こんにちは、
しノんです!
今回は
「デッキに採用する手札誘発の選び方」について解説していきます。
現代遊戯王はカードパワーの上昇によって
ゲームスピードが高速化しており、2〜3ターンで決着することも珍しくありません。
その結果、昔と比べて
「どの手札誘発でゲームをコントロールするのか」「手札誘発を採用せず、捲り札で後攻を突破するのか」といった
“プラン設計”の部分が、より勝敗に直結しやすくなっています。
実際、同じテーマを使っていても、採用する手札誘発の種類や枚数によって、デッキの立ち位置や得意対面は大きく変化します。
だからこそ、ただ強いカードを入れるのではなく、
「自分のデッキがどのように勝ちたいのか」を意識して手札誘発を選ぶことが非常に重要です。
今回は、そんな現代遊戯王における
「手札誘発の選び方」について、環境目線も交えながら解説していきます。
目次
▪️手札誘発の種類について
▪️どの手札誘発を採用するかの考え方
▪️ドロー系誘発を強く使えるデッキ
▪️ドロー系誘発を強く使いづらいデッキ
▪️おわりに
手札誘発の種類について
手札誘発は、
大きく分けると4種類に分類できます。
1つ目は、相手に展開を続けさせながらアドバンテージを取る
《増殖するG》や
《マルチャミー・フワロス》のような
“ドロー系”。2つ目は、
《灰流うらら》や
《エフェクト・ヴェーラー》のように、相手の動きを止める
“無効系”。3つ目は、
《幽鬼うさぎ》のようにカードを除去して盤面に干渉する
“盤面干渉系”。4つ目は、
《ディメンション・アトラクター》や
《アーティファクト-ロンギヌス》のように、特定の行動そのものを封じる
“行動制限系”です。
もちろん、複数の役割を持つカードも存在しますが、基本的にはこの4種類に分類できます。
どの手札誘発を採用するかの考え方
環境に合わせて、
今もっとも刺さる手札誘発を選択することは非常に重要です。
しかし、現在の環境デッキは全体的に誘発耐性が高くなっており、単純に
“強い誘発”を採用するだけでは勝ち切りづらくなっています。
また、どの種類の手札誘発を優先するべきかは、
自身のデッキ選択によっても大きく異なります。特に現在の環境では、
ドロー系手札誘発の通りづらさが目立っています。
【キラーチューン】や【巳剣】などをはじめ、
《マルチャミー・フワロス》のようなドロー系誘発を受けても、十分な妨害盤面を形成できるデッキが増えているためです。
そのため、単純にドロー系誘発を通すだけでは勝ち切れない試合が増えているのが現状です。
例として、環境トップである【キラーチューン】に
《マルチャミー・フワロス》を発動した場合を見てみます。
①《キラーチューン・レコ》を召喚し、《キラーチューン・ロタリー》をサーチ。
②《キラーチューン・レコ》と《キラーチューン・ロタリー》で、《キラーチューン・トラックメイカー》をシンクロ召喚。
③《キラーチューン・ロタリー》と《キラーチューン・トラックメイカー》の効果で、《キラーチューン・シンクロ》を2枚サーチ。
この展開では、
《マルチャミー・フワロス》による1ドローを許しているものの、【キラーチューン】側は結果として3妨害を構えながら相手の手札まで確認することができます。
これだけを見ると、「
《マルチャミー・フワロス》はあまり強くないのでは?」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、実際にその誘発が強いかどうかは、
使用しているデッキによって大きく異なります。ドロー系誘発を強く使えるデッキ
今期、ドロー系誘発を強く使えるかどうかは、
「【キラーチューン】の妥協盤面を返せるか」を基準に判断するのがおすすめです。
ドロー系誘発が強く機能するパターンは、
大きく分けて3つあります。
1つ目は、【巳剣】のようにメインギミック自体の捲り性能が高いデッキです。《天叢雲之巳剣》の効果によって盤面のモンスターを一掃できるため、複数の儀式手段を確保できれば、相手の盤面を簡単に突破できてしまいます。
そのため、
《マルチャミー・フワロス》でドローを進められるだけでも、十分にプレッシャーになります。
2つ目は、【閃刀姫】のように捲り札を多く採用しているデッキです。このタイプのデッキは、他のテーマと比べてデッキトップから
《TheFallenTheVirtuous》や
《超融合》のような盤面解決札を引き込みやすいため、ドロー系誘発を1回通すだけで、後攻からゲームを動かしやすくなります。
3つ目は、【エルフェンノーツ】のように、単体性能の高い手札誘発を多く採用できるデッキです。《シンクロエマージェンシー》や
《耀聖の風詩レギナ》といった強力な誘発を構えられると、相手は
《キラーチューン・シンクロ》を発動してこちらに追加ドローを与えなければ盤面維持が難しくなります。
つまり、「ドローされること自体」が相手への圧力として機能しているわけです。
このように、ドロー系誘発は「何枚引けるか」ではなく、
「引いたカードをどれだけ勝利に変換できるか」が重要になります。
そのため、ドロー系誘発を強く使えるデッキは、捲り札も強く扱える傾向があります。
ドロー系誘発を強く使いづらいデッキ
逆に、ドロー系誘発を強く使いづらいのは、【キラーチューン】のような
妥協盤面をメインギミックだけで突破しづらいテーマです。
特に、後攻から使える高パワーの捲り札や誘発が少ないテーマでは、
《マルチャミー・フワロス》で単純にドローを進めるだけでは勝ち切れない場面が多くなります。
そのため、このようなデッキを使用する場合は、ドロー系誘発よりも《灰流うらら》や《エフェクト・ヴェーラー》のような無効系、《幽鬼うさぎ》のような盤面干渉系を優先し、相手の展開そのものを止めにいく構築の方が勝ちやすくなります。おわりに
今回は
「デッキに採用する手札誘発の選び方」について解説しました。
今後デッキを組む時や、新規テーマが登場した際に、「どの誘発を採用するべきか」で悩んだ時の参考になれば幸いです。ではまた!