「Pokemon Japan National Online2020(PJNO)」 | トップ8インタビュー


6月27・28日の2日間にかけて、「Pokemon Japan National Online2020(PJNO)」が開催されました。
今回の記事では、大会後に行ったベスト8進出者へのテキストインタビューを一挙にお届けします。
“トップ8の選手がどのような考えでそのデッキを持ち込んだのか?”という疑問にしっかりと回答をいただきましたので、全プレイヤー必見の内容となっています!
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■しゅんすけ(しゅんすけ25)選手



①プレイヤープロフィール


HN しゅんすけ(しゅんすけ25は、discordでしゅんすけが使われていたため)
年齢 13歳
活動地域 東京ベイポケセン、自主大会(MTリーグ、えどぽけなど)、ホビステ松戸ジュニア出身
公式戦績

・2019シーズンシニア
チャンピオンズリーグ2020新潟 準優勝、日韓交流戦優勝、WCSday1出場
・2020シーズンシニア
チャンピオンズリーグ愛知 ベスト4、
シティリーグシーズン2 準優勝、シティリーグシーズン3 準優勝

②使用デッキ、その選択理由、ポイント


・使用デッキ

ムゲンダイナVMAX
・デッキの選択理由

「ムゲンダイナVMAX」「ピカゼク」「三神ザシアン」「マルヤクデVMAX」「ミュウミュウ」に強く出られる。
あとは、XY時代に「Mレックウザ」と似ているデッキを使っていたため、とても使いやすいと思い握りました。
とにかく自分がしたいことをやる。それと同時に《マリィ》《無人発電所》《アブソル》で相手にやりたいことをやらせない、というシンプルで強いデッキです。

③デッキの構築過程と、どういった練習をしたか


「ムゲンダイナVMAX」の苦手なデッキが「小ズガドーン」「非ジュナイパー」「LO」でした。
「小ズガドーン」は《アブソル》《無人発電所》《デンジャラスドリル》《マリィ》で相手を止めます。「ジュナイパーとLO」は、そこまで多くないと予想していたため、あまり対策はしていませんでした。
それ以外は殴り合いで勝てるため、《ダートじてんしゃ》を採用してデッキの安定性を上げました。
練習は「小ズガドーン」使いの弟や、Skypeで知り合いの子としていました。

④大会の感想


初めての大型オンライン大会だったため少し不安がありましたが、対戦を重ねるにつれて楽しく感じられるようになり、久しぶりのドキドキ・ハラハラ感を味わうことができました。

■きゃす選手



①プレイヤープロフィール


HN きゃす
年齢 24
活動地域 名古屋、北九州
公式戦績

チャンピオンズリーグ2020愛知 ベスト8

②使用デッキ、その選択理由、ポイント


・使用デッキ

マニュムゲン
・デッキの選択理由

シェア的に「ムゲンダイナVMAX」がトップ(30%以上)を占めると予想しました。
基本的に高HPのポケモンの殴り合いになると思ったので《マニューラ》《退化スプレー》を採用してダメージをかわせるようにしました。
《イベルタルGX》のGX技を使うためにデッキに《回収ネット》4枚と《ジグザグマ》3枚の枠を作るのは割に合わないと思い不採用にしました。

③デッキの構築過程と、どういった練習をしたか


コロナ直前に活動地域が変わったせいで近隣にまともに調整をしてくれる相手がいなかったので基本一人回しでやっていました。
北九州で一緒にプレイしていた人からミラーマッチに強い構築をもらえたので、それをブラッシュアップする作業を黙々とやっていました。

④大会の感想


環境のシェア予想自体は間違っていなかったので、予選は順当に当たって勝ち進められたのですが、シェアと強いデッキに乖離があることまでは予想できなかったので一歩及ばすでした。
2021シーズンはこの結果通りの活躍をしていきたいです。

■Tanebo(タネボー)選手



①プレイヤープロフィール


HN タネボー
年齢 おっさん
活動地域 千葉県 柏 松戸
公式戦績

2020 シティリーグシーズン1 ベスト4

②使用デッキ、その選択理由、ポイント


・使用デッキ

スピードLO
・デッキの選択理由

使用デッキは「スピードLO」オリジナルのデッキです。
単純な殴り合いをしたときに「ムゲンダイナVMAX」が最強だと思ったので、このデッキが環境の中心で考えました。
そのため、まず悪弱点の《ドラパルトVMAX》《オーロット&ヨノワールGX》が減るので、コントールやLOも使えると考えました。ずっと《クワガノンV》を使ったデッキも考えていましたが煮詰まりきらず、《サンダーマウンテン◇》を相手にも利用されるミラー戦やピカゼクに勝てる気がしませんでした。
そこで「ムゲンダイナVMAX」には基本的に楽に勝てて、《クワガノンV》が入ったデッキにも戦える「LO」にしようと思いました。

③デッキの構築過程と、どういった練習をしたか


「クワガノンV」を使っているときに《スピード雷エネルギー》が強いと感じたのでこのカードを4枚入れよう思い、それがデッキ名になっています。
「LO」は王道の戦い方からははずれたデッキなので嫌いな人も多いと思います。特に、エネルギーを破壊してなにもさせなくしたり、《ザクザクピッケル》を使ったりするタイプは相手に与える不快感が大きいうえ、リモート環境で時間が足りるほど高速で正確なプレイングができるほど私は上手くないので、既存の「チラチーノLO」は断念して、どちらかと言えば「マグカルゴLO」をベースに作っていきました。
ただ《マグカルゴ》がクッズロックされていると立てられないと思ったので、まず《メリープ》《まどろみの森》は4枚にしようなど、最初は雑に作っていきました。
《クワガノンV》を意識してかなりサポートに寄せた形となっており、デッキを組んでいるうちに《カイリュー》なども入りとてもオシャレなデッキになったので、インパクトもあるしこれでいいやと思いました。
練習は友人と数戦して、あとは一人回しをしていました。流石に1度も「ムゲンダイナVMAX」などと対戦せずに大会出るのもの嫌だったので、前日近所のジムバトルに1回行きました。このタイプのデッキをジムバトルなどで使うのは非常に申し訳なく思っています。すみませんでした。

④大会の感想


大型大会が新型コロナウイルスの影響でなくなってしまい、非常に残念な状況の中で、オンラインでの大型大会を企画、運営、ジャッジ、参加者全ての方に感謝します。
いちプレイヤーとして現環境の最強デッキを決める大会に参加できただけで嬉しかったです。初めての配信卓も経験させてもらい、緊張してプレイもボロボロで正直見返せてもいないですが、とてもいい経験になりました。
とくにジャッジの方達はこの人数の参加者達の初めてのオンラインの大会だったので大変だったと思います。私自身対戦相手の方の機材トラブルで1度お世話になりました。
素敵な大会をありがとうございました。私の中では最も特別な大会となりました。

■nanaki選手



①プレイヤープロフィール


HN nanaki
年齢 30
活動地域 筑波、東京、Twitter
公式戦績

・2019 シーズン CSP205
チャンピオンズリーグ2019千葉 ベスト64
・2020シーズン CSP177
チャンピオンズリーグ2020東京 7-3、チャンピオンズリーグ2020愛知 7-3、シティリーグシーズン3 ベスト8

②使用デッキ、その選択理由、ポイント


・使用デッキ

ルカメタザシアン
・デッキの選択理由

最初に以下のように環境デッキのランクを考えました。
Tier1:「ムゲンダイナVMAX」「マルヤクデVMAX」
Tier2:「三神ザシアン」「クワガノンV」「ピカゼク」「ジュナイパー/タチフサグマ」
Tier3:「小ズガドーン」「LO」「コンボザシアン」
そして
・最も多いであろう「ムゲンダイナVMAX」に対して、《ザマゼンタV》2枚と《ジュジュベ&ハチクマン》でかなり有利に立ち回れる事。
・環境にいる多くのデッキタイプに対して五分五分以上の対戦ができる事。
が決め手でした。
「三神ザシアン」が「ムゲンダイナVMAX」の影響で後攻“オルタージェネシスGX”に特化した型が多く、《ニャイキング》の採用が減ったことも追い風です。
・ポイント

Tier1に対しては《ザマゼンタV》をメインに動かし、「三神ザシアン」や「ピカゼク」「クワガノンV」には《ザシアンV》《ルカリオ&メルメタルGX》で戦い、「ジュナイパー」には《アイアント》でLOを狙う想定をしていました。マッチングによって戦い方を変えられるのが気に入っています。

③デッキの構築過程と、どういった練習をしたか


展開方法を《ジラーチ》にするか《デデンネGX》《クロバットV》にするかで考えた時に
・前が倒されないコンセプトなので“ねがいぼし”の試行回数が多いこと
・マッチによって使うポケモンが異なるので、スタートして安定するポケモンが欲しい事
《デデンネGX》《クロバットV》は負け筋になりやすい事
を考慮して、ジラーチで展開するデッキタイプに決めました。
《ミュウツー》《ヤレユータン》《回収ネット》は、どうしてもハンドコストにしてしまうサポートカードを回収できる手段として採用しました。これは「LO」対面にも強くなるカードなので正解だったと思っています。


・アイアントの採用


0


大会後、多く質問を頂いたのでお答えします。原案では、一定数いるであろう「ジュナイパー」に勝ち筋がなかったので《アイアント》の採用を思いつきました。
“フルメタルウォールGX”状態で《鋼鉄のフライパン》を張った《アイアント》《ジュナイパー》から30しかダメージを受けません。
そこで、サイドを取らずアイアントの“やまかじり”と《ジュジュベ&ハチクマン》で十分に山切れを狙えると思いました。《マオ&スイレン》での回復や、相手のデッキによく採用されている《メイ》を使わせない事も強いですね。
(決勝トーナメントでは奇跡的に「マグカルゴLO」に刺さりました笑)
・採用候補だったカード


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《博士の研究》の枠は元々《とりつかい》でした。《クワガノンV》のグッズロックに強く、《ザシアンV》が動かしやすくなるメリットがありますが、《デデンネGX》《クロバットV》が不採用な分、メインのドローソースとしてはパワー不足だと思い断念しました。

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現状のレシピでは「小ズガドーン」への勝ち筋がかなり薄いです。(ほぼ無理)
そこで、GX技宣言後《鋼鉄のフライパン》を貼った《ルカリオ&メルメタルGX》を7エネ消費で倒してもらった返しに《クワガノンV》を起動させる事を考えました。
多くの「小ズガドーン」は、エネルギーの採用枚数が14枚なので、盤面の3枚、トラッシュの7枚を合わせると《クワガノンV》を倒す方法がほとんどなくなってしまいます。
ですが、デッキパワーの担保を考え「小ズガドーン」は切る事にしました。
《クワガノンV》メインのデッキが話題になった影響もあり「小ズガドーンは当たっても1回だと考えました。(予選で3回当たりました。舐めていました。すみません。)

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正直エネルギーはもう一枚欲しいと思っています。エネルギーを引けなくて苦しい対戦もありました。《ジラーチ》で触れることも考えて《エネルギースピナー》の採用も考えましたが、より優先したいカードが多く断念しました。
・練習方法について

主にDiscordで、調整仲間に手伝ってもらい、先ほどランク付けしたデッキに対しての勝率、勝ち筋と負け筋、取っておきたいカードやサイド落ちを確認するカードをメモしました。
COVID-19の影響で、ジムバトルに行く機会はありませんでしたが、カードラッシュさんのDiscordで練習を兼ねてオンライン対戦をしていました。
・Day1 予選の振り返り

7戦中、3戦が苦手な「小ズガドーン」でした。
うち2戦は相手のスタートが遅れていたので《混沌のうねり》《マリィ》を通して勝ちを拾えたのがラッキーでした。「三神ザシアン」戦は相手にも十分勝ち筋のあるマッチでしたが、《ジュジュべ&ハチクマン》で“フルメタルウォールGX”後に負け筋になる場の《ルカリオ&メルメタルGX》をトラッシュし、一緒に落ちた鋼エネルギーを《メタルソーサー》で回収する動きを出来たことが勝ちに繋がりました。結果、5-2の16位でなんとかDay2に残ることができました。
・Day2決勝トーナメントの振り返り

初戦のガルシアさんは、今シーズン何度も「マグカルゴLO」で結果を出されていて、僕のプランは見通されているだろうなと思っていました。
こちらは、ボスの指令現物2枚に加え《シロナ&カトレア》《回収ネット》《ミュウツー》を合わせて裏のポケモンを最大6回呼ぶ事ができます。相手の《ザシアンV》をきぜつさせる事で《ボスの指令》の要求を下げつつサイドを取り切るプランで行こうと決めていました。
ガルシアさん側は《アイアント》《ハチクマン》が見えているため
・”デッキを5枚以下にできない”制約
・“やまかじり”をされる事で“リソースマネジメント”を使わされる制約
により、プレイングがかなり難しかったのではないかと思います。
初戦はサイドに埋まった《ミュウツー》を早く回収したかったのですが最後の1枚まで拾えず、勝ち筋を失って敗戦。2戦目はプラン通りに勝てました。3戦目は時間の都合上、こちらが有利でしたが《マグカルゴ》が攻撃してくる事を完全に忘れていてテンパりました(笑)。
最終的になんとか勝てて良かったです。個人的に1番燃えた試合でした。
DAY2戦目の「クワガノンV」との対戦では、こちらが有利かなと思っていましたが、グッズロックでテンポを取られた後に《マリィ》と“ちょうでんじほう”でサイドを取りながらこちらの要求を上げてくるプレイングにしてやられました。
2戦とも惜しい試合でしたが、masaさんの練度が高かったですね。いつかリベンジしたいです。

④大会の感想


オンラインの大会という事で、不安な面もありましたが、運営の皆様の円滑なサポートで、終始楽しくプレイできました。
終盤になると、CSPランキング上位の強豪プレイヤーとのマッチングが続き、久々に緊張感のあるカードゲームができました。「オンラインでも真剣勝負ができる!」と感じられた大会でしたね。
対戦相手の皆さんも良い人達ばかりで、レシピが見えているからこその駆け引きや、終わった後の感想戦も有意義だったと思います。
シーズンの締めくくりに、最高のイベントをありがとうございました。

■774選手



①プレイヤープロフィール


HN 774
年齢 21
活動地域 仙台
公式戦績

チャンピオンズリーグ2020東京 ベスト64 シティリーグシーズン1 ベスト8

②使用デッキ、その選択理由、ポイント


・使用デッキ

エネコロロ&チラチーノcontrol
・デッキの選択理由

強い人達と戦える大きな大会で「自分が1番楽しく出来るデッキと言えばなんだろうな?」と考えた時に、やっぱり好きな「LO」を持っていこうと思いました!
ポイントは、サポートをSRにして探す時に見つけやすくしている所と、エネルギーを破壊出来るところです!(笑)

③デッキの構築過程と、どういった練習をしたか


このデッキは、まずジムバトル全敗からスタートしました(笑)。
有利なはずの「ムゲンダイナVMAX」にも勝てず、「クワガノンV」の“パラライズボルト”にも屈してしまいました。
どうしようか悩んだ結果《きとうし》《ザオボー》を2枚採用することや、《リーリエのピッピ人形》を入れないという少し特殊なデッキに仕上がりました。
そのほかにも、《エネコロロ》を採用するとトラッシュから直接サポートをもってこられる《ルザミーネ》のようなことが出来るという点に注目して、サポートを厚めにしてグッズを少なめにする昔の「フーパLO」のような形になりました。
練習は、地元の仙台の方々や、相談に乗ってくれる友人と行っていました。他にも、仙台バトルスタジアムという自主公認イベントを通しての調整も行いました。

④大会の感想


リモート環境で難しいなか、参加者の皆さんや運営さんのおかげでとても楽しく出来ました! 配信卓にも出られて良かったです! 本当にありがとうございました!

■佐久間選手



①プレイヤープロフィール


HN 佐久間
年齢 29
活動地域 池袋
公式戦績 

チャンピオンズリーグ2020東京 ベスト16、シティリーグシーズン2優勝、WCS2017 Day2進出

②使用デッキ、その選択理由、ポイント


・使用デッキ

マグカルゴLO
・デッキの選択理由

正面から殴り合って「ムゲンダイナVMAX」に安定して勝てるデッキが見付からず、自分が「ムゲンダイナVMAX」を使うのもミラーに不安が残るため、「LO系統」のデッキを使うことは早い段階で決めていた。
エネ破壊、ハンデス、眠りの3種類のアプローチの中で、最も広い範囲に勝てるのが《メリープ》+《マグカルゴ》の眠りを利用したデッキだと判断して使用した。
自分を含めて3名がほぼ同じ構築を使用し、予選7-0、6-1、5-2という非常に高いアベレージを出せたため正解だったと考えている。

③デッキの構築過程と、どういった練習をしたか


今回使用した「マグカルゴLO」については半年近く前に完成度の高い構築が出回っており、そこから大きくは変えていない。
仮想敵との対戦の中で優先度の低そうなカードを減らしていき《キャプチャーエネルギー》を4枚採用することで安定性を上げた。
練習メンバーはほとんどが会社員なので、勤務後にDiscordで毎晩対戦や議論を行った。

④大会の感想


タイムスケジュールやアナウンスも分かりやすく、スムーズに対戦を進めることができた。
最善を尽くせたことには満足しているが、次はより高みを目指して精進していきたい。


優勝のmasa選手、準優勝のヤスノリ選手へのインタビューも併せてご覧ください!

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