はじめに
Cardrush Prosとして活動している あむ(Atsutoshi.Kubo)です。
結果は『フーパ』『ブラッキー』『ジュゴン』を使用し予選8勝2敗で33位。
目標としていた決勝トーナメントには後一歩及ばず悔しい結果になりました。
今回はチャンピオンズリーグ京都に関して振り返っていきたいと思います。
使用したデッキの解説や、使用経緯などはnoteの方に記載しております。
(リンク:https://note.mu/game2broke/n/nc4618df90500)
■今回のチャンピオンズリーグ環境について
①『リセットスタンプ』の登場
やはり今回の環境に大きく影響を与えたカードはこちら。
『リセットスタンプ』という中盤~終盤の詰めのカードがほとんどのデッキに採用されるようになり、『リセットスタンプ』に強いデッキと弱いデッキで命運が大きく別れました。
このように単構築ではないTAG TEAM GX系やゾロアーク系が再評価される形になり、それらに対して強い打点とエネルギー加速を有している『レシラム&リザードンGX』は特に優位な環境だったと言えます。
直前のシティーリーグの結果も、優勝準優勝共に『レシラム&リザードンGX』であり、チャンピオンズリーグでも『レシラム&リザードンGX』が圧倒的多数を占めるのは明らかでした。
それに対して『サーナイト&ニンフィアGX』や『ガブリアス&ギラティナGX』はそれぞれ『レシラム&リザードンGX』に対して有利な構築が作れるという認識でした。しかし、新弾発売後2週間&シティーリーグ後わずか1週間の間にそのような構築が流行るとは思えなかったため、今回は『レシラム&リザードンGX』『ピカチュウ&ゼクロムGX』を主に対策する必要がある環境だったと思います。
この前提を踏まえ、使用することになったのが『フーパ』『ブラッキー』を軸とした非GXデッキでした。
今回同じくCardrush Prosのとーしん(Shintaro.Ito)は『フーパ』『ブラッキー』に『ミカルゲ』をタッチしたもの。自分は『フーパ』『ブラッキー』に『ジュゴン』を入れたもので出場しました。
どちらも『フーパ』を倒してくるポケモンを全て倒すというデッキコンセプトですが、『ジュゴン』を入れているタイプは『ギラティナ』+『カラマネロ』や『ジラーチ』+『サンダー』といった非GX軸の強力なデッキタイプに対してより有利を作るための選択です。
・当日の対戦レポート
1回戦 炎+無色バレット 先攻 勝ち
ピカゼク対策として、『カラマネロ』軸の超バレットか『レシラム&リザードンGX』に入っているカードだと予想しました。後者の場合後攻1ターン目でバトル場が倒される可能性があるため『イーブイ』を用意してターンエンド。
実際後攻1ターン目に『溶接工』+『ダブル無色エネルギー』で前の『フーパ』を倒されてしまいますが、『イーブイ』を用意していたおかげで『ブラッキー』のかたきうちで倒すことができ、相手に流れを渡すことなく立ち回れました。
その後は『フーパ』を突破するのが厳しくなったようでそのまま押し切り勝利。
2回戦 ガブリアス&ギラティナGX+カラマネロ 後攻 勝ち
相手がカラマネロ型だったので、『ギラティナ』+『カラマネロ』の動きを警戒する必要があります。
後攻だったので『マーイーカ』を倒すプランは取れず、『ジュゴン』で複数回技を打つことが大事になります。
初ターンから出来る限り『パウワウ』を並べ、結果として『ジュゴン』が4回技を使用することができ相手のカラマネロラインを倒し切ることができたので勝利。
3回戦 ルガゾロヤドキングアローラベトベトン 後攻 勝ち
相手は『アローラベトベトン』が入っているタイプの『ゾロアークGX』軸のデッキ。
この試合も先攻だと『ジュゴン』で上手く対応出来るのですが、後攻だったので『ブラッキー』のかたきうちで『アローラベトベトン』を倒し切るプランになります。
『レスキュータンカ』や『クチナシ』といったカードもケアしなければならないので、常に『ブラッキー』と『グズマ』、『カウンターキャッチャー』を用意し戦いました。
この試合は『メタモン◇』から進化した『アローラベトベトン』、『アローラベトベター』、レスキュータンカから出てきた『アローラベトベター』の3体を倒し、相手が『フーパ』に対応する手段がなくなったため勝利。
4回戦 レシラム&リザードンGX+ブースターGX 後攻 勝利
元々複数体の『フーパ』が突破しにくいため有利なマッチアップでしたが、相手の方が事故ってしまい、一方的な勝利となりました。
5回戦 レシラム&リザードンGX+ボルケニオン 先攻 勝利
先攻を取ることが出来たので、『ジュゴン』を軸に押し切る判断を取りました。相手にサイド6枚を取らせないよう『フーパ』以外のカードは最低限しか出さず、相手の非GXポケモンを倒しきります。
『ジュゴン』の「デュアルブリザード」が『ボルケニオン』相手に最強なので、複数体で技をうち勝利。
6回戦 カメックスGX+カメックス 後攻 勝利
GXの方は『フーパ』で対応出来るため、非GXの『カメックス』と『ゼニガメ』を倒すことに専念します。
先攻だと『ジュゴン』で無双できますが、あいにくの後攻。この場合相手の『カメックス』が先に立ってしまうため、難しい展開になります。
しかし、『カメックス』は「ハイドロタックル」で自身に30ダメージを与えるので、2回技を使えば『ブラッキー』圏内・3回技を使えば『フーパ』圏内・4回技を使えば『ジュゴン』圏内になるため、サイドは厳しいもののすぐに倒すべきポケモンではないと判断しました。
それよりも『カメックス』が複数体たってしまうことの方が怖かったため、『カメックス』を無視し、あくまで後続の『ゼニガメ』を倒すことに専念しました。
そのプランが無事に通り『ジュゴン』の「デュアルブリザード」や『ブラッキー』で、『ゼニガメ』を5体倒すことに成功し何とか勝利できました。
7回戦 マタドガス 先攻 勝利
先攻を取れたので『ジュゴン』プランが取れるかと思いましたが、『ミュウ』によりそれは許されない展開になりました。
さらに『マタドガス』や『ミュウ』に『のろいのおふだ』を貼られ、安易に倒すと一気にサイドを取られて厳しい状況になります。
②『ブラッキー』や『フーパ』を1体ずつプレイし、サイドレースを有利に進める
最初は①のプランを取りましたが、1枚目の『ミュウ』を倒した所で2枚目の『ミュウ』。
このタイプのデッキは『レスキュータンカ』が複数枚採用されていることが想定出来るため、このプランは通らないと判断し②に切り替えました。
『ブラッキー』であれば『マタドガス』の特性「いのこりガス」は乗りませんし、超抵抗があるため「とびちるヘドロ」のダメージも少なく済みます。
しかし自分のデッキは『ブラッキー』ラインが2枚しかなく『レスキュータンカ』も入っていないため、非常にギリギリの展開でした。
『マタドガス』を倒した際に『のろいのおふだ』で乗るダメージカウンターを2体目の『ブラッキー』に乗せられてしまうと負けてしまうため、『フーパ』をあえて出しそこを倒すよう誘導。
1体目の『ブラッキー』が倒される直前に2体目の『ブラッキー』を立てることができなんとか押し切ることが出来ました。
8回戦 ジラーチサンダー+ライチュウ&アローラライチュウGX 後攻 敗北
(※ 後から見返しましたが、舌打ちのような音が入っておりました。もちろん故意ではないものの、不快にさせてしまい申し訳ございません。)
開幕『サンダー』が見えたため、『ジラーチ』+『サンダー』もしくは『ピカチュウ&ゼクロムGX』だと予想。『トキワの森』で『ライチュウ&アローラライチュウGX』をトラッシュしたため、恐らく『ジラーチ』『サンダー』『ライチュウ&アローラライチュウGX』だと想定しました。
『ジラーチ』+『サンダー』戦はかなり厳しいマッチアップで、先攻であれば『ジュゴン』から場を制圧することが出来ますが、後攻の場合耐える試合になります。
『イーブイ』を出すと、相手が『グズマ』だけでサイドを進められる状況は好ましくないため、この試合では出来る限りプレイせずに我慢することが大事です。
この時のプランとしては『フーパ』2体に対して『エレキパワー』を2枚ずつ計4枚使って倒してもらい、その後一撃で倒されなくなった『ジュゴン』を軸に「デュアルブリザード」で『ジラーチ』や『マグカルゴ』といったサーチポケモンを倒し、『リセットスタンプ』+『ブラックマーケット◇』or『ラナキラマウンテン』を用いて逆転するというプランでした。
先攻2ターン目にまさかの『ククイ博士』『エレキパワー』により『フーパ』が倒されてしまいます。この時点でプランが少し崩れてしまったのですが、更に厳しかったのが『リセットスタンプ』。
序盤に手札を抱えて戦うタイプのデッキなので、実は序盤に手札を流されることが厳しいのですが、それを読まれ先攻2ターン目に『リセットスタンプ』を使用されたのは見事でした。
手札にかかえていた『ジュゴン』や後続の『パウワウ』『イーブイ』『トリプル加速エネルギー』やサポートを流されてしまい、一気に展開が苦しくなります。
その後は初ターンに『イーブイ』などのポケモンや『トキワの森』で『リーリエ』をトラッシュしてしまったこともあり、サポートを引くことが出来ず、そのまま押し切られて負けてしまいました。
序盤に手札を流される可能性を考慮すると、初ターンに『イーブイ』や『パウワウ』は展開するべきだったので、結果的にプランミスでした。
9回戦 ルカリオ&メルメタルGX HAND 先攻 敗北
もう後がない9回戦でしたが、このマッチアップは構築段階で捨てており、ほぼ勝てません。
『ルカリオ&メルメタルGX』がGX技フルメタルウォールGXを使用し、『鋼鉄のフライパン』を貼ったため、こちらは最大で『フーパ』の20ダメージしか通らない展開に。
こうなると『ルカリオ&メルメタルGX』を倒すのに13ターンの間『アセロラ』や『まんたんのくすり』や『改造ハンマー』や『プルメリ』を使われないという非現実的な条件しかないため投了。
7連勝と良い流れで来たものの2連敗してしまい、一気に決勝トーナメントが厳しいものになりました。とはいえオポネントにより8勝2敗も数人上がれるため、希望を捨てず最終戦に望みました。
10回戦 ウルトラネクロズマGXギラティナカラマネロ 先攻 勝利
先攻を取れたものの、先攻2ターン目に『ジュゴン』のデュアルブリザードを使うことが出来ず難しい展開に。
なんとか『ジュゴン』を複数体立てることが出来たので、デュアルブリザードで『カラマネロ』を倒しエネルギーの流れを握って勝利。
負けた試合が後半の方だったこともあり、オポネントが高いことを期待しましたが、実際はオポネントがかなり低く予選順位33位となってしまいました。
今回のチャンピオンズリーグは決勝トーナメントを目標としていたため、満足する結果ではありませんでした。
最後になりますが、調整に付き合っていただいた皆様、並びに応援してくださった皆様本当にありがとうございました。
次回の大型大会はしばらく先になりますが、それまでに更に練習を重ね次こそは良い結果を報告できるように頑張ります。
今回の記事内で紹介されたカードはカードラッシュ通販店にて販売中ですのでぜひご利用ください!