イゼット大釜を巡るスタンダード包囲網。


皆さんこんにちは。Rush Prosの井川です。

『久遠の終端』発売からもうすぐ一ヶ月。店舗予選も8月上旬より開催されていて、夏の暑さに負けじとスタンダードが熱い日々が続いています。

前評判の高かったイゼット大釜が依然としてダントツトップメタではありますが、その裏で安定して活躍しているデッキたちもあります。

今回の記事では、現環境で注目のデッキを順にご紹介していきたいと思います。

目次

▪️★注目デッキ紹介
◎イゼット大釜
◎ディミーアミッドレンジ
◎青白コントロール
◎赤単アグロ
▪️終わりに


★注目デッキ紹介

◎イゼット大釜


Standard Challenge 32(8/21) 優勝 by duanceyao
土地:22枚
4:《山/Mountain》
4:《島/Island》
4:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
4:《リバーパイアーの境界/Riverpyre Verge》
1:《轟音の滝/Thundering Falls》
3:《始まりの町/Starting Town》
2:《魂石の聖域/Soulstone Sanctuary》

クリーチャー:18枚
4:《略奪するアオザメ/Marauding Mako》
4:《逸失への恐怖/Fear of Missing Out》
2:《光砕く者、テルサ/Tersa Lightshatter》
3:《蒸気核の学者/Steamcore Scholar》
3:《迷える黒魔道士、ビビ/Vivi Ornitier》
1:《マラング川の執政/Marang River Regent》
1:《双つ口の嵐孵り/Twinmaw Stormbrood》
呪文:20枚
4:《洪水の大口へ/Into the Flood Maw》
1:《塔の点火/Torch the Tower》
4:《プロフトの映像記憶/Proft's Eidetic Memory》
3:《削剥/Abrade》
4:《アガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldron》
4:《冬夜の物語/Winternight Stories》

サイドボード:15枚
1:《無効/Annul》
2:《舷側砲の一斉射撃/Broadside Barrage》
2:《炎魔法/Fire Magic》
2:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
1:《マラング川の執政/Marang River Regent》
2:《量子の謎かけ屋/Quantum Riddler》
2:《呪文貫き/Spell Pierce》
2:《塔の点火/Torch the Tower》
1:《抹消する稲妻/Obliterating Bolt》
迷える黒魔道士、ビビアガサの魂の大釜
禁止改定を免れたことにより、ローテーション後もほぼ変わらぬ形を留めているイゼット大釜。
国内外の大会結果を見てもトップ8の半分以上を占めていることは珍しくなく、名実ともに最強デッキの座をほしいままにしています。

逸失への恐怖プロフトの映像記憶
《迷える黒魔道士、ビビ》《アガサの魂の大釜》が強いだけなら対処は簡単かもしれませんが、そうではないのがトップメタである理由。

《略奪するアオザメ》《逸失への恐怖》《光砕く者、テルサ》《プロフトの映像記憶》というビートダウンプランがあり、4枚搭載された《冬夜の物語》でアドバンテージ勝負もどんと来い。キャントリップやドローが多いためデッキの安定性も高い。

最大値が高く、安定性も高く、弱点が少ない。これぞ王者デッキという風格が漂ってますね。

蒸気核の学者
最近使用率が上がっているのが《蒸気核の学者》ジェスカイ眼魔の頃から《プロフトの映像記憶》と一緒に使われていたので相性の良さは言わずもがな。
攻撃性能こそ《光砕く者、テルサ》に劣りますが、アドバンテージが取れる(2枚引いて1枚捨てることにより手札が増える)のは《光砕く者、テルサ》ではなし得ないことであり、ロングゲームをするマッチやミラーマッチで特に輝きます。

塔の点火
一方、徐々に使用率が落ちているのが《塔の点火》です。
《嵐追いの才能》擁するイゼット果敢と異なり「協約」のコストの供給が乏しいため、《蒸気核の学者》の入っていないリスト相手だと育つ前の《略奪するアオザメ》ぐらいしか対象がいないことも多々。

圧倒的多数であるミラーマッチを見据えると、《洪水の大口へ》《削剥》にその枠を譲るのは仕方ないことでしょう。

◎ディミーアミッドレンジ


Standard Showcase Qualifier(8/24) 優勝 by Zompatanfo
土地:25枚
6:《沼/Swamp》
2:《島/Island》
4:《湿った墓/Watery Grave》
4:《グルームレイクの境界/Gloomlake Verge》
3:《不穏な浅瀬/Restless Reef》
4:《始まりの町/Starting Town》
2:《魂石の聖域/Soulstone Sanctuary》

クリーチャー:23枚
4:《遠眼鏡のセイレーン/Spyglass Siren》
3:《暗黒騎士、セシル/Cecil, Dark Knight》
4:《フラッドピットの溺れさせ/Floodpits Drowner》
4:《群青の獣縛り/Azure Beastbinder》
2:《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》
2:《下水王、駆け抜け侯/Lord Skitter, Sewer King》
4:《永劫の好奇心/Enduring Curiosity》
呪文:12枚
3:《悲劇の軌跡/Tragic Trajectory》
1:《脅迫戦術/Intimidation Tactics》
1:《幻影の干渉/Phantom Interference》
2:《長い別れ/Long Goodbye》
2:《保安官を撃て/Shoot the Sheriff》
3:《悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares》

サイドボード:15枚
2:《無効/Annul》
2:《否認/Negate》
2:《強迫/Duress》
1:《脅迫戦術/Intimidation Tactics》
1:《悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares》
2:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《戦略的裏切り/Strategic Betrayal》
1:《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》
2:《情け知らずのヴレン/Vren, the Relentless》
永劫の好奇心悪夢滅ぼし、魁渡
こちらも前環境より引き続き活躍しているアーキタイプ。リアルではそこまで使用者数が多くないようですが、Magic Onlineではイゼット大釜に次ぐ2番人気を維持していますし、ChallengeやShowcaseといった競技イベントでも頻繁に優勝しています。

《切り崩し》《喉首狙い》《フェアリーの黒幕》《黙示録、シェオルドレッド》といったカードをローテーションで失ったものの、デッキの根幹である低マナクリーチャーからの《悪夢滅ぼし、魁渡》《永劫の好奇心》といった動きは健在です。

悲劇の軌跡
『久遠の終端』から採用されているのは、《致命的な一押し》と似た効果を持つ1マナ除去《悲劇の軌跡》
《切り崩し》から比べるとソーサリーになってしまったのは痛いですが、ヴォイドさせることで確定除去になるのが嬉しいところ。

《遠眼鏡のセイレーン》で生成した地図トークン、《フラッドピットの溺れさせ》の起動型能力、《悪夢滅ぼし、魁渡》の忍術などを駆使して適正ターンにヴォイドさせましょう。

情け知らずのヴレン
《黙示録、シェオルドレッド》のローテーション落ち、そして《喉首狙い》が退場して黒い単体除去が《保安官を撃て》になったことにより、《情け知らずのヴレン》の価値がアップ。
死亡を置換して追放する能力も、《アガサの魂の大釜》《永劫の好奇心》に対して強く、環境にマッチしています。

◎青白コントロール


Standard Showcase Qualifier(8/24)4-2 by ryuumei
土地:27枚
6:《島/Island》
6:《平地/Plains》
4:《フラッドファームの境界/Floodfarm Verge》
4:《行き届いた書庫/Meticulous Archive》
3:《不穏な投錨地/Restless Anchorage》
4:《噴水港/Fountainport》

クリーチャー:2枚
2:《マラング川の執政/Marang River Regent》
呪文:31枚
3:《三歩先/Three Steps Ahead》
4:《縫い目破り/Seam Rip》
4:《喝破/No More Lies》
2:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
4:《星間航路の助言/Consult the Star Charts》
4:《失せろ/Get Lost》
3:《食糧補充/Stock Up》
1:《緊急射出/Emergency Eject》
3:《審判の日/Day of Judgment》
3:《嵐の討伐者、エルズペス/Elspeth, Storm Slayer》

サイドボード:15枚
4:《勝利の楽士/Voice of Victory》
2:《敬虔な命令/Devout Decree》
3:《跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring》
3:《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》
3:《ミストムーアの大主/Overlord of the Mistmoors》
喝破安らかなる眠り
メタゲームが固まっている時こそ、コントロールが輝くとき。
ダントツトップメタであるイゼット大釜が《アガサの魂の大釜》《逸失への恐怖》《冬夜の物語》など墓地を活用しているので、メインから《安らかなる眠り》を採用してバリバリにメタっていっていて好感が持てます。

2番手であるディミーアミッドレンジにも一応《永劫の好奇心》を追放できる=完全に無駄牌になるわけではないのが嬉しいですね。

スタンダードで好成績を残し続けているryuumeiさんですが、普段はアグロやミッドレンジを使用している印象。そんな彼が青白コントロールを選んだということは、余程この環境にマッチしているという証左なのかなと個人的に感じました。

星間航路の助言
『久遠の終端』からの新戦力、《星間航路の助言》は青白コントロールの定番のカードになったようで、スタンダードだけでなくパイオニアやモダンでも使われています。4マナでプレイしてアドバンテージを取るのが基本ですが、中盤以降も軽く打ちつつ《審判の日》を探すといったアクションが可能なのは、他のドロースペルにない魅力です。

スタンダードにおいては《食糧補充》《マラング川の執政》が強すぎてそこまで使われないかなと個人的に予想していましたが、蓋を開けてみればこの通り。うーん、情けない。

◎赤単アグロ


チャンピオンズカップシーズン4ラウンド2
スペシャル予選in吉祥寺店 権利獲得 by Masaaki Hitomi
土地:24枚
17:《山/Mountain》
4:《岩面村/Rockface Village》
3:《魂石の聖域/Soulstone Sanctuary》

クリーチャー:24枚
4:《雇われ爪/Hired Claw》
4:《焼き切る非行士/Burnout Bashtronaut》
4:《熾火心の挑戦者/Emberheart Challenger》
4:《叫ぶ宿敵/Screaming Nemesis》
4:《剃刀族の棘頭/Razorkin Needlehead》
2:《光砕く者、テルサ/Tersa Lightshatter》
2:《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》
呪文:12枚
4:《噴出の稲妻/Burst Lightning》
4:《抹消する稲妻/Obliterating Bolt》
2:《焦熱の射撃/Scorching Shot》
2:《焦熱の殲滅/Fiery Annihilation》

サイドボード:15枚
3:《魔道士封じのトカゲ/Magebane Lizard》
2:《削剥/Abrade》
2:《炎魔法/Fire Magic》
2:《壊滅的猛威/Ruinous Rampage》
2:《灯を追う者、チャンドラ/Chandra, Spark Hunter》
2:《陽背骨のオオヤマネコ/Sunspine Lynx》
2:《新星のヘルカイト/Nova Hellkite》
熾火心の挑戦者叫ぶ宿敵
そして先週末一番輝いたのは、アグロデッキの名手として知られる人見さんがスペシャル予選を勝ち抜いたこの赤単アグロでしょう。
《心火の英雄》の禁止、そしてそれに伴う《多様な鼠》の弱体化で大ダメージを負っていた赤単でしたが、見事なチューニングと個性的なカードの採用で見事復活を遂げました。

彼自身だけでなく、彼の活躍を見て翌日に同デッキを使用した多くのプレイヤーが好成績を叩き出した、正に旬のデッキといえます。

抹消する稲妻焦熱の射撃焦熱の殲滅
メインから大量の単体除去が搭載されているのが特徴的で、彼のX(旧Twitter)曰く「イゼット大釜とディミーアミッドレンジだけを意識して構築した」とのこと。《迷える黒魔道士、ビビ》《永劫の好奇心》の生存を絶対に許さないぞという強い意志が感じられます。

剃刀族の棘頭
このカードの存在を覚えていた人はそう多くないのではないでしょうか。2マナクリーチャーながら常在型能力が強く、イゼット大釜の各種ドローを狙い撃ちした性能となっていますが、これまで構築で使われた実績はほぼ皆無に等しかったと思います。

前述の通りイゼット大釜からは《塔の点火》が減りつつあり、ディミーアミッドレンジの除去が《保安官を撃て》になった今のメタゲームにジャストフィットした1枚。これはお見事!!

終わりに


ということで、今回の記事ではスタンダードで活躍しているデッキたちを特集しました。

見慣れたデッキが多く、細かいチューニングでミラーマッチを競うプレイヤーが多い中、斬新なデッキ構築で好成績を残した人見さんの赤単は特に絶賛に値すると思います。

今週末にはアメリカ・フロリダ州オーランドにて「Magic Spotlight: Planetary Rotation」が開催されます。

現スタンダードの集大成ともいえるこのイベントでは、果たしてこのままイゼット大釜が勝ちまくるのか、それとも他のデッキが意地を見せるのか。僕自身は参加しないものの、遠征する友人もいるので彼らの活躍に期待したいと思います。

それでは今回はここまで。
また次回の記事でお会いしましょう!

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