どうもこんにちは。
シーアーチャーです。
今回は7/26(土)に発売される新パック「DOOM OF DIMENSIONS」のレビューをしていきたいと思います。
目次
▪️「DOOM OF DIMENSIONS」概要
▪️注目カード紹介
┗①《マシュマオ・ヤミー》《Yum☆Yum☆ヤミーズ》
▪️終わりに
「DOOM OF DIMENSIONS」概要
新規テーマとして
【絢嵐】と
【ドゥームズ】が登場します。
既存テーマからは
【アルトメギア】【オノマト】【K9】【剛鬼】【サイキック族】【真竜】【DD】【鉄獣戦線】【ドラゴンテイル】【ドレミコード】【ブラック・ローズ】【メガリス】【ヤミー】の新規カードが収録されます。
今回のパックでは
2種類の新規テーマが実装されます。
【絢嵐】は懐かしの《サイクロン》をギミックに取り入れたテーマです。下級モンスターには
自分の墓地に「サイクロン」が存在するか
相手フィールドに魔法・罠カードが存在しない場合に
手札から特殊召喚できると言う共通効果があり、
上級モンスターには速攻魔法カードが発動した場合に、手札から特殊召喚できると言う共通効果があります。
どちらも召喚権を使用せずにモンスターを出せる効果になりますので、非常に展開力が高いテーマと言えるでしょう。
《サイクロン》へのアクセスが容易なため罠系のデッキに対しては必然的に強いですし、手数の多さや妨害性能の高さを見るに
今後活躍する可能性が高いテーマだと思います。
そして、純構築ももちろん魅力的なのですが、
《絢嵐たるエルダム》《絢嵐たるスエン》《絢嵐たる献詠》を採用した出張セットも非常に強力です。この3枚のいずれかを引けば、
召喚権を使用せずにレベル3モンスターを2体展開できます。さながら《SRタケトンボーグ》を入れなくて良い《SRベイゴマックス》です。
シンプルに強い。【ゴブリンライダー】や【幻影騎士団】のようなランク3モンスターを扱うテーマに雑に採用してもいいですし、【M∀LICE】に採用することで
《彼岸の黒天使ケルビーニ》を出して初動や展開の強化に使う事もできます。
さらに、この出張セットに《サイクロン》を1枚採用するだけで、相手の魔法罠カードにも干渉できるので、妨害の追加や後攻の捲りにも貢献してくれます。先攻も後攻も強そうに見えるので、キープしておきたいテーマだと思います。【ドゥームズ】は装備カードとエクシーズモンスターを使って戦うテーマです。【アルトメギア】のストーリーに関連するテーマで、
このテーマも《無垢なる者メディウス》を使って展開することができます。破壊や装備効果を使って相手を妨害することができますし、
《終刻決壊》を使う事で相手のサーチを封じることができます。
現環境では【VS】【オノマトライゼオル】【月光】のようなサーチを多用するテーマも居るので、そういったデッキに対してはかなり効きそうです。
しかし、その反面【ヤミー】【ドラゴンテイル】【M∀LICE】などのサーチを使わなくても強いテーマも居るので、効き目はピンキリに感じました。
【アルトメギア】同様将来に期待と言った印象です。既存テーマの強化組については、一番環境への影響が出るのは
【ヤミー】だと思います。
今回の新規でモンスター召喚時の除去(通称”着地狩り”)がキツイと言う点と《ヤミー・スナッチー》のライフコストがある影響でエキストラターンがキツイと言う2つの弱点が無くなりました。このデッキに残っている弱点は、
《増殖するG》と《マルチャミー・フワロス》がキツイのみです。
↑大体のデッキはきついだろ後述で詳しく解説します。
現状でもTier1に君臨しているデッキなので、さらに強化されたこのデッキに立ち向かえるデッキがあるのか頭を抱えています
。唐突に革命的なカードが発表されない限りは、自分もしばらくは【ヤミー】を使ってそうです。全体的な感想は、新規テーマも魅力的で、既存テーマの強化パーツもユニークなものが多いなと言った印象でした。
即戦力のカードも多く、将来性を期待できるカードも多いので、買って損する弾では無いと思います。
アニメテーマの強化パーツが多いので、カジュアルに遊ぶのにも満足度が高そうです。
注目カード紹介
①《マシュマオ・ヤミー》《Yum☆Yum☆ヤミーズ》
ついに出ました。自前で特殊召喚できるヤミーモンスター。ヤミーネームを持っているので、もちろんヤミーの展開力も上がりますし、ヤミーサポートの恩恵も受けられます。
このカードの1番すごいところは①の特殊召喚効果。
自分フィールドのモンスターが、存在しない場合または獣族・光属性モンスターのみの場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
召喚権を使用しない1枚初動が3枚も増えた上に、このカードは自分の場にモンスターが居ても特殊召喚ができるので、他の展開札と被っても展開の強化や手札誘発のケア札として運用できます。《魔獣の懐柔》や
《閃刀機-ホーネットビット》でも近い運用はできたのですが、
いずれも盤面次第で発動できないこともあり、被った時に浮いてしまったり、後引きで打てないというデメリットがあります。それに加えて
《魔獣の懐柔》はモンスターを3体特殊召喚できるイカレスペックカードですが、”獣族モンスターしか特殊召喚できない”縛りがつきますし、閃刀出張はエクストラデッキを圧迫します。
しかし、これにはそういったデメリットは一切ありません。冗談抜きで強すぎです。②の効果も強力で
召喚、特殊召喚した場合に墓地のヤミー魔法罠カードを回収する効果とシンクロモンスターの効果で特殊召喚した場合、デッキか除外ゾーンからヤミーフィールド魔法カードかヤミー永続魔法罠カードを置くことができます。これでリソース回復をするのももちろんですが、新規の
《Yum☆Yum☆ヤミーズ》を置くことでライフに1000ポイントの差をつけることができます。
(ライフ増減効果にターン1は無いので、盤面次第では3000ポイント近く差をつけることもできます。)これによって
今まで弱点だったエキストラターンを克服しており、長期戦になってしまった場合でも余裕をもってプレイできます。
さらに、
《Yum☆Yum☆ヤミーズ》は除去効果と相手の効果をトリガーにリンク召喚する効果も持っているので、後攻の捲りや妨害としても運用できます。
新規カードが両方とも本当に強い。デッキに採用する場合は閃刀出張を採用していた部分にそのまま
《マシュマオ・ヤミー》と
《Yum☆Yum☆ヤミーズ》を入れ替えようかと考えてます。
新弾実装後の環境では【ヤミー】が台風の目になるでしょう。②《鉄獣式撃滅兵装“Mouser”》
個人的に好きなテーマなので紹介します。
①の効果でリンク召喚成功時にデッキ、エクストラデッキから「トライブリゲード」カードを2枚墓地へ送れます。獣、鳥獣、獣戦士族しか出せない縛りがついてしまいますが
シンプルに強いです。
《鉄獣戦線 ナーベル》《鉄獣戦線 キット》《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》などを墓地へ送って後続を回収しに行く他、
《鉄獣式強襲機動兵装改“BucephalusII”》を墓地へ送ることで2枚目の
《鉄獣式撃滅兵装“Mouser”》を墓地へ送って相手の盤面のモンスターに干渉したり
《共命の翼ガルーラ》や
《鉄獣戦線 徒花のフェリジット》を墓地へ送ってドローしに行くなど、様々なアクションを行えます。
②の効果も優秀で、墓地へ送られた際に相手モンスターを裏にすることができるので、
盤面に残しておいて《戦華盟将-双龍》の効果のコストで墓地へ送って追加の妨害として運用したり、《鉄獣の抗戦》で蘇生した後に《鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ》のリンク素材にすることで相手の盤面のカード2枚に干渉できます。①でも紹介しましたが、
エクストラデッキから墓地へ送っても効果が使えるので、
《月女神の鏃》《ドラグマ・パニッシュメント》《天底の使徒》で墓地へ送る用のカードとして採用するのも有りだと思います。
様々な使い方のできる非常に面白いカードだと思いました。
烙印のアニメの影響で
今後も烙印関連の新規カードが実装されるみたいなので、スプライトの新規カードなどが実装された場合はさらに強化される可能性もありそうですね。
③《命王の螺旋》
ドミナスシリーズに新規カードが追加されました。
相手モンスターをバウンスする効果ということで、ついに待望の除去効果です。今回の縛りは
光、闇属性ということで、遊戯王には光、闇に強いカードが多いので使いづらさが目立ちそうですが、発動条件に癖はあるものの
手札誘発で相手のモンスターをフリーチェーンで除去できるカードは無かったので、採用できるのは大きな強みになりそうです。
また、ドミナス系の手札誘発が4種類も出たので、デメリットを一切受けない【幻煌龍】や【メタビート】などの罠デッキでも後攻を意識しやすくなったのも嬉しい点なのかなと思いました。
光、闇属性で出たことを考えると、
次のドミナス系は対抗属性(炎水、風地)で出すのかなとか考えてみたりもしてます。
終わりに
「DOOM OF DIMENSIONS」のレビューは以上となります。
今回紹介したカード以外にも【オノマト】の新規カードの
《オノマトカゲ》はかなり強いので、【オノマトライゼオル】が活躍する可能性もあるんじゃないかと思ってます。
興味がある方は日本選手権で使用した【オノマトライゼオル】の解説記事をラッシュメディアで掲載しておりますので、よろしければご覧ください。
お読みいただきありがとうございました。