新シリーズのはじまりとなる「スターターセットV」の注目カードをCard Rush Pros所属の選手たちにそれぞれ紹介していただきました!
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■凱選手の注目カードTOP3
手札を全てトラッシュして7枚引く。という効果はXYシリーズの 《プラターヌ博士》 以来の登場。 SMレギュレーションでは、 《リーリエ》 がドローサポートの中心だったと言えますが、そのポジションが 《博士の研究》 になることが予想されます。 炎エネルギーを軸に戦うデッキの大幅強化が見込める1枚。
先日、ブラジルで行われたREGIONAL CHAMPIONSHIPS LATIN AMERICAで優勝した 《レシラム&リザードンGX》 デッキにも即採用できるスペックを持っています。 上技の「ひろがるほのお」は今までの炎のデッキにはなかった強化ポイントで、後攻時から 《デデンネGX》 や 《巨大なカマド》 などの手札をトラッシュに送る動きから自分の場の準備を行える点が魅力的です。もちろんゲームの途中で使ってもエネルギーが息切れしづらくなった点も評価できます。 下技の「エネバースト」は、 《サーナイトGX》 のインフィニットフォースを彷彿させる効果で、エネルギーコストが重たい相手に対して 《溶接工》 等のエネルギー加速により、一気に高打点を見込めます。 新ルールでは、先行からサポートが使えなくなるので、初動の手札補充できるカードになります。
初手からたねポケモンを並べるなどといった手札消費の激しいデッキや、攻撃しないターンが多いデッキなどに採用を検討してみるのも良いかと思います。
序盤の展開が勝負を左右する 《カラマネロ》 系統のデッキであったり、2進化をメインに使用するデッキの構築の幅が広がる1枚。 まとめ
新シリーズに移行し、拡張パック「ソード&シールド」も発売されたことで、今後の環境の動きからも目が離せません。
■アリス選手注目カード
こんにちは、アリスです。今回は先日発売されたスターターに収録されているカードから何枚か注目カードを紹介していこうかと思います!
やはり最初に注目していきたいカードは 《クイックボール》 です。 《ネストボール》 や 《ハイパーボール》 がスタン落ちしたため、ポケモンをサーチする手段として今後重宝されることは間違いないと思われます。サーチできる対象はたねポケモンであるため進化ポケモンはサーチできません。しかし、「場に出す」ではなく「手札に加える」というテキストであるため 《デデンネGX》 をサーチして、そこから場を展開することができるというのはたねポケモンをサーチしていた 《ネストボール》 との大きな違いですね。VポケモンやGXポケモンをメインにしたデッキには4枚採用がほとんどとなりそうなカードです。 次に紹介するのは 《カプ・コケコV》 です。上技は雷1エネで20ダメージを与えつつ2枚ドローすることができTAG TEAM GXやVポケモンに対して打点を刻みつつ手札を整えることができます。下技は3エネ200ダメージでデメリットとして次の自分の番にこのポケモンは技を打てないとありますが、逃げるコストが0のためそんなに気になることはなさそうです。 《カプ・コケコV》 は雷タイプということで 《エレキパワー》 の恩恵を受けることができるというのも大きいです。複数枚の 《エレキパワー》 やGXポケモンに10ダメージ乗せることができる 《戒めの祠》 などを駆使してTAG TEAM GXを1撃で倒すこともできるパワーのあるカードです。 まとめ
ソード・シールドシリーズ第1弾とあわせて是非色々と試していきましょう!それでは今回はこの辺で!
■あむ選手の注目カードTOP3
手札を捨てて7枚引くという単純な効果だが、ドロー力は圧倒的。その分手札を捨てるデメリット要素もあるのでリソース管理が少々難しくなるのが懸念。特にトラッシュを有効に利用できる 《カラマネロ》 を使用している「超タイプ」系統のデッキや、 《カプ・コケコ◇》 の「雷タイプ」などと相性がよくデメリットも少なく試合を進めることが出来そうだ。 先攻1ターン目にサポートが使えないというレギュレーションの変更があったものの、サポートはデッキを回す上で重要なカードであるのは間違いないため、今後のソード&シールドシリーズではこのカードの頼ることが非常に多くなりそう。
打点を底上げするカード。デメリットがなくどの相手に対しても「+10」される。
Aレギュレーションが落ちたことにより、 《こだわりハチマキ》 がなくなったため、その代用として必要になってきそうだ。 今後のカードで打点を上げるカードは出てきそうだが、環境序盤では重宝するカードになりそうだ。
このカードが収録されるかどうかは非常に大事な要素だった。
《グズマ》 や 《ポケモンいれかえ》 がレギュレーション落ちした中、ロックデッキや特殊状態に対する解答が少なくなっていたためこのカードがないと環境が歪みそうな気配があった。 例えば 《ライチュウ&アローラライチュウGX》 のワザ「タンデムショック」など非常に脅威になっていた。とはいえ未だにそういったロック系や特殊状態系のデッキに対する解答は少ないままなので、対策を忘れないように気を付けたい。 まとめ
新環境ならではの楽しみも味わいながらソード&シールドに突入したポケモンカードを楽しみましょう!
■とーしん選手の注目カードTOP3
ルール改定によって先行1ターン目にサポートカードを使うことができないため、ベンチを展開するカードとして多くの採用が見込まれそうです。
また、名前にボールとあることから、 《ぼんぐり職人》 でもってこれる点も抑えておきたいポイントになります。 上の技のスパイクドローは序盤の手札を保証してくれて、下の技のサンダーボルトは200と高いダメージラインを持っています。
雷タイプであることから 《エレキパワー》 をダメージ調整として使っていくことで、効率よく相手のポケモンを倒していくことができます。 技が2つとも優秀な点に加えて、逃げるも0である点も評価できます。
特に 《カプ・コケコ◇》 のせんじんのまいの対象がベンチポケモンだけであることからも、このカードがバトル場にいる強さの説明になります。 トラッシュのエネルギーを3枚付けるサポート的な動きのひろがるほのおと、過去の 《サーナイトGX》 のインフィニットフォースのような攻撃的なエネバーストを持ち合わせています。「エネバースト」は炎2エネで使うことができるため、ベンチに置いておかずとも 《溶接工》 で奇襲できます。 《レシラム&リザードンGX》 をメインとしたデッキでは場にエネルギーがなくなってしまうと立て直しの難しいデッキでしたが、このカードの存在によって、即座に立て直しor攻撃が可能になり、より一層柔軟な動きができるデッキになるのではないかと思います。 以上、Card Rush Prosによる「スターターセットV」の注目カードレビューでした。
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