アメリカEWEの結果から紐解く「レガシー環境攻略ガイド」


こんにちは!MOパンダです。

今年も残すところあと2ヶ月。年末といえば……そう!エターナルウィークエンドですね!
いよいよ開催が近づいてきました。

大会サムネ
アメリカでは一足早く、「2025 NA Legacy Champs(エターナルウィークエンド アメリカ)」が10月11日に開催されました。

TendrilsTrinisphere
今年のプロモカードは《苦悶の触手》《三なる宝球》
どちらもかっこよく、ぜひ手に入れたい1枚ですね。

今回は、上位入賞デッキの紹介や注目デッキの考察、日本でのメタゲーム予想をお届けします。
よろしくお願いします!

目次

▪️参考資料
▪️トップ8結果
▪️優勝【カーンフォージ】
▪️3位【セファリッドナドゥ】
▪️4位 POX】
▪️注目:12位【青黒ポスト】
▪️まとめ


参考資料


2025 NA Legacy Champs(MTGMELEE)
Event Archetype winrate matrix(MTGDECKS)

トップ8結果


グラフ
3:【UBリアニメイト】
3:【カーンフォージ】
1:【POX】
1:【セファリッド・ナドゥ】


優勝【カーンフォージ】

カーンフォージ

デッキリスト
土地:20枚
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》
4:《ウルザの塔/Urza's Tower》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《ウルザの作業場/Urza's Workshop》
4:《次元の結節点/Planar Nexus》

クリーチャー:4枚
4:《まばゆい肉掻き/Glaring Fleshraker》
呪文:36枚
1:《オパールのモックス/Mox Opal》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
1:《Candelabra of Tawnos》
1:《探検の地図/Expedition Map》
4:《多用途の鍵/Manifold Key》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《魂標ランタン/Soul-Guide Lantern》
1:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
4:《厳かなモノリス/Grim Monolith》
4:《コジレックの命令/Kozilek's Command》
1:《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
3:《冷酷な船長、テゼレット/Tezzeret, Cruel》
4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great》
2:《神秘の炉/Mystic Forge》
4:《一つの指輪/The One Ring》

サイドボード:15枚
1:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
2:《四肢切断/Dismember》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
1:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
1:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
1:《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating》
1:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1:《神秘の炉/Mystic Forge》
1:《パラドックス装置/Paradox Engine》
1:《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》
1:《嵐の目、ウギン/Ugin, Eye of the Storms》

冷酷な船長、テゼレットポータブル・ホール
《冷酷な船長、テゼレット》の登場により、【UBリアニメイト】一強時代に一石を投じたデッキです。
メインから墓地対策を取りやすくなったのもポイント。

さらに、《ウルザの物語》と違って《ポータブル・ホール》をサーチできるため、より柔軟な対応が可能になっています。

Candelabra
高額アーティファクトの《Candelabra of Tawnos》は、なんとこの1年で価格が3倍に上昇。
デッキ自体の人気と注目度の高さがうかがえます。

――買うなら日本開催前の“今”かもしれません。

勝率表を見ると【URテンポ】や【スニークショー】にはやや不利ですが、それ以外の多くのデッキに対しては五分以上をキープしています。
安定感のある強デッキと言えるでしょう。

3位 セファリッドナドゥ】

セファリッドナドゥ

デッキリスト
土地:20枚
1:《平地/Plains》
1:《島/Island》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Stran》
1:《迷路庭園/Hedge Maze》
1:《行き届いた書庫/Meticulous Archive》
1:《Savannah》
1:《Tropical Island》
2:《Tundra》
3:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
1:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
3:《ウルザの物語/Urza's Saga》

クリーチャー:19枚
4:《コーの遊牧民/Nomads en-Kor》
4:《知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student》
4:《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist》
2:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
1:《タッサの神託者/Thassa's Oracle》
4:《有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdom》
呪文:21枚
1:《除霊用掃除機/Ghost Vacuum》
2:《手甲/Shuko》
2:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
1:《虹色の終焉/Prismatic Ending》
1:《目くらまし/Daze》
1:《記憶の旅/Memory's Journey》
1:《戦慄の復活/Dread Return》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
2:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
1:《静寂/Serenity》
1:《虹色の終焉/Prismatic Ending》
2:《記憶への放逐/Consign to Memory》
3:《否定の力/Force of Negation》
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
1:《除霊用掃除機/Ghost Vacuum》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
コーの遊牧民有翼の叡智、ナドゥセファリッドの幻術師
最近は使用者が減っているものの、依然として高いデッキパワーを持つアーキタイプです。

使用者のJohan Larsson選手は、昨年のエターナルウィークエンド覇者。
同じデッキで2年連続入賞というのは、プレイヤースキルの高さを感じさせますね。

勝率表では【UBリアニメイト】とほぼ互角。
【赤単プリズン】にはやや分が悪いですが、メタに少ない環境なら十分上位を狙える選択肢です。

4位【POX】


POX

デッキリスト
土地:26枚
2:《沼/Swamp》
1:《森/Forest》
2:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》
4:《ユーミディアンの孵化場/Eumidian Hatchery》
2:《Bayou》
1:《地底の遺体安置所/Underground Mortuary》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《幽霊街/Ghost Quarter》
4:《不毛の大地/Wasteland》
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》

クリーチャー:8枚
4:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
2:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
2:《甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolis》
呪文:26枚
4:《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
1:《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《小悪疫/Smallpox》
2:《壌土からの生命/Life from the Loam》
3:《邪悪鳴らし/Malevolent Rumble》
3:《ウィザーブルームの命令/Witherbloom Command》
2:《飢餓の潮流、グリスト/Grist, the Hunger Tide》

サイドボード:15枚
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
1:《Chains of Mephistopheles》
1:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
2:《毒の濁流/Toxic Deluge》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
2:《活性の力/Force of Vigor》
1:《機能不全ダニ/Haywire Mite》

小悪疫
一際目立ったのがこのデッキ。《小悪疫》を軸に、リソースを削りながら戦う構築です。
《不毛の大地》《壌土からの生命》で土地を再利用し、《モックス・ダイアモンド》でマナを確保。

ユーミディアンの孵化場
これまで“攻め手の遅い”印象がありましたが、新カード《ユーミディアンの孵化場》の登場で一変。
《小悪疫》を唱えながらクロックを展開できるようになりました。生成されるトークンは黒の飛行持ち。

相手の《濁浪の執政》を止めたり、《甦る死滅都市、ホガーク》の召集コストになったりと、まさに痒いところに手が届く設計。
しかも《不毛の大地》で割られにくい土地というのも高評価です。

ウィザーブルームの命令
《知りたがりの学徒、タミヨウ》が反転すると手を焼きそうですが、《ウィザーブルームの命令》でしっかり破壊できる点は覚えておきましょう。

注目:12位【青黒ポスト】

青黒ポスト

デッキリスト
土地:22枚
2:《島/Island》
1:《Underground Sea》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《ウルザの塔/Urza's Tower》
4:《雲上の座/Cloudpost》
3:《微光地/Glimmerpost》
4:《次元の結節点/Planar Nexus》

クリーチャー:5枚
4:《稲妻罠の教練者/Thundertrap Trainer》
1:《ティシャーナの潮縛り/Tishana's Tidebinder》
呪文:33枚
4:《虚空の杯/Chalice of the Void》
1:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
4:《コジレックの命令/Kozilek's Command》
2:《朦朧への没入/Sink into Stupor》
4:《食糧補充/Stock Up》
2:《否定の力/Force of Negation》
2:《水浸しの教え/Waterlogged Teachings》
3:《一つの指輪/The One Ring》
4:《大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator》
1:《ロリアンの発見/Lorien Revealed》
4:《意志の力/Force of Will》
2:《嵐の目、ウギン/Ugin, Eye of the Storms》

サイドボード:15枚
1:《月罠の試作品/Moonsnare Prototype》
1:《否定の力/Force of Negation》
4:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
1:《四肢切断/Dismember》
4:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
1:《罠の橋/Ensnaring Bridge》
1:《一つの指輪/The One Ring》
1:《マイコシンスの格子/Mycosynth Lattice》

ここ最近、レガシーリーグでも5-0報告が増えている注目株です。

次元の結節点ウルザの塔
《次元の結節点》《ウルザの塔》により、2ターン目に《食糧補充》《大いなる創造者、カーン》が飛び出す爆発力。
《次元の結節点》は“神座”でもあるため、《雲上の座》との組み合わせでさらにマナを増やせます。

バロウゴイフ記憶への放逐
サイドの《バロウゴイフ》は一見小さく見えますが、《コジレックの命令》の同族やプレインズウォーカーが多いため想像以上のサイズになります。
特に《記憶への放逐》を使う相手には裏目になり非常に強力です。

水浸しの教え攪乱のフルート
また、《水浸しの教え》《攪乱のフルート》をサーチできる点も見落としがち。
覚えておくとプレイの幅が広がります。

勝率表では、サンプル数は少ないものの、【セファリッド・ナドゥ】、【カーンフォージ】、【UBテンポ】に勝ち越し。
【UBリアニメイト】以外の上位デッキに対して強い立ち位置を持っています。

まとめ


今回は以上になります。
来月の禁止・制限告知で大きな変化がなければ、メタはしばらく安定しそうです。

【URコーリ鋼】や【スニークショー】が国内では人気のアーキタイプなので、【カーンフォージ】はやや不利な立ち位置になるかもしれません。

一方で、最近下火だった【ナドゥコンボ】は、上位メタに強く再注目のデッキです。
【UBテンポ】の勝率低下を受けて、URテンポ系へ移行するプレイヤーも増えそうですね。

来月のエターナルウィークエンド日本大会、どんなメタになるのか今から楽しみです!
ではまた!

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