
今回は3月14日発売の強化拡張パック「熱風のアリーナ」の注目カードを紹介していきます。
シロナのテーマデッキとしての運用がメインになると思いますが、《シロナのロズレイド》の30バフも考えると多くのデッキと戦っていけると思います。 【ドラパルトex】に対して若干戦いにくいデッキではあるので、そのあたりもどのような構築で回答を用意するかがカギになりそうです。
2位はヒビキのテーマから《ヒビキの冒険》。ヒビキのポケモンであれば進化後も含めて3枚まで山札から持ってくることができるとても強力なサポートになります。 中盤以降、盤面が完成した状態でも山札から炎エネルギーを3枚持ってくることができるため、十分役割を担うことができます。
特にヒビキのテーマデッキでは炎エネルギーをいかに手札に集めるかが大事なので、このカードは4枚採用になるでしょう。
カスミのテーマカードが6種類しかないため若干カードが足りてないのですが、《カスミのコダック》や《夜のアカデミー》などで山札の上を固定することである程度安定してダメージを出せるため、スローテンポな現在の環境では準備が間に合うことも少なくないかもしれません。 《せいなるはい》や《夜のタンカ》等で失ったリソースの回収もそこまで難しくないので、これから《カスミのタッツー》や《カスミのトサキント》辺りが収録されればメタの一角に上がってきてもおかしくないかなと考えています。 また、最近スタン落ちした《マナフィ》と違い、HPが80に上がっています。 一見耐久が上がってバフを受けたような感じがありますが、《なかよしポフィン》に対応しているかどうかの違いは大きいです。 前述したベンチを巻き込む系のワザを防ぎたいタイミングは序盤なことが多く、そこで《シェイミ》に《なかよしポフィン》以外のポケモンのサーチを使っている余裕があるのかは難しいところ。 あと、ルールを持つポケモンへのダメージは防ぐことができないのもポイントです。
テラスタルのポケモンなら自前の能力によって防げますが、《キチキギスex》が削られる、みたいな今でもたまに起こる状況はケアできないので注意が必要です。 余談ですが、「ベンチバリア」系のポケモンでは《ミュウ》が一番好きです。 ワザの「サイコパワー」が強くて、ベンチダメージ関係なく展開に絡んでくることがあったりして面白かったので。
特性「しんぴのいしやど」によってポケモンexからワザのダメージを受けません。
進化前の《イシズマイ》がワザ「かくせい」で即進化できるのも壁として運用しやすいポイントです。今まで使っていたデッキも、「《イワパレス》で詰まないか?」という観点で見直してみる必要があるでしょう。 特性「バズブースト」で山札から一気に草エネルギーを3枚加速できます。
「バトル場に出す」という起動条件に対しては破格の効果と言えます。
またワザ「ジェットサイクロン」で好きなポケモンに付け替えることができるので、打点を与えつつ起動コストが重い《レジギガス》や《テツノカイナex》の準備をすることができます。 単体でも強力ですが、組み合わせの自由度が高そうでどんな構築が出てくるか今から楽しみです。
ガブリアスを代表として挙げますが、シロナのポケモン全般との兼ね合いが非常に良いです。
ワザの要求エネがどちらも軽く、HPが高い上に火力の打ち分けができるため器用に立ち回っていくことができます。
とはいえ進化前のポケモンを守れる貴重な特性であるため、《オーガポン いどのめんex》等のベンチ狙撃を得意とするポケモンが流行るようであれば、採用せざるを得ないでしょう。 発売直前に公開された、とてもインパクトのあるカードです。
特性のおかげで2ターン目の起動が容易であり、本体が攻撃した後は新しいアタッカーにエネルギーを引き継ぐことができる、特性、ワザどちらを取っても無駄の無い性能をしています。
場に基本草エネルギーを一気に用意できるため、ワザを使った後は《エネルギーつけかえ》を使用して様々なアタッカーに付け替える「バレット」のような動きもできそうです。 ①山札から3枚エネルギーが抜けて自然と山札が圧縮される。
②エネルギーをつけかえた後続のアタッカー、《メガヤンマex》自身と価値の高いポケモンが多く場に残るため、なんらかのシステムポケモンを立てた際にかなり場を強固に作ることができる。
③タイプと打点が優秀で「ジェットサイクロン」を宣言するターンにもサイドを有効に進めやすい。
十分環境で活躍しそうですし、将来性も加味すると頭ひとつ抜けて優秀なカードに見えます。
エネルギーを加速できるたねポケモンが優秀でないことのほうが少ないと思います。
これらのポケモンが今回の目玉になると考えていますが、仮にBOXが手に入らなかった場合でも、シングルを店頭や通販で購入して十分に新環境に適応できると思います。
カードプールが広がると考えられる要素が増えて楽しくなりますね。
特性「こんじきのほのお」で、手札の基本炎エネルギーを2枚までヒビキのポケモンに付けられます。
ワザ「シャイニングフェザー」も強力です。炎エネルギーが4枚必要ですが、160という中打点を与えつつ自分のポケモン全員のHPを50回復できます。
【ドラパルトex】や【ユキメノコ+マシマシラ】のような面にダメージを貯めていくデッキに対して強力に働くので、環境にも少し刺さっていますね。
単純にホウオウが好きなのもあって1位です……4月の「CL2025 宮城」で活躍するでしょうか。
アタッカーとしてもワザで120ダメージを確実に与える事ができ、非ルールのポケモンとしてはかなり破格のスペックを持っています。
このようなカードでは初めて、このポケモンを軸にデッキが作れそうなぐらいにはハイスペックなカードです。
既存のデッキだと【テラスタルバレット】には採用の検討ができそうですね。大会ではあまり相手したくない1枚です。
3位は《シェイミ》。ポケポケだとなぜか優遇されていましたが、実際のカードでも強いデザインで出てきました。 特性「はなのカーテン」は、Fレギュレーションに存在した《マナフィ》の調整版です。 ただ、《マナフィ》の時と同じですが、このカード1枚にベンチ枠を使うのが正しいのかはよく考えて判断する必要があります。 安易に採用できなくしているのもあり、プレーヤーの構築の腕が試されるとてもいいカードですね。