ポケカ小話〜「言語化」について考える〜




お久しぶりです。
Haruことミワハルキ(@Haruer4)といいます。

「熱風のアリーナ」が発売されておよそ2週間、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
今日は具体的なデッキ紹介ではなく、少し抽象的な、ポケモンカードの大会で勝つための考え方の部分について書いていければと思います。

自分自身、特に直近で突出した成績を残しているわけではないのですが、「こんな考え方もあるんだな〜」くらいに見ていただいて、「大会で勝ちたい!」と思ったときに何かしらみなさんのヒントになれば幸いです。



記事を書こうと思ったきっかけ



SNS上で盤面について議論されているのを見て、せっかく言語化能力に長けていて考えをしっかり言葉にできているのに、その力を十分に発揮できずにいるプレイヤーも多いのではと思ったことが主なきっかけです。

「言語化が大事!」というメッセージを感じさせる記事や動画も何件かありますが、人によって伸び悩んでいるボトルネックがそれぞれ異なる中で、「言語化」という漠然とした課題を設定されるとどうすればいいかわからなくなってしまう人もいるのかもなと思い、記事にしてみました。

(もちろん言語化が大事なことを否定するつもりは全くありません)

「言語化力」って何?


「言語化力」ってそもそも明確に定義された言葉でもないと思うのですが、
おそらく一般的には、「頭の中の考えを言葉でわかりやすく整理する、ないし伝える力」みたいなものと解釈されているかと思います。

自分としては、言語化自体は重要である一方、それ単体で対戦に勝てるようになる魔法のようなものではないと思っています。

「◯◯だから××」といった綺麗な短文で言語化されたプレイは、すごく整ったものに思える一方で適用範囲や例外が意識できていないとふとした場面で形勢を悪くしてしまう危険性もはらんでいます。

上の話は極端なものにはなりますが、「上手な言語化」ができる勝率の高いプレイヤーたちが言語化能力をうまく活用するための他の能力・要素を持っているために、言語化能力が神格化されてしまっている側面があると考えています。

ここからは「上手な言語化」を構成する言語化能力以外の要素について、個人的に思い浮かんだものを整理してみたので紹介していきます!

「言語化力」を活かすための要素


①思考の柔軟性と経験の質


「言語化が上手い」×「思考が柔軟」×「良い経験をしている」
ことによって、自分の考えを整理し、より良い方向に更新していくことができると思っています。

経験の「量」ももちろん重要なのですが、あえて「質」と強調して書いたのは、「操作が間違っているのに勝ってしまう体験によってプレイが歪んでしまう」可能性を考慮したためです。

変な成功体験を積まないためには、最近少し話題の「マジレス」を受ける(≒強いプレイヤーやデッキと対戦する機会を得る)ことが重要になると思っています。

どれくらい勝つのを目標にするか次第ではありますが、最近のチャンピオンズリーグでは、トーナメントに上がるために基本的に13勝2敗の成績が求められ、Day2で勝ち上がっていくと強いプレイヤーと対戦する確率が極めて高くなります。

見知ったプレイの範囲では通用していたプランに実は穴があってそこを突かれてしまった、なんてこともよく起こりがちなので、目標に応じて上手く見聞を広めていく自己改善能力が求められます。
もちろん、運を収束させるといった意味では試行回数を稼ぐことも非常に重要です!

あまり検証が進んでいないうちに無理に言語化に取り組んでしまうと、(一見そのプレイや構築が論理的に導出された解のように見えてしまうせいで)最適でないプレイ/構築に固執してしまうことがあります。

思考が柔軟であれば「〜するプレイはあり得ない」「〜は4投以外あり得ない」みたいな排他的な言語化は避けられることが多いです。

また、「良い経験」には「良いチームメイトや調整相手を持つこと」も当然含まれます。
言語化が上手い人がチームを組んで取り組むと、当たり前ですが議論が上手く進みそうですね。

思考の柔軟性だったり、良いチームメイトを持つためのコミュニケーション能力だったり、ポケモンカード以外での経験がカードゲームに生きてくることも多いと思います。

②「抽出」の上手さ、気づく力


考えを整理するにあたって、クリティカルな要因を抽出するセンスはとても重要だと考えています。
少し具体的にすると、「自分のプレイのどういった部分が形勢を悪くしているのか」を見分けるセンスが「いい言語化」を支えていることは多々あります。

自分の考えを更新するためのヒントになる事象に気づく力も重要です。
「質の良い経験」はその辺に落ちていることもあるので、自分で学べる材料に気づくことができると、成長が早かったりしそうです。

個人的に、普段から気配り上手だったり気遣い上手だったりする人はこういった能力を自然に持っていることが多いなと感じます。

センスというと途端に才能チックな感じがしてしまいますが、基本はポケモンカードをした分だけ磨かれていくものだと思っています。

好きなことは大事なことですね。

③思考できる容量


サイドの進行や盤面の状態をどれだけ具体的に考えられるか、いくつの分岐を頭で処理できるか。
考えられる「深さ」と「幅」の程度が大きいと、当然ながら言語化の精度も高くなります。

ポケモンカードに取り組むこと自体でももちろん鍛えることはできますが、仕事や勉強など、こちらも多くの経験が生きてくる分野にはなりそうです。

まとめ


今回は、最近話題の「言語化」という観点から、強いプレイヤーが持っているいくつかの要素を整理してみました。

「言語化が大事とは言われてもあまりピンと来ない、、」という方々に、具体的にどういった部分を鍛えればいいのか、ヒントになるようなものを提示できていたら幸いです。

「勝っているプレイヤーが言語化が上手い」からといって「言語化を心掛ければそれだけで勝つ」わけではないという、そんなことを長々と書いてしまった感じもします。

なんだか生真面目な記事になりましたが、次はまたスタートデッキ魔改造!みたいなおもしろい記事でも書いてみようかなと思っています。

今後もカードラッシュおよびラッシュメディアをよろしくお願いします。

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