ゾーン」依存で1コストになってしまうためゲームスピードが大きく変わってしまいます。
《ストリエ雷鬼》がゲームに絡むと
1ターン目の「S・バック」によって《「涅槃」の鬼ゲドウ大権現》や《ハクメイ童子》等で打点増強が可能になり、「S・バック」を使用しなくても手札が先攻でも5枚使用できる状態になるため新規の
《悪名き侵略 レッドアウト》や
《魔誕獣ヤミノストライク》、
《罰怒ブランド》、
《ミリオンブレイブ・カイザー》等のカードを絡めて行う
多様なルートでの先攻2killが可能になります。
この2killは現実的なレベルに到達しているので受けが弱いデッキにとっては「超次元ゾーン」にカードを置くという行為が速攻デッキに対して隙を作ることになってしまいます。とは言え、これは基本的にアドバンス環境に限った話であるのでオリジナル環境で2killは困難ですしアドバンス環境においても「超次元ゾーン」にカードを置くこと自体がデッキ強度の増強になるため、
大抵はリスクよりもメリットの方が上回るでしょう。ただし、オリジナル環境から流用している「超次元ゾーン」をほとんど使わないデッキにおいては
無理に「超次元ゾーン」にカードを置く必要性は無くなっていると思います。
3位《勝熱伝双モモキングVS》
ポスト
《龍后凰翔クイーン・ルピア》《黄昏ミミ&トワイライトMk.3-挑戦のヒロイン-》、種族デッキに「メクレイド8」を与えてみようシリーズ第3弾、
オリジナル環境でも使えるカードの中では一番の注目カード。「ジョーカーズ」デッキの中継ぎとしては性能が高く、マナからも召喚できるのは強み。
「ジョーカーズ」の優秀な5~8マナ域のカードにアクセスできるので効果起動まで通れば既存の「モモキング」と異なって横展開が可能なので
詰め性能が高いです。
弱点はなんと言っても「ジョーカーズ」に光文明が不足していること。「タマシード」戦略を行うのであれば多少マシな光文明ですが通常の戦略であれば優秀なカードは
《アルカディアス・モモキング》のみなのでそこがネック。
「ジョーカーズ」に自然文明が追加された時も似たようなことが起こっていましたが、
今回も構築力が試されることになっています。
パック評価
パック評価について今回はデュエキングなので
新規カードと再録カード2つ別々で評価します。
新規カード
注目カードで触れていなかった《双龍覇王モルトVERSUS》、《双龍覇王バーサス=ザ=デッドマン》、《鬼ヶ伝双VSジャオウガ》の各種「ドリームクリーチャー」は、どれもスペックが高く今後大会で見かける機会がありそうなので全て集めておきたいカードです。《双龍覇王モルトVERSUS》は汎用性が高い性能でゲームメイク~詰めまで自由自在なのが強い、ただしこのカードのせいで
超次元の枠不足問題が再発生してしまうのはネック。
《双龍覇王バーサス=ザ=デッドマン》は
《邪帝斧デッドアックス/真なる邪悪ザ=デッドマン》のような性能を持ち、
《荒ぶる龍跡 B=G=R》と
《静かなる龍跡 B=G=W》が強いので使いやすい
所謂パワカです。
《鬼ヶ伝双VSジャオウガ》についても
【赤黒邪王門】の軸になれるカードで速度が変わるわけではないですが、
不安定な盾回収ルート&貧弱な打点で突撃する弱いデッキからは脱却できていると思います。
SRにも多数の面白いカードが収録されていますが
全体的に癖が強い。使えそうなカードが
かなりアドバンス環境用のカードに偏っているのが気になります。
色々なデッキを作って遊ぶ側の視点で話をすると面白いカードが多いのは良いことなのですが、環境目線で遊んでいるプレイヤー視点だと
今回の新カードからは【サイバー】相手にやる気が感じられません。一ヵ月前の「邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~」は【サイバー】一強環境を崩すだけのポテンシャルがありましたが「王道vs邪道 デュエキングWDreaM 2025」にはそれがあまり見えてこない。このパックが正当に評価されるのは
新殿堂を迎えた後になりそうな気がしています。
例年通りなら...3月でしょうか。再録カード
《地封龍ギャイア》の再録や「デュエキングMAXカード」需要に答えたラインナップ、長い時を経て初再録を迎えたカードが多数あったのは良かったですが、トータルで見るとイマイチ。新規カードに関連したカードが多数再録されていて
初心者にとってはデッキを組みやすくて良いと思いますが、その肝心の
新規カードがそこまで強い訳ではないのが問題だと思います。
《アーテル・ゴルギーニ》再録は【デアリレッドゾーン】の影響で値段がまた上がっているためタイミング的に有難いように見えますが、この手のカードの「デュエキングMAXカード」での再録は
例年通りだと封入率がかなり悪いので現時点では評価できません。
その他の「デュエキングMAXカード」での「SR」再録である
《流星のガイアッシュ・カイザー》や
《頂上連結ロッド・ゾージア5th》にも同じことが言えます。
去年のデッキに収録されているカードが多数再録されているのも気になるポイントで、
黒枠需要もあるにはありますが多くの人は持っているカードなのでインパクトとしては薄い、これらの収録カードはあまりにも反りすぎていたのでその問題を解決するために再録されているのだとは思いますが結果として渋くは見えてしまいます。
そして、再録ラインナップがトータルでイマイチに見えるのは
最近既に再録されているカードが多数だからです。
《偽りの希望鬼丸「終斗」》や《超竜ヴァルキリアス》、《エボリューション・エッグ》等の実用性があり、再録が求められているカードどれか1枚追加で再録されていれば見え方も違ったとは思います。可能性の話ではありますが、この再録ラインナップが渋く見える問題の一番の原因はもしかしたら
最近のカードが強すぎて一年以上前のカードが見劣りしてしまっているのかもしれません。
終わりに
「デュエキング」ということもあって期待値が高いパックなのでどうしても辛口になってしまいましたが
トータルで見るとそんなに悪いパックではありません。最近のパックと比較すると見劣りしたり、去年のデュエキング程のインパクトが現時点でないだけです。
アドバンスで遊ぶには必須になってくるパックですし、オリジナルでも環境次第で必要になると思います。
伸びしろは感じるので需要が上がる前のタイミングで集めるのがオススメのパックになりそうです。