皆さんこんにちは。
Rush Prosの井川です。
ついに帰ってきたぞローウィン!!時は2007年、実に19年振りの再訪です!!!ということで恒例である、最新エキスパンション『ローウィンの昏明』のレビューをお届けします!
それではスタート!
目次
▪️★世界王者はスタンダードを変える!?使いやすくて万能だぞデュプラ!
▪️★嗚呼、青春のキスキン!!
▪️★3年ローテーションのおかげでフルパワーだ!マーフォーク!
▪️★その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
▪️★終わりに
★世界王者はスタンダードを変える!?使いやすくて万能だぞデュプラ!
あまりに当たり前なカードを挙げるのは好きじゃないのですが、
環境を定義しそうなカードを上げないのもアレなので最初にご紹介。
2023年世界選手権優勝。フランスの雄、ジャン=エマニュエル・ドゥプラ!!上記の優勝以外にも2021年世界選手権準優勝、直近の2025年世界選手権でもトップ8と、枚挙にいとまがありません。名実ともに
現役最高峰のプロプレイヤーの一人です。
エスパーレジェンドやディミーアローグなどでの活躍から、カウンターを打ちながら殴るデッキを使っているイメージが強い彼ですが、実は緑のクリーチャーデッキが好きとのこと。
そんな彼がデザインしたのは、スタンダードはもちろん、様々なフォーマットで活躍するであろう素晴らしいクリーチャー!!「手札を捨てて」「ライブラリーからクリーチャーをサーチ」というシンプルながら非常に強力な能力。クリーチャーを軸にした、様々なデッキで使われる可能性を秘めています。
《最後の贈り物の運び手》《簒奪者、アーデン》を捨てながら《スーペリア・スパイダーマン》をサーチできるスゥルタイリアニメイトが一番シンプルかつ強力。今後のスタンダードで良く見るアクションとなるでしょう。
《欺瞞》《幽愁》といった幽愁なカードも得て、かなり盤石。墓地対策増加によりMagic Online上では最近減少傾向にありましたが、新環境ではまたトップメタに君臨しそうですね!
墓地を使いつつクリーチャーを使用しているデッキとして、ナヤユウナもありますね。こちらは元々
《フェニックスのドミナント、ジョシュア》を採用していたので、そのスロットがキレイに置き換わりそうです。
僕はあまり詳しくないですが、
もしかしたらパイオニアのロータスコンボでも使えるかも?《砂時計の侍臣》や
《溺神の信奉者、リーア》をサーチしながら
《睡蓮の原野》を起こせるのは偉い!
ここに列挙したものはあくまで序の口。特にスタンダードでは、まずはこのカードを中心に試されそうです。
★嗚呼、青春のキスキン!!
元祖ローウィンのときは僕もまだ若さ溢れる大学生で、まつがんと一緒に白単キスキンを調整して東京都選手権に臨んだものです。懐かしいな。
キスキンは青春。
スタン末期はフェアリー一本でしたが。
スタンダード後期では
《幽体の行列》、
《運命の大立者》、
《変わり谷》といったカードを得て堂々トップメタに上り詰めたのも懐かしいですね。ブン回りがありつつ中長期戦も戦える良いデッキでした。
そんなキスキンが、装いも新たに新登場!今回は白緑の2色で組めと言わんばかりにカードが揃っています。
1マナ域には、アップデートされた《ゴールドメドウの重鎮》と《運命の大立者》が揃っているのが熱い!!前者は1マナ域としては破格のスペック。3/2や4/3で殴れるので期限が長く、打点を稼いでくれます。
後者はマナフラッド受けとしては最高峰ですね。第三形態まで行ければ
クソデカな《真の名の宿敵》なので、ブロッカーはおろか単体除去すら無効化します。「相手へのプロテクション」って能力がスタンダードで登場するとは。
2マナ域も強力です。《メドウグレインの騎士》のほぼ完全上位互換である
《キンザーの歩哨》。
土地事故も防いでくれる上に、アドバンテージ生物
《蝕甚化したキスキン》。他のクリーチャータイプと異なりキスキンだけなぜか2マナで、使わせようという意思を感じます。
《鋸折りの戦闘員》はキスキン版の
《継ぎ接ぎ自動機械》で、「護法2」がとにかく強力。
《逃げ場なし》があまり使われていないので、相手が除去構えのターンを上手くスカすことができそうです。
そして極み付けは《小村の心、ブリジッド》!2面展開は
《キンズベイルの野心家》《鋸折りの戦闘員》と相性良いですし、変身後の
《矮村の理性、ブリジッド》のマナ能力は
《寓話の大立者》を簡単に変身させてくれます。
伝説のクリーチャーですが、先に出した方を変身させることによって2枚目もプレイできるので、嵩張ることもない安心設計です。
こんな感じでカードを並べるだけでデッキになりそうなのが良いですね。令和のキスキンも行けそうな気がします!!
相性が悪そうなシミックウロボロイドやバント気の技には、必殺の
《篩い飛ばし》で相手の盤面だけ吹き飛ばしてしまいましょう!!
★3年ローテーションのおかげでフルパワーだ!マーフォーク!
最近は使ってませんが、マーフォークも好きなんですよね。
在りし日の草の根大会で優勝したり、
初めてのレガシーで使ったりもしました。
好きです、マーフォーク。
そんなマーフォークは、今回=『ローウィンの昏明』だけでなく『イクサラン:失われし洞窟』でもプッシュされたこともあり、
かなりカードプールが広いです。《深根の巡礼》は上手く使えれば強力なエンチャントですし、
《フラッドピットの溺れさせ》は『ダスクモーン』ですが
なぜかマーフォークです。
単体のクロックとしても良し、1マナ域から繋いでアドバンテージも稼いで良し!というGoodなシグ。
彼は過去にも
《川の案内者、シグ》《川の殺し屋、シグ》ともにスタンダードで使われた実績があり、デザイン的にかなり恵まれてますね。
今回も2マナで偉い!今回のマーフォークは「召集」押し。クリーチャーを並べて、一気にドン!
《水流乱し》はテンポを取った上に3/3と結構デカいサイズ。しかも瞬速持ち。
《調和した大合唱》は少し重いものの大量ドローなので、盤面に吐き出したリソースを一瞬で回復してくれます。打てたらそのまま勝てそう。
マーフォークといえばロードを並べて殴るイメージが強いと思いますが、今回もそれを踏襲してます。
2種の2マナロードが収録されているのは偉い!しかもどちらもアンタップさせる能力が付いていて、「召集」がしやすくなっています。
これだけ揃えば、スタンダードでも第一線で活躍しそうですね。果たしてリッチモンドの地は魚人に染められてしまうのでしょうか?
★その他、気になったカードたちをザックリ紹介します
2マナでブリンクするカードは過去にたくさんありましたが、1/1多相トークンをオマケで出してくれるのは流石に凄い!多相トークンの方でもシナジーできれば、カード2枚分ぐらいの価値が生み出せそう。注目です。
歴代最強の《空飛ぶ男/Flying Men》かも。1回だけですが
《永劫の好奇心》の能力を付与してくれるので、ディミーアミッドレンジのようなデッキにジャストフィットです。
自発的に-1/-1カウンターを増やすことができれば複数回起動も可能なので、
《アケノテブクロ使いの造反者》なんかとは相性◎ですね。
超ド派手な1枚。このカードのテキストを先入観なしで、一目で正確に読めた人は凄いと思います。
え?相手のもコピーできるの?
え?ターン終了時までじゃない=永続なの???とビックリの連続。軽いトークン/パーマネントをばらまけるデッキが使うと凄いことが起きそう。
超優秀なカウンターが再録。
《アナグマモグラの仔》をカウンターするのが最高効率。
イゼット講義にも
《美術家の才能》《積み重ねられた叡智》を消せるので、かなり強そうですね。
ただし環境的には裏目も多く、ギルランアンタップインからこれを構えたところに
《嵐追いの才能》《ブーメランの基礎》を決められたり、
《ラノワールのエルフ》→
《土のベンダーの位に至る》→
《氷耕しの探検家》をされたら憤死しそう。
大好きだった《苦花》がこんな姿に。。。《霧縛りの徒党》もない上に、単体除去で倒されてしまいますが、それでもなんだかんだで結構強い気はしています。ダブルシンボルがかなりネックなので、できれば(1)(黒)が良かったなぁ。
『イクサラン:失われし洞窟』にいた
《鍾乳石の追跡者》のほぼアッパーバージョンと考えていいでしょう。
スタンダードではそれなりかもしれませんが、モダンやレガシーでは獅子奮迅の活躍が見れるかもしれません。
《ドラゴンの怒りの媒介者》《ミシュラのガラクタ》《通りの悪霊》《不毛の大地》・各種フェッチランドなどと合わせれば、一瞬で大きくなること間違いなし!
《トラアザラシ》のお友達第二号。(第一号は《逸失への恐怖》)カードの最大値=裏面の能力を活かすにはマナ総量4以上のカードが必要なので、そこの枚数をいかに担保するかがキーになりそうですね。
《量子の謎かけ屋》《咆哮する焼炉+蒸気サウナ》《轟く機知、ラル》までは確定として、他に何があるかな?
《調和の中心》+
《春の鼓動》を内蔵した珍クリーチャー。対戦相手も恩恵を得てしまうので、なるべく出したターンに圧倒的バリューを出したいところです。
スタンダードで真っ先に思いつくのは、過去のスタンでティムール・アナリストに使われていた
《世界魂の憤怒》。あとは大量にトークン出せる
《嵐鱗の末裔》あたりが候補でしょうか。
スタンダードでストーム、いけるのか??《再利用の賢者》が多相になった!1/2というスタッツは2/1よりも弱いかなと思いますが、様々な種族シナジーがあるので
《再利用の賢者》よりもこちらを優先するケースも多そうです。
さらに多相。ただの
《ウッド・エルフ》としても十分強いですが、
《変わり谷》トークンを出すので、それをどれだけ上手く使うかが鍵になりそうです。
一番分かりやすいのはティムールカワウソ。カワウソ2枚分なので
《永劫の活力》+
《渓間の洪水呼び》で一気にマナが増えます。他にも良い使い道がありそう。
何気なくポストしたら、めっちゃ反響あってビビりました。完全におじさんホイホイ。『ブルームバロウ』のコモンに
《三本木の樹根織り》がいましたけど、1/3より0/4の方が
《ユートピアの木》っぽいかなって。レアリティが違う
《森の女人像》のことは忘れましょう。
今回の可愛い枠。エレメンタルですがほぼ犬。拡張版はあまり可愛くないので見ないことにしました。
緑のクリーチャーなのに除去内蔵ということで、アミュレットタイタンが
《月の大魔術師》対策に使うともっぱらの噂。
★終わりに
ということでお届けしました『ローウィンの昏明』レビュー。
新デッキを作れそうなカードが多い上に、既存のアーキタイプを強化するカードもいくつかあり、
スタンダードにかなり影響を与えそうなセットだなという印象を受けました。
今月末のプロツアーがスタンダードなので、見落としがないよう、チームメイトと手分けして探っていきたいところです。
今回の僕のオススメはこの3枚。《小村の心、ブリジッド》は過小評価されていると思うので、ぜひ使いたい&使ってみて欲しいです。
マナ出しすぎ!!って叫ぶこと間違いなしです!
それでは今回はここまで。また次回の記事でお会いしましょう!