皆さんこんにちは。Rush Prosの井川です。
毎度おなじみ、最新エキスパンションである『タルキール:龍嵐録』のレビューをお届けします。
《包囲サイ》《カマキリの乗り手》を始めとして、
《宝船の巡航》《時を越えた探索》、友好色フェッチランド再録など数々の名カードが収録されていた『タルキール覇王譚』から早や10年。
時の流れは恐ろしい。。。パックが売れすぎて、コイツラが100円で買えたのもいい思い出です。
それではいつも通り、僕の趣味と偏見でカードを紹介していきたいと思います。スタート!
目次
▪️★《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》であり《堂々たる撤廃者》!?可能性は無限大!
▪️★2マナの《分派の説教者》であり《炎歩スリス》!現代スペックな2マナクリーチャー!!
▪️★果敢デッキの救世主なるか?「疾風」を駆使してトークンを量産しよう!
▪️★モダンでトロンの復権あるか?出したターンに相手の盤面をグチャグチャにしよう!!!
▪️★その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
▪️★終わりに
3年ローテーションということもあり、求められるカードのラインが厳しいのが今のスタンダード。
どのデッキも既に強固なため、半端なカードパワーだったり重いカードは求められていません。
今回のエキスパンションで、
一線級で戦えそうなクリーチャーはこちら!ラムナプ・レッド時代に活躍した《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ》のアッパーバージョンのような性能に、《堂々たる撤廃者》に似た強力な常在型能力が付いています!!!単体のカードパワーだけでも合格点ですが、ボロス/ジェスカイ召集でおなじみの
《戦導者の号令》とは相性100点。トークンが出る&そのトークンのサイズも上がるので、一気に大ダメージ!!
アンコモンにも、召集と相性バツグンの
《前線への猛進》がありますし、今回のエキスパンションで最も強化を受けたのはボロス/ジェスカイ召集で間違いないでしょう。最近下火でしたが、再浮上なるか?
常在型能力の方をベースで考えると、
《堂々たる撤廃者》はコンボデッキのお供として全知コンボのサイドボードで使われていますので、そこが差し替わる可能性も有り。
《除霊用掃除機》には弱くなりますが、その分プレッシャーをかけられるようになりますし、シンボルが薄いのも嬉しいですね。
モダンのボロスエネルギーでも使われる可能性アリ。「応召」で生成されるトークンは赤いので
《ナカティルの報復者、アジャニ》の「0」能力と相性良いですし、
《ゴブリンの砲撃》のコストとしても最適。
《色めき立つ猛竜》が禁止以来、手薄だった2マナ域としてジャストフィットするかもしれません。
続いて、同じくタダ強で有力な2マナ域をご紹介。
《陥没孔》といえば2マナの土地破壊ですが、それとは全く関係ナシ。
2マナ1/3飛行という最低限のスペックに、殴るだけで「闘魂」。
すなわち、サイズアップorトークン生成という強力な誘発型能力が付いています!!瞬間的な打点だけであれば+1/+1カウンターのほうが強いですが、基本的にはトークン生成になるでしょう。毎ターントークンを出す様は
《分派の説教者》や
《苦花》を彷彿とさせてくれます。
おすすめはディミーアミッドレンジ。アタック→トークン生成→《悪夢滅ぼし、魁渡》忍術、の流れが最高!飛行があるので忍術元にしやすく、ブロッカーを出してくれるので出したばかりの
《悪夢滅ぼし、魁渡》も守りやすい!!
2マナ域は既に
《フラッドピットの溺れさせ》、
《フェアリーの黒幕》、
《大洞窟のコウモリ》、
《静かなる広間這い》など選択肢が多く激戦区ですが、そこに割って入ることができるのか。新戦力に期待しましょう!
★果敢デッキの救世主なるか?「疾風」を駆使してトークンを量産しよう!
今回のジェスカイは、
「各ターン内に2つ目の呪文を唱えること」=「疾風」がキーワードとなっています。
その中でも、デッキの中核になりそうなカードがこちら!
ただ使うだけならプレイに2マナ・装備に2マナの微妙なカードですが、「疾風」を達成すればあら不思議。
「果敢」持ちのトークンが出ただけでなく、そのトークンに自動的に装備してくれるので、
いきなり2/2・速攻・果敢が盤面を走り出します!「1ターンに1度」の制約こそありますが、例えば自分のターンに2アクションして1体、相手のターンにも2アクションしてもう1体ということも可能です。なるべく軽いスペルで構成しつつ、複数回の誘発を狙える構成にしたいですね。今をときめく
《食糧補充》も、手札の補充に一役買ってくれるでしょう。
《コーリ鋼の短刀》以外にも、「疾風」カードは粒揃いです。
3マナ2/3飛行・絆魂だけでは普通ですが、
「疾風」で唱えるとなんともう1体!3マナ4/6飛行・絆魂相当と考えるととんでもないバケモンです!!スタンダードでは「計画」と合わせるのが理想ですね。モダンやレガシーであれば、簡単に「疾風」を達成してプレイできそうです。
《金属モックス》→《古えの墳墓》→《大空の賢人》!!通常プレイだと4マナと重いですが、このスペルが2枚目の呪文であれば2マナ軽くなるので実質「疾風」の2マナスペル。
ジャイグロと除去は普通ですが、出るトークンが果敢持ちなのは2マナとしては破格です!
★モダンでトロンの復権あるか?出したターンに相手の盤面をグチャグチャにしよう!!!
そして名は体を表す、今回の目玉カード《嵐の目、ウギン》!!スタンダードでは無色のプレイアブルなカードが少ないので微妙そうですが、主戦場はやはりモダンでしょう!
「3ターン目カーン」で知られた
《解放された者、カーン》は悲しいことに今のモダンのカードパワー/スピードに追いつけていませんが、今回の
《嵐の目、ウギン》は
「このカードをプレイしたとき&他の無色のカードをプレイしたときに除去できる」という圧倒的な性能を持っています!
理想のアクションとしては、
7マナでプレイ(1つ除去)→忠誠度能力「0」で3マナ出す→《彩色の宝球》《彩色の星》《探検の地図》《大祖始の遺産》などをプレイ(最大3つ除去)といった感じでしょうか。
《解放された者、カーン/Karn Liberated》だと1枚しか対処できませんでしたが、
《嵐の目、ウギン》だと一気に複数枚を対処しつつ忠誠度7が残るので、落とされることもないはず。
強い!強すぎる!!!!トロンではこれまであまり使わなかった
《ミシュラのガラクタ》みたいなカードも、
《嵐の目、ウギン》との相性の良さから今後は採用される可能性すらあります。
《一つの指輪》を失い、8マナ=
《忘却石》・
《精霊龍、ウギン》のターンまでは盤面を捌くのが下手なトロンでしたが、7マナから一気に捲れるようになったのは非常に大きいですね。
トロン復権の鍵はこのカードにあり。早くプレイしたい!!!★その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
《堕ちたる者の案内者》、《堕ちたる者の案内者》じゃないか!!能力が「闘魂」になったため、トークン出すor自身を育てると選べるようになりましたし、本体のクリーチャータイプが人間なのも加点要素。『カルドハイム』当時は優秀な1マナクリーチャーとして活躍しましたし、地味ながら優良アンコモン。
「
《身代わり合成機》《編まれた網》《再利用隔室》を出せ」って書いてありますね。
少しずつ進化しつつも一線級にあと一歩足りなかったアーティファクトデッキ、ついに花開くときが来たか?
常在型能力も強く、デザインは100点。4ペス→5ペスの動きがトークンモリモリで気持ちよさそう。
カード自体は強いと思うので、すぐには無理でもいつかの活躍に期待。
《シルムガルの嘲笑》のリメイクバージョン。確定カウンターではなくなっている分、シンボルが薄くなってプレイしやすくなっています。
スタンダードのドラゴンは少し力不足ですが、カラーリング的には
《碑出告と開璃》と一緒に使うのが一番良さそう。
《苛性の吐息》も除去としてかなり使いやすそうなので、合わせて使いたいですね。
《謎めいた海蛇》《トレイリアの恐怖》、
《グルマグのアンコウ》といった軽くて出せるクリーチャーと相性バツグン。
スタンダードは
《豆の木をのぼれ》で十分なので、アドバンテージ源が限られるパウパーが主戦場でしょうか。
《吸血鬼の夜鷲》に謝れ。マナカーブ的にも、後続の
《黙示録、シェオルドレッド》や
《苦難の収穫者》などにカウンター乗せるのが単純に強力。
《プロフトの映像記憶》→
《光砕く者、テルサ》で5/5速攻が強力!!全体除去があるドメインなどには特に効果的に働きそうです。
《焙り焼き》が前兆付きクリーチャーとなって帰ってきた!
《焦熱の射撃》と比べると飛行クリーチャーが除去できないので
《永遠の策謀家、ズアー》の対処には苦しみそうですが、シンボルが薄いので
《岩面村》があってもプレイしやすい点、
《強迫》で落とされない点は明確にプラスです。悩みどころですね。
どちらもシンボルこそ厳しいですが、3マナで複数枚掘れ、手札も増えるという
《食糧補充》に近い性能。
《古えの墳墓》が使えないスタンダードでは、デッキによってはこれらを優先して使うデッキもありそう。特にインスタントかつ
《豆の木をのぼれ》も誘発する
《ラクシャーサ流取り引き》はかなり強そうに見えますね。
今回のレア土地は、「基本地形タイプをチェックしてアンタップインする」「単色土地」「起動型能力持ち」という、『エルドレインの王権』の
《アーデンベイル城》《ヴァントレス城》と同じようなデザインになっています。
コンボデッキのお供になりそうな
《湧霧の村》が最も注目を集めてますが、他のものも強力な能力が多いので、マナバランス等に余裕があれば使いそうです。ただアンタップイン条件が敵対色の基本地形タイプとなっており、見た目より使いづらそうなのが気がかり。
今回の可愛い枠。ゴツい体は無視して顔だけ見ましょう。柴犬ですよ。10000点です。★終わりに
ということでお届けしました『タルキール:龍嵐録』レビュー。
タルキールらしい3色以上のカードは少し重くて派手なカードが多く、今のスタンダードにはマッチしなそうですが、単色~2色のカードは軽くて強力なものもあり、期待できる内容でした。5月のチャンピオンズカップファイナルに向けて、スタンダードがどう変わっていくか楽しみですね!
今回の僕のオススメはこの3枚。軽い2枚は主にスタンダードで、そしてウギンはモダンでの活躍を楽しみにしています!
3ターン目ウギンで相手の盤面をグチャグチャにしましょう!!!それでは今回はここまで。また次回の記事でお会いしましょう!