皆さんこんにちは!
のすけ(@DnosukeM)です。
今回の環境デッキ・アナライズ!はDMGP2025-Day1で大活躍し、【水単サイバー】、【火闇自然DDD】といた強力なデッキが闊歩するアドバンス環境に風穴を開けた
【光水自然der’Bande】について解説していきます!
目次
▪️1. 光水自然der’Bandeとは
▪️どういうデッキ?
▪️2.2025年秋環境における立ち位置
▪️3.キーカード解説
▪️4.光水自然der’Bandeのざっくり講座
▪️5.値段
▪️6.まとめ
▪️7.終わりに
1. 光水自然der’Bandeとは
どういうデッキ?
【光水自然der’Bande】は2025年9月20日発売『邪神vs時皇 ~ビヨンド・ザ・タイム~』に収録された《俳句爵Dracheder’Bande》、《心転地と透幻郷の決断》によって完成したアグロデッキです。登場してから頭角を表すまで数週間程かかったものの、最終的にはオリジナルとアドバンスの両フォーマットで活躍を見せたのがこの【光水自然der’Bande】です。
基本的な動き
【光水自然der’Bande】はその名の通り
《俳句爵Dracheder’Bande》を軸にしたビートダウンです。
基本的には
《俳句爵Dracheder’Bande》で
《煙幕の聖沌 k3mur1/聖沌忍法 メカくしの術》をはじめとした各種アンタップ呪文での連続攻撃、
《キユリのASMラジオ》や
《心転地と透幻郷の決断》での展開を行いジャストダイバー状態の
《一音の妖精》を添えながら殴り切ります。
他にも
《天彩の精霊ミルディアス》でテンポを掌握しつつ
《轟く覚醒レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒ドギラゴンX》で攻めるプランだったりと多彩な攻め手をがあるのも【光水自然der’Bande】の魅力だと言えるでしょう。
2.2025年秋環境における立ち位置
前提として【光水自然der’Bande】は現在のアドバンス環境に於いて最強格のデッキだと言って差し支えないでしょう。現時点のアドバンス環境は
・【水単サイバー】
・【火水自然モルトVERSUS】
・【火闇自然DDD】
を中心とした殴り合い環境です。
これらのキルターンは軒並み4ターン前後で、この【光水自然der’Bande】もご多分に漏れず4ターン目をキルターンに据えていました。キルターンが拮抗したこのような環境では何かしらの出し抜く術が求められるのですが、その点においてこの【光水自然der’Bande】は他より優れていたんですね。
《洗打の妖精》や
《一音の妖精》といった優秀なメタ、
《ピザスターのアンティハムト》や
《キユリのASMラジオ》の3~4ターン目の見切り発車性能が特に大きな貢献を見せました。
直接対決でもこの点は見て取れますね。
vs【水単サイバー】には
《洗打の妖精》で
《愛銀河マーキュリー・スターフォージ》や
《黄昏ミミ&トワイライトMk.3ー挑戦のヒロインー》の着地を5ターン目まで遅延しつつ、その間に
《俳句爵Dracheder’Bande》や
《天彩の精霊ミルディアス》で殴り切ります。
vs【火闇自然DDD】は
《天彩の精霊ミルディアス》で遅延するのも有効でしたが、そもそも【火闇自然DDD】の受けが弱い事もあって打点さえ揃えばサクッと勝てましたね。
vs【火水自然モルトVERSUS】も基本はvs【火闇自然DDD】に近く、相手が動く前に殴り切る以外に目指す点はあまりありませんでしたね。
《炎龍覇グレンアイラ》と
《切札勝太&カツキング~熱血の物語~》のケアでG-NEO進化にした
《俳句爵Dracheder’Bande 》を作る事を目指せば受け札は貫通しやすいので、その意識を徹底して戦います。
このように目指す点がはっきりしており、再現性も高い事がこの【光水自然der’Bande】が強い理由です。3.キーカード解説
《俳句爵Dracheder’Bande》
【光水自然der’Bande】における最重要パーツですね。これまでのデュエマに触れてきた方にイメージしやすく伝えるならば、
この《俳句爵Dracheder’Bande》は3マナで直に召喚できる《芸魔王将カクメイジン》です。《ピザスターのアンティハムト》という疑似
《芸魔隠狐カラクリバーシ》を経由するのもイメージしやすい点でしょう。
前述したように
《俳句爵Dracheder’Bande》からの踏み倒しパターンも様々あります。
特筆すべきはやはりアンタップ呪文連打によるワンショットでしょう。
《煙幕の聖沌k3mur1/ 聖沌忍法メカくしの術》と
《瞬閃と疾駆と双撃の決断》の連打、更には
《心転地と透幻郷の決断》を経由する事で連続攻撃と展開を同時に行えるのも強力な点だと言えます。
この往年の【火水マジック】を彷彿とさせる攻め筋を実現するカードこそ
《俳句爵Dracheder’Bande 》という訳ですね。
《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》
この《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》こそアドバンスでの【光水自然der’Bande】における最大に利点です。この
《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》には、その大打点ありきで構築を決定できるほどの強みがありますね。
《俳句爵Dracheder’Bande 》と
《天彩の精霊ミルディアス》をいつでも3点に変換出来るというのは見た目以上に強く、
本来打点を作る為に割いていたリソースをメタの設置に回せるというワケです。
3マナ時に
《天彩の精霊ミルディアス》を出して5マナにしつつ、攻撃時に
《心転地と透幻郷の決断》をDDDで使用しながら
《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》を走らせるのは鉄板ムーブですね。
《ピザスターのアンティハムト》
【光水自然der’Bande】における《ピザスターのアンティハムト》は1年間の《ピザスターのアンティハムト》史の中でも最強です。中でもやはり
《俳句爵Dracheder’Bande 》との相性がすこぶる良く、
《ピザスターのアンティハムト》から射出した
《俳句爵Dracheder’Bande 》をG-NEO進化させる事で仮にシールドから除去を喰らってもG-NEO進化の耐性で耐え、
《ピザスターのアンティハムト》でスピードアタッカーが付与されている為継続して攻撃が可能になります。
パワー3000パンプの恩恵も大きく、
《俳句爵Dracheder’Bande》がパワードブレイカーである事から打点貢献もし易いんですね。
《天彩の精霊ミルディアス》を
《ピザスターのアンティハムト》で走らせて
《轟く覚醒レッドゾーン・バスター》を乗せることで除去とフリーズとバトルで3面を止める事が出来るのも大きな強みでしょう。
《キユリのASMラジオ》
【光水自然der’Bande】の《キユリのASMラジオ》もまた歴代最強の《キユリのASMラジオ》ですね。日々アップデートされる3コストクリーチャーの強さも2025年にして頂点に達しました。《ピザスターのアンティハムト》に
《俳句爵Dracheder’Bande 》、
《天彩の精霊 ミルディアス》と高バリューのクリーチャーがいくつも登場し、まさしく”使ったら勝つ”というレベルに達したというワケですね。
《俳句爵Dracheder’Bande 》で連鎖的にプレイする事が出来る為、攻撃中にメタカードをバラ撒けるのも強みだと言えるでしょう。
4.光水自然der’Bandeのざっくり講座
《心転地と透幻郷の決断》はDDDを持っているため、基本は素で使用するのでは無く、そちらでの運用を目指します。特に多いのが
《天彩の精霊ミルディアス》でスタートしたパターンです。
先攻でマウントを取りつつ
《心転地と透幻郷の決断》のDDDで
《洗打の妖精》や選ばれない
《一音の妖精》を作る事で攻めつつ負けない状態を作る事が可能になるのです。
他にも除去やリソース拡張も可能なため、とにかく出来る事の幅が広いのが魅力です。
状況に応じて正しいモードを選べてこそ
《心転地と透幻郷の決断》の真骨頂だと言えるでしょう。
リーサルの意識を強く持て
【光水自然der’Bande】はワンショットデッキでは無く、あくまで由緒正しきビートダウンです。ビートダウンにたまたま《煙幕の聖沌k3mur1/ 聖沌忍法メカくしの術》等を交えたワンショットが備わっただけであり、《俳句爵Dracheder’Bande》依存のゲームプランは余り望ましくありません。与えられた手札で6打点を削りきる算段を立てる為、必要とあれば道中で1点~2点削る事も多いです。
ですので、場残りを意識して盤面形成を狙う事も多く、ジャストダイバーやG-NEO進化の耐性はフル活用しますね。
実際にDMGP2025で使用した際も、非常に苦しい手札でスタートしたゲームを小粒による無理やりなビートダウンで制した棋譜が存在しました。
この意識が備わっているかどうかは【光水自然der’Bande】を使うにあたって非常に大事な項目であることを是非覚えていってください。5.値段
【光水自然der’Bande】は現環境の中でもかなり安価な部類のデッキだと言えます。《轟く覚醒 レッドゾーン・バスター/蒼き覚醒 ドギラゴンX》は最低でも2枚は欲しいところではありますが、必ずしも4枚必要という訳ではありません。
一旦今回は4枚前提で値段計算をしますが、持っていなくても是非組んでみる事をご検討ください。このアドバンス版【光水自然der’Bande】の値段は約22,000円です。これさえあれば
両フォーマット遊べるタイプ且つ来る殿堂発表の影響も受け難いデッキですので、この機会に是非購入をご検討してみては?
6.まとめ
同速デッキが蔓延るアドバンス環境でも、速度と安定感、メタカードを備えた【光水自然der’Bande】は最強格のデッキです。《心転地と透幻郷の決断》やそもそものプラン決定といった点で難しい択を迫られる事は多いですが、今回述べたようなデッキ全体の大局観やマッチアップ毎のテクニックを頭に軽く入れておくだけでも、今後の【光水自然der’Bande】ライフは明るいでしょう。
7.終わりに
【光水自然der’Bande】は
ここ数年間でも珍しい由緒正しきビートダウンです。
この系譜にはどこか懐かしいデュエル・マスターズの面影が残っていますが、
その実態は凶悪そのものですね。
DMGP2025ではテンプレが定まって無い中でアドバンスフォーマットの予選突破率は最大と、
新進気鋭のアーキタイプとしては充分すぎる結果でした。
まだまだ強化も見込め、殿堂による被害も現状想定されないこの【光水自然der’Bande】は未来のデュエル・マスターズを遊ぶうえでもうってつけのデッキだと言えるでしょう。以上、のすけでした!また次回の記事でお会いしましょう。