あけましておめでとうございます。今年もラッシュメディアで記事を連載して行きますので、
宜しくお願い致します。
僕は最近モダンにハマっており、
イゼットラガバンで1日1リーグをこなしています。
モダンはクリーチャーデッキが多いため1ターン目に出てきた2/1をブロックしやすく、《
敏捷なこそ泥、ラガバン》はそこまで支配的な強さではないです。
強いカードであることは間違いないですが、
ラガバンをサイドアウトもするし、健全なカードに思えています。
今回はモダンのデッキを紹介して行きます。
目次
▪️参考情報
▪️ハンマータイム
▪️ウルザトロン
▪️4色ラガバン
▪️イゼットラガバン
▪️その他入賞デッキ
▪️おわりに
参考情報
1月10日に開催された
モダンチャレンジの結果を参考にしていま
す。
ハンマータイム
装備のマナコストを踏み倒す《
シガルダの助け》と、
装備コストを0にする《
純鋼の聖騎士》。
これにより本来装備に8マナかかるはずの《
巨像の鎚》
のコストを無視して、
2ターン目に巨大なクリーチャーで攻撃するデッキです。
《
巨像の鎚》がキーパーツなので、それを探すための《
石鍛冶の神秘家》もフル採用。状況に応じて、《
頭蓋囲い》《
影槍》もサーチできます。
モダンで最高の速度を持ったデッキであり、
上手く回ったときは最速2ターンキルが可能です。
1ターン目に《
墨蛾の生息地》セットから《
バネ葉の太鼓》
をプレイ、《
メムナイト》を出してから《
シガルダの助け》。
2ターン目に土地を置いて《
墨蛾の生息地》をクリーチャー化、《
巨像の鎚》プレイで《
シガルダの助け》により装備されるので、
ワンパン11毒カウンターで勝利です!
《
ウルザの物語》は5/5以上の構築物トークンを生成した上で《
影槍》をサーチして、
絆魂とトランプルでライフレースをひっくり返します。このデッキの構築物トークンはとても大きい!
相棒である《
夢の巣のルールス》
は中盤から終盤にかけてのアドバンテージを確約してくれます。
ハンマータイムはモダン最速のデッキでありながら、
中盤のゲームでも強いカードが複数入っているため、
単体除去を繰り返していくだけでは倒すことが出来ず、
これこそがハンマータイムが上位で勝ち続ける理由でもあります。
序盤中盤終盤、隙が無い!
最近のモダンは赤いデッキが主流なため、プロテクション(赤)
の《
ヴェクの聖別者》はサイド後の装備品の付け先として最適です。
墓地対策としての能力も併せ持っていますが、最近は《
ヴェクの聖別者》の影響を考えてか《
死せる生》
デッキも青いクリーチャーが中心になっていますね。
青いクリーチャーは能力で追放できないので、《
ヴェクの聖別者》とは別に《
虚無の呪文爆弾》を採用しても良さそうです。
ハンマータイムが天敵と言えるデッキは、4色レン&
オムナスです。
《
レンと六番》でタフネス1を除去されますし、
相手がフルタップの状況でも《
孤独》
でハンマー付きの生物を除去されてしまいます。
その上横並べすると《
激情》で全体除去と、
どうやっても裏目の行動が発生してしまいます。
相手の想起エレメンタルや《
創造の座、オムナス》
を誘発させないために《
倦怠の宝珠》
がサイドに採用されています。
ただ、これも場に残った3/2絆魂や3/
3二段攻撃が意外とキツイので、絶対的なキラーカードとは言えません。
ウルザトロン
《
ウルザの塔》《
ウルザの魔力炉》《
ウルザの鉱山》
を揃えて最速3ターン目に《
解放された者、カーン》を唱える、
モダンに長いこと存在するデッキです。
ウルザ土地を揃えるために序盤はサーチやキャントリップを打っていくので、3ターン目にはほぼ7マナが出ます。
ウルザ土地を揃えたあとのフィニッシャーたち。
最速3ターン目に出てくる《
解放された者、カーン》
はパーマネント処理能力と忠誠度の高さから、1枚でゲームに勝つ性能。
最近のモダンは除去が火力に寄っているので、《
ワームとぐろエンジン》は赤系に対して頼れるフィニッシャー。
《
精霊龍、ウギン》
は有色のパーマネントへの全体除去としてとても優秀なのですが、
《
濁浪の執政》が7マナなので、【-7】
で除去すると相打ちになってしまうのが玉に瑕。
《
大いなる創造者、カーン》は相手に合わせた防御用のカードで、《
罠の橋》サーチで《
濁浪の執政》の攻撃を止めつつ、《
虚空の杯》
で1マナをシャットダウンします。
最近トロンが成績を残せていなかった理由としては、
白系コントロールの除去を受けやすい点が挙げられます。
1ターン目に出した《
探検の地図》が《
虹色の終焉》されやすく、
《
孤独》で《
ワームとぐろエンジン》
やエルドラージ達を除去されてしまいます。
《
ウルザの物語》の流行により、《
高山の月》《
血染めの月》
などが対策カードとして多く採用されているというのも、トロンが勝てなかった要因でしょう。
しかしトロンは爆発力があり、
根強い人気を持つデッキでもあります。《
広がりゆく海》《
血染めの月》など、少しの土地対策は取っておくとよいでしょう。
4色ラガバン
赤のデッキといえば《
敏捷なこそ泥、ラガバン》《
ドラゴンの怒りの媒介者》《
邪悪な熱気》のセット。
そこに白と黒を足すことで、《
死の飢えのタイタン、クロクサ》《
夢の巣のルールス》
により長期戦を見据えたのがこの4色ラガバンです。
《
ドラゴンの怒りの媒介者》
の諜報で自然と墓地が溜まるので、墓地から脱出する《
死の飢えのタイタン、クロクサ》は相性抜群。
タッチ白する事で、《
虹色の終焉》により広範囲な除去が可能となっています。前述した《
ヴェクの聖別者》も対処できます
《
ケイヤの手管》は巨大な《
濁浪の執政》も除去出来ますし、
メインから無理なく積める墓地対策です。
《
戦慄の朗詠者、トーラック》は特に青白コントロールやレン&
オムナスに強いカードで、プロテクション(白)なため、《
孤独》《
虹色の終焉》で対処されず、
手札破壊しながらサイズアップして行きます。
黒いデッキならサイドボードに複数枚採用したい、
コントロールに対して強いカードです。
イゼットラガバン
僕自身がモダンチャレンジで入賞しました。
前回の記事でもイゼットラガバンを紹介したので、
興味のある方はそちらもどうぞ。
前回の記事はこちら前回からの変更点を述べると、
より1マナに集中したデッキになりました。
このデッキが目指すべき方向は1マナ+1マナ+
1マナで2ターン目までに3アクションを取ることなので、相手の除去や《
レンと六番》を打ち消すために《
呪文貫き》を増量。
《
呪文貫き》を増やしたことにより、《
衝撃の足音》《
死せる生》
といった続唱デッキにもメインを取りやすくなると考え、
実際に《
死せる生》を3回倒すことが出来ました。
《
血清の幻視》は、
1ランドキープすることがあるデッキなので、デッキの安定性を上げる
ためにも採用。
ソーサリーカウントが増えることで昂揚達成が容易となり、《
濁浪の執政》を出す速度も上がります。
前回の大会で使用して非常に強いデッキだと実感していたので、このように、デッキの安定性を上げる方向で調整しました。
前回メイン採用だった《
血染めの月》ですが、3マナが重いのと、
相手によっては無駄カードになってしまう可能性があることから、サイドボード
に移りました。
そして緑黒ヨーグモスの《
絡み根の霊》
など不死クリーチャーを意識して、追放効果のある《
炎恵みの稲妻》を追加。モダンはクリーチャーデッキが多く、
除去が1マナ8枚だけでは足りないと感じる相手もいるので、
この追加には満足しています。
《
邪悪な熱気》はなるべく後半まで取っておきたいですからね。
昂揚を参照するカードがあり、《
濁浪の執政》で探査をして、《
血染めの月》前に島を探すため、
3つの目的からフェッチランドは最低でも8枚は採用すべきです。
《
焦熱島嶼域》
を1枚入れるべきではないかという質問を受けますが、
僕としては不採用で構わないと考えています。
《
焦熱島嶼域》からスタートするマナベースだと3-
4点は最低でもライフを失います。意外と4-
5マナ溜まってもドローソースの連打などやることは多く、
生贄にして1ドローするメリットよりも、ライフを失うデメリットの
方が大きいと感じました。
その他入賞デッキ
ジャンドサーガが《
ドラゴンの怒りの媒介者》の代わりに《
エルフの開墾者》を採用しています。
《
ウルザの物語》を回収できるかで《
レンと六番》
の強さも変わるので、《
ウルザの物語》をサーチする《
エルフの開墾者》は面白いアプローチです。
《
爆発域》をサーチもハンマータイムに強そう。
緑黒感染は《
ファイレクシアの十字軍》をフル採用。
除去のほとんどが白か赤なので、プロテクション(白)(赤)
はかなり環境に適しています。実際、
出されて除去出来ないデッキは多いです。
プロテクション(赤)が強い時代なので、それを除去できる《
コジレックの帰還》や《
黄鉄の呪文爆弾》はサイドボード候補として良いかも知れません。
おわりに
モダンを楽しんでいたのもつかの間、
今週末はMTGアリーナ専用フォーマット「アルケミー」
でアリーナオープンが開催されるそうです。
今週末!?急すぎる!
公式記事はこちらアリーナオープン直前に、
アルケミーに関する記事を発信できたらと考えています。
今週もう1本記事が上がるかも(あくまで予定です)
それではまた。