2つの大型競技イベントで活躍したレガシーデッキ紹介!


先週末はマジックオンライン上でレガシー予選が2回開催され、僕もナドゥで参加しましたが残念ながら0-3ドロップ。
オンラインの大会結果から、今回はレガシーの主要なデッキを紹介して行きます。

目次

▪️参考情報
▪️カーンフォージ
▪️親和
▪️リアニメイト
▪️ナドゥ
▪️マルドゥエネルギー
▪️おわりに


参考情報


Legacy Showcase Challenge
Legacy RC Super Qualifier

レガシーのショーケースチャレンジ、および地域チャンピオンシップ予選の結果を参考にしています。
どちらも競技的なプレイヤーが集まる大会なので、情報としての信頼度は高め。

カーンフォージ


デッキリスト
土地:20枚
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《次元の結節点/Planar Nexus》
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》
4:《ウルザの塔/Urza's Tower》
4:《ウルザの作業場/Urza's Workshop》

クリーチャー:4枚
4:《まばゆい肉掻き/Glaring Fleshraker》
呪文:36枚
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
4:《多用途の鍵/Manifold Key》
1:《通電式キー/Voltaic Key》
1:《Candelabra of Tawnos》
1:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
1:《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
4:《厳かなモノリス/Grim Monolith》
4:《コジレックの命令/Kozilek's Command》
4:《冷酷な船長、テゼレット/Tezzeret, Cruel Captain》
4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
4:《一つの指輪/The One Ring》
2:《神秘の炉/Mystic Forge》

サイドボード:15枚
2:《四肢切断/Dismember》
1:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
1:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
1:《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating》
1:《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》
1:《神秘の炉/Mystic Forge》
1:《パラドックス装置/Paradox Engine》
1:《危険な罠/Perilous Snare》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

ショーケース予選を優勝したのはカーンフォージ!
デッキ名のカーンフォージは《大いなる創造者、カーン》《神秘の炉》の英語名から。

すべての非基本土地タイプを持つ《次元の結節点》で強化されました。
《次元の結節点》の効果によって、《ウルザの塔》は魔力路と鉱山が揃った状態になり、3マナ出るようになります。《ウルザの作業場》なら、自分の場の「ウルザの」を持った土地1枚に付き1マナ出て、爆発的なマナ加速が可能に!

ここから2ターン目に4マナ出して、《大いなる創造者、カーン》《神秘の炉》《一つの指輪》のアドバンテージ差で勝利するデッキです。

デッキ内がほぼ無色のカードで構成されているので、《神秘の炉》を出せば土地以外を全てトップから唱えられます。不要なカードは1点ライフを支払えば追放可能で、《多用途の鍵》などアンタップ効果と組み合わせれば不要カードを何度も追放可能。

《一つの指輪》はモダン禁止ですがレガシーでは健在で、プロテクションにより1ターンを安全に得ながら大量ドロー。これもまた《多用途の鍵》などアンタップ効果と組み合わせることで1ターンに複数回ドロー出来るようになります。

《大いなる創造者、カーン》こういったマナ加速するデッキの定番で、常在型能力により相手のアーティファクトを止めつつ[-2]で状況に合わせてアーティファクトをサーチします。

《大いなる創造者、カーン》のサーチ先。レガシーほど広いカードプールだと、[-2]で攻めも守りもコンボもこなします。

《攪乱のフルート》は厄介なパーマネントの起動型能力を止めたり、相手のキーカードのコストを3マナ増やして唱えにくくして、《罠の橋》は相手の大型クリーチャーの攻撃を封じます。

《パラドックス装置》は、場に《厳かなモノリス》《神秘の炉》が揃っている状態で出せば、トップから無色の呪文を唱える→《厳かなモノリス》がアンタップして3マナ出す→《神秘の炉》で不要なトップを追放を繰り返し出来るようになります。アンタップとマナ生成が連鎖してデッキの大半のカードがプレイ可能に!

《マイコシンスの格子》は全てのパーマネントがアーティファクトになるので、カーンの常在型能力により相手は土地などからマナを生み出せなくなります。
カーンを攻撃で倒せないなら、そのままマナロック状態になってゲームに勝利!

《マイコシンスの格子》は手札も全て無色になるので、《意志の力》《活性の力》を代用コストでプレイできなくなります。《活性の力》で割られないのがとても大事!

《冷酷な船長、テゼレット》もフル採用。
[0]能力で《厳かなモノリス》をアンタップすればマナ加速、[-3]能力で状況に合わせた1マナをサーチ、さらに[-7]能力まで到達するのも早く、全ての能力がデッキに噛み合っています。

[-3]能力でのサーチ先は除去や墓地対策。《多用途の鍵》ですが、《Candelabra of Tawnos》をサーチすれば《ウルザの塔》《ウルザの作業場》をアンタップすることで膨大なマナが出ます。カーンフォージにより《Candelabra of Tawnos》の需要が上がり、最近また高騰しました。

《Candelabra of Tawnos》はとんでもなく高いですが、《ウルザの物語》からもサーチ可能で、1枚枠を割く価値のある強力なカードです。

親和


デッキリスト
土地:13枚
1:《島/Island》
4:《教議会の座席/Seat of the Synod》
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》

クリーチャー:20枚
4:《継ぎ接ぎ自動機械/Patchwork Automaton》
4:《記録の守護者/Memory Guardian》
4:《湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch》
4:《ピナクルの特使/Pinnacle Emissary》
4:《河童の砲手/Kappa Cannoneer》
呪文:27枚
4:《オパールのモックス/Mox Opal》
4:《ウルザのガラクタ/Urza's Bauble》
4:《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
2:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
1:《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》
4:《朦朧への没入/Sink into Stupor》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
1:《上天の呪文爆弾/Aether Spellbomb》
3:《四肢切断/Dismember》
2:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
2:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2:《否定の力/Force of Negation》
1:《機能不全ダニ/Haywire Mite》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《影槍/Shadowspear》

地域チャンピオンシップ予選を優勝したのは親和!
モダンでも流行中の親和ですが、レガシーではより攻撃的なデッキ構成になっており、《物読み》よりも《記録の守護者》が優先されています。
0マナアーティファクトから《ピナクルの特使》でトークンを展開し、《記録の守護者》《河童の砲手》を1-2ターン目に出して攻めるアグロデッキです。

《教議会の座席》《水蓮の花びら》そして2種のガラクタによりモダンより親和を達成するのが早く、1ターン目《記録の守護者》《河童の砲手》も難しくない!

デッキに青いカードが多いので《意志の力》《否定の力》が使いやすく、高速展開から《意志の力》で押し切ります。

《ミシュラのガラクタ》《ウルザのガラクタ》の2種類のガラクタのおかげで手札を失わずにアーティファクトを並べやすく、《ピナクルの特使》を誘発させやすく、ガラクタは《湖に潜む者、エムリー》との相性も抜群!
《継ぎ接ぎ自動機械》もガラクタでサイズアップして攻めて行けます。

レガシーは青黒リアニメイトが流行しているため、メインから墓地対策の《トーモッドの墓所》が採用。サイドにも追加の墓地対策と《狼狽の嵐》《否定の力》でコンボ対策を厚めに取っています。

親和は自身のブン回りが強くコンボ耐性もあるデッキで、2イベントのトップ8に合計3人と好成績を残しています。
今後人気が出そうなデッキタイプなので要注目!


リアニメイト


デッキリスト
土地:19枚
1:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
4:《Underground Sea》
2:《地底街の下水道/Undercity Sewers》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
2:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:13枚
4:《知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student》
2:《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
3:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
2:《濁浪の執政/Murktide Regent》
1:《残虐の執政官/Archon of Cruelty》
1:《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
呪文:28枚
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《再活性/Reanimate》
4:《納墓/Entomb》
1:《動く死体/Animate Dead》
1:《目くらまし/Daze》
2:《否定の力/Force of Negation》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
3:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
2:《苦々しい勝利/Bitter Triumph》
3:《記憶への放逐/Consign to Memory》
2:《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
3:《致命的な一押し/Fatal Push》

レガシーのTierデッキと言えばこれ、長らく環境トップに君臨しているディミーアリアニメイト。
《納墓》から《再活性》《偉大なる統一者、アトラクサ》《残虐の執政官》を出す動きがあまりにも強い!!!

わずか2マナと2枚のカードでゲームに勝てるためデッキの自由度が高く、残りのスロットを相手への妨害や、普通にクリーチャーで攻めるなど多彩な動きができます。

流行のデッキゆえにメインから墓地対策を受ける事も多いですが、単発の墓地対策であれば《濁浪の執政》で攻撃して勝ったり、《知りたがりの学徒、タミヨウ》の変身からアドバンテージ差で勝ったりとフェアな動きでも強く、墓地対策だけでは簡単に倒せない事も、環境トップに残り続ける理由です。


今回紹介するリストは、メイン《目くらまし》1枚《否定の力》2枚《厚かましい借り手》3枚と、他のコンボやカーンフォージのような《古えの墳墓》系デッキを意識した構成になっています。
《古えの墳墓》系はマナ加速が多いため、特に後手では《目くらまし》が効きにくく、《否定の力》の方がより信頼できます。

《古えの墳墓》からの《虚空の杯》パターンに対しても《厚かましい借り手》3枚なら対応しやすく、リアニメイトのミラーマッチでも《厚かましい借り手》は強いです。サイドの《記憶への放逐》3枚も《古えの墳墓》系デッキを見ての事でしょう。

《ダウスィーの虚空歩き》はメインから墓地対策でミラーマッチに差を付けるのと、カーンフォージに対して《大いなる創造者、カーン》《一つの指輪》を打ち消しや手札破壊で虚空カウンターを置いてから奪えばかなり強力です。

フェアプランを《ダウスィーの虚空歩き》にするか《オークの弓使い》にするかは意見が分かれる部分だと思いますが、《古えの墳墓》系デッキ意識するなら《ダウスィーの虚空歩き》が良さそうです。


ナドゥ


デッキリスト
土地:21枚
2:《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
3:《Savannah》
2:《Tropical Island》
1:《迷路庭園/Hedge Maze》
3:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
3:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
4:《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》

クリーチャー:31枚
4:《極楽鳥/Birds of Paradise》
4:《貴族の教主/Noble Hierarch》
2:《森を護る者/Sylvan Safekeeper》
1:《アロサウルス飼い/Allosaurus Shepherd》
3:《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
4:《悪魔の職工/Fiend Artisan》
1:《鋭い目の管理者/Keen-Eyed Curator》
1:《コーのシャーマン/Shaman en-Kor》
1:《孔蹄のビヒモス/Craterhoof Behemoth》
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
4:《有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdom》
3:《忍耐/Endurance》
呪文:9枚
4:《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》
3:《むかしむかし/Once Upon a Time》
2:《アガサの魂の大釜/Agatha's Soul Cauldron》
2:《クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger》

サイドボード:15枚
1:《溜め込み屋のアウフ/Collector Ouphe》
2:《耳の痛い静寂/Deafening Silence》
1:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
2:《活性の力/Force of Vigor》
2:《機能不全ダニ/Haywire Mite》
2:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2:《虹色の終焉/Prismatic Ending》
3:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》

モダンで禁止された《有翼の叡智、ナドゥ》ですが、レガシーでは大活躍中。
《コーの遊牧民》は最高の相棒で、インスタントタイミングで各クリーチャーを対象に取れるので、ナドゥとのコンボで各クリーチャーが2回ずつ誘発します。

自分のターンに各クリーチャー2回ずつ、相手のアップキープに各クリーチャー2回ずつ起動する事により、ターンが返ってくるまでにリソースが最低4枚、クリーチャーが並んでいれば10枚以上増えます。1回《有翼の叡智、ナドゥ》《コーの遊牧民》が決まれば無限に近い手札を持つ状況が完成します。
その後はクリーチャーを大量展開して、《孔蹄のビヒモス》でフィニッシュ。

このクリーチャーコンボを揃えるために、《悪魔の職工》が採用されています。
《アガサの魂の大釜》はクリーチャーを対象に取るので《有翼の叡智、ナドゥ》を誘発させて、除去された《コーの遊牧民》《悪魔の職工》の起動型能力を再利用する事が出来ます。

ナドゥはレガシーでまだ研究されている最中で、様々なバージョンがあります。
セファリッド型やコントロール型など他にもあり、今回紹介するのはマナクリーチャー+《ガイアの揺籃の地》の、いわゆる「クレイドル型」です。

クレイドル型の一番の強みは、最速2ターンキルできる速度です。
1ターン目《Savannah》から《貴族の教主》、2ターン目《コーの遊牧民》から《ガイアの揺籃の地》プレイで3マナから《有翼の叡智、ナドゥ》でコンボ完成。少しコストの重い《緑の太陽の頂点》も、《ガイアの揺籃の地》経由ならプレイしやすい。

《クウィリーオン・レインジャー》はマナクリーチャーをアンタップしてマナを増やしつつ、対象に取れるので《有翼の叡智、ナドゥ》が誘発します。

《ガイアの揺籃の地》からの大量ドローと昔のエルフデッキに近い動きをするので、クリーチャーを並べるのが好きな方に「クレイドル型」がおすすめ!

マルドゥエネルギー


デッキリスト
土地:23枚
2:《平地/Plains》
2:《Plateau》
2:《Scrubland》
1:《Badlands》
1:《優雅な談話室/Elegant Parlor》
1:《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》
4:《乾燥台地/Arid Mesa》
4:《湿地の干潟/Marsh Flats》
2:《カラカス/Karakas》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:24枚
4:《魂の導き手/Guide of Souls》
4:《オセロットの群れ/Ocelot Pride》
4:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
4:《勝利の楽士/Voice of Victory》
4:《ナカティルの最下層民、アジャニ/Ajani, Nacatl Pariah》
4:《色めき立つ猛竜/Amped Raptor》
呪文:13枚
4:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2:《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》

サイドボード:15枚
3:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》
3:《冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light》
2:《無のロッド/Null Rod》
3:《ヴェクの聖別者/Sanctifier en-Vec》
4:《外科的摘出/Surgical Extraction》

ボロスエネルギーはモダンで人気のデッキですが、レガシーにも進出して来ました!
基盤となる《魂の導き手》《オセロットの群れ》は一緒で、モダン禁止の《色めき立つ猛竜》はデッキ内に2マナ以下のカードしか入っていないので、確定で呪文が唱えられます。

レガシーはコンボデッキが多いので干渉手段として《思考囲い》《陰謀団式療法》が採用されており、《陰謀団式療法》はフラッシュバックで能動的に《ナカティルの最下層民、アジャニ》を変身させられます。

おわりに

レガシーのデッキ紹介記事でした。

日本国内でも年末にエターナルウィークエンドがあり、僕も参加する予定です。それまでにリアニメイトやナドゥを練習しますが、ナドゥはどの型が良いのか難しいので、色々回して行きたい!ナドゥの識者求む!

それではまた。

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