こんにちは!
MOパンダです。
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』が9月26日(WPN店舗は9月19日)に発売されます!マルチバースに存在するスパイダーマンやその仲間、そしてヴィランたちが大集結。
糸の模様をあしらった
「ウェブスリンガー」ボーダーレス版や、
コミックのコマ風の英雄譚など、スパイダーマンらしさをカードの見た目で表現したものが多数登場します。
そんな『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』をレビューしていきます。
よろしくお願いします。
目次
▪️新メカニズム解説・リリースノート
▪️カードイメージギャラリー
▪️白
▪️青
▪️黒
▪️赤
▪️緑
▪️マルチ
▪️無色
▪️まとめ
新メカニズム解説・リリースノート
本セットはスタンダードで使用可能なエキスパンションです。
新キーワード能力:ウェブスリング
(あなたがコントロールしていてタップ状態であるクリーチャー1体をオーナーの手札に戻すなら、この呪文を(代替コスト)で唱えてもよい。)
タップ状態のクリーチャーを手札に戻すことで低コストでプレイできる能力です。
過去のキーワードだと「忍術」に近い効果ですが、クリーチャー以外のカードにもウェブスリングを持つものがあります。カードの使い回しやコスト軽減に役立つ、使い勝手の良さそうな能力です。
新キーワード能力:大混乱
(このターンにあなたがこのカードを捨てていたなら、墓地にあるこれを(代替コスト)で唱えてもよい。タイミングのルールは適用される。)
捨てたターンに代替コストで唱えられる能力です。
能動的にカードを捨てられる
《ライオンの瞳のダイアモンド》との相性は抜群。
再録メカニズム:両面カード
今回は両面どちらからでもプレイでき、さらにもう片面に変身可能。
この挙動はなんと初登場です。それでは各カードのレビューをしていきましょう。今回は通常セット+ウェルカムデッキをまとめて見ていきます。
レガシー視点でふんわり。カードイメージギャラリー
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』カードイメージギャラリー(公式サイト)白
ウェブスリングによって1マナでプレイできる
《スレイベンの守護者、サリア》系クリーチャー。3/3というサイズは魅力的。
《オークの弓使い》や
《石鍛冶の神秘家》を使い回すのに使ってもおもしろそうだ。
1マナで毎ターンドローできるエンチャント。
家賃を滞納すると生贄になる。レガシーなどの下のフォーマットであれば維持条件は緩く見えるので1~2ターン目からカードを引き続けてみましょう。
青
大混乱により3マナでプレイできるクローン系クリーチャー。
名前はコピーされないので伝説のクリーチャーをコピーしても問題なし。(相手をコピーできたらよかったが...)対策カードをまとめて一時的に追放できるインスタント。レガシーよりはヴィンテージやEDH向け。
謀議で成長するヴィラン。変身すると墓地のカードが大混乱を持つので謀議から大混乱でアドバンテージを得てもよい。
素直に
《信仰無き物あさり》などのルーティングが強力になる。
黒
動く《ボーラスの城塞》。攻撃宣言した途端にデッキトップをプレイすることが可能に。
tin finみたいなデッキで試したい1枚。
リアニメイト呪文。5マナプレイだと弱いが大混乱持ちなので墓地から4マナでプレイ可能。
《ライオンの瞳のダイアモンド》から1ターン目に釣り竿として使える。赤
赤い
《手練》。赤単でも
《虚空の杯》を使わないデッキなら序盤のドローソースとしてはなかなか。
《古えの墳墓》《猿人の指導霊》《ライオンの瞳のダイアモンド》《怒り狂うゴブリノイド》×2枚で10点!なんてことが可能。
速攻は偉大。《鏡割りの寓話》で捨てるなど赤や黒はカードを捨てるカードが多く使い勝手◎。
捨てることがコストではなくなったドローソース。カウンターされても損しないが、コピーするとうまみ減。
ラクドスリアニメイトでは気軽に打てて良さそうだが。軽さは偉大。
色々書いているが呪文と能力は打ち消されない部分が強烈。ダメージの軽減不可は全てのプロテクションを無視できるようになるので
《一つの指輪》を出された返しにゲームを終わらせることができるだろう。
緑
《壌土からの生命》と相性のいいヴィラン。発掘で墓地に落ちても自力で戻ってこられる。
除去耐性という見方もある。
《剣を鍬に》が少ない今ならチャンスありか。
マルチ
5マナ5/5に5つのキーワード能力。部族デッキ:蜘蛛って形になりますかね…。格闘系の呪文はあまり紹介しないが、今回はかなりハイスペック。おまけでアーティファクト破壊は破格の性能。
《コーリ鋼の短刀》も
《罠の橋》も粉砕だ!
《セラの報復者》のようなプレイ条件を持つスパイダーマン。条件があるだけに二段攻撃、警戒とかなり攻撃的。
手札以外からプレイしたらエンドにパワー分ダメージが飛ぶため
《獣の探索》と相性よし。
無理矢理パンプしなくてもパワー2で二段攻撃+エンドに2点でも十分強そうだ。
4マナになった
《影武者》。さらにコピー先を追放できるので墓地対策っぽく使用することができる。
相手の
《偉大なる統一者、アトラクサ》をコピーして追放するなんてこともあるだろう。
《バロウゴイフ》ほど大きくならず絆魂もないがなんでも拾えるところはうれしいスパイダーマン。
2枚めくって1枚手札だが、パワーが少しでも上がればなかなか強力。墓地から能力を付与できるので高パワークリーチャーに付けてもおもしろい。
困ったら
《ライオンの瞳のダイアモンド》!と言いたいところだが黒単でも使えるため
《暗黒の儀式》からプレイできるところはいい。
黒い大混乱全てに言えるが
《ヴェールのリリアナ》などお互い手札を捨てるカードなどとも相性がいい。
実は《Chains of Mephistopheles》も相性がいい?無色
コスト5以上のクリーチャーに無料で付けられる装備品。
サイズが上がるだけだが
《ウルザの物語》や
《冷酷な船長、テゼレット》でサーチできるのでプレイする機会は多いだろう。
親和持ちに装備もいいが《濁浪の執政》もいい。《冷酷な船長、テゼレット》のおかげで選択肢にしやすくなった1マナアーティファクト。
なんとこれ出したあと
《冷酷な船長、テゼレット》の起動をコピーしてどんどん1マナアーティファクトを増やせる。
フェッチランドをコピーしてマナ加速することもできる。
出た時クリーチャーに5点、捨ててアーティファクト破壊。
《大いなる創造者、カーン》でサイドからサーチして除去にもアーティファクト破壊にも使える点は優秀。
《真髄の針》や
《攪乱のフルート》がよく刺さるのでサイドに複数枚入れても良い。
まとめ
『マジック:ザ・ギャザリング | マーベル スパイダーマン』は、スパイダーマンらしい演出や新ギミックが盛り込まれた、まさに“ヒーロー感”全開のセット。
スタンダードリーガルの新規パックなので「カードパワー控えめかな?」と思いきや、触ってみると意外と強そうなカードが多く、良い意味で裏切られました。
マーベルファンにもマジックプレイヤーにも楽しめる、夢のようなクロスオーバー。 発売後の環境でどんなデッキが生まれるのか、今から楽しみです!