『久遠の終端』がMTGアリーナで実装されて、僕もシールドやドラフトを楽しんでいます。
今回の記事では、久遠の終端のドラフトを考察していきます。
目次
▪️久遠の終端のドラフト考察
▪️コモンランキング
▪️アンコモンランキング
▪️おわりに
久遠の終端のドラフト考察
2マナクリーチャーの基本サイズ
2マナ域の基本サイズは2/1や2/2で、全体的にクリーチャーのサイズが小さめ。2マナ域は色ごとに性能差があり、赤は2種類とも強く、白と黒は及第点。青の2マナ域は能力が機能するようにデッキ構築する必要があり、緑の
《恐れ知らずの新参虫》は起動が重くて使いづらいです。
2/1や2/2が中心なので、
1/1トークンや2/2トークンもカード1枚分の働きをします。3/3になると攻撃しやすく、4/4を超えると戦闘で優位になりやすいです。
宇宙船
今回初登場の宇宙船。配備する必要がありますが、
通常の同じマナ域のクリーチャーと比較して高性能な事が多いです。
宇宙船はどれもデッキに入る性能ですが、宇宙船を入れすぎると乗り切れない事があるので、
多くても3枚程度に抑えた方が良い印象です。
タップ状態になる事で誘発する能力が多数あり、それらと組み合わせる事でシナジーが生まれますが、配備しすぎるとブロッカーが足りなくなるので注意。
ワープとヴォイド
ワープはマナ域を分けて扱えます。ワープで出たクリーチャーに速攻を与えたり、宇宙船の配備コストでタップしたりするとより使いやすいです。
ヴォイドは黒と赤に特に多い能力で、ワープしたり自分の土地以外のパーマネントが場を離れたなら、カードの効果が少し上昇します。
デッキ内にヴォイドが多いなら、
《ブロック型栄養食》のように自分からヴォイドを達成できるカードの価値が上がります。
全体除去が多い
レアとは言え、これだけ全体除去が多いセットは珍しい。これが意味する事は、
相手が不自然にクリーチャーを展開しないようなゲームは全体除去を予想できるという事です。
《静寂のその先へ》《零地点のバラード》は単色なのでプレイしやすく、良く撃たれます。全体除去が多いセットである事を頭に入れておきましょう。
コモンランキング
さて、ここからはランキング形式でコモンを紹介していきます。
1位《銀河の旅人/Galactic Wayfarer》
3/3と優秀なサイズに加えて着陸船トークンでマナ加速能力付き。
《銀河の旅人》が複数枚取れると色のタッチもしやすくなります。
2位《氷魔法の秘宝/Cryogen Relic》
カードアドバンテージと、麻痺によりダメージレースを制し、能動的にヴォイドを誘発できます。他のカードで生贄にしても使いやすい。
3位《軌道からの突入/Orbital Plunge》
6点は大体除去できて、着陸船トークンでマナ加速のおまけ付き。
4位《重力死/Gravkill》
宇宙船が巨大で火力で倒せない事があるので、サイズ関係なく追放できる除去は強い。
《重力死》はシングルシンボルなのが素晴らしく、着陸船トークンから
《沼》サーチでタッチする事が多いです。
5位《減圧/Depressurize》
使いやすい除去。相手の宇宙船の配備にスタックで、配備されたクリーチャーのパワーを下げて除去出来る事を覚えておきましょう。
6位《払拭の光/Banishing Light》
万能除去。アーティファクト破壊に比べて、エンチャント破壊は枚数が少ないので、
《払拭の光》の信用度高め。
7位《外交関係/Diplomatic Relations》
例えば自分の3/3が相手の2/4にブロックされたときに
《外交関係》をプレイすれば、戦闘で倒しつつ横のクリーチャーも除去できます。
相手が緑の時には常に
《外交関係》を意識してブロックしましょう。
8位《騎士の指導者/Knight Luminary》
マナ域を分けて出せるので、ワープと合わせて3/2に1/1が2体と考えると高性能。
除去に強い性質があり、相手の2/1クリーチャーに有利な場を作れます。
9位《飼育係のメカン/Zookeeper Mechan》
単純にマナ加速能力が強く、7マナ起動も便利。
自分から能動的にタップできるので、ターン終了時にタップ状態のクリーチャーの数を参照する能力とも相性良し。
10位《遺伝子送粉機/Gene Pollinator》
タップするのは何でも良いので、例えば
《森》しかない場でも他の色のフィルターになり、多色化の助けにもなります。
《飼育係のメカン》と同じく、ターン終了時にタップ状態のクリーチャーの数を参照する能力とも相性良し。
その他、10位と迷ったカード。《重力制御パックのモノイスト》は相討ちしても飛行で攻撃しても良し、
《ピナクルの突撃艇》は確定除去に7/7飛行と考えるとかなり高性能。
アンコモンランキング
1位《バイオメカンの技師/Biomechan Engineer》
着陸船トークンでマナ加速しつつ、8マナ起動がかなり強く自己完結しています。
タッチでも使うほど強力な、トップアンコモン!2位《疑わしい珍味/Dubious Delicacy》
除去しつつ、自分の3点回復や相手に3点どちらも強く、しかもヴォイドを誘発できます。
3位《未発達の偵察着陸船/Larval Scoutlander》
多色化の手助けをしつつ、自身も3/3飛行と高性能。
4位《星原の番人/Starfield Shepherd》
ワープと通常プレイ両方でアドバンテージを獲得し、本体も3/2飛行と強い。強い1マナクリーチャーがデッキに居れば、より評価が上がります。
レアの
《錆びついた収穫機》サーチがベスト。
5位《万物の定めを追う者/All-Fates Stalker》
ワープで出しても一時的にブロッカーを排除できて、トークンに能力を使えば戻ってこないのが強い!
ワープで使うときは、自分の「戦場に出た時○○」効果を持つクリーチャーを対象にして、再利用することも出来ます。
6位《氷河の神大口/Glacier Godmaw》
全体強化と速攻付与で1枚で勝つ性能。着陸船トークンにより上陸も確約されるのが強い!
7位《モノイストの回路供給者/Monoist Circuit-Feeder》
自身もアーティファクトクリーチャーなので1個分のカウントになるのが良く、除去しながら4/4飛行はゲームに勝つ性能!
8位《コード破りの猟犬/Codecracker Hound》
アドバンテージを得つつ相討ち要員。
9位《嵐の口/Mouth of the Storm》
戦場に出た時の効果でほぼ1ターンを得られるので、ダメージレースがひっくり返りつつ6/6飛行。護法2も重く、対処が難しい。
10位《惑星契りの威嚇屋/Terrapact Intimidator》
2ターン目に出た時のプレッシャーが凄まじい。2マナ4/3もしくは、2/1で着陸船トークン2つ。どちらも強力。
その他、10位と迷ったアンコモン。《不屈の屑鉄ボット》は無色の
《銀河の旅人》と言える性能で、無色で色を決めなくて良い分
《不屈の屑鉄ボット》が優先かも。
おわりに
久遠の終端は強いカードと弱いカードの差が激しく、あまりデッキに入れたくないようなコモンも何枚か存在します。着陸船トークンが出るカードを取る事で多色化する選択肢が生まれるので、
2色にこだわらずにピックしていくのが良いかも。
9月末のプロツアーが久遠の終端ドラフトなので、それまで参加者全員が練習してくる事を考えると、何か良い方法を見つけたい所。1か月しっかり練習していきます。
それではまた。