この度、カードラッシュにスポンサードされ、Card Rush Prosの一員として活動を開始することとなりました。
本記事では、私の自己紹介とプロ契約に至った背景、そして今後の活動の展望について書いていければと思います。
当時習っていたバイオリンの発表会の帰り道に、構築済みデッキ「封印!サーナイトex」「雷震!バンギラスex」をご褒美に買ってもらい、家族で遊び始めたのがきっかけでした。
箱を開け、パッケージポケモンの柄のコインやマーカーを取り出し、カードを並べたあの時のワクワク感は、今でも鮮明に覚えています。
元々の負けず嫌いな性格もあって、その他のカードゲームに手を出しながら、公式大会にも何度か出場しますが、ことポケモンカードにおいては、あまりいい成績を残すことはできませんでした。
そこから中学生になり、勉強や部活動が忙しくなる中で、しばらくカードゲームから離れる期間が続きました。
当時運営していた個人事業に意義を見出せなくなり、学問にもなかなか打ち込む気力が起きず、コロナ禍で友人との関係も疎遠になってしまった自分にとって、もう一度本気で打ち込める対象として、そしてもう一度人と繋がれる手段として、ふと流れてきたポケモンカードの対戦動画がとても魅力的に映りました。
過去近い場にいたプレイヤーたちが大きな実績を積み上げているのを知り、追いつきたいと思い励む中で、復帰後二度目の公式大会、チャンピオンズリーグ京都2023でBest4になり世界大会への出場権を獲得。その翌年のチャンピオンズリーグ京都2024で優勝することができました。
カードゲームを通じて多くのつながりができ、今一度ポケモンカードとの関わりと自身の今後について考える中で、カードラッシュからスポンサードの打診を受けました。
ここ最近まで自分のプレイヤーとしての目標は、「自分で自分に満足できるようになること」という曖昧なものでした。
どこまでいけば満足できるのか、みたいなことはあまり深く考えていませんでした。
なんなら世界大会に2回も出場できて、「ある程度もう満足できるのでは」と思うことすらありました。
しかし世界大会に向け、海外の大会に参加していく中で、上位プレイヤーの配信卓では海外の大型大会や世界大会での実績がいくつも紹介されており、プレイヤーとして「自分はまだ何者でもない。何も成し遂げてはいない」ということを実感するようになりました。
「世界で一番強いプレイヤーの議論に名前が挙がること」
「自分がそう言われるに相応しいと心から思えるような実績・マナーを備えたプレイヤーであること」
あたりが最終目標の構成要素になってくるかなと今は考えています。
自分の今のレベルと、プレイヤーの数が増え続けている現状を考慮すると、「世界一に名前が挙がる」というのは、かなりチャレンジングな目標だなとは感じますが、せっかくプレイヤーとして頑張っていくのであれば、そこに行きつくためにできることには全力で取り組んでいきたいです。
今後プレイヤーとしてより成長していくために、そして海外大会や世界大会での実績を積んでいくために。
大会への出場数を増やし、また時に動きの偏差が大きいデッキを選択していくことが必要であり、資金面がある程度確保できていることはプレイヤーにとってアドバンテージの一つになると考えました。
また、将来的にショーマッチのような形でプロチーム同士の対戦企画などができた場合に、その場にプレイヤーとして携われるか否かも、場数を踏むという観点で、の自身の成長に大きく関わってくるとも感じています。
Card Rush Prosへの加入を考えるにあたり、先輩にあたるイトウシンタロウ(とーしん)選手の存在も大きく影響しました。
海外のストリーマーの配信でも、日本の強者といえばやはりShintaro Ito(イトウシンタロウ選手)は、度々言及され、世界大会の優勝候補にもやはりコンスタントに名前があがります。
自分の中でCard Rush Prosには“実力者”のイメージがあり、まずはイトウシンタロウ選手の背中を追って自らの力を伸ばしていくのが、目指すところへの良き道であるように感じられました。(頂への良き道)
カジュアルな仮面を被ることは可能ですが、どこまでいっても今の自分は負けたら死ぬほど悔しがりますし、結果を追い求める競技者です。
そんな自分の活動イメージとCard Rush Prosのイメージに多少なりともマッチするところを感じ、プロ契約を結ばせていただく運びとなりました。
プレイヤーとしては上述のような挑戦をし、引き続き研鑽を積んでいく予定(目指せ海外大会・世界大会上位入賞!)ですが、
今後は「ポケモンカードの魅力を伝える」「よりポケモンカードを楽しめる機会・場・情報を提供する」という方向にも意識を向けていきたいと思っています。
まだ具体的には決まっていませんが、驚くようなプレイングが飛び交う有名プレイヤー同士のショーマッチがあれば、観戦が楽しみになるかもしれませんし、それをわかりやすく解説できればより試合の魅力が伝わるかもしれません。
毎回そう上手くはいきませんが、より深く考え、「魅せる」プレイングがたまにできれば、ポケモンカードの良さがより伝わるかもしれないと思っています。
また、対戦等を通じて子どもたちと触れ合う機会があれば何か将来に良い影響を与えられるかもしれませんし、面白い構築記事を書くことができれば「あのカードも試してみたい」と放課後や週末が楽しみになるかもしれません。
公式大会等では結果に真剣に取り組みますが、模範となり得るマナーや楽しむ心も忘れずに活動していけたらと考えています。
未熟者ではありますが、書いたことのうち何かしら一個くらいは実現できたらいいなと思っています。
長くなってしまいましたが、ここで書いた目標・プレイヤー像に一歩でも近づけるように活動を続けていきたいと考えています。
Pokemon World ChampionShip2023 出場 使用デッキ:雪道白ルギア
チャンピオンズリーグ京都2024 使用デッキ:パラドックスロストカイオーガ 優勝
チャンピオンズリーグ京都2023 使用デッキ:空石ロストカイオーガ Best4
ポケモン竜王戦2024 出場 使用デッキ:ロストゾーン軸 ギラティナVstar パオジアンex