こんにちは、
しノんです!
今回は日本選手権でのデッキ選択から、実際に使用した【ヤミー】デッキで考えていたプランなどを解説させていただければと思います。
【ヤミー】デッキは2025年7月環境も規制の影響がなく
環境トップに居座り続けると思うので、ぜひご覧ください。よろしくお願いします。
目次
▪️デッキの候補
▪️使用デッキ
▪️採用カード・不採用カード
▪️おわりに
デッキの候補
今年の日本選手権のデッキ候補は
【ヤミー】【VSK9】【月光】の3つありました。
それぞれのデッキについて考えていたこと。
【ヤミー】デッキ
【ヤミー】デッキの強みとしては
豊富な1枚初動による安定感と《聖王の粉砕》を含む多数の手札誘発を入れられる点です。
苦手なドロー誘発を受けてしまった際の
《ヤミー★スナッチー》+ヤミーモンスターの妥協盤面も、
《クッキィ★ヤミーウェイ》《クッキィ☆ヤミー》《ヤミーズメント★アクロッキー》の3妨害残す事ができ、簡単に捲られません。
安定感が高く、デッキ構築の自由度が1番高いデッキだと思いました。
【VSK9】デッキ
「VSK9」デッキの強みとしては
《VS ホーリー・スー》や《VS 裏螺旋流雪風》による強力な妨害がある点です。
手札誘発を受けた際も
《K9-17号 イヅナ》から
《No.67 パラダイスマッシャー》に繋げることができるので誘発受けが良いです。
後攻時は
《VS ホーリー・スー》や
《ディメンション・アトラクター》など
1枚で勝てるチャンスがある手札誘発が多いです。
また、エクストラターン・エクストラデュエル時の
《VS ヘヴィ・ボーガー》のバーンも強力です。
安定感では【ヤミー】に劣るが、
デッキパワーが1番高く、後攻が1番強い印象でした。
【月光】デッキ
【月光】デッキの強みとしては
【ヤミー】や【ドラゴンテイル】などは《月光舞獅子神姫》の回答がなく、【VSK9】対面も《Start for VS!》に《月光銀狗》の魔法罠無効を当てることで破壊耐性が無くなるのでほぼ捲ることができない点です。
【ヤミー】と【VSK9】が強い環境で、サイドデッキから
《アーティファクト-ロンギヌス》が抜けることも想定できるので、ダークホース枠として、とても強いと思いました。
使用デッキ
日本選手権当日使用したデッキは
【ヤミー】になります。
使用理由は
安定感が欲しかったのと《幽鬼うさぎ》を採用した場合、【VSK9】対面に勝ち越す事ができると判断したからです。
デッキリスト
採用カード・不採用カード
今回採用したカードと不採用にしたカードについて解説させていただきます。
採用カード
《幽鬼うさぎ》
《幽鬼うさぎ》は今回の日本選手権で採用が増えた1枚だと思います。【VSK9】対面の
《Start for VS!》や
《No.67 パラダイスマッシャー》に当てることができ、
《マルチャミー・プルリア》との合わせ持ちも強いです。
【ヤミー】対面でも
《ヤミー★スナッチー》のフィールド魔法を置く効果に対して発動することにより、
《ヤミー☆サプライズ》や
《閃刀機-ホーネットビット》など追加の手数がなければ展開が止まります。
また、ドロー誘発が通った際も
《ヤミー★スナッチー》のシンクロ効果に対して発動することによって、相手の妨害を減らす事ができます。
【ヤミー】対面は意識されていたら弱いカードですが
日本選手権当日まで採用が殆ど見られなかったカードなのでケアされることは少ないと思っていました。
【月光】対面に対しても
《月光金獅子》や
《月光舞踏会》に発動することで大きく手数を削る事ができます。
《原始生命態ニビル》
《原始生命態ニビル》は先攻時に強い誘発として採用しています。
メインデッキに採用されている事が少ないカードなのでメイン戦ではケアされない読みでした。
採用した背景として
【ヤミー】デッキは先攻時に《増殖するG》を発動してもデッキに《灰流うらら》と《聖王の粉砕》しか相手の動きを止められるカードが採用されていないことも多く、相手側に突っ張られやすいので採用しました。
《転生炎獣アルミラージ》
《転生炎獣アルミラージ》は手札誘発モンスター+ヤミーモンスターのような手札の時に手札誘発を召喚し、
《転生炎獣アルミラージ》を特殊召喚、ヤミーモンスターを特殊召喚して展開することで
手札誘発を1枚貫通できるため、採用しました。
今回の日本選手権では【VSK9】が流行っていたこともあり、
《無限泡影》の採用率が高いと予想していたので、ヤミーモンスター1枚の展開では止まってしまうことが多いと思っており、
《マルチャミー・フワロス》などの先攻では役割がない手札誘発を手数にできることが重要だと思い採用しました。《ピリレイスの地図》
《ピリレイスの地図》は初動のかさ増しとして
《カプシー☆ヤミー》の4枚目のような役割で採用しました。
《カプシー☆ヤミー》は他のヤミー下級と比べても
《ヤミー☆サプライズ》をサーチできることから、1枚手札誘発を貫通でき、初動としての質が高いです。
他の初動と被った際も
《灰流うらら》や
《聖王の粉砕》を踏めるという点で
1枚は採用した方が良いと思いました。
《群雄割拠》《御前試合》
《群雄割拠》《御前試合》は【VSK9】対面に入れるカードとして採用しました。
【VSK9】側に《ハーピィの羽根帚》や《大嵐》などの魔法罠を破壊するカードの採用が少なく、イージーゲームを仕掛けやすいです。【VSK9】にドロー系誘発を撃たれた際は
《VS ホーリー・スー》などの存在から
あまり突っ張らず質の高い妨害を置けることが、勝ち切るために大切だと思ったので最大枚数採用しました。
引いた際はスタンバイフェイズに開き、回答になる
《VS 龍帝ヴァリウス》ができるだけ盤面に出ないように意識します。
《群雄割拠》は後攻から開いても強いと思っていたので後攻でも入れていました。
不採用カード
《アーティファクト-ロンギヌス》
《アーティファクト-ロンギヌス》は【月光】や【M∀LICE】対面にとても有効なピンポイントメタカードで先攻時も後攻時も入れられることから
対面した際のバリューはかなり高いと思っています。
今回の日本選手権では【VSK9】と【ヤミー】が勝ち上がると予想していたので、勝ち上がった際に使えなくなるカードを採用したくなかったので不採用にしました。
《共界神淵体》
《共界神淵体》は【ヤミー】ミラーマッチで初動を供給しつつ、相手の妨害を踏む事ができるので、よく採用されているカードになります。
【ヤミー】ミラーマッチでは
《クッキィ★ヤミーウェイ》の妨害が強いので止められると勝ちに近づく事ができます。
相手の展開をドロー誘発などで弱めた際は
《ヤミー★スナッチー》+「ヤミー」モンスターで返ってくるので、
《ヤミー★スナッチー》や
《クッキィ★ヤミーウェイ》対象で強く発動することができますが、
今回の構築では《幽鬼うさぎ》を採用していたので、《ヤミー★スナッチー》に発動できるという点で同じ役割のカードがあります。展開がある程度通ってしまった場合、ヤミーモンスターを横に広げ、
《ヤミー★スナッチー》×2+下級ヤミー2体の盤面を作ることで、
《クッキィ★ヤミーウェイ》が盤面に出る際に
《共界神淵体》を発動されても、
《ヤミー★スナッチー》の効果で
《クッキィ★ヤミーウェイ》+下級ヤミーで
《THE・スターハム》を出すことで
《クッキィ★ヤミーウェイ》の効果を通しながらケアする事ができるので不採用としました。
《紅蓮の指名者》
《紅蓮の指名者》は全対面相手の先攻で入れる事ができ、
《三戦の号》から置くこともできるので
最後まで採用を悩んだカードでしたが、
《嗤う黒山羊》や《次元障壁》と比べターンスキップ性能が弱いこと、ドロー誘発を通してしまった際に、相手の手札が強く負ける事が想定できたことの2点から不採用としました。
おわりに
今回は「日本選手権のデッキ選択と使用した構築」について記事を書かせていただきました。
日本選手権で勝たれた方は【VSK9】2名、【ヤミー】2名だったので、勝ち上がるデッキは予想通りだったのですが、私自身は【M∀LICE】デッキへのメタを薄くしていたこともあり、負けてしまい悔しい結果となりました。
関東の非公式CSでは【VSK9】と【ヤミー】ばかりでしたが、
今回の日本選手権では【ドラゴンテイル】や【M∀LICE】なども多く見られ全体の分布を読むのは難しい印象を持ちました。来年に向けて
DKCなどの公式大会への参加を増やすことで、より多くの人と対戦できるようにし、より精度を上げた状態でまた来年挑戦しようと思います。
7月以降の環境もほぼ変わる事がないと思っているので、今期培った知識を活かして頑張っていきましょう!
ではまた!