こんにちは!MOパンダです。
『マジック:ザ・ギャザリング――FINAL FANTASY』の熱がまだまだ下がりませんが
「久遠の終端」が8月1日に発売されます!
キャッチコピーは
「星々の中に隠された魔法を見つけ出せ」多元宇宙の終端が今回の舞台です。宇宙をテーマにした能力を持つカードがたくさん収録されます。
そんな『久遠の終端』のレビューになります!よろしくお願いします。
目次
▪️新メカニズム解説・リリースノート
▪️『久遠の終端』カードイメージギャラリー(公式サイト)
▪️白
▪️黒
▪️赤
▪️緑
▪️多色
▪️無色
▪️統率者
▪️まとめ
新メカニズム解説・リリースノート
スタンダードで使用可能なエキスパンションです。7月25日のプレリリースから使用可能になります。
「団結のドミナリア」から「機械兵団の進軍:決戦の後に」がローテーション落ちになります。
新キーワード能力:配備
宇宙船や惑星にクリーチャーを配備させよう!配備(あなたがコントロールしていてこれでないクリーチャー1体をタップする:それのパワーに等しい個数の蓄積カウンターをこの宇宙船の上に置く。配備はソーサリーとしてのみ行う。X個以上なら、これはアーティファクト・クリーチャーである。)
召喚酔いの影響はなくソーサリータイミングでクリーチャーをタップすることで蓄積カウンターを乗せることができる。
左側の数字以上の蓄積カウンターが乗るとクリーチャー化したり能力が追加されたりします。
新キーワード能力:ワープ
対戦相手に奇襲をかけよう!方法は...ワープだ!ワープを持つパーマネント・カードはそのマナ・コストの代わりにワープ・コストで唱えることができる。その場合、そのパーマネントは次の終了ステップの開始時に追放される。そのカードのオーナーは以後のターンに、それを追放領域から唱えられる。
特に指定がない場合、手札からのみワープコストで唱えられる。追放されたワープ持ちのカードをワープで唱えることはできない。
『久遠の終端』カードイメージギャラリー(公式サイト)
カードリストそれでは各カードのレビューをしていきましょう。
今回も通常セット→統率者の順で見ていきます。
白
アステッリの回収者
土地でもクリーチャーでもないカードをリアニメイトできる天使。ワープ持ちなので小回りも効く。
「
《豆の木をのぼれ》が誘発するので、コントロールで採用しても面白そうです。
カウンターされた
《時を解す者、テフェリー》や
《覆いを割く者、ナーセット》を釣れるのはなかなか。
土地が拾えないので《セヴィンの再利用》でいい気もする。光に導かれし者、ハリーヤ
3点ゲインしたらドローする人間。
《火の怒りのタイタン、フレージ》などエネルギーの関連パーツはライフゲインが多くドローしやすそう。
ピナクルの星檻
《一時的封鎖》B。今回はアーティファクトとクリーチャーのみ。アーティファクト土地も追放することができる。
自身がアーティファクトなので
《大いなる創造者、カーン》でサーチすることができ、
《無のロッド》や
《溜め込み屋のアウフ》をまとめて追放することができる。
《ポータブル・ホール》とは用途によって使い分けられる、一長一短の性能です。
星原の番人
基本平地か1マナ以下のクリーチャーをサーチする天使。ワープ持ちなので2マナで平地サーチとしても使える。
《豆の木をのぼれ》が誘発するのはうれしいがデッキと噛み合わないのは難点。
《溌剌の牧羊犬、フィリア》でブリンクしてもいい。
青
特使の随伴機
でかい!量子の謎かけ屋
キャントリップ持ちのスフィンクス。手札が1枚以下のときにドローすると、もう1枚追加で引けます。
2マナで2ドローになることもある。増えた手札を使ったあと5マナでプレイして2ドローできればさらにドローだ!
もちろん
《豆の木をのぼれ》と相性良し。
星蛇
戦闘ダメージ分カードを引く引きすぎリバイアサン。
7マナプレイがあまり現実的ではないが4マナワープから大量ドローできたら大量のカウンターで勝てるだろう。
島渡りや
《真の名の宿敵》が使えるマーフォークでどうだろうか。
黒
黄昏の妨害工作員
デメリット持ち高マナレシオクリーチャー。
相手にクリーチャーがいなくればデメリットはなし。5回攻撃して勝てるサイズなのはいい。
最近のレガシーはクリーチャーを減らす傾向なのでなかなか強そう。護法がアドバンテージ取れるのはうれしい。
ストンピィやテンポで試したい1枚。
時系列の選別者
墓地からワープできる邪術士。珍しくブロックに参加できるのはすごい。
マナカーブ的にも使いやすいので黒ダブルシンボルが出るデッキなら試してみたい1枚。
人骨調和奏者、ズー・イフィット
コストやパワーの制限がなく破壊されても追放されないリアニメイトできるウィザード。
能力が消えてしまうがそこを生かす構築にできると良い。
《ファイレクシアン・ドレッドノート》や
《死の影》などデメリット持ち高マナレシオクリーチャーと相性抜群。
釣ったクリーチャーを
《溌剌の牧羊犬、フィリア》でブリンクすることで能力を得ることもできる。
赤
新星のヘルカイト
ワープ持ちのドラゴン。出た時にクリーチャーに1点飛ばせる。
4/5飛行速攻でライフを詰められるのもいいがワープによって早いターンからプレイ可能。
《古えの墳墓》や
《裏切り者の都》が使えるレガシーでは
1ターン目からワープして2ターン目5マナでプレイも可能だ。赤いストンピィで試してみたい。
記念軍の保管庫
ばかカード。生贄にしたアーティファクトのマナコストに1足した数デッキトップからプレイできる。親和持ちの
《マイアの処罰者》ですら8枚めくりになり再展開可能、
《通電式キー》で再起動だってできる。
《マイコシンスのゴーレム》があれば捲ったアーティファクトを全てプレイすることもできそう。可能性の技師
アド取るカヴー。2マナワープ。3マナプレイでマナカーブを自分で埋められる。
追放したカードはカヴーさえいればあとからプレイできるので重いカードがめくれても安心。重なると複数誘発するのでさらにアド取れるカードになる。
まさに”可能性”のある1枚。不動の副司令官、タヌーク
《騙し討ち》系クリーチャー。今回はアーティファクトと赤いクリーチャーにワープを持たせる。
《荒廃鋼の巨像》をシュートしてもおもしろいがアーティファクトはなんでもいいので
《ボーラスの城塞》や《一つの指輪》も可能。《一つの指輪》ならワープで唱えプロテクション得て、追放して再キャストすることで再びプロテクションを得られるのが嬉しいポイントです。
緑
逆上したベイロス
強力なベイロス。カウンターされない効果は
《アロサウルス飼い》でいい気はする。
ただインスタントソーサリーはカウンターされるのでクレイドルコントロールやナドゥ系のデッキで使用すれば差別化できるか。カウンターされない
《コーの遊牧民》は強力。
軽減不可は《一つの指輪》のプロテクションを突破できる。覚えておこう。多色
コスモゴイフ
とうとう墓地対策に強くなったルアゴイフ。
《安らかなる眠り》に非常に強い。
他にも
《血清の粉末》で無理矢理追放してサイズアップできるのはおもしろい。
《最後の審判》や
《パラダイム・シフト》と組み合わせて、非常に巨大なサイズにすることも可能です。
(《タッサの神託者》で勝ってくれ。)ピナクルの特使
飛行機械トークンをばらまくアーティファクト。
自身もファクトなのでワープで重なったらすごい数をトークンを生成できる。色や行動だけ見ると
《コーリ鋼の短刀》絡んだデッキで使いたい。
無色
反因果の残留
新規エルドラージ。
《ウギンの目》《エルドラージの寺院》から2ターン目のプレイして土地を置く、マナ加速的な使い方もできる。
《舷側砲の砲撃手》の弾にしつつ
《月の大魔術師》を場に出すなんてこともできる。
一見地味だが強力。統率者
洞察エンジン
ジェネリック《一つの指輪》。ライフロスがないがプロテクションもない。
ドローするだけだがプレイコストが軽くなったので1ターン目から簡単にプレイ可能に。
追加の指輪になるか?!ウスロスの調査船
《ヴィダルケンの大魔道士》の3マナにしたような宇宙船。
ドローしつつ蓄積カウンターが乗るのでクリーチャー化は容易。伝説じゃないので重なってもいい。
配備で3つ乗っけることさえできれば強そうな1枚。最強のベイロス
ベイロス界最強の1枚。土地を生贄にする度に4/4を出しアンタップできる。出したターンから生贄にできればアンタップできなくてもプレイヤーに致命的な打撃を与えられるほどのクリーチャーを生み出せるでしょう。
《聖遺の騎士》を絡めて即起動からフェッチ起動なんてこともできる。大いなるガルガドン》では土地全部を生贄からリーサルなんてこともできる。
夢のある最強ベイロス。まとめ
今回は「宇宙」がテーマということで、
これまでにないスケール感を感じさせるセットになっています。
スタンダードではローテーションが行われるため、新環境には大いに期待が持てます。
一方で、レガシーなどの下環境では環境全体に大きな影響は少ないかもしれませんが、個性豊かで楽しいカードが多く収録されており、
デッキ構築や新たなコンボを試すのが楽しみです。
『久遠の終端』のリリース後も、配信を通じてその魅力を一緒に紐解いていきましょう!