
今回は12月19日発売の「スタートデッキ100 バトルコレクション」の注目カードを紹介していきます。
ルールを持たないポケモンであればたねポケモンから2進化ポケモンまで自由に手札に加えることができるため、効果の汎用性が高く非常に多くのデッキに採用されるカードであり1位としました。
様々なデッキの安定性を大きく上げるカードですが、安定性に寄与するカードであり新規のデッキを産み出すようなカードではないためそこまで環境の変化を起こすカードではありません。
このカードの登場によって相対的に評価が上がったカードで言えば、《パオジアン》や《ルチャブル》のような「このカードをベンチに出した時」で始まる特性を持つカードや、「進化した時」に使える特性を持つカードでしょうか。 この考え方に関しては今後登場するカードに関しても同様なので感覚を適応させていく必要がありそうですね。
ダメカンが乗っているという条件付きではありますが、3エネで400ダメージと驚異の正面突破力を誇るこのカード。
《オーダイル》デッキのフィニッシャーとしての役割はもちろんのこと、HP370を活かして《ジーランス》込みの「かじりつく」なんかも逆転の1手としては充分すぎる選択肢です。 王道の「トレントハート」+《マシマシラ》の「アドレナブレイン」だけでなく、《アリゲイツ》の「ぎゃくふんしゃ」で「キラークランチ」の下準備を進めていって最後に全回収、みたいなことも考えられます。 とれる選択肢がすべて《オーダイル》の進化ラインにまとまっていることからデッキのスペースに多少の余裕があることもうれしいポイントであり、カスタマイズ性の高さも評価できるでしょう。 若干の不安要素はあるものの1ターン目から2エネ以上の加速ができる優秀な育成技を持っており、50%で4エネ加速することができます。
ベンチポケモンだけでなく自身に加速することもできるため、対戦相手のデッキ次第では自身をアタッカーとして運用する選択肢もありそうです。
無色タイプであるので《ガラスのラッパ》でエネルギーを付けることもでき、中後半に奇襲的な運用もできると考えられます。 テキストの汎用性・予想される採用率から、流石に1位とさせていただきました。
ノーコストでルール持ち以外のあらゆるポケモンをサーチし、手札に加えることができます。
現環境においても、ルールを持たない進化ポケモンが軸になっているデッキにおいては強化と言えるでしょう。
《ハイパーボール》と役割が被る部分がありそうですが、デッキにおけるexポケモンの重要性やコストの有無などを考慮して、最適な配分を考えたいところです。 CLやシティリーグで使用するくらい好きだった【オーダイル】デッキが、ここにきて強化されました。
従来の【オーダイル】デッキでは、非ルールの《オーダイル》の耐久面に不安があったり、そもそも環境に《マシマシラ》の数が多すぎてわざわざちょっと不安定なこのデッキを使う理由もあんまりなかったりしました。 ワザ「キラークランチ」も、このデッキにおける火力不足を解消する可能性を持っています(3エネつける余裕があるかは知らないです)。
特性「ダブルタイプ」によって闘と超、両方の性質を併せ持ちます♣
理由は弱点をつかれる機会が減り《メガルカリオex》の耐久を活かしやすくなる上に、現状ハンド干渉の手段が少なく序盤から積極的にサイドを進められる性質と合っていると考えてるからです。 そのレギュ落ち後の世界においては、ミラーで《メガルカリオex》をカウンターできる非ルールポケモンとして活躍できるんじゃないかと考えてます。 ワザ「カレイドワルツ」でエネルギー加速ができる便利なポケモンです。
コイントスの運が絡むのが若干の懸念点ですが、7/8の確率で最低2枚エネルギーを加速できるので、ポケモンカードの確率としてはかなり安定した部類のカードだとも言えます。
序盤でエネルギーが6枚も加速できてしまうと、それだけで試合が決まりそうなくらいには爆発力のあるカードです。
《ハイパーボール》と比べ、ルールをもつポケモンがサーチできないデメリットはありますが、手札をトラッシュしなくてよいというメリットがあり、また《ハイパーボール》が強いデッキタイプにおいても、デッキの安定感を損なわないための5枚目、6枚目のポケモンサーチ札として機能する可能性があります。 エリカのポケモンは地味ながらも、倒された時にサイドを1枚しか取られない、いわゆる非エクデッキの星になる可能性を秘めたパッケージかもしれません。
効果は非常にシンプルで、山札からルールを持たないポケモンを手札に加えることができます。
現環境で最も恩恵を受けそうなのは【ドラパルト】でしょう。
【ドラパルト】以外でも、ほうせき系統のデッキに採用することで、相手の《ナンジャモ》に対してこのカード1枚から《ヨルノズク》へ繋げられるなど、幅広いデッキを底上げしてくれる1枚です。 汎用性・将来性ともに非常に高いため、今回は1位としました。
ワザ「プロージョンY」が非常に強力なポケモンです。
使用後にエネルギーを3枚トラッシュするという重いデメリットはありますが、《イグニッションエネルギー》を使えば比較的容易に解消できる点も高評価です。 さらに、ベンチポケモンにも攻撃できる性能は「《ボスの指令》を内蔵している」と言っても過言ではありません。 【リザードン】がレギュレーション落ちする1月末までは、環境で頻繁に見かけるカードになるでしょう。
シティリーグや自主大会で結果を残したい方は、短い期間ではありますが研究してみる価値のある1枚です。
このわざは、基本ダメージが70ダメージでこのポケモンについている草エネルギーの数 × 50ダメージ追加という性能を持っています。
基本的には、特性「おいしげる」を持つ《メガニウム》と並べて運用するため、270〜370ダメージ程度は容易に狙うことが可能です。 また、草タイプには《活力の森》という強力なスタジアムが存在するため、見た目以上に進化も安定しやすい印象を受けました。 1位は《ポケパッド》。誰が何を言おうと、最強のポケモンサーチグッズです。 非ルールのポケモンであれば種類を問わずサーチできるという、極めてシンプルかつ強力な効果。このカードの登場によって、多くのデッキが明確な強化を受けることになるでしょう。
特に影響が大きいのは、これまで《ハイパーボール》で無理やり持ってきていた1進化ポケモンを多く採用しているデッキです。 そのため、単純に差し替えるのではなく、「《ポケパッド》で動く構築」へと調整する必要がありそうです。 他のデッキにおいても、「《ポケパッド》を最大限活かす構築」を意識することが重要になってきそうです。 スタートデッキ100に収録されるカードの中でも、頭ひとつ抜けたパワーを持つ1枚と言って間違いありません。
購入はもちろんカードラッシュでよろしくお願いいたします。
高いHPと攻撃力を兼ね備えており、相手の攻撃をしっかり耐えながら、返しのターンで一撃で倒していくことが可能。
場に《ジーランス》がいれば、進化前の《ワニノコ》の技を使えるようになり、相手のポケモンを縛りながらダメカンを作る動きが可能になります。簡単に「キラークランチ」へ繋げることが出来ますね。 扱いはやや難しいものの、明確な役割を持った強力なポケモンです。
280ダメージを好きなポケモンに与えられる技を持っており、バトル場に依存せずポケモンを処理できるため、システムポケモンや育ちきる前のexを倒していく動きが可能です。《イグニッションエネルギー》をつけることで、この高威力の技を連続して使える点も見逃せません。 デッキや環境に応じた選択が求められるカードとなっています。