
今回は8月1日発売の拡張パック「メガブレイブ&メガシンフォニア」の注目カードを紹介していきます。
2進化のメガシンカexらしくゲームの詰めで使われることが多そうな性能です。既存の《サーナイトex》軸のデッキの新しい戦い方として、このカードが組み込まれることはまず間違いないでしょう。 HP360という非常に高い耐久ラインであるため、青天井系統のダメージを持っているデッキであっても1撃で突破することは容易ではありません。
この要求を《ナンジャモ》と組み合わせて通して自分に番が返ってくるようなゲーム展開が見込めれば、かなり多くのゲームを逆転勝ちといった形で終えることができそうですね。 ゲーム序盤では手札をリシャッフルして8枚引きなおすことができるとても強力なサポートカードです。
現在のポケモンカードの多くのサポート構成は《ペパー》型か《博士の研究》型で構成されることが多かったですが、このカードの登場によってまた新たなサポート構成が誕生すると考えられます。 ゲーム中盤以降も6枚引くことができるので決して弱い動きになることもなく、リソースを切ることなく動いていけるこのサポート構成も様々なデッキで検討されることと思います。特に《リザードンex》や《マリィのオーロンゲex》のようなデッキでは多く見かけることになると考えています。 草タイプ限定でフリー進化できるようになるこのスタジアム。過去にあった《巨大植物の森》のリメイク版としての登場になります。 後攻1ターン目は効果を使えないことが大きく現状のスタンダードのカードプールにおいては環境を一変させるような影響を持つカードではなさそうです。
たねポケモンが事前に置かれていなくても1進化2進化の草ポケモンが場に登場することができるようになるため、多少の遅れを許容できるようになるという点で草タイプ全般の安定感の向上につながっていると考えられます。
特にボードコントロール権を握る《ヨノワール》や《マシマシラ》+ベンチ狙撃のような後続のたねポケモンを進化前に狙ってくるようなデッキタイプに対してちゃんとアタッカーを継続できるようになります。(進化前の待機するターンをスキップできるため) 今後も追加される草タイプのポケモンはこのカードありきでの評価になるため、とりあえず4枚持っておきたいカードではありますね。
手札を山札に戻す→引き直すカードはリソースを保持しながら展開を進められる点において、どんな時代でも高く評価されています。
《シロナ》や《オーキド博士の新理論》が6枚引き直す効果を持っていて、当時でも様々なデッキに採用されていました。《リーリエの決心》はその基本効果に加えて自分のサイドの残り枚数が6枚なら8枚引く効果もついていて、その強力さがよくわかります。 例年通りなら来年以降Gマークのカードがスタン落ちするので、《ペパー》や《ナンジャモ》、もしかしたら《博士の研究》まで使えなくなってしまいます。新しい時代のドロー基盤はこのカードになるかもしれません。 とりあえず集めておいて損がない1枚だと思います!(でもなんで今リーリエなんだ…?)
超ポケモンを並べやすい【サーナイト】のドロー補助に活躍してくれそうな1枚です!
エネルギーのトラッシュも《サーナイトex》の特性「サイコエンブレイス」と相性が良く、デッキ単位で脆弱だったドローソースの不足感を解消してくれそうです。 滅多に対戦で使えるようなカードが収録されない地味なポケモンですが、昔レートで対戦してた頃によく使ってたから好きなんです、ユキノオー。
XY期は収録すらされなかったユキノオーですが、今回まさかの初っ端から収録で密かにテンションが上がってました。ユキノオーがルール持ちで出るのって初めてですよね?
上から山札めくって打点計算するタイプのワザがメインですが、エネたくさん入れる系のデッキはたくさん山札掘れるようにして《エネルギーリサイクル》とかでエネだくの山札作るタイプのやつが好きです。ともあれ早くデッキ組んで遊んでみたいですね。 あちらと違う点は、カードをトラッシュせず山札に戻せることで、後半に必要なカードを捨てることなく新しいカードを引きに行くことができます。
細かいカード管理が重要となる2進化系のデッキで活躍が期待できます。サイドをこちらから取りに行くタイミングは基本的にこちらで選べるので、8枚ドローから6枚ドローにするタイミングを自由に操作できるため、そこも使いやすいです。
今後、最強格のサポートとして、《博士の研究》と同じく多くのデッキで採用が見られると思います。 進化前のHPが低い状態で倒されてしまい何もできない、という事態を回避することが出来ます。
次の番進化しようと思っていた進化ポケモンが《ナンジャモ》で流されてしまい、また山札から持ってこなければ、といったことも無く、即盤面に置いておけるため非常に効率が良いです。 草タイプには、優秀なポケモンサーチ手段である《むしとりセット》があり、《活力の森》と合わせて山札をどんどん引いて進化ポケモンを立て続けるようなデッキも組めそうです。 メガシンカポケモンexが多数登場しますが、今回はフシギバナをピックアップしました。
特性「ソーラートランス」は非常に使いやすく、場に草エネルギーを溜めることが出来る《オーガポン みどりのめんex》と相性が良いです。散っていた草エネルギーをアタッカーに集めていきなり攻撃することができるようになります。 同時発売となる《ミツルのおもいやり》とのコンボは決まれば強力で、エネルギーの損失無しで全回復といった芸当も可能です。
自分の手札を6枚になるようにリフレッシュでき、サイドをとっていなければ8枚になるように引くことができる汎用性の高いサポートカードです。
【サーナイト】【オーロンゲ】【ドラパルト】といった序盤にサイドを取らない2進化系のデッキに広く採用できそうな気がします。
《博士の研究》や《ナンジャモ》と異なり縦に引いていけない(強制的に山札をシャッフルされてしまう)点にはやや懸念がありますが、手札の中身を減らしやすいデッキ構築にしておくとそのあたりがクリアできるのかなと思っています。 3位であげた新スタジアムと組み合わせることで手札をしっかりと補充してコンボを決めやすくなるのではないかと考えています。
手札から超エネルギーをトラッシュすることで、場の超ポケモンと同じ枚数になるように手札を補充できるスタジアムで、【サーナイト】デッキをメインとして超タイプ軸のデッキに広く使っていけそうなスタジアムです。
場にポケモンを並べないと引けないので、後から役割を終えたポケモンを手札に戻してあげるための《フトゥー博士のシナリオ》や《ボタン》といったカードと組み合わせることも検討したいところです。 スタンダードレギュレーションで3年間使われそうな、新たなドローサポートです。特徴的なのはサイドが6枚であれば8枚までドローできる点。これでサイドを取らずに進行するゲームに新たなメリットが生まれました。そのぐらいのインパクトのあるカードです。
現環境では、【オーロンゲ】や【ドラパルト】などと相性がいいですが、探せば無限にありそうな予感がします。しかし、デメリットも明確に存在していて《ナンジャモ》と同居する現在のカードプールでは、山札を混ぜることによって《ナンジャモ》で山札の下に送ったカードを再度引いてしまうことも起こります。 これがメリットになることもありますが、引くか引かないで待つかの選択が取りにくい以上、《博士の研究》と全部いれかえて採用するようなカードにはなりにくいので注意が必要です。 それでも強いので1位としました。文句ないパワーです。
2位は《活力の森》。ポケモンを出したばかりの番でも進化できるとんでもないスタジアムです。テキストだけだとACE SPEC級のパワーを誇っており、「これ4枚も積んでいいんですか!?」ってなりますね。 今後、草タイプのポケモンが出る度に評価を上げていくカードになるので、今のうちに枚数を揃えておきましょう。今すぐに集めてください。
環境への影響度はこのカードが一番大きいかなと思い、3位にランクインしました。
特徴は、上ワザ「がっつく」。自分が取ったサイドの枚数×80ダメージと、自分が優勢な際にそのまま押し込めます。サイドを4枚取っていれば2エネルギーで320ダメージを出せる破格のワザ。
《リザードンex》がサイドを5枚取られていないと出ないレベルのダメージを、たねポケモンがたったの2エネで出せると表現すれば、そのすごさが伝わりやすいでしょうか。