今を時めく《量子の謎かけ屋》。


まずはこのポストを見て欲しい。
えっ、《量子の謎かけ屋/Quantum Riddler》上がりすぎ!?

カードラッシュが超強化買取するという事は、それだけ人気があるということ。

正直なところ、「久遠の終端」発売直後にこのカードの強さを見出すのは難しかったのではないでしょうか。
自分の久遠の終端レビュー記事を見返しても、《量子の謎かけ屋》についての言及はありませんでした。新カードの評価はいつも難しい!

今回は、流行の《量子の謎かけ屋》について解説していきます。

目次

▪️《量子の謎かけ屋》のここがすごい!
▪️《量子の謎かけ屋》への対策
▪️サンプルデッキ紹介
イゼット大釜(スタンダード)
エスパーブリンク(モダン)
エスパー御霊(モダン)
アゾリウスコントロール(レガシー)
▪️おわりに


《量子の謎かけ屋》のここがすごい!

量子の謎かけ屋
消耗戦の末のアドバンテージ源としての強さ。

手札が1枚以下のときに追加ドローする能力が強く、ゲーム後半にワープで2ドロー、5マナプレイで2ドローにより、手札を一気に補充します。

除去や戦闘、打ち消しや手札破壊による相手とのカード交換がマジックのゲーム性なので、相手とのカード交換を行った後に《量子の謎かけ屋》をプレイすれば、合計4ドローのリソース差で圧倒的に有利になります。

しかも手札が1枚以下のときに追加ドローは常在型能力なので、《量子の謎かけ屋》が場にいれば相手のカードを除去→手札1枚で2ドローが連鎖しやすく、4/6飛行は1体でゲームに勝ち得る性能!

自然の怒りのタイタン、ウーロ
消耗戦の末のアドバンテージ源、リソース回復能力で思い浮かぶのは、モダンで禁止されている《自然の怒りのタイタン、ウーロ》でしょう。

過去のウーロを使ったデッキも相手とのカード交換を繰り返して行き、最終的にはウーロのドローと回復能力で勝利する構成でした。
《量子の謎かけ屋》も、ワープと5マナでマナ域が可変、後半のアドバンテージ源で、やっている事はウーロに近いです。

乱動するドラゴンの嵐夜の囁き
歴代のMTGのカードを見ても、《乱動するドラゴンの嵐》のように1枚捨てたり、《夜の囁き》のように2点ライフを失ったりで、2マナで2ドローするカードは意外とありません。

手札が1枚なら2マナで2ドローして、その後に5マナで4/6飛行にドローが付いてくる。こう説明すると、《量子の謎かけ屋》がいかに強いかがわかります。

モダンで《量子の謎かけ屋》と相性が良いカードが多かった事も、活躍の要因になっています。

《超能力蛙》は任意で手札を捨てられるので、手札が1枚以下のときに追加ドローを誘発させやすく、手札を《超能力蛙》の+1/+1カウンターに変換して一気にライフを攻めて行くことができます。《超能力蛙》のドロー能力も《量子の謎かけ屋》と相性良し。

ワープでプレイしてから《儚い存在》《溌剌の牧羊犬、フィリア》でブリンクすることで手札を補充しつつ4/6飛行が場に残ります。《儚い存在》なら次のアップキープに反復でもう1ドローするかも選べて、攻撃したい場合はブリンクしないことも可能。

同じくワープでプレイしてから、ターン終了時の追放する誘発型能力を《記憶への放逐》で打ち消す事で4/6飛行が場に残ります。

《儚い存在》に比べるとドロー枚数が少ないですが、クリーチャーがいないと使いにくい《儚い存在》に比べて《記憶への放逐》は単体でもベルチャーやエルドラージに対する打ち消し呪文として機能するので、メインデッキに《記憶への放逐》を入れても使いやすいです。

4/6飛行というサイズが除去しにくいことも、《量子の謎かけ屋》の強さを後押ししています。

5マナなので《致命的な一押し》が効かず、タフネス6なので《四肢切断》も効かず、エネルギーを貯めてからでないと《電気放出》でも除去できません。

《朦朧への没入》などでバウンスしても出し直されてドローされてしまうので、バウンスしたくない対象でもあります。

《量子の謎かけ屋》への対策


これだけ強いなら大会で《量子の謎かけ屋》を出される回数も多いので、どう対策するか考えていきます。

ワープ中に除去する

例えば相手の手札が1枚で《量子の謎かけ屋》をワープしてきたとき、ドローの誘発型能力にスタックで除去する事で、相手のドロー枚数を1枚に抑える事ができます。(ドローの誘発型能力解決時に謎かけ屋が場にいないので)

ワープに対して除去をするのは少し損に思えてしまうかもしれませんが、それでも5マナで出し直されてドローされるより良い事が多いです。《自然の怒りのタイタン、ウーロ》が使えた頃にも、3マナでプレイしたウーロに対して追放除去を撃つ事があったので、それに近いものを感じます。

相手が《儚い存在》を構えている場合もあるので、相手の手札が多い場合は自分から除去しに行くのではなく相手のアクションを待った方が良い場合もあります。相手の手札枚数や、ゲーム履歴から判断しましょう。

とは言え《量子の謎かけ屋》を1枚で除去できるカードの種類は少ないです。
今後は《巻き添え》《残忍な切断》などもサイドボード候補になるかも知れません。

打ち消す

神秘の論争本質の散乱
シンプルですが最も効果的なのが打ち消しで、打ち消してしまえばドローされる事もありません。

モダンは《神秘の論争》が適任で、《量子の謎かけ屋》の流行により《神秘の論争》をサイドボードで見る機会が増えました。スタンダードなら《本質の散乱》も良いと思います。

追加ドローを抑止

覆いを割く者、ナーセットオークの弓使い
《覆いを割く者、ナーセット》は使うデッキの種類が少ないものの、《量子の謎かけ屋》への対策として優秀です。

最近は使用頻度の落ちている《オークの弓使い》ですが、《量子の謎かけ屋》への抑止としては及第点。


サンプルデッキ紹介

イゼット大釜(スタンダード)

量子の謎かけ屋逸失への恐怖光砕く者、テルサ
イゼット大釜でも《量子の謎かけ屋》メイン2枚、サイドボード2枚という構成が主流になってきました。
特にサイド後に、除去連打から《量子の謎かけ屋》でアドバンテージ差で勝つ動きが狙いやすいです。

《逸失への恐怖》《光砕く者、テルサ》など捨ててから引く効果は《量子の謎かけ屋》と相性が良く、追加のドローを誘発させてくれます。

エスパーブリンク(モダン)

エスパー御霊(モダン)

否定の力緻密孤独
プロツアーでトップ8に入賞した堀内さんのリストは、《否定の力》《緻密》と2種類のピッチスペルで1ターンの行動回数を増やし、失った手札を《量子の謎かけ屋》で補充する構成です。

《ベイルマークの大主》から《量子の謎かけ屋》を回収する動きが本当に強く、ゲーム後半に一気にアドバンテージ差を広げます。

エスパー御霊も構想は同じで、《否定の力》《孤独》のピッチスペルで1ターンの行動回数を増やし、失った手札を《量子の謎かけ屋》で補充します。

アゾリウスコントロール(レガシー)

意志の力封じ込める僧侶豆の木をのぼれ
レガシーでも《量子の謎かけ屋》入りのコントロールが入賞していました!

リアニメイトを意識してかメインから《封じ込める僧侶》採用で、フィリアとのコンボで相手のクリーチャーを追放できます。
モダンと同じく、《意志の力》で失った手札を補充するのに適しており、《知りたがりの学徒、タミヨウ》の変身も狙いやすい。

5マナなので《豆の木をのぼれ》でもドローできるので、今後もっと《量子の謎かけ屋》を軸にしたデッキがレガシーでも研究されていきそうです。

おわりに

量子の謎かけ屋
今を時めく《量子の謎かけ屋》の紹介でした。

本当に強いクリーチャーなので、打ち消しや除去なども《量子の謎かけ屋》を倒せるかが基準になっていきそうです。

それではまた。

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