Rush Prosによる拡張パック「ブラックボルト&ホワイトフレア」カードレビュー!



今回は6月6日発売の拡張パック「ブラックボルト&ホワイトフレア」の注目カードを紹介していきます。

それでは早速見ていきましょう!


とーしん選手のTOP3

1位 《ツールスクラッパー》



1位は再録カードであるグッズの《ツールスクラッパー》
現行のスタンダードレギュレーションにおいてはポケモンの道具に干渉できるトレーナーズのカードが少なく、《ジャミングタワー》《怖いお兄さん》くらいしかありませんでした。
このカードの登場によって《ペパー》から相手の道具をはがす選択肢をデッキに入れることができるようになります。
特に《きらめく結晶》《ヒーローマント》等を採用するデッキタイプの評価が相対的に下がりそうです。

また受動的なポケモンの道具の価値も少し下がると考えていいでしょう。HPをあげる《勇気のおまもり》や疑似的なエネルギーとして運用されていた《学習装置》等は少し使いにくくなるかと思います。
《ペパー》軸で組まれているデッキタイプが多い現在では、相手の《緊急ボード》に使って相手の選択肢の幅を狭めるといった用途がほとんどになるかとは思いますが、それでもかなりのデッキに1枚採用されそうなカードです。

2位《ゲノセクトex》



2位は新規のポケモンexから《ゲノセクトex》。特性で鋼タイプの進化ポケモンを2枚手札に加えることができるため、鋼タイプのデッキ全般に採用されるでしょう。
特に《サーフゴーex》は大きく強化を受けていて、複数枚早期タイミングに進化できることが《サーフゴーex》の勝ちパターンでありそれが今までの大きな課題であったため、それが劇的に改善するためとても使いやすくなりそうですね。

他にも特性「メタルメーカー」の《メタング》《ダイゴのメタグロスex》,《ラウドボーンex》等のデッキがこのカードの登場によって構築が変化し、大会等で見かけることがありそうです。

3位《シビビール》



3位はアンコモンのポケモンから《シビビール》。BW2レッドコレクションの《シビビール》と全く同じ性能で15年ぶりに再登場しました。
《ミライドンex》の特性で《シビシラス》が並ぶため進化エンジン特有の不安定さはそこまで感じないかなと思います。

一番メジャーな構築になりそうなものは《テツノカイナex》《ガチグマ アカツキex》等のたねexで戦う形になりそうです。新規のexである《ゼクロムex》がフィニッシャーとして添えられる形でデッキの目指す方針はわかりやすいのかなと。
別パターンとしては《ボルトロス》《サンダー》《カプ・コケコ》等を採用してサイド1枚のポケモンで戦っていく形も考えられます。《ブレイブバングル》を活用することで2回の攻撃で2進化exを倒したり、たねexを1撃で倒してサイドレースを逆転したりできそうですね。


ガルシア選手のTOP3


1位《ふうせん》



ソード・シールドシリーズからの再録です。
にげるためのエネルギーが2個ぶん少なくなる効果をもつポケモンのどうぐで、現行では《緊急ボード》と近い役割を果たすことになりそうなカードです。

シンプルに《緊急ボード》とは減らせる逃げエネの数が違うので、さらに使いやすくなってます。
例えば今よく使われている《マリィのオーロンゲex》《リザードンex》など、アタッカーとして前に出る機会の多い逃げエネ2のポケモンはエネルギーのロスなく逃げられるので便利です。
今回収録される《ゲノセクトex》で強化される《サーフゴーex》も、HP70の《コレクレー》まで含めて逃げエネ2なので《ふうせん》と相性がよいです。

なぜ1位に置いたかと言うと、影響を受けるデッキが多いことに加えて個人的に逃げエネを軽くするポケモンのどうぐが特別に好きだから、というのもあります。贔屓です。

エクストラレギュレーションには《かるいし》というカードがあります。
《ふうせん》と違い、本体の逃げエネがいくつあっても逃げエネをゼロにする、とても強力な効果をもっています(今は《ラティアスex》の登場によって活躍の機会は減ったみたいですが)。

スタンダードで使えた頃はよくこのカードを使っていて、WCSで使用したデッキにも4枚採用されていました。
寝言で「場に残るからかるいし…」って言ってたこともあるらしいです。

あと《かるいし》といえばヨネダタクヤさんが2013年のWCSで使っていた《ダークライex》の記事が秀逸です。
今でも応用できる考え方だと思うので、興味がある方は当時のカードを調べながら読んでみるといいかもしれません。


2位《ゲノセクトex》



特性「メタルシグナル」によって、鋼タイプ限定ではありますが進化ポケモンを2枚サーチできます。しかも出したときの効果じゃなくて毎ターン使用できます。

現環境では進化ポケモンをサーチできる汎用カードは《ハイパーボール》くらいしかなく、進化ポケモンがメインのデッキは《ハイパーボール》に加えて《ワザマシン エヴォリューション》《ジニア》を採用したりしています。

そんな中で、進化ポケモンをノーコストで、しかも2枚、しかも毎ターン使えるってかなりとんでもないことをやってます。種類が限定されるとはいえ、毎ターン手札が2枚増えるだけでもかなりのアドバンテージです。
鋼タイプの進化ポケモンは一度見直してみる必要がありそうです。

3位《ブレイブバングル》



ルールを持たないポケモン限定ですが、exへのダメージを30上昇させることができます。
BW時代にも《シルバーバングル》という似た効果のカードがありました(当時はEXでしたが)。
エーススペックである《マキシマムベルト》にも近い効果で、うまく使えればとても強力に作用するカードです。

活躍できそうなデッキとしてすぐ思いつくのは《ヒビキのバクフーン》や「おまつりおんど」の《カミッチュ》でしょうか。
2進化exポケモンに対する打点不足を解消できるカードとして役に立ちそうです。
あとシンプルに《スボミー》につけて打点を調整する使い方も覚えておいて損はないかもしれないです。

《ふうせん》《ブレイブバングル》など、強力なポケモンのどうぐが複数登場しているので《ツールスクラッパー》も要チェックです。


だんのうら選手のTOP3


ブラックボルト

1位《ふうせん》



今まで多くのデッキで採用されてきた《緊急ボード》ですが、これからその枠はこのカードが担うこととなります。また、逃げエネが2まで減らせることで、新たに使いやすくなったポケモンも多数存在しており、戦術の幅が広がる1枚です。

《サーフゴーex》《パオジアンex》等バトル場で特性を発動するものはもちろん、同時収録となる《シビビール》を始めとした縛られがちなシステムポケモン、これまで数少ない炎エネルギーを捨てて逃げていた《リザードンex》…等々、様々な貼り先が考えられます。

2位《ゼクロムex》



《ミライドンex》をメインとする雷デッキにおいて長らく望まれていた、後半に大火力を出せる雷タイプのたねポケモンです。序盤は《テツノカイナex》の「ごっつぁんプリファイ」でサイドを進めていき、後半に出てきた高耐久ポケモンには《ゼクロムex》を当てる、という戦い方が可能です。

同時収録となるシビビールの存在もあり、非常に使いやすいポケモンです。

3位《メロエッタex》



先攻からワザを使える珍しいポケモンであり、先攻ワンキルの可能性を秘めています。
《アラブルタケ》《くさりもち》とのコンボにより1ターン目でも進化前のたねポケモンくらいなら倒せるだけの打点が期待でき、《モモワロウ》のような使い方が出来ます。

また、その他に《ワザマシン エヴォリューション》を使って先攻から進化ポケモンを用意できる点もポイントです。《ふしぎなアメ》が無くとも先攻2ターン目に2進化ポケモンを着地させられるのは、このポケモンを使う上で大きな利点になりそうです。

ホワイトフレア

1位《ブレイブバングル》



非exポケモン専用の打点増強カード。これまで非exデッキに採用されていた《まけんきハチマキ》の枠は、今後このカードが担うことになりそうです。

特に、特性「おまつりおんど」の《カミッチュ》においては、ポケモンexに対して常時打点+60のカードとして運用できるため、相性が良いです。サイドを先行していては効果が無かった《まけんきハチマキ》と比べて非常に使いやすいため、より積極的に攻めていくことが出来るようになりました。

2位《ブルンゲルex》



情報公開当初から世間を賑わせていたポケモン。何故か進化元の《プルリル》もグッズロックワザを持っており、先攻を取れば先攻2ターン目から、後攻を取ったとしても後攻1ターン目からグッズロック態勢が整います。

《スボミー》とは違いワザの打点がそこそこ高いため、進化前のたねポケモンを狩りながらプレッシャーをかけていくことが出来ます。
現在は、グッズロックにある程度の耐性があり且つ《ブルンゲルex》の弱点を突ける《マリィのオーロンゲex》の存在から、立ち位置は良くなさそうですが、打点の出るグッズロックというだけでいつ使われてもおかしくないポケモンです。

3位《ツールスクラッパー》



《ジャミングタワー》と異なる点は、グッズであるが故にスタジアムと比べて比較的アクセスがしやすく、一度剥がしたポケモンのどうぐを再利用され辛い点です。
新しいどうぐを貼られてしまう可能性がある点、スタジアムの割り替えには使えない点などから、一長一短であり、どちらを採用するかはデッキとの相談となります。

《ふうせん》《ブレイブバングル》等、優秀なポケモンのどうぐも新登場しており、どうぐ対策は今後重要になっていくことが予想されるため、このカードの活躍機会も増えると考えています。


Haru選手のTOP3

1位《ブレイブバングル》



「このカードをつけているポケモン(「ルールを持つポケモン」を除く)が使うワザの、相手のバトル場の「ポケモンex」へのダメージは「+30」される。」という、非exのポケモンを強化するカードです。

具体的には《ロケット団のワナイダー》や古代の《トドロクツキ》《ヒビキのバクフーン》、「おまつりおんど」の《カミッチュ》を軸とするデッキなどで活躍が期待できそうです。

また、《コライドン》を採用した【タケルライコ】デッキに1枚入れると、きぜつしてもサイドを1枚しか取られないポケモンで《オーガポン みどりのめんex》などHP210のポケモンexを一撃できぜつさせられるようになります。使うかどうかは微妙なところですが。

2位《ツールスクラッパー》



あらゆるデッキに入りうる汎用カードとして評価が高いです。
現環境では【サーナイト】が《勇気のおまもり》を駆使してHPを上げて戦ってくるデッキであり、そこに対する回答カードとして重宝することになると予想しています。

3位《ゲノセクトex》



特性で鋼タイプの進化ポケモンを2枚サーチすることができ、例としてあげると《サーフゴーex》《ハッサム》《メタング》を手札に加えられる点が優秀です。

【サーフゴー】デッキはこのカードの登場で自由枠が増えると思われるので、ユーザーの方々は追加で採用したいカードを考えてみてもいいかもしれません。


のぶ選手のTOP3

1位《ツールスクラッパー》



1位は再録カードの《ツールスクラッパー》です!
「ポケモンのどうぐ」をトラッシュできる待望の1枚。今までは《ジャミングタワー》で効果を一時的に消すという対処しかできず、スタジアムをトラッシュされてしまうと、「ポケモンのどうぐ」の効果が戻ってしまいました。

そのため《ヒーローマント》《マキシマムベルト》《きらめく結晶》といった、盤面に残ると強力な「ポケモンのどうぐ」には為す術がありませんでしたが、このカードの登場により、「ポケモンのどうぐ」の評価は大きく変化します。

最も大きいのは《勇気のおまもり》をトラッシュできることでしょうか。【バチュルバレット】の《勇気のおまもり》付き《テツノカイナex》が課題だったデッキは多いので、念願の1枚となりそうです。
環境への影響度も高く評価しているので、堂々の1位とさせてください。

2位《ブルンゲルex》



2位は《ブルンゲルex》です。特性「うみののろい」は、『このポケモンがバトル場にいるかぎり、相手は手札から「グッズ」を出して使えず、「ポケモンのどうぐ」も出してつけられない』という効果。
グッズロックをするだけであれば《スボミー》のワザ「むずむずかふん」でどのデッキでも可能ですが、「ポケモンのどうぐ」まで封じ込められるので、差別化ができています。

採用されそうなデッキは【サーナイト】でしょうか。不利な【サーフゴー】相手にも回答を持てるので期待しています。

また、《プルリル》のワザ「うみのかげ」でグッズロックできるのも高評価。20ダメージも出るので、グッズロック下でのダメージレースで《スボミー》に勝るのが良いですね。

3位《ふうせん》



3位は再録カードの《ふうせん》です🎈

お手軽に逃げエネを減らせます。近年のスタンダードでは《緊急ボード》が活躍していましたが、これからはより強力な《ふうせん》が使えるようになります。

今までは逃げエネ2のポケモンを《カウンターキャッチャー》《ボスの指令》などでバトル場に呼ばれ《スボミー》のワザ「むずむずかふん」で時間を稼がれる展開がよく見られましたが、《ふうせん》1枚でこのプレイに対して回答ができます。

ほとんどすべての環境デッキが強化されました。《マリィのオーロンゲex》《リザードンex》を逃がす際にエネルギーを使わなくてよくなるので、《マシマシラ》のワザ「サイコトリップ」によるこんらんで苦しむ展開が少なくなりそうですね。


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