
今回は今環境で個人的に調整していた、CL愛知でも活躍する可能性のある新型の【Nのゾロアーク】について紹介させていただければと思います!!
デッキコード:VvVFv5-rZ3Zg2-vkFFv5
【Nのゾロアーク】は本環境Tier1である【サーナイト】に弱点を突いて攻めていくことができ、【タケルライコ】にも《Nのヒヒダルマ》の「ひだるまキャノン」が強く、「Tier1デッキに対して有利に戦える可能性のあるTier2デッキ」として注目していました。 もう少し頑張って調整できたかもなと多少の反省はあるにせよ、それなりに参考にしていただけた方も多かったのかなと思っています。
ある種カウンターデッキのような側面がある【Nのゾロアーク】にとって、相手の動きの後にドローを進めて、パーツを集めることは非常に重要です。
採用したいにはしたいのですが、手札に《ネストボール》がある場合には《キチキギスex》に、《ハイパーボール》がある場合には《Nのゾロアークex》につなげられるこのデッキにおいて、「イキリテイク」でその後継続的に山札を引けるポケモンがいない中で引く6枚と、アタッカーや継続的なドロー要因を場に用意しながら引く2、3枚の価値の差があまりないと感じていて、不採用になっています。 【タケルライコ】や【サーナイト】というわかりやすい強デッキがある中で、【Nのゾロアーク】のようなTier2デッキを使う意味としては、
・強く対策される可能性が低く、環境がトップデッキに対する対策(メタ)によったタイミングで影響を受けない分優位に立てる可能性があること
・プレイングが研究されておらず、相手が最善手を選ぶのが難しくなること
デッキ自体のパワーがそこまで高くない場合には「なぜそのデッキを使うのか」を明確にすると良いと思います。
僕は【Nのゾロアーク】は好きだからずっと使っています。
「バトルパートナーズ」発売後、デッキケースから1回も抜けたことがないです(笑)
現在の環境において、意表をつきやすいACE SPECだと思っています。
上記Tier2デッキを使うメリットと関係する部分でもありますが、《ヒーローマント》によって相手が取ってきた選択(ポケモンを倒さず寸止めする、最後ギリギリで倒せるようにリソース管理、圧縮、盤面づくりをするなど)に対して裏目を提示することができます。 非ex系統のデッキや草タイプによる弱点戦術、苦手とする【リザードン】デッキにも強く出られる可能性のあるカードで、現環境おすすめのACE SPECです。
先日参加したおはぎ杯という自主大会において、サイドイベントとエキシビションマッチで計6戦してきました。 結果は6-0と運がいいながらも、ある程度環境上位デッキと戦えるポテンシャルが垣間見られてよかったです。
使ってみた感想としては、安定感がやや低いというのがまず1番に浮かびました。
勝っている試合も「相手がナンジャモを使う選択肢をたまたまとった」ところから復帰して勝ったという場面も数回あり、大会に持ち込むにはやや不安が残るのかもなと思いました。
ただ、直近の勝率は悪くはないので、Tier1デッキが十分に対策された先では、使用も検討できるかもと思ってはいます。
今回はシティリーグS4で使用候補だった、《ヒーローマント》採用の【Nのゾロアーク】について解説していきました。 本記事を執筆しているのはCL愛知の直前期ですが、愛知でもお気に入りのゾロアークの活躍が見られるのを楽しみにしています。
今後もポケモンカードの対戦・観戦が楽しくなるような記事を書いていければと思っておりますので、何卒応援のほど、よろしくお願いいたします。