今回は1月24日発売の拡張パック「バトルパートナーズ」の注目カードを紹介していきます。
レギュレーション移行によって永らくベンチを守る役割を務めていた《マナフィ》がいなくなりました。それによってベンチ狙撃系のワザが使いやすい環境になります。 ワザ「ワイドブラスト」を複数回使うことができれば相手の後続を否定できる形で戦っていくことができ、相手が後続の準備を諦めてベンチを出さないといった選択をした時には「ドラゴンインパクト」の300ダメージを正面に与えるといった選択肢もあるのがこのカードの強みになります。
バトルパートナーズのデザイナーズデッキであるホップのポケモン軸のデッキで活躍するのはもちろんのこと、進化時にベンチを呼び出せる効果は非常に汎用性が高く様々なデッキで採用の可能性があると考えられます。
特にベンチスペースに余裕のあるデッキタイプで採用の検討がしやすく、《ゼロの大空洞》を用いるデッキタイプ全般で採用されそうです。 今まで《ブライア》と《ボスの指令》は同時に使えないことが対戦におけるキーポイントの1つでしたが、この進化ラインを採用するとその制約を越えることができるようになるのもより一層難しくなっていくポイントかもしれません。 序盤はたねポケモンを2枚、中終盤は進化ポケモンを持ってこれる汎用性の高いサポートカードです。
効果自体はとても地味なカードですが《スボミー》の「むずむずかふん」状態でも山札からポケモンを持ってくることができるカードであり、特に2進化軸のデッキなどにおいては「たねポケモンが並ばず対戦にならなかった」という頻度を下げてくれるカードになります。 レギュレーション移行後の新環境において《スボミー》の採用率がどの程度になるかはまだ正直見えてこないところではありますが、新環境での《スボミー》の採用率が高ければこのカードの複数採用も様々なデッキで考えられると思います。 今回のメインテーマは「トレーナーのポケモン」で、同じトレーナーのポケモンやトレーナーズがシナジーしている効果が多いです。
特性「フェアリーゾーン」はドラゴンポケモンの弱点を超タイプにすることができ、弱点が存在しなかったことで耐久を活かしやすかった《ドラパルトex》や《タケルライコex》の弱点をつくことが可能になりました。 これらのドラゴンポケモンはFマーク落ちによる弱体化がそこまで痛手でなく、新環境でも活躍が期待されています。そこに対するカウンターカードとしてだけでも、ポテンシャルは十分にあると思います。
1位と近い理由で、デッキを選ばない性能から活躍の場が広そうと思いランクインさせました。
特性「チャレンジホーン」は特性によって《ボスの指令》と同じ効果を発揮します。 余談ですが、ホップのテーマは「ジムリーダーチャレンジ」における無色タイプの強化にも貢献していると思います。
2進化高耐久(HP340!)の重量級ポケモンです。
アイシールド21で言うと『太陽スフィンクス』でしょうね。どっしり構えて盤面を整えて勝つ感じになりそうです。
特性「マンモスキャリー」で毎ターン好きなポケモンをサーチすることができます。《ピジョットex》と組み合わせて2進化ポケモンを並べつつ、ワザ「とどろくこうしん」の打点を確保していくのがいいのかなと思います。 進化するだけでサポートの権利を使うことなく《ボスの指令》を使えてしまいます。 【サーフゴーex】では場にあれば毎ターン安定した打点確保ができ、今まで以上に継続して高火力を連発できそうです。
また、単純な手札コスト確保としての採用も期待できます。《ハイパーボール》等の手札が枯渇しがちなカードをデッキに採用する際、スタジアム候補となるでしょう。 ドラゴンタイプに弱点を付与する唯一無二の特性を持ちます。
ワザ自体も使いやすく、色の縛りが緩いため、超エネルギーさえ入っていれば多くのデッキに組み込むことができそうです。《ネイティオ》型の【ドラパルトex】においては、ミラー対策として活躍できるかもしれません。 ワザの「フルムーンロンド」も運用がしやすい超+無色の2エネ要求となっていてgoodです。
《Nのゾロアークex》のワザ「ナイトジョーカー」のコピー先として優秀であり、「ひだるまキャノン」によって相手のポケモン2匹に90ダメージを当てることが可能です。 トラッシュから雷エネルギーを2枚回収できるスタジアムで、現状はナンジャモのポケモン軸のデッキや《サーフゴーex》をメインとするデッキに採用が検討できます。 スタジアムとして置いておくだけで手札が2枚増えるのは強力で、今後も長く活躍が期待できそうなので3位にランクインとなりました!
特性「フェアリーゾーン」により、相手のドラゴンタイプに超弱点を付与できます。
【ドラパルトex】と【タケルライコex】は環境トップになる可能性が非常に高いデッキなので、キラーカードになりえる《リーリエのピッピex》の評価を高くしています。 ドラゴンタイプが覇権を取り続ける環境を変えられるか。この1枚にかかる期待は大きいです。
特性「チャレンジホーン」が優秀で、サポートの権利を消費せずに《ボスの指令》を使えます。 往年のプレイヤーは、「WCS2024」で公開されたこのカードを見て歓喜していましたね。
特性「とりひき」は、前環境に存在していた《キルリア》の特性「リファイン」と同じ効果です。その《キルリア》と大きく異なるところが、HP280というシステムポケモンとしては破格の耐久力を持つところと、自身もアタッカーになれるところです。 ワザ「ナイトジョーカー」は、自分のベンチにいる「Nのポケモン」が持つワザを1つ選んでこのワザとして使うので、状況に応じて使い分けられる器用な性能をしています。
相手は「パワーレイジ」をケアするためにHP280のポケモンをワンパンしなければならないというのが《Nのゾロアークex》の評価ポイント。