皆さんこんにちは。Rush Prosの井川です。
みんな大好き、大人気IPとのコラボ!!!なんと今回は
『スパイダーマン』!!アメリカはもちろんのこと、日本でもおなじみのIPなので、きっとよくご存知の方も多いでしょう。
ということで恒例である、最新エキスパンション『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』のレビューをお届けします。
それではスタート!
目次
▪️★スタッツの良いヘイトベアーは画期的だ!
▪️★向かい風の世界に反逆なるか?緑を救ってくれ!
▪️★軽くてテキストが多いカードは強いことが多いぞい
▪️★その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
▪️★終わりに
★スタッツの良いヘイトベアーは画期的だ!
今回の新キーワードである
「ウェブスリング」。コストとして戦場のクリーチャーを手札に戻すのが「忍術」を彷彿させますが、攻撃を通す必要がないので条件がかなり緩和されています。
そんな「ウェブスリング」カードの中でも、
分かりやすく使えそうなカードがコレ!1マナ域を戻せば(戻した1マナ域を出し直すコストも考えると)実質2マナ3/3。さらには
《スレイベンの守護者、サリア》のような能力を持っていて使いやすそう!!
基本的にはソーサリーかインスタントを指定することになると思いますが、
手札を見てからなのでスカりづらいのは嬉しいですね。
パイオニアやモダンなどでは
《スレイベンの守護者、サリア》と合わせて8枚体制も可能ですし、手札を見れるので
《翻弄する魔道士》とは相性バツグン!スペルに依存したデッキをボコボコにしちゃいましょう!
★向かい風の世界に反逆なるか?緑を救ってくれ!
最近のスタンダードは
イゼット>赤単>>>ディミーア>青白コンといった感じで、緑の元気がありません。
いや、正確に言うと最近どころではなくここ1年ぐらいずっとです。ドメインのような多色ランプか、赤単の添え物としての緑。悲しい。
ですが、今回の新戦力は中々に優秀です。2マナ1/2で+1/+1カウンターを2体に置けるので、しっかり機能すれば2マナ3/4相当!デッキをちゃんと組めば+1/+1カウンターも簡単にシナジーで活きるので、最良の2マナ域として十分活躍できるかもしれません。
緑ベースのアグロデッキで組みつつ、2色土地や
《魂の洞窟》などで色マナを出せるように組んでおけば、2枚目以降を
《アルティメット・スパイダーマン》で出すことができるようになるのでレジェンドのデメリットも軽減できますね。
縦シナジーを意識するクリーチャーデッキが一番分かりやすいので、
《防壁の雄牛》や
《鼓舞する呼び声》《溶かし歩きの賛美者》といったカードと一緒に使うのが良いでしょう。
下の環境に目を向ければ、「人間」というクリーチャータイプにバリューが出てきます。
5枚目以降の《サリアの副官》みたいなもん(?)。前項で挙げた
《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》と共に、
5色人間復活のきっかけになるかもしれません。
★軽くてテキストが多いカードは強いことが多いぞい
赤くて軽いクリーチャーには目がない井川。こういうカードはピックアップしない訳にはいかないでしょう!
暴動=2マナ3/2 or 2マナ2/1速攻というスタッツは決して高くないですが、付いている能力は格別です。先手2ターン目に繰り出して、相手の手札のカウンターをゴミにするのは
至上の喜びとされています。
ただ真面目な話をすると、スタンダードでは打ち消しも軽減も少ないので、主な戦場は下の環境になりそうです。
特に「能力が打ち消されない」のは珍しい!《ティシャーナの潮縛り》《記憶への放逐》といったカードを無効化できるので、スタンダードよりもモダン以下や統率者戦で活躍しそうですね。
★その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
過去にあまり例を見ない、珍しいデザインのクリーチャー。2ターン目に展開しつつ、島になる=1マナ構えられるのが単純に強力。殴りつつマナを増やして、相手を翻弄しましょう!
青くて1マナのインスタント呪文の質で評価が変わりそうですが、
アクションの最大値が高いので期待できそう。インスタント呪文、ソーサリー呪文、誘発型能力を打ち消すというちょっと変わったカウンター呪文。
「ウェブスリング」によって1マナで打てるのは当然強いですし、普通にプレイしても2マナなので十分範囲内です。
その軽さと幅広さから、フォーマットを問わず使われそうな1枚。《傲慢な新生子》!《傲慢な新生子》じゃないか!!8枚体制になったことで、モダンのドレッジが復活するかも???
色々書いているロード、
《スパイダーハム、ピーター・ポーカー》。
全部のタイプを1つも間違えずに言えるようになる日は来るのでしょうか?《渓間の冒険呼び》と一緒に入れて8ロードが最大バリュー。愚直ですが、結構強いアグロが組めそう。
書いてあることは結構凄そう。
最初の1マナコピーで何をコピーできるかがカードの評価を大きく変えそうです。
前スタンダードにいた
《敬慕される腐敗僧》のような、複数枚並べたときに爆発的に強いカードを見つけたいところ。
3マナ2/4、ドローができるかもという感じは
《分派の説教者》を思わせる性能です。
混成マナなので幅広いデッキで採用できるのが嬉しい。今すぐは厳しくとも、
ローテーションのどこかのタイミングで活躍してくれそうなので、期待を込めてピックアップ。
毎ターンのディスカードは厳しいですが、単体で3→5のジャンプアップをしつつ強固な盤面を作ってくれるので、
実は結構強いかも。コイツ自身を「大混乱」で出そうとするのではなく、どちらかというと
コイツが「大混乱」をトリガーさせるベースとして活躍するようにデッキを組むのが良さそう。
『久遠の終端』で収録されたギルドランドは、たったの5種類。収録されなかった5種のギルド、特にファストランドのない友好色のデッキは脆弱なマナベースに悩まされています。
そんなあなたに《マルチバースへの通り道》。2点払ってアンタップインできる
《進化する未開地》みたいなもんです。
境界ランドとも相性バツグンなので、スタンダードでは多くのデッキで使われるでしょう。今回の可愛い枠。真ん中のお姉さんより両脇の猫が欲しいです。★終わりに
ということでお届けしました『マーベル スパイダーマン』レビュー。
前回の『ファイナルファンタジー』程のボリュームではないものの、
その分濃いセットに仕上がっています。スタンダードは禁止が予告されていることもあり、
環境が変わることは間違いないので、『スパイダーマン』のカードたちもきっと活躍してくれることでしょう!今回の僕のオススメはこの3枚。特に
《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》はタフネスの高い
《スレイベンの守護者、サリア》のようなものなので、是非使ってみたい1枚です!!
それでは今回はここまで。また次回の記事でお会いしましょう!