新セット『久遠の終端』の全カードリストが発表されました。
今回は
宇宙がテーマで、宇宙船や配備などワクワクする新キーワード能力が多いです。注目カードを紹介していきます。
目次
▪️新キーワード能力
▪️白
▪️青
▪️黒
▪️赤
▪️緑
▪️マルチカラー
▪️無色・アーティファクト
▪️土地
▪️おわりに
新キーワード能力
・『久遠の終端』のメカニズム・『久遠の終端』をコレクションする宇宙船と配備
宇宙船はアーティファクトとして出ますが、最初はクリーチャーではありません。「配備」とはソーサリーとしてのみ起動できる起動型能力で、あなたのメインフェイズ中でスタックが空のときにのみ起動できます。
配備能力を起動するには、その宇宙船以外であなたがコントロールしているアンタップ状態のクリーチャー1体をタップします。タップしたクリーチャーのパワーに等しい個数の蓄積カウンターを宇宙船の上に置き、宇宙船の上に置かれている蓄積カウンターが、文章欄の左側の円に示されている個数以上になると、クリーチャーになります。
《サンスターの弩級艦、ドーンサイアー》は
配備10達成で攻撃時に100点ダメージ、配備20で20/20飛行のクリーチャーになります。ド派手な効果で、リミテッドなら初手級!
惑星
惑星も宇宙船同様に、クリーチャーをタップして配備する事で効果を発揮します。
《巨大な神核、ウスロス》なら、
配備12達成で《トレイリアのアカデミー》になります。ワープ
「ワープ」は代替コストを表しています。あなたが手札からワープを持つカードを唱える場合、そのマナ・コストの代わりにワープ・コストを支払うことを選ぶことができます。そうした場合、次の終了ステップの開始時にそのワープ・コストで唱えられたパーマネントは追放されます。
ワープ能力は手札からのみ使用可能です。
ヴォイド
ヴォイド能力は、そのターンに土地でないパーマネントが戦場を離れたか、そのターンに呪文がワープされた場合にのみ誘発します。
「紛争」能力に近いですが、土地では誘発しないのでフェッチランドでは満たせない事に注意。着陸船
着陸船・トークンは新しいトークン・タイプで、2マナ起動でマナ加速してくれます。
白
1-2マナのカードが中心のデッキなら誘発条件は簡単で、トークン生成してから全体強化と、アグロデッキで使いたい能力。
伝説でないので、
2体並んだらすぐに勝ちそう。白アグロが出てくるかも。
ワープで2マナでプレイしてから、コピーのトークンを生成するカード、例えば
《溶鉄の複製》をプレイすれば速攻のコピーが2体出ます。
《溶鉄の複製》を2回プレイすれば、《溶鉄の複製》1枚目で2体コピー、《溶鉄の複製》2枚目で8体コピーが出るので、そのまま速攻アタックで勝利!新しいコンボデッキが生まれるかも。
2ターン目に
《勝利の楽士》から
《光に導かれし者、ハリーヤ》なら、
クリーチャー3体で3点回復するので1ドローできる!ワープが1マナと軽いので、1ドローの誘発条件を満たすのは難しくなさそう。ワープが軽いカードは
《新たな夜明け、ケトラモーズ》と組み合わせても強そう。
土地を追放するにせよ呪文を追放するにせよ、少しのデメリットを与えるクリーチャー。もともとタップインの土地を手札から追放された場合は何も起こりませんが、なかなか良い能力。1マナパワー2でこの能力なら、スタンダードでも通用しそう。警戒なので、攻撃しながら配備も出来ます。
珍しく1マナの天使なので、パイオニアで天使デッキを組むときに候補になるかも。配備2はクリーチャー1体をタップするだけで済むことが多く、簡単に全体強化として機能します。軽いカードを強くして、
スタンダードで白アグロを復権させようという意図を感じます。
《一時的封鎖》がスタン落ちする事が心配でしたが、すぐに似た効果の全体除去が収録されました。
アグロ対策として今後ずっと使われて行くと思うので、まずは4枚揃えましょう。《ピナクルの星檻》は
《一時的封鎖》と異なり、アーティファクトとクリーチャーしか追放できません。エンチャントが残るのは、自分のパーマネントを
《陽光真珠の麒麟》で戻すときにメリットになりますが、相手のエンチャントが残るデメリットにもなります。
《ポータブル・ホール》のエンチャント版。1マナで使いやすい除去なので4枚使いそう。
上記の《ピナクルの星檻》と併用しても追放されないのが良いです。パワー2を2回タップ、パワー3を1回タップと考えると、配備7はそこまで難しくない。
《セリーマ号》から
《ミッドガルの傭兵、クラウド》をサーチして、
《ミッドガルの傭兵、クラウド》から
《「竜騎士」の両手槍》をサーチすれば、
《セリーマ号》1枚だけで強い盤面を作れます。
青
最近のスタンダードは
《ミストムーアの大主》や
《逸失への恐怖》、
《プロフトの映像記憶》《アガサの魂の大釜》など、エンチャント・アーティファクトを中心にしたデッキが一定数いるので、良いサイドボード候補になりそう。
2ターン目にプレイしたら2枚見て1ドロー、4ターン目にキッカーすると4枚見て2ドロー。キッカーしたときは
《記憶の氾濫》。
2マナは土地事故回避に使えて、4マナ以降は土地のぶん見れる枚数も増えると考えると、良いドロー呪文。
僕も好きな系統なので、まずは試してみたいです。場を離れたときにもドローするので、
《孤立への恐怖》や
《陽光真珠の麒麟》でのバウンス先として最適。
《この町は狭すぎる》がスタンダードで禁止されたのは、
《氷魔法の秘宝》が出る事を考えての措置だったのかも。
アーティファクトデッキの中心になりそうなレアたち。
《特使の随伴機》は親和(アーティファクト)のカードと組み合わせれば、結構なパワーになりそう。霊気走破の機会巨人と組み合わせても良いかも。
《合成研究船》は、手掛かりトークンや
《氷魔法の秘宝》など、クリーチャーでないアーティファクトをクリーチャー化して攻撃しても良し、配備でタップしても良し。
《身代わり合成機》にエンチャントしたら、合成機のトークン生成で合成機のコピーが出てくるので、盤面をアーティファクトだらけに出来そう。
まず7ドローは唱えていた場合のみで、コストを払わずに戦場に出した場合は何も起きません。マナコスト踏み倒しの能力がターン最初の呪文のみなので、
《虚空間渡り》を唱えたターンには他の呪文を踏み倒し出来ません。
7ドロー、マナコスト踏み倒しと、コンボ使いが喜ぶ能力だらけですが、
絶妙にバランス調整されています。ただ、1回戦場に出せば相手のターンにもマナコスト踏み倒しが出来るので、
《虚空間渡り》を出してから
《不連続性》など相手ターンを終了する効果を使えれば強そう。可能性を感じます。
黒
《ギックスの命令》を少し軽くした感じのモード選択。除去と2体回収、絆魂でどのモードも便利。
トリプルシンボルなので、黒マナが20枚以上入ったデッキで使いたいです。
新しい2マナ除去。比較対象は
《逃げ場なし》とか
《保安官を撃て》ですが、
《逃げ場なし》で倒せない
《分派の説教者》でも
《減圧》なら倒せます。
環境によりますが、2マナ除去の選択肢になりそう。
《ヨーグモスの法務官、ギックス》に似た効果ですが、「1体以上のクリーチャー」表記なので、複数のクリーチャーが戦闘ダメージを与えても引けるのは1枚です。
本体が4/4絆魂なのでダメージレースに強く、ヴォイドで2/2生成するので1枚で勝てる性能。生き残れば勝ち系のクリーチャー。
《黙示録、シェオルドレッド》がスタン落ちしますが、その後継になれるかも。このセットの物語の中心のソセラは超大質量ブラックホールで、能力もそれに見合ったものになっています。色マナが出しやすくなった
《墓穴までの契約》で、クリーチャーがいなくなった後に+2/+2しながら出す能力。自分から能動的にクリーチャーを生贄に捧げるデッキで強く、
《威名のソルジャー、セフィロス》と相性が良さそう。
《影の帯の盲信者》は
《スーパーヴォイド、ソセラ》や
《威名のソルジャー、セフィロス》と組み合わせると強そう。
4/1威迫護法付きと、今までにないスタッツ!デメリットも大きいですが、クリーチャーの少ない相手になら2ターン目に出してそのまま殴り切る事もありそう。
《切り崩し》がスタン落ちする事が心配でしたが、1マナ除去が追加。
ソーサリーなのが惜しいですが、ヴォイドの条件達成はそこまで難しくないので、便利な除去として使われそう。宝物トークンや食物トークンを生贄でヴォイド達成が一番簡単そうです。
能力を失うのはメリットにもなります。例えば
《ファイレクシアン・ドレッドノート》《死の影》のように、低コストで巨大なクリーチャーを墓地から戻せば、能力を失わせているのでデメリットを気にせず12/12や13/13を戦場に出す事が出来ます。
他にも土地サイクリング持ちのクリーチャーを戦場に戻したりと、色々な使い道がありそう。
赤
《峰の恐怖》をX=2でコピーすれば、誘発型能力と攻撃で20点以上のダメージが入ります。
《パイロゴイフ》コピーでもすごいダメージが入るので、レガシーで使われるかも。
ワープ持ちかつ速攻持ちなので、ワープの3マナで出したターンにも攻撃できます。
タフネス1を除去しながら4点アタック出来て、後半にももう1回出せると考えると結構強い。タフネス1が多い環境なら強そう!
プレイヤー本体にも撃てるので、自分のクリーチャーが死亡したターンに撃てば3点と考えると結構強い。
黒の1マナ除去
《悲劇の軌跡》同様、ソーサリーなのが惜しいですが、それでも使われそう。
2マナタップで墓地のアーティファクトを追放して強化しつつ、好きな対象に2点。起動回数が増えれば2点、3点とダメージも増えていきます。
アーティファクトデッキ専用ですが、
挙動は《渋面の溶岩使い》に近く、除去能力持ちの1マナクリーチャーと考えるとかなり強い!今回のおすすめです。どちらもマナコスト踏み倒し系の能力。
《不動の副司令官、タヌーク》は
《騙し討ち》をクリーチャーにしたような能力で、本体も3/5なので優秀。
能力で出せるのは赤のクリーチャーだけですが、
《イフリートのドミナント、クライヴ》《ボイラービルジの大主》《終わらぬ歌、ウレニ》あたりを速攻アタックさせたら強そうです。
《召喚:バハムート》を
《終速度》で出せば相手の盤面を壊滅させられます。
アーティファクトを出す度に弾薬トークンが溜まっていきます。弾薬トークンを生贄にできるカードがあれば、一気にダメージを飛ばす事が出来るので、前述の
《錆びついた収穫機》と合わせてアーティファクトデッキで強そう。
緑
スタンダードで
《サッズのヒナチョコボ》《ティファ・ロックハート》《苔生まれのハイドラ》を中心にした緑単上陸が活躍しており、
今回は上陸デッキ向けのカードが多いです。《生体技術化後の未来》は着陸船トークンで土地を確保ししつつ+1/+1カウンターを付与できるので、2-3枚入るかも。
《真社会性工学》も上陸デッキ向きのカードで、5マナは重いですが、ワープの2マナで出してから
《寓話の小道》でトークンが2体出ると考えると悪くない。
《強靭形態の調和者》は
《ティファ・ロックハート》《苔生まれのハイドラ》のパワーを2倍にしたら大ダメージが入りそう。
《惑星共生》は
《サッズのヒナチョコボ》《苔生まれのハイドラ》に+1/+1カウンターを乗せる度にドロー出来ます。
2マナクリーチャーにどこまで能力を詰め込めるか試しているのか?打ち消し主体のデッキにはかなり効きますし、そもそも3/2速攻で高性能。相手のプレインズウォーカーを落とすのにも便利そうです。今回のおすすめ。
《踏査》と
《世界のるつぼ》を足したようなクリーチャー。
《不毛の大地》と組み合わさると毎ターン2枚特殊地形破壊できるようになります。
《緑の太陽の頂点》からのサーチ先として強く、モダンやレガシーでも使われそう。今回のおすすめ。今回ボーナス枠に《露天鉱床》が存在するので、リミテッドで《氷耕しの探検家》+《露天鉱床》でレアコンボされないか心配です。待望のマナ加速!タップイン土地の多いデッキだと、1ターン目
《サミの好奇心》から着陸船起動まで出来ないので、アンタップイン土地多めのデッキ構成が求められますが、それでも強い!
マルチカラー
どちらも着陸船のマナ加速付きで、スタンダードで使われるかも。
両方リミテッドでは初手級に見えます。
使いこなすには他の追放カードとの組み合わせが大事で、
《除霊用掃除機》と相性が良いです。
《血清の粉末》ならゲーム開始時に追放領域を増やせるので最初から5/6とかになりそう。
土地を置けば自身が3/3飛行になるので、2マナ域としては十分な性能。
味方を3/3に出来るので、例えば《ティファ・ロックハート》を3/3にすればそのあとティファの能力で倍になるのでパワー6で、かなり強そう。青緑上陸になるかも。1マナや0マナのアーティファクトが多いデッキなら強そうなので、モダンで
《オパールのモックス》《ミシュラのガラクタ》と組み合わせたいですね。
ワープ1マナなのもプレイしやすく、
《コーリ鋼の短刀》の呪文2回を誘発させるのにも便利なので、
モダンでよく使われそう。クリーチャー生贄中心のデッキ、例えば
《威名のソルジャー、セフィロス》と組み合わせたら強そう。
パワー4以上になったら除去能力も持ち、
2回生贄でパワー4になるので条件達成は簡単!無色・アーティファクト
エルドラージなので、
《エルドラージの寺院》《ウギンの目》で軽くなります。
ワープで4マナで出しつつ、
《食物連鎖》で追放すれば7マナ出ます。コンボデッキのお供に、主にモダンやレガシーで使われるかも。
《魔力の墓所》《太陽の指輪》など、強いマナアーティファクトがある環境で輝きそうな能力。
[0]能力で
《魔力の墓所》や
《太陽の指輪》をアンタップすればマナが増えて、[-3]能力でこれらをサーチ。[-7]能力まで行ければ勝利。
ヴィンテージや統率者など、
《魔力の墓所》《太陽の指輪》が使える環境向けかな。
ワープで出した後に
《新生化》で生贄にすれば10マナのクリーチャーが出せます。
ワープ3マナで9マナのクリーチャーが出せるのは他に無い効果なので、色々なコンボデッキで悪用できそう。
重いですが、戦場に出す事が出来れば土地か呪文をプレイする度にドロー。
《水蓮の花びら》《暗黒の儀式》などマナ加速が入っているデッキならそのまま連鎖してデッキを大部分を引けます。7マナと言うコストさえクリアできれば勝つカードなので、コンボデッキが組めそう。
ヴィンテージのみですが、
《修繕》から出したら強そう。
《久遠のエレベーター》は5マナから3マナ増えるので、次のターンには土地と合わせて
《召喚:バハムート》が出せます。
《久遠のエレベーター》から
《殲滅戦艦》の動きも強力。
FFと久遠の終端を合わせて、
無色の強いカードが増えてきたので無色ランプみたいなデッキも出来るかも。土地
惑星タイプを持つ土地たち。白と緑はクリーチャーを並べやすい色なので、配備コストを用意しやすいです。
《目覚めの安息地、エヴェンド》は配備12で
《ガイアの揺籃の地》になるのが強そう。
《巨大な神核、ウスロス》は配備12で
《トレイリアのアカデミー》と聞くとすごいですが、スタンダードには軽くて強いアーティファクトが少し不足しているのと、青だと配備12が難しそう。
《記念の星、カヴァーロン》は、赤は配備するくらいなら速攻持ちで攻撃したいのと、タップインする事が赤の戦略に合っていなそう。速攻よりもアーティファクト・クリーチャーに寄せた構成なら強いかも。
《ヴォイドの祭壇、ススール・セクンディ》には一番期待しています。配備12すればドローエンジンになり、例えば2マナパワー4の
《黄昏の妨害工作員》なら配備と生贄の両方に役立ちそう。
昔話をすると、《ウルザの工廠》という7マナ起動の土地でもコントロールで使われていたことがありました。《隔離された星鍛冶場》は5マナ起動で2/2が出せて、しかも2マナタップの能力も悪くない。
《ウルザの工廠》より遥かに強い!
アーティファクト中心のデッキや、長期戦をするコントロールデッキで使われそうです。
ショックランドはマジックの基本であり、フォーマットを問わず強いので、4枚持っていなかったら揃えておきましょう。《ウィローラッシュの境界》など、境界土地との相性も良いです。
おわりに
今回のおすすめはこの6つです。軽くて4枚使いそうなカードを選んでいます。それではまた。