デュエルマスターズの全国大会とエリア予選この2つは切っても切れないもので、約10年前までは全国大会に出場するためにはエリア予選で優勝するしかありませんでした。
一人で複数地区のエリア予選に参加できる年もありましたが今はできません。
そのため一年に一回のエリア予選を一発勝負で勝ち切るのはデュエルマスターズでは至難の業。数多の強豪プレイヤーがエリア予選という高い、高い壁を超えられずに全国大会に出場できずに終わっていきました...
この高い壁にぶち当たったのはdottoも同じで、初めてエリア予選に参加したのが「ギャラクシー・マスター」、最後に出場したエリア予選が「デュエル・マスターズ全国大会2019」で自己ベストの3位。
計9回出場
(※1)して7回予選を通過し、幾度も環境読みを当てたにも関わらずエリア予選で優勝することは一度もできませんでした。
(※1)「エボリューション・マスター」、「サイキック・マスター」、「ビクトリー1」の3大会はエリア予選に出場する権利だけ獲得してスケジュールが合わずに出場できなかったので含めていません。エリア予選で勝ったことがないので過去の全国大会に出場した方法は2024年度のDMGPを除くと全て試行回数と実力でどうにでもなるDMPランキングのみ。
それだけにデュエルマスターズのエリア予選で勝つことがどれだけ難しいことなのか誰よりも理解しています。さて、去年は参加する権利がなかったために6年ぶりに挑むことになったエリア予選、
全国大会に参加するために今年度はこれがラストチャンスです。目次
▪️メタゲーム考察
▪️使用デッキレシピ
▪️構築のポイント
▪️対戦成績
▪️対戦内容
▪️振り返り
メタゲーム考察
「王道W第4弾終淵~LOVE&ABYSS~」が追加された後の2ブロックは
完全に【ゴルギーオージャー】の一強環境です。
速度、ギミックで【ゴルギーオージャー】に勝るものはなく、【ゴルギーオージャー】に対するメタカードも物足りないものばかりで
1月の頭の時点でこの環境の結論は【ゴルギーオージャー】だと半ば諦めていました。環境を新たに開拓するプレイスタイルのdottoにしては珍しく...
そのため調整相手だった25に新たなデッキ開拓をまかせてひたすら【ゴルギーオージャー】をdottoが使い、環境デッキや新デッキにぶつけていたのですが、
案の定全てのデッキが最終的には【ゴルギーオージャー】に対して有利主張をすることができませんでした。初見殺し的な形で勝ちを拾える【デアリデーモンコマンド】や【5cゴルギーネクスト】は存在しましたが、ネタは既に割れているので対戦する中で対応するためのプレイを見つけてしまえば有利とは言えないレベルのデッキです。
プレイの一例を記述すると...
vs【デアリデーモンコマンド】
手札を何枚持てるかが勝敗を左右するため手札を沢山抱えられるようなプレイを心がけ、できないようであればトップ勝負ができるゲームにする。《一音の妖精》は公開領域次第ではあるが、相手が5マナ以上になると手数が増えるので作るならその直前に作るようにする。
vs【5cゴルギーネクスト】
《~世紀末の善悪~》への対応の仕方を意識すること、《~西方より来る激流の竜騎公~》でトップにカードを置く際に《華謡の精霊カンツォーネ》をトップにすると相手視点ではとてもケアが楽なので《華謡の精霊カンツォーネ》は手札にキープして他のカードにすると《~西方より来る激流の竜騎公~》によって発生するじゃんけんが有利に進む。
《一音の妖精》は触りにくいので積極的に作りにいく。
以上を心がけておくだけでゲームの進めやすさが変わります。
となると、あとは同型に勝つためのプレイ練習と他との構築差をどうにかするだけなのですが、調整を始めたかなり早めの段階で他と構築面で差別化を図る方法を見つけることができたので比較的プレイの練習に時間を要することができました。
使用デッキレシピ
構築のポイント
4投のカード8種類は4投確定の必須枠なのでそれ以上特になし。
それに加えて、メタへのプレイの幅が広がる
《六番龍シックスフォールPar滝》を1枚採用するのも確定です。
《♪立ち上がる悪魔に天使堕ちるかな》も
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》を中心にしたこの環境において相手がメタを多用してくるため刺さらない対面がなく、
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》のプレイの幅を広げてくれるため2枚採用確定。
残りのカード5枠に関しては試行錯誤を繰り返した結果こういう形に。
《クルトの天宝》
今回【ゴルギーオージャー】を使う上で一番重要なカード。同型やデアリ系統のデッキに対して強くなります。
まず、【ゴルギーオージャー】は
《超魂設計図》で1枚拾えるか2枚拾えるかでその後の展開を大きく左右してしまうデッキです。
それなのに「フュージョナー」はあまり採用できていない。テンプレであれば5枚のみです。それでは58%前後でしか2枚回収することができないので正直渋い。
もっと回収確率を高めるためには強力な「フュージョナー」を探してくる必要性があったのですが、そこで話題に挙がったのが
1コストの「タマシード」たち。
12月のDTLの調整中に試したこともあったため脳内で自然とイメージができたので再度試した結果
《クルトの天宝》がなかなか強い。
《堕チシ八叉ノ蛇神》のような「マッハファイター」持ちに対して一方的に取られなくなります。
特に強いのが《一音の妖精》、《~西方より来る激流の竜騎公~》辺りを乗せた展開。《一音の妖精》であれば横にブロッカーを作るだけでほぼ取られることのない《一音の妖精》を作ることができます。更に
《クルトの天宝》の良いところが相手に
《ソウルサンライトコハク》進化
《一音の妖精》を出された返しに
《クルトの天宝》進化
《一音の妖精》ができるため、
《一音の妖精》進化に対して耐性のある
《一音の妖精》を当てられる札になっています。これにより、同型の後攻で勝ちやすくなっています。
《クルトの天宝》進化
《~西方より来る激流の竜騎公~》の場合は、
《~西方より来る激流の竜騎公~》を退かそうにもパワーラインが高く、無視してプレイヤーに突っ込むと
《~西方より来る激流の竜騎公~》の踏み倒し効果があるので、【デアリバイク】等に対して強く出ることができます。
残り3枠は自然が足りないので自然文明で、
《MATATA-美吾罪261》は対メタカードに強く、リソースゲームに欠かせないので2枚は採用。
《シェル・アルカザール》は役割が多く、「対メタ」「2コスブースト」「受け」の役割がこなせるので状況に応じたキープorプレイで使うため1枚は採用という形に。
対戦成績
予選
1戦目 後攻 ゴルギーオージャー〇
2戦目 先攻 ゴルギーネクスト〇
3戦目 先攻 4cバンデ〇
4戦目 先攻 ゴルギーオージャー〇
5戦目 先攻 バイク〇
6戦目 後攻 デーモンコマンド〇
予選1位
本戦
1回戦目 バイク 〇
2回戦目 4c創世竜 〇
3回戦目 リースサムライ 〇
決勝戦 ゴルギーオージャー 〇
優勝
対戦内容
予選
1戦目【ゴルギーオージャー】
相手の先攻2
《ソウルサンライトコハク》、3
《ソウルサンライトコハク》進化
《~西方より来る激流の竜騎公~》のぶん回しルートに対して
《一音の妖精》を当てられる手札では無かったので、
後攻2《ソウルサンライトコハク》から後攻3《華謡の精霊カンツォーネ》で1回邪魔を入れてバックにある2枚目の《華謡の精霊カンツォーネ》で勝ち筋を勝ち取るルートを選択。
相手が先攻4ターンフィニッシュを失敗した上に縦に過剰に重ねていたので、そこに2枚目の
《華謡の精霊カンツォーネ》を当てて勝ち。
2戦目【ゴルギーネクスト】
こちら先攻2
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》、相手は
《ROYAL-減亜5》スタート。そこを
《MATATA-美吾罪261》で踏みながら
《ソウルサンライトコハク》を敷く強ムーブで返すも
後攻3《ウルの天宝》+《竜社長ゴルファウンデーション》の完全回答。ただし
《~世紀末の善悪~》のハンデスで致命傷を避けたので
《ソウルサンライトコハク》+
《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》+
《~西方より来る激流の竜騎公~》でターンエンド。
《~世紀末の善悪~》で手札を枯らされ、
《吟弾の妖精》に面を止められてターンがこちらに渡ったので
《~西方より来る激流の竜騎公~》の効果でトップに置いていた
《~西方より来る激流の竜騎公~》から連鎖させて勝ち。
3戦目【4cバンデ】
初手《俳句爵Dracheder’Bande》をセットされたのでブン回しルートで行くことに決定。先攻4
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》、横に
《~西方より来る激流の竜騎公~》、トップに保険を置いて手札を大量に抱えて勝利。
4戦目【ゴルギーオージャー】
序盤はお互いに
《超魂設計図》を唱えるも思うような入り方をしない展開。
先攻4
《ソウルサンライトコハク》進化
《一音の妖精》の返しに相手が
《ソウルサンライトコハク》を先に出してしまったのでそこで試合終了。
5戦目【バイク】
先攻2
《シェル・アルカザール》に対して2
《轟速奪取トップギジャ》から入られたので、
《ソウルサンライトコハク》進化
《MATATA-美吾罪261》で
《轟速奪取トップギジャ》を踏みながら手札に
《超魂設計図》を構える展開で詰み。
6戦目【デーモンコマンド】
双方2ブーストスタート、先攻3
《PP-「P」》を3
《華謡の精霊カンツォーネ》で返す展開で進行するも先攻4パスにつき勝利。
本戦
1回戦【バイク】
「フュージョナー」を手札に加えるため先攻2で
《超魂設計図》を実行、
《クルトの天宝》が加わったので進化
《一音の妖精》を作る。
光単色と多色
(《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》と《轟䡛合体ゴルギーオージャー》)しか引かない展開で相当もたつくも、
1回無敵の《一音の妖精》が全てを背負って沢山ターンを稼いで勝ち。2回戦【4c創生竜】
対面が【4c創世竜】なのでぶん回しルートを決意していたところに
《ソウルサンライトコハク》、《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》、《大集合!アカ&アサギ&コハク》2枚のGGハンドが揃ったため勝利。3回戦【リースサムライ】
初手置きでは確証を持てなかったものの後攻2
《超魂設計図》でデッキタイプが割れたので、
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》を最速で狙いながら
《ソウルサンライトコハク》進化
《一音の妖精》だけ警戒して動くも、そもそも相手がそれをできなかったため勝利。
決勝戦【ゴルギーオージャー】
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》が序盤に全員集合するも
《超魂設計図》でうまく「フュージョナー」が拾えずに
《華謡の精霊カンツォーネ》で盤面を処理され、
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》も
《一音の妖精》もうまく狙えない展開。
リソース維持のためにやむなく
《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》から
《一音の妖精》を乗せて1ターン確保を狙う。
当然
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》で踏まれ、仕方ないのでハンドをキープしながら
《超魂設計図》から
《ソウルサンライトコハク》進化
《一音の妖精》を作り、
公開領域で見えていない《♪立ち上がる悪魔に天使堕ちるかな》が無いことをお祈りで返すことに。
1枚目の
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》で回収されていた
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》から入られて5枚ブーストが入るもその中には
《♪立ち上がる悪魔に天使堕ちるかな》は無し、アンタップマナ(8)の中にある
《超魂設計図》をマナから拾おうとする様子から手札に無いのも確定。
(面に《ソウルサンライトコハク》なし)こちらの面は
《ソウルサンライトコハク》進化
《一音の妖精》、チャージ7マナ、前のターンから抱えていた
《華謡の精霊カンツォーネ》+
《轟䡛合体ゴルギーオージャー》を3色マナ1枚を残して(タップに
《大集合!アカネ&アサギ&コハク》《轟䡛合体ゴルギーオージャー》1枚ずつを含む)実行。
魂の5枚ブーストの結果、単色マナ2色が落ちながら《観覧!ホールインランド・ヘラクレス》2枚と《轟䡛合体ゴルギーオージャー》1枚が落ちる理想に近い展開。
盤面に妨害札はなく、あとは10枚合体の《轟䡛合体ゴルギーオージャー》を完成させてゲームエンド...!優勝...!!!振り返り
調整段階からこの環境に自信はあったものの同じような手ごたえは過去のエリア戦でもよく感じていたので、"今回もどうせ途中で運が尽きて負ける"と思い結果にはあまり期待していませんでした。
ただ勝負どころで調整の経験が生きる場面が多くあり、やってきたことは間違いではなかったです。やはりデュエルマスターズは毎回ベストの状態で挑めるように努力し、それが結果に繋がらなくてもまた次回勝てるように努力、いつか勝てるタイミングを待つゲームなのです。今年度で言えばGPでは苦汁をなめる結果となりましたが最後の最後に良い結果を残せ、
最長記録である6大会連続の全国大会出場になったことは本当に本当に良かったです。
優勝したタイミングではこの結果を内心信じられずにいましたが、大会が終わってひと段落ついたタイミングで運営の方やジャッジ、会場の外で待っていたプレイヤーに祝福されてようやく優勝したという結果を実感することができました。
全国大会の権利もありますがエリア優勝はGP優勝の次に欲しいと思っていたタイトルだったので、この結果には満足しています。
まずは一ヶ月後の全国大会で2度目の日本一に挑戦し、来年度は逃し続けているGP優勝を目指したいと思います。