こんにちは!
MOパンダです。
『タルキール:龍嵐録』環境が始まって、あっという間に3週間。
そろそろ勝ち筋が見えてきたタイミングで、今週末にはいよいよ
「日本レガシー選手権・春」が開催されます!
というわけで今回は、大会前のウォーミングアップとして、マジックオンラインの「レガシーチャレンジ」の結果をもとに、現在のレガシー環境をざっくりチェックしていきましょう。
目次
▪️レガシーチャレンジTOP16
▪️トップメタはリアニメイト
▪️次点:スパイ
▪️赤単プリズン
▪️まとめ
レガシーチャレンジTOP16(4/9~計14回開催)
今回の集計は、
4月9日から実施されたレガシーチャレンジ全14回分のTOP16リストをまとめたものです。
トップメタはリアニメイト(22/224)
やっぱり環境の中心は
リアニメイト。
中身は従来の青黒型から、
《暗黒の儀式》を使ったターボ型までバリエーション豊かです。
《浅すぎる墓穴》を採用した
ターボリアニメイトです。
メインは
《思考囲い》と
《暴露》で手札をぼろぼろにし、リアニメイトでゲームに勝ちます。
《大霊堂の戦利品》も採用され、かなりコンボに特化した構成になっています。
サイドボードにはスモッグコンボが採用されています。
揃ったら最後、
《煙霧の連鎖》が無限にコピーされて
《ウィザーブルームの初学者》が無限に誘発し、無限にライフをドレインします。
墓地を使わず除去呪文もサイドアウトすることが多いため、対処が非常に困難です。
さらに、サイドに
《要塞の計略》が採用されています。お互いに手札からクリーチャーを出しコストが小さいクリーチャーが場に出る疑似
《実物提示教育》です。主にクリーチャーの少ないデッキ相手に効果的です。
《暴露》で墓地対策を落とさずクリーチャーを落としてプレイすることもあります。
別のチャレンジに優勝したリアニメイトです。
こちらのリストもリアニメイトですが、
最近のトレンドとしては相手の墓地対策用のカードに頼らず、アーティファクト・エンチャント破壊を使わないサイドプランが増えています。▶TIPS:土地から見る構成予想メモ:
《Underground Sea》→ 青黒リアニメイト or 《実物提示教育》型
《Badlands》→ 《要塞の計略》型の可能性あり
《Bayou》→ サイドに煙霧コンボを警戒
次点:スパイ(20/224)
メイン構成に大きな変化はないものの、
サイドボードに《ゴブリンの放火砲》を採用したタイプが多くなってきています。こちらは《深淵の収穫者》をサイドに採用。墓地を経由せずクリーチャーのコピーを生成できるため、
《墓掘りの檻》をすり抜けて
《タッサの神託者》を場に出すことが可能です。
※《墓掘りの檻》自体はリアニメイト・スパイ両方に強く定番のサイドカードですが、どのデッキも何らかの対抗策を用意しているため、過信は禁物です。赤単プリズン(16/224)
構成に大きな変化はありませんが、
《光砕く者、テルサ》の採用が増加中。即時ルーター効果があり、
《再鍛の刃、ラエリア》よりも次の動きにつなげやすい点が評価されています。
サイドには
《灰燼の乗り手》が採用されており、これは
《実物提示教育》デッキに対する明確なメタとして機能します。
※2013年の「テーロス」産カードが、今も現役で使われているのはちょっと感慨深いですね。注目デッキ:グリクシステンポ(by Ark4n)
メインは青黒タッチ
《溶鉄の崩壊》で、サイドに
《紅蓮破》や
《溶融》といった赤ならではのカードが採用されています。
青黒テンポが多いMTGO環境では、
ミラーマッチの鍵である《濁浪の執政》への回答として《紅蓮破》の赤タッチが有効な選択肢となっています。また、
《コーリ鋼の短刀》の影響でドロー多めの構成が増えたり、
《まき散らす菌糸生物》の禁止で
《豆の木をのぼれ》を使うコントロールが増加した結果、
《オークの弓使い》の刺さり具合も強まってきています。
まとめ
禁止改訂と『タルキール:龍嵐録』の登場で、
今のレガシー環境はかなりスピード感のある展開が増えてきました。メインに積まれる墓地対策については
「さすがにやりすぎでは…?」という声もありましたが、その対策こそがスパイを抑えていたという見方もできます。
MTGOでは赤単プリズンが目立ち、ナドゥ系デッキが苦戦気味なのに対し、紙の大会では赤単プリズンの数が少なく、ナドゥが上位に顔を出すシーンも増えています。
オンラインで流行のカードを参考にしつつ、紙の環境との違いにも注目して構築を練るのが今のレガシーを楽しむコツかもしれません。
これからも、最新の環境や注目デッキの動きを追っていきますので、ぜひ引き続きチェックしてみてください!