どうもこんにちは。
シーアーチャーです。
10/25(土)に発売される新パック
「BURST PROTOCOL」のレビューをしていきたいと思います。
目次
▪️「BURST PROTOCOL」概要
▪️注目カード紹介
▪️終わりに
「BURST PROTOCOL」概要
新規テーマとして
【エルフェンノーツ】が登場します。
既存テーマからは
【ヴァレット】【烙印】【磁石の戦士】【/バスター】【デーモン】【空牙団】【堕天使】【巨大戦艦】【R-ACE】【鉄獣戦線】【スプリガンズ】【アームド・ドラゴン】【DD】【アルトメギア】【ドラゴンテイル】【K9】【エクソシスター】【絢嵐】【ドゥームズ】【ヤミー】の新規カードが収録されます。
新規テーマの【エルフェンノーツ】は
《無垢なる者メディウス》のストーリーに関連するテーマでシンクロ召喚で戦っていくテーマとなっています。
エルフェンノーツモンスターは共通効果で
「手札から自分の中央のメインモンスターゾーンに特殊召喚できる」効果を持っています。
シンクロテーマということで
シンクロ召喚を行って展開したモンスターをメインモンスターゾーンから退場させることで、さらに展開を行うことが可能です。
エルフェンノーツモンスターは場にいるときにデッキからエルフェンノーツの関連カードにアクセスする効果を持っておりますので、シンクロテーマ特有のアド損も起きにくくなっています。
さらに、エルフェンノーツモンスターは
相手のターン中に使用できる妨害効果を持っているので、シンクロモンスターとエルフェンノーツモンスターの効果を活用した妨害を行うことが可能です。
シンクロテーマは、モンスターを大量展開する関係で損失を抑える為にデッキやエクストラデッキからモンスターを展開することが多いです。
その為、シンクロテーマは
《マルチャミー・フワロス》の回避が難しい傾向にあるのですが、
【エルフェンノーツ】はシンクロ素材になるモンスターの効果が強力なため、フワロスを受けたとしても2~3妨害を残しながら止まることが可能です。《無垢なる者 メディウス》を初動とすることもできますので、拡張性も高くポテンシャルを感じます。【エルフェンノーツ】は展開に対する縛りがほとんどないので、【デモンスミス】や【アザミナ】など他のテーマとの混合構築も可能です。
その為、
《無垢なる者 メディウス》にアクセス為に使用した
《無垢なる予幻視》の墓地効果を使うことでデモンスミス展開に移行することも可能です。
また、
《燿ける聖詩の獄神精》が炎属性のレベル1モンスターになりますので、
《原罪宝-スネークアイ》でアクセスが可能なため、
アザミナギミックを使うことで妨害を作りながら初動とすることも可能です。
個人的に
《無垢なる者 メディウス》のストーリーテーマの中で一番ポテンシャルを感じるので、大会環境でも使用する人は居そうな印象を受けます。
なによりイラストがかわいい。既存テーマの強化については、
【エクソシスター】がとんでもない強化を得たので、環境で活躍する可能性は非常に高いと思います。
タクティカルトライデッキが販売されたこともあり、お手頃で組みやすいデッキだと思いますので、マスターデュエルからの参入や初心者の方にもおすすめです。後ほど注目カード紹介で詳しく紹介します。
また、同日に発売されるストラクチャーデッキと 《白き竜の落胤》 《黒き竜のエクレシア》によって強化を受けた【烙印】にも注目しています。今までの【烙印】では無かったシンクロ召喚を取り入れた展開が可能です。既存の構築にそのまま採用できますので、
即戦力として使えると思います。
こちらも後ほど注目カード紹介で詳しく紹介します。
注目カード紹介
①《白き竜の落胤》《黒き竜のエクレシア》
《白き竜の落胤》は ルール上
《アルバスの落胤》として扱われる為アクセス手段が多く、エクストラデッキから
《アルバスの落胤》関連の融合モンスターを墓地に送りながら展開することが可能です。
新規の
《黒き竜のエクレシア》を使うことで相手ターン中に展開できる盤面を作ることができますので、
実質的な1枚初動として使えます。
召喚権を使わずに展開できるため、
手札誘発への貫通手段としても使えますので、非常に強力な1枚だと思います。
《黒き竜のエクレシア》を使うと《烙印融合》が打てなくなってしまう欠点がありますが、
《烙印融合》にアクセスする用の
《デスピアの導化アルベル》や
《スプリガンズ・キット》に対して手札誘発をくらってしまった場合は貫通手段として使えますし、
《白き竜の落胤》の展開が通ったらどっちみち相手もキツイと思いますので、
《白き竜の落胤》から展開をスタートして相手の手札誘発を踏んでから本命の《烙印融合》を通すこともできると思います。
しかも、
既存の構築から大きくデッキを変える必要も無いので、現在も【烙印】を使用している方はそのまま即戦力として採用できると思います。
【烙印】の致命的な弱点だった
《灰流うらら》や
《霊王の波動》にメインギミックから対抗できる手段を得たのはかなりの強化だと思いますので、
新環境で活躍する可能性は非常に大きいと思います。環境的に【深淵の獣】が手札誘発として強いのも追い風ですね。
②《エクソシスター・カルマエル》《エクソシスター・バト・マーテル》
全部の効果がクソほど強いです。まずは
《エクソシスター・カルマエル》から紹介するのですが、①の効果は
X召喚時の効果で【エクソシスター】の魔法罠カードをエンドフェイズに置く効果を持っています。
シンプルに先攻展開に絡めることによって妨害を追加できるのですが、
地味に墓地や除外ゾーンからもセットできます。【エクソシスター】はリソースの息切れが早いデッキなので、ロングゲームをやりやすくしてくれるのは非常にありがたいです。
また、X召喚時の効果になりますので
《エクソシスターズ・マニフィカ》のX素材にしてもセット効果を適用できるのも強力です。
②の効果は、
相手のモンスター、通常魔法、通常罠の効果を「相手の墓地からカード1枚を相手の手札に加える」に変えるという妨害効果を持っています。
これが本当にえげつなくて、なぜか書き換えた側が得をしているとんでもカードです。しかも、相手の効果で墓地からカードが離れた扱いになるので【エクソシスター】の墓地に干渉した際の効果もすべて発動します。この効果を許してしまうととんでもない数の妨害が追加されますので、
このカード1枚から信じられない量の妨害を捻出することが可能です。もちろん自分のターン中にも書き換え効果は発動できるので、今までケアできなかった
《原子生命態ニビル》のケアもできるようになりました。
回収先は相手が選ぶとは言え、先攻展開で使用する場合は墓地にあるカードは相手の手札誘発を弾くのに使った指名者やうららか展開に使用した初動札になりますので、後続か妨害どちらを拾わせても嫌な択になると思います。
さらに新規の初動札
《エクソシスター・バト・マーテル》も追加されて、
初動の安定感や展開力も上がったのでデッキとしての強度がめちゃくちゃ上がったと思います。
環境では、【巳剣】や【ヤミー】など墓地を多用するテーマが多いので、
環境的にも立ち位置は悪くないと思います。
③《禁じられた聖冠》
モンスター1体を完全に機能停止できる非常に強力なカードです。《禁じられた一滴》と比較すると
先攻でのパワーが高い印象を受けました。
コストも必要ない上に、各種素材にすることもできないので、拘束性能は非常に高いと思います。
後手捲りに使う運用もできますが、このカードの耐性によって突破が困難になりますので、ライフを落としたい場合は注意が必要です。
トリッキーな使い方としては相手に《原始生命態ニビル》を使われた際に自分のモンスターに打つことで盤面に残すことができます。妨害効果を持ったモンスターを生き残らせたい場合は有効な手段になると思います。
先攻でも後攻でもパワーが高い1枚になりますので、
当たった場合はキープしておくことをおすすめします。終わりに
「BURST PROTOCOL」のレビューは以上となります。
今回紹介したカード以外にも、表紙になっている【ヴァレット】は新規で展開力や制圧力が上がっているので、開拓してみると面白いかもしれないです。
新弾で面白そうなデッキがあったら記事にしようと思いますので、是非次回もご覧いただけると幸いです。
お読みいただきありがとうございました。