読むだけでレガシーの”いま”がわかる!「日本レガシー選手権・春」特別編


こんにちは!MOパンダです。

『タルキール:龍嵐録』環境が始まって、あっという間に3週間。
そろそろ勝ち筋が見えてきたタイミングで、今週末にはいよいよ「日本レガシー選手権・春」が開催されます!

というわけで今回は、大会前のウォーミングアップとして、マジックオンラインの「レガシーチャレンジ」の結果をもとに、現在のレガシー環境をざっくりチェックしていきましょう。

目次

▪️レガシーチャレンジTOP16
▪️トップメタはリアニメイト
▪️次点:スパイ
▪️赤単プリズン
▪️まとめ


レガシーチャレンジTOP16(4/9~計14回開催)

今回の集計は、4月9日から実施されたレガシーチャレンジ全14回分のTOP16リストをまとめたものです。

トップメタはリアニメイト(22/224)

やっぱり環境の中心はリアニメイト
中身は従来の青黒型から、《暗黒の儀式》を使ったターボ型までバリエーション豊かです。


Legacy Challenge32(2025/04/27) 優勝 by Roodslay
土地:14枚
3:《沼/Swamp》
1:《Badlands》
2:《Bayou》
1:《地底の遺体安置所/Underground Mortuary》
1:《大音声の劇場/Raucous Theater》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
2:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》

クリーチャー:9枚
4:《グリセルブランド/Griselbrand》
2:《残虐の執政官/Archon of Cruelty》
2:《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
1:《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》
呪文:37枚
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《納墓/Entomb》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4:《再活性/Reanimate》
1:《大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault》
4:《動く死体/Animate Dead》
4:《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
4:《暴露/Unmask》

サイドデッキ:15枚
4:《ウィザーブルームの初学者/Witherbloom Apprentice》
3:《大霊堂の戦利品/Spoils of the Vault》
4:《要塞の計略/Stronghold Gambit》
4:《煙霧の連鎖/Chain of Smog》
《浅すぎる墓穴》を採用したターボリアニメイトです。

メインは《思考囲い》《暴露》で手札をぼろぼろにし、リアニメイトでゲームに勝ちます。
《大霊堂の戦利品》も採用され、かなりコンボに特化した構成になっています。

サイドボードにはスモッグコンボが採用されています。
ウィザーブルームの初学者煙霧の連鎖
揃ったら最後、《煙霧の連鎖》が無限にコピーされて《ウィザーブルームの初学者》が無限に誘発し、無限にライフをドレインします。
墓地を使わず除去呪文もサイドアウトすることが多いため、対処が非常に困難です。

要塞の計略
さらに、サイドに《要塞の計略》が採用されています。お互いに手札からクリーチャーを出しコストが小さいクリーチャーが場に出る疑似《実物提示教育》です。主にクリーチャーの少ないデッキ相手に効果的です。

《暴露》で墓地対策を落とさずクリーチャーを落としてプレイすることもあります。


Legacy Challenge 32(2025/04/19) 優勝 by Magic_Dads71522
土地:14枚
3:《沼/Swamp》
1:《Underground Sea》
1:《Badlands》
1:《大音声の劇場/Raucous Theater》
2:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》

クリーチャー:9枚
4:《グリセルブランド/Griselbrand》
2:《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
2:《残虐の執政官/Archon of Cruelty》
1:《怒れる腹音鳴らし/Borborygmos Enraged》
呪文:37枚
1:《金属モックス/Chrome Mox》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4:《納墓/Entomb》
4:《再活性/Reanimate》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《動く死体/Animate Dead》
4:《浅すぎる墓穴/Shallow Grave》
4:《暴露/Unmask》

サイドデッキ:15枚
4:《実物提示教育/Show and Tell》
3:《要塞の計略/Stronghold Gambit》
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
4:《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
1:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
別のチャレンジに優勝したリアニメイトです。
こちらのリストもリアニメイトですが、最近のトレンドとしては相手の墓地対策用のカードに頼らず、アーティファクト・エンチャント破壊を使わないサイドプランが増えています。

▶TIPS:土地から見る構成予想メモ:
《Underground Sea》→ 青黒リアニメイト or 《実物提示教育》
《Badlands》《要塞の計略》型の可能性あり
《Bayou》→ サイドに煙霧コンボを警戒

次点:スパイ(20/224)



Legacy Challenge32(2025/04/20)  優勝 by SilversRayleigh
土地:0枚

クリーチャー:29枚
1:《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
1:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4:《エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide》
4:《地底街の密告人/Undercity Informer》
4:《ボガートの獲物さらい/Boggart Trawler》
4:《ポクスウォーカー/Poxwalkers》
4:《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
3:《フレイアリーズの信奉者/Disciple of Freyalise》
呪文:31枚
4:《否定の契約/Pact of Negation》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
1:《再活性/Reanimate》
1:《ジャック・オー・ランタン/Jack-o'-Lantern》
1:《記憶の旅/Memory's Journey》
3:《むかしむかし/Once Upon a Time》
3:《アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening》
1:《戦慄の復活/Dread Return》
4:《不敬者破り/Fell the Profane》

サイドデッキ:15枚
4:《活性の力/Force of Vigor》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
3:《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
4:《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》

ゴブリンの放火砲
メイン構成に大きな変化はないものの、サイドボードに《ゴブリンの放火砲》を採用したタイプが多くなってきています。


Legacy Challenge32(2025/04/20) 2位 by death_grips
土地:0枚

クリーチャー:31枚
1:《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
1:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
4:《ポクスウォーカー/Poxwalkers》
4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4:《エルフの指導霊/Elvish Spirit Guide》
4:《ボガートの獲物さらい/Boggart Trawler》
4:《地底街の密告人/Undercity Informer》
4:《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
3:《フレイアリーズの信奉者/Disciple of Freyalise》
2:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
呪文:29枚
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《否定の契約/Pact of Negation》
2:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
1:《ジャック・オー・ランタン/Jack-o'-Lantern》
3:《むかしむかし/Once Upon a Time》
1:《記憶の旅/Memory's Journey》
2:《アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening》
1:《戦慄の復活/Dread Return》
4:《不敬者破り/Fell the Profane》
3:《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》

サイドデッキ:15枚
4:《深淵の収穫者/Abyssal Harvester》
2:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《戦慄の復活/Dread Return》
4:《活性の力/Force of Vigor》
1:《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》
2:《虚空の力線/Leyline of the Void》
1:《ロッテスの巨人/Lotleth Giant》
深淵の収穫者
こちらは《深淵の収穫者》をサイドに採用。
墓地を経由せずクリーチャーのコピーを生成できるため、《墓掘りの檻》をすり抜けて《タッサの神託者》を場に出すことが可能です。

《墓掘りの檻》自体はリアニメイト・スパイ両方に強く定番のサイドカードですが、どのデッキも何らかの対抗策を用意しているため、過信は禁物です。

赤単プリズン(16/224)


Legacy Challenge 32(2025/04/23) 8位 by LucasG1ggs
土地:12枚
4:《山/Mountain》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《裏切り者の都/City of Traitors》

クリーチャー:21枚
4:《舷側砲の砲撃手/Broadside Bombardiers》
4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
3:《月の大魔術師/Magus of the Moon》
2:《光砕く者、テルサ/Tersa Lightshatter》
4:《パイロゴイフ/Pyrogoyf》
4:《激情/Fury》
呪文:27枚
4:《髑髏砕きの一撃/Shatterskull Smashing》
3:《血染めの月/Blood Moon》
4:《鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breaker》
4:《引き離しの噴火/Sundering Eruption》
4:《一つの指輪/The One Ring》

サイドデッキ:15枚
2:《死亡+退場/Dead+Gone》
2:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
2:《赤霊破/Red Elemental Blast》
2:《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
3:《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
光砕く者、テルサ
構成に大きな変化はありませんが、《光砕く者、テルサ》の採用が増加中。即時ルーター効果があり、《再鍛の刃、ラエリア》よりも次の動きにつなげやすい点が評価されています。

サイドには《灰燼の乗り手》が採用されており、これは《実物提示教育》デッキに対する明確なメタとして機能します。
※2013年の「テーロス」産カードが、今も現役で使われているのはちょっと感慨深いですね。

注目デッキ:グリクシステンポ(by Ark4n)


Legacy Challenge 32(2025/04/12) 優勝 by Ark4n
土地:20枚
1:《島/Island》
4:《Underground Sea》
1:《Volcanic Island》
1:《Badlands》
1:《地底街の下水道/Undercity Sewers》
1:《神秘の聖域/Mystic Sanctuary》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:13枚
3:《ネザーゴイフ/Nethergoyf》
3:《知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student》
4:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
1:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
2:《濁浪の執政/Murktide Regent》
呪文:27枚
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
3:《目くらまし/Daze》
1:《溶鉄の崩壊/Molten Collapse》
4:《意志の力/Force of Will》
3:《食糧補充/Stock Up》
1:《悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares》

サイドデッキ:15枚
1:《溶鉄の崩壊/Molten Collapse》
1:《未認可霊柩車/Unlicensed Hearse》
2:《水流破/Hydroblast》
1:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
1:《否定の力/Force of Negation》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《外科的摘出/Surgical Extraction》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
1:《悪夢滅ぼし、魁渡/Kaito, Bane of Nightmares》
2:《溶融/Meltdown》
溶鉄の崩壊紅蓮破溶融
メインは青黒タッチ《溶鉄の崩壊》で、サイドに《紅蓮破》《溶融》といった赤ならではのカードが採用されています。

青黒テンポが多いMTGO環境では、ミラーマッチの鍵である《濁浪の執政》への回答として《紅蓮破》の赤タッチが有効な選択肢となっています。

また、《コーリ鋼の短刀》の影響でドロー多めの構成が増えたり、《まき散らす菌糸生物》の禁止で《豆の木をのぼれ》を使うコントロールが増加した結果、《オークの弓使い》の刺さり具合も強まってきています。

まとめ


禁止改訂と『タルキール:龍嵐録』の登場で、今のレガシー環境はかなりスピード感のある展開が増えてきました。
メインに積まれる墓地対策については「さすがにやりすぎでは…?」という声もありましたが、その対策こそがスパイを抑えていたという見方もできます。

MTGOでは赤単プリズンが目立ち、ナドゥ系デッキが苦戦気味なのに対し、紙の大会では赤単プリズンの数が少なく、ナドゥが上位に顔を出すシーンも増えています。

オンラインで流行のカードを参考にしつつ、紙の環境との違いにも注目して構築を練るのが今のレガシーを楽しむコツかもしれません。

これからも、最新の環境や注目デッキの動きを追っていきますので、ぜひ引き続きチェックしてみてください!

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