こんにちは!
MOパンダです。
2025年11月10日 禁止制限告知《納墓/Entomb》 禁止
《有翼の叡智、ナドゥ/Nadu, Winged Wisdom》 禁止
今こそ、そのときです。
どちらも禁止になりました!所感と背景
昨年に生まれた
テンポ・リアニメイトは、『カルロフ邸殺人事件』の諜報ランドで安定感が増し、『モダンホライゾン3』で
《超能力蛙》を得てさらに強化。
その過程で、《納墓》を残すために多くの周辺カードが規制される展開もありました。さようなら《納墓》。
《超能力蛙》、《カザド=ドゥームのトロール》、《悲嘆》 終わったよ...レガシー創設(2004年)後、2009年に禁止解除され、約16年間にわたりリアニメイトの定番だった《納墓》ですが、今回ふたたび表舞台から退くことになりました。《有翼の叡智、ナドゥ》は勝敗がほぼ決まるが確定ではない状況を作りやすく、ゲーム体験上の問題から禁止に。「相手が《意志の力》を示した瞬間に詰む」ような理不尽は、今後は起きなくなります。
新環境へ
さて、年末は
レガシー選手権に
エターナルウィークエンド、さらに
エターナルパーティーなどイベントが目白押し!
需要が高まりそうなカードは、今のうちに押さえておきましょう。
ここからは、直近のレガシーリーグ結果も踏まえてメタを展望します。
デッキ別の見通し
リアニメイト
《納墓》不在でテンポ型は消滅。一方、既存クリーチャーを厚めに採用する
ルーティング型がレガシーリーグで5-0を記録しています。
デッキリスト
構成は《偉大なる統一者、アトラクサ》《残虐の執政官》の枚数を増やし、《入念な研究》などで墓地に落とすプラン。《納墓》時代のようにリアニメイト・パッケージを薄くしてUBミッドレンジに寄せる動きは困難になりました。
その分、墓地対策がきれいに刺さる正統派リアニメイトとして、今後は認識されていくでしょう。
デッキリスト
また、
Tin Fins系の高速リアニメイトも健在。
《グリセルブランド》で大量ドロー→
《怒れる腹音鳴らし》で勝利、というおなじみの決着。
サイドの
《アヴァシンの創造》は墓地対策に強く、2ターン後にクリーチャーを出す英雄譚。
《暴露》《暗黒の儀式》から1ターン目に着地させて
各種対策を無視できるのが魅力です。
カーンフォージ
次に流行る本命はここ。正直、《納墓》を禁止するなら《一つの指輪》も…と思っていましたが、結果は少し意外でした。
前環境から強力でしたが、
注目度が一段上がる見込み。リアニメイト減少で墓地対策の枚数が減り、そのスロットが
《記憶への放逐》《無のロッド》に置き換わることで一定の牽制は受けそうです。
デッキリスト
告知後のレガシー・チャレンジ上位でも結果を残しており、
メイン/サイドに《ポータブル・ホール》を1枚ずつ採用されています。
《冷酷な船長、テゼレット》からのサーチはもちろん、
《大いなる創造者、カーン》で引っ張れるようサイドにも置く形です。
《無のロッド》本体だけでなく、
《石のような静寂》や
《溜め込み屋のアウフ》など
《無のロッド》亜種にも触れるのが魅力的です。
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次点の注目株。
《秘密を掘り下げる者》の有無や
《コーリ鋼の短刀》の採否など、
構築の幅が広いのが魅力。増加が見込まれるカーンフォージに対して
《記憶への放逐》《溶融》といった
致命傷になるメタカードを自然に積める色で、評価は高め。
コントロール系には
《コーリ鋼の短刀》が刺さりやすく、
有利マッチが増えやすいのも◎。デッキリスト
メインデッキは変わりませんが、サイドボードには《無のロッド》ではなく《減衰球》が採用されています。エルドラージ(2マナ出る土地)・カーンフォージ・ストームまで広く見るなら、
この選択は理にかなっています。まとめ
UBリアニメイト前提のスピード感から、
ひと呼吸遅い環境へなってきています。
以前は
《虚空の力線》がバウンスや
《バロウゴイフ》で乗り越えられ、裏目になりがちでしたが、今は素直に置けば墓地利用デッキをしっかり止められる場面が増えています。
結果として、The Spy系の超高速コンボにもブレーキがかかり、メタはややスローに。
この流れで、
①《剣を鍬に》を使う白系コントロールやデス&タックスの再評価
②《豆の木をのぼれ》系、《実物提示教育》系
③それらに強い《魔の魅惑》系の復権
といった揺り戻しも十分あり得ます。
新しいレガシー、ここからが本番。今後の動きに注目です!