どうも皆さん、こんにちは。
初めての方は初めまして、シーアーチャー(
@seaarcher)です。
先月から遊戯王のライターとしてラッシュメディアで活動を始めたわけですが、
早くも番外編です。今回は先日参加した
「デュエル・マスターズグランプリ2025-1st オリジナル」の大会レポートです。
大会までの流れや当日の試合内容を簡単に書いていくので、緩い気持ちでご覧いただけると幸いです。
目次
▪️出場の経緯
▪️デッキ選択と調整録
▪️最終デッキリスト
▪️グランプリレポート
▪️まとめ
出場の経緯
私は遊戯王のプレイヤー(YP)ですが、
カードゲームというジャンルそのものが好きで、遊戯王以外のカードゲームも広く浅くで一通り触っています。(恐らく、そこそこ流行ったカードゲームはだいたい遊んでます。)
そのため、他のカードゲームの動画を見てもなんとなくで内容はわかるため、趣味で他のカードゲームの対戦動画や解説動画、大会配信などを見ていました。
その中でデュエル・マスターズの競技シーンは非常にエキサイティングで魅力的に感じました。デュエチューブ公式ch.より
Tier上位のデッキを巧みに操る方や環境外のユニークなデッキを使って観客を沸かす方、手に汗握る一進一退の攻防とS・トリガーによる逆転、それを視聴者にわかりやすく丁寧に伝える実況解説。デュエル・マスターズ・グランプリが始まった当時は遊戯王にそれに該当するものはなく、試合の途中途中で挟まるインタビューで
選手へのスポットライトが当たるのも非常に魅力でした。
※現在はYCSJがありますが、決勝トーナメントまでは配信もなくインタビューも2位以上しかないため、やはり現在でもデュエル・マスターズグランプリの方が魅力的に思います。
しばしば見入ってしまうことが多く、
気が付けば毎年開催されるグランプリの実況配信が楽しみの一つになっていました。
2022年からYoutuberとして活動するようになり、それなりに知名度が上がったおかげでありがたいことに遊戯王以外の業界の方と絡む機会も増え、特に
デュエル・マスターズのYoutuberのflat-さんとはプライベートで遊ぶ機会も多く、日常的にデュエル・マスターズの話題に触れる機会が多くなりました。
前回のグランプリの受付が近くなったころに、「DMGP見るの好きなんですよね。いつか出てみたいな~」と漏らしたところ
「出ましょう。楽しいですよ。」と一言頂き、出ない理由もないため応募へ。無事抽選も通り、1か月間ガッツリ練習をして人並み程度まで成長できました。
flat-さん含め調整グループのDMPにいろいろとデュエル・マスターズのいろはを叩き込んでいただきました。
本当にありがとうございます。グランプリ本戦は5-3と予選突破には至らなかったですが、グランプリ前に参加したCSで準優勝とそれなりの成果を出すことができました。
また、今回のグランプリは前後に遊戯王の大型イベントがあったため参加するか悩みましたが、ギリギリ出れなくもないスケジュールだったため参加できたこともいい経験になったと感じます。
デッキ選択と調整録
5月上旬にグループで共有して頂いた環境Tier表を見ると、
Tier1が【ファイアー・バード】【4cフシギバース】Tier2が【ボルシャック】【ドリームメイト】【ジャイアント】【ドロマーエルボロム】【ラッカゴスペル】といった感じでした。
規制を受けたにも関わらずデッキパワーの高さで環境を蹂躙し続けている【ファイアー・バード】、その【ファイアー・バード】に有利を突けることで環境に台頭してきた新デッキ【4cフシギバース】、そのどちらかに有利を突けるデッキがTier2以下と言った印象です。
自分の持論ですが、
「初心者は変なことをせずにTier1のデッキを使っておけ」という教訓があり、それに従って最初に【ファイアー・バード】と【4cフシギバース】を触りました。
【ファイアー・バード】は元から持っていたので、すぐに触ってみましたが
難易度の高さから即断念。それに加え前回のGPから使えたという事もあり
練度の差も露骨に出ると感じたため、突貫工事ではなんとかならないと思いました。
続いて【4cフシギバース】ですが、
こちらはかなり好感触でした。メタ系のデッキという事もあり、基本は相手のアクションに合わせて対処するため、覚えることの要点が絞られており非常に扱いやすいデッキに感じました。
ゲーム進行もわかりやすく、序盤は
《天災デドダム》や
《怪盗妖精カサブランカ/「信じていたのに裏切られるなんて!》や
《終止の時計ザ・ミュート》でマナや墓地を肥やし、中盤は除去カードや
《飛翔龍5000VT》などのメタカードで相手の動きを妨害し、終盤は
《大樹王ギガンディダノス》のハンデスや
《聖霊超王H・アルカディアス》の呪文ロック、
《ブラキオ龍樹》のクリーチャー効果封殺で完封して殴り切ると言った感じでした。
大局観も以前使用していた【アナカラーマルル】に近く回しやすかった点と調整で【ファイアー・バード】にそれなりに勝ち越せたため、
よっぽどのことが起きない限りはこのまま【4cフシギバース】を使う予定でした。練習もかねてCSに参加しますが、
ここでよっぽどのことが発生。ソリティア系デッキに対してびっくりするほど勝てません。(それ系のデッキに惨敗しました。)それもそのはず、【4cフシギバース】は盤面展開してくるデッキに対しての捲り性能は高いものの、展開したあとにそのまま勝ちまで直結するソリティア系デッキには投げる除去カードも
《飛翔龍5000VT》もありません。
投げる前にすべてが終わってしまうのです。その後の調整会でもソリティア系デッキに一生ボコられ続け、
「本当にこれでいいのか?」と言う疑問を払拭できないままグランプリまで1週間を切ってしまいました。
(余談ですが、その後《DG-パルテノン ~龍の創り出される地~》を採用したことでソリティア系デッキを克服できるという話を聴きましたが、初心者の自分にはそういったカードを入れる発想もないので、環境の変化に合わせたカスタマイズが求められる【4cフシギバース】は使いこなせなかったでしょう。)そんな中、調整会でお会いした
FTGの村井さんからおすすめされたのが、
【フィオナアカシック】でした。
ソリティア系デッキはデッキの性質上【ファイアー・バード】対面が不利なことが多いです。
コンボパーツを捨てさせられる
《ハンプティ・ルピア》やメタ効果を持った
《ハッター・ルピア》や
《ポッピ・冠・ラッキー》が非常に重いです。
それに加えてコンボ成立前に殴り切られることが多いため、
【ファイアー・バード】は切るけど【4cフシギバース】には勝てるというのが売りでした。しかし、【フィオナアカシック】は大量の受け札(G・ストライクやS・トリガー)と
《飛翔龍5000VT》が搭載されているため、【ファイアー・バード】の盤面をある程度捲ることが可能です。
また、
《ハンプティ・ルピア》でコンボパーツを捨てさせられても
《飛翔龍5000VT》による時間稼ぎでコンボパーツを再び集めきることも可能です。メタカードに対しても
《飛翔龍5000VT》《シェル・アルカザール》《♪立ち上がる悪魔に天使堕ちるかな》で対処もできます。
(
それでも【ファイアー・バード】対面は不利ですが、他のソリティア系デッキよりは圧倒的にマシです。)
「これはワンチャンあるのでは?」となり、そのまま村井さんからレシピを頂き、flat-さん、小判さん、自分の3人で調整。
最終的なリストはこちら。
最終デッキリスト
勝ち筋は
①《完全水中要塞アカシック3》を発動
②デッキ枚数が5枚以下になるまでドローカードを連打する。
③《der'ZenMondo/♪必殺でつわものどもが夢の跡》でエクストラターンを獲得。
④《[今すぐ]うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?[クリック]》を使用して墓地のカードを全てデッキへ。
⑤デッキ枚数が0、墓地のカードが《der'ZenMondo/♪必殺でつわものどもが夢の跡》になるまでドローカードと《[今すぐ]うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?[クリック]》を連打する。
⑥《[今すぐ]うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?[クリック]》を発動し、自身と《der'ZenMondo/ ♪必殺でつわものどもが夢の跡》をデッキへ。
⑦《サイバー・ブレイン》を発動し、デッキに戻した《[今すぐ]うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?[クリック]》《der'ZenMondo/♪必殺でつわものどもが夢の跡》をドロー。
⑧《[今すぐ]うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?[クリック]》を発動し、自身と《サイバー・ブレイン》をデッキへ。
⑨《der'ZenMondo/♪必殺でつわものどもが夢の跡》を使用しエクストラターン獲得。
⑥~⑨を行うことで無限エクストラターンを獲得できます。あとは無限エクストラターンを使ってマナを大量に貯めて盤面に
《森夢龍フィオナ・フォレスト》を複数体並べた後に
《呪烏竜ACE-Curase/繁栄の鏡》で相手の手札を全て超次元ゾーンに送り、⑥~⑨のループで
《♪立ち上がる悪魔に天使堕ちるかな》を
1~1145141919810と∞の呪文を止めた後に殴り切れば勝ちです。
※一応、《激烈元気モーニンジョー》で1点を与えてから《真気楼と誠偽感の決断》で自分の《呪烏竜ACE-Curase/繁栄の鏡》を盾に送り《デビル・ドレーン》で回収することで相手の手札を1枚ずつ超次元ゾーン送りにすることもできます。時間がある場合はこの手順を挟んだ方が安全です。勝ちまでの手順が《完全水中要塞アカシック3》を張ってドローカードを連打するだけなので、めちゃくちゃ簡単です。その上【4cフシギバース】に超有利で、【ファイアー・バード】にもそれなりに勝てるとなったら、
今の自分にはこれほどにない理想のデッキだったと思います。
グランプリレポート
・1回戦:アナカラービッグマナ 〇マナ加速は引けないものの相手のデッキがスローだったので、ゆっくりコンボパーツを集め無事勝利。
・2回戦:4cフシギバース〇またもマナ加速が引けずに泣きそうになるも、相手のマナチャージは
《真気楼と誠偽感の決断》で、思わず笑顔へ。
順当に、
《完全水中要塞アカシック3》を着地させ勝利。
・3回戦:猿飛バイケン〇順当にマナを加速して
《完全水中要塞アカシック3》で勝利。
・4回戦:4cフシギバース〇順当にマナを加速して爆速
《完全水中要塞アカシック3》で勝利。
・5回戦:4cフシギバース×有利対面だと思って笑顔で試合をしていたら、
突如《森夢龍フィオナ・フォレスト》から退職届を叩きつけられる。永遠に出勤しないため、仕方ないので
《完全水中要塞アカシック3》を手打ちしようとするも、相手の
《大樹王ギガンディダノス》が着地し手札は全てマナへ。
ダメ押しの
《聖霊超王H・アルカディアス》でなすすべもなく敗北。
・6回戦:ファイアー・バード◯最速
《完全水中要塞アカシック3》を決めるも
まさかのドローソースが止まってしまいターンエンド。相手も殴るしかないため、
《龍后凰翔クイーン・ルピア》からメクレイドを行い、
《雷炎翔鎧バルピアレスク》を引き当て
《アリス・ルピア》からの大展開。
「流石に負けたか...」と思いながらシールドを捲ったら《[今すぐ]うわっ…相手の攻撃止めすぎ…?[クリック]》がヒット。エクストラターンは取られたが何とか生き延びることに成功。
残る自分のシールドは1枚で、スピード・アタッカー1枚ならセーフ。メクレイドから捲れてもシールドにG・ストライクか
《♪立ち上がる悪魔に天使堕ちるかな》があればセーフ。
相手のアクションは
《龍后凰翔クイーン・ルピア》召喚から攻撃とメクレイド。相手の微笑みと共に場に現れたのは
《凰翔竜機マーチ・ルピア》。祈りながら捲ったカードは...
《地龍神の魔陣》!当然シールドからドローソースは捲っているので、無限エクストラターンで勝利。
「逆転こそがカードゲームだ!」を体感した痺れるゲームだった。・7回戦:ファイアー・バード× お互いに事故るも《龍后凰翔クイーン・ルピア》から大暴れされ負け。・8回戦:ファイアー・バード×お互いに事故るも《龍后凰翔クイーン・ルピア》から大暴れされ負け。最終戦績
5-3でフィニッシュ。同じデッキを使ったflat-さんが6-3という事でデッキとしてはそれなりに悪くなかったんじゃないかと思います。
まとめ
今回も前回と同じく5-3という事で、悔いが残る結果になりました。
次回のグランプリでは予選抜けを目標にもっと練習していきたいと思います。
また、今回DMPの皆さんとお話させて頂いたり大会の熱気を浴びて、カードゲーム熱がより高まったので、6月開催の遊戯王マスターデュエルの世界大会予選とOCGの日本選手権へのモチベーションもより上がったと感じました。
本業の方でも結果を残せるように頑張っていきたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。
お読みいただきありがとうございました。