パイオニア神挑戦者決定戦直前!新セットで強化された有力デッキ紹介!


皆さんこんにちは。Rush Prosの井川です。

今週末は晴れる屋トーナメントセンターにて「第19期パイオニア神挑戦者決定戦」が開催されます!

競技的なイベントで採用されなくなって久しいパイオニアですが、その少ない受け皿として機能しているようで、パイオニア神挑戦者決定戦は毎度盛り上がっています。前回は163名の8回戦でしたね。すごい!

今週末は僕も参加する予定です。自身久しぶりのパイオニアとなるので、みなさんと一緒に最近のデッキを勉強&ご紹介していきたいと思います!

目次

▪️★注目デッキ紹介
◎青白コントロール(ヨーリオン)
◎オルゾフパルヘリオン
◎ボロスハンマー
◎5色レジェンズ
▪️■終わりに


★注目デッキ紹介

◎青白コントロール(ヨーリオン)


青白コントロール 使用者:_VFS_
Pioneer Challenge 32(2025/10/05)6位
土地:36枚
4:《島/Island》
4:《平地/Plains》
4:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4:《行き届いた書庫/Meticulous Archive》
4:《フラッドファームの境界/Floodfarm Verge》
4:《さびれた浜/Deserted Beach》
4:《不穏な投錨地/Restless Anchorage》
4:《解体爆破場/Demolition Field》
4:《廃墟の地/Field of Ruin》

クリーチャー:2枚
2:《跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring》
呪文:42枚
4:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
4:《縫い目破り/Seam Rip》
4:《冥途灯りの行進/March of Otherworldly Light》
2:《呪文貫き/Spell Pierce》
4:《星間航路の助言/Consult the Star Charts》
2:《方程式の改変/Change the Equation》
4:《喝破/No More Lies》
4:《ドビンの拒否権/Dovin's Veto》
2:《邪悪を打ち砕く/Destroy Evil》
4:《記憶の氾濫/Memory Deluge》
4:《至高の評決/Supreme Verdict》
2:《放浪皇/The Wandering Emperor》
2:《ドミナリアの英雄、テフェリー/Teferi, Hero of Dominaria》

サイドボード:15枚
1:《空を放浪するもの、ヨーリオン/Yorion, Sky Nomad》
2:《呪文貫き/Spell Pierce》
2:《跳ねる春、ベーザ/Beza, the Bounding Spring》
4:《激浪の機械巨人/Riptide Gearhulk》
4:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2:《方程式の改変/Change the Equation》

パイオニアの歴史の中でもかなりの古株、相変わらずの青白コントロール。

60枚で《孤児護り、カヒーラ》型と80枚で《空を放浪するもの、ヨーリオン》の2つに大別されますが、今回ご紹介するのは後者です。

ちなみにこちらの使用者である_VFS_はパイオニアでずっと青白コントロールを使い続けている、青白コントロールの超エキスパート。一時期はメイン《呪文貫き》4枚の青白コントロールで好成績を叩き出していました。

空を放浪するもの、ヨーリオン
《空を放浪するもの、ヨーリオン》型青白コントロールはデッキ枚数が80枚になることにより

・デッキの中身が増える&《空を放浪するもの、ヨーリオン》という追加のリソースが増えるため、ミッドレンジやコントロールに強くなる
・特定のサイドカードにアクセスしづらくなる&デッキが少し不安定になるため、アグロやコンボに弱くなる

というのが昔からの定説でした。

ですが、それも少し変わりつつあるように見えます。

サイドボードにアクセスしづらいのは変わりませんが、デッキの不安定差はかなり解消されたように見えます。
なんといっても『久遠の終端』の新カード、《縫い目破り》《星間航路の助言》がすごい!

前者は5-8枚目の《ポータブル・ホール》、後者は《記憶の氾濫》の5-8枚目として、同程度のカードをデッキに8枚投入することによりある程度安定性を担保できるようになったのです!
4/60と8/80、どっちが引きやすいかは一目瞭然ですよね。

コントロールにしては珍しく採用枚数も明確で、役割が明確なカードが、2枚と4枚しか入ってないという明朗会計っぷり。
コントロールが好きな方はもちろん、普段あまり使わない人にもオススメしたいリストです。

◎オルゾフパルヘリオン


オルゾフパルへリオン 使用者:Shulk
Pioneer Challenge 32(2025/10/4) 2位
土地:24枚
2:《平地/Plains》
1:《沼/Swamp》
4:《神無き祭殿/Godless Shrine》
4:《秘密の中庭/Concealed Courtyard》
2:《ブリーチボーンの境界/Bleachbone Verge》
2:《陽光昇りの小道/Brightclimb Pathway》
2:《薄暗い裏通り/Shadowy Backstreet》
1:《見捨てられたぬかるみ、竹沼/Takenuma, Abandoned Mire》
4:《マイコシンスの庭/The Mycosynth Gardens》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
1:《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》

クリーチャー:15枚
4:《新ベナリアの守護者/Guardian of New Benalia》
4:《歴戦の神聖刃/Seasoned Hallowblade》
3:《束の間の霊魂/Fleeting Spirit》
4:《大牙勢団の総長、脂牙/Greasefang, Okiba Boss》
呪文:21枚
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
1:《再稼働/Recommission》
1:《陽気な哀歌/Lively Dirge》
3:《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》
4:《忍耐の記念碑/Monument to Endurance》
4:《パルヘリオンⅡ/Parhelion II》

サイドボード:15枚
3:《苦々しい勝利/Bitter Triumph》
4:《強迫/Duress》
3:《消失の詩句/Vanishing Verse》
1:《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》
1:《再稼働/Recommission》
2:《封じ込める僧侶/Containment Priest》
1:《悪魔祓い/Exorcise》
エシカの戦車策謀の予見者、ラフィーン鏡割りの寓話
『神河:輝ける世界』で《大牙勢団の総長、脂牙》が登場して以来、様々な形が試されてきた《大牙勢団の総長、脂牙》《パルヘリオンⅡ》デッキ。

《忌まわしい回収》《エシカの戦車》を用いたアブザンから始まり、たまに《策謀の予見者、ラフィーン》《頑固な否認》を使ったエスパーがいたりもしましたが、『ダスクモーン』で《逸失への恐怖》が登場してからは《税血の収穫者》《鏡割りの寓話》を搭載したマルドゥ型が主流になりました。

そして時は2025年。最も流行っているカラーリングは2色になりました!!

新ベナリアの守護者歴戦の神聖刃
《パルヘリオンⅡ》のディスカード手段は基本的に2マナクリーチャー3種。
その中でも《新ベナリアの守護者》《歴戦の神聖刃》「破壊不能」を付与することができるので、コイツらに《幽霊による庇護》を付けて赤アグロをボコボコにすることができるようになっています!
破壊不能+絆魂、どちらも赤いデッキが嫌がるキーワード能力であり単純明快かつ強力ですね!

忍耐の記念碑マイコシンスの庭
そして上記の2マナクリーチャーたちと相性が良いため、《忍耐の記念碑》《マイコシンスの庭》パッケージの追加され、追加の勝ち手段として機能します。

特に《幽霊による庇護》が効きづらいコントロールや除去ミッドレンジに対しては最も太い勝ち筋となります。

《大牙勢団の総長、脂牙》《パルヘリオンⅡ》のパッケージはそのままに、大幅なアップデートを遂げたオルゾフパルヘリオン。
色が減ってスマートになっており、個人的には非常に好感持てます。フリーザ最終形態みたい。

◎ボロスハンマー


ボロスハンマー 使用者:medvedev
Pioneer Challenge 32(2025/10/3) 4位
土地:21枚
2:《平地/Plains》
4:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
4:《感動的な眺望所/Inspiring Vantage》
4:《サンビロウの境界/Sunbillow Verge》
4:《針縁の小道/Needleverge Pathway》
2:《皇国の地、永岩城/Eiganjo, Seat of the Empire》
1:《反逆のるつぼ、霜剣山/Sokenzan, Crucible of Defiance》

クリーチャー:16枚
4:《フェイの血筋のケラン/Kellan, the Fae-Blooded》
4:《ミッドガルの傭兵、クラウド/Cloud, Midgar Mercenary》
4:《耐え忍ぶカー、ケンバ/Kemba, Kha Enduring》
4:《カズールの徴収者/Kazuul's Toll Collector》
呪文:33枚
4:《モックス・アンバー/Mox Amber》
4:《シガルダの助け/Sigarda's Aid》
4:《巨像の鎚/Colossus Hammer》
3:《ドク・オックの触手/Doc Ock's Tentacles》
2:《影槍/Shadowspear》
1:《龍火の刃/Dragonfire Blade》
4:《コーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutter》
1:《幽霊による庇護/Sheltered by Ghosts》

サイドボード:15枚
2:《摩耗+損耗/Wear+損耗》
4:《ポータブル・ホール/Portable Hole》
2:《縫い目破り/Seam Rip》
3:《勝利の楽士/Voice of Victory》
2:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2:《影槍/Shadowspear》
巨像の鎚
モダンで一斉を風靡したものの、最早見ることはなくなってしまったハンマータイム。諸行無常。

そんなハンマーですが、『ファイナルファンタジー』で《ミッドガルの傭兵、クラウド》を手に入れたことにより、今パイオニアで流行しつつあります!

ミッドガルの傭兵、クラウドフェイの血筋のケラン
装備品をサーチする役割はこの2種類。
モダンの《石鍛冶の神秘家》《ウルザの物語》と比べると流石に見劣りしますが、パイオニアなら十分なパワーです。どちらもレジェンドなので《モックス・アンバー》を無理なく使えるのは◎。

シガルダの助け耐え忍ぶカー、ケンバカズールの徴収者
装備品を付ける役割はこの3種類。
《シガルダの助け》はモダンでお馴染みなので説明は省きますが、特筆すべきはやはり《耐え忍ぶカー、ケンバ》でしょう。

1T《巨像の鎚》から2Tに出せば、なんと2Tにして13/13の爆誕です!《ファイレクシアン・ドレッドノート》すら超えるサイズ!!!
地味ではありますが起動型能力でフラッドも受けてくれる、このデッキの名実共にエースです。

コーリ鋼の短刀
そして一直線なデッキを支えてくれるのが、モダン級のカードパワーである《コーリ鋼の短刀》
ハンマーといえば縦展開=単体除去に弱い構成でしたが、このカードの登場により横展開によるビートダウンも可能になりました。

ボロスというカラーリング、入ってるカードとも好きなカードが多く、個人的に回してみたいデッキの一つです。楽しそう。

◎5色レジェンズ


5色レジェンズ 使用者:claudioh
Pioneer Challenge 32(2025/10/6) 1位
土地:22枚
1:《平地/Plains》
4:《英雄の公有地/Plaza of Heroes》
4:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4:《手付かずの領土/Unclaimed Territory》
4:《閑静な中庭/Secluded Courtyard》
4:《始まりの町/Starting Town》
1:《マナの合流点/Mana Confluence》

クリーチャー:30枚
3:《暗黒騎士、セシル/Cecil, Dark Knight》
3:《ザックス・フェア/Zack Fair》
1:《メイおばさん/Aunt May》
4:《侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasion》
4:《太陽の執事長、インティ/Inti, Seneschal of the Sun》
4:《サイオニック・ウィーバー、アラクネ/Arachne, Psionic Weaver》
4:《光に導かれし者、ハリーヤ/Haliya, Guided by Light》
1:《グウェン・ステイシー/Gwen Stacy》
3:《正直者のラトスタイン/Honest Rutstein》
2:《ウェザーライトの艦長、ジョイラ/Jhoira, Weatherlight Captain》
1:《ウェブ紡ぎ、シルク/Silk, Web Weaver》
1:《グウェン・ステイシー/Gwen Stacy》
呪文:8枚
4:《モックス・アンバー/Mox Amber》
4:《伝説の秘宝/Relic of Legends》

サイドボード:15枚
2:《スペクタキュラー・スパイダーマン/Spectacular Spider-Man》
2:《スレイベンの守護者、サリア/Thalia, Guardian of Thraben》
2:《不屈の将軍、ジリーナ/Jirina, Dauntless General》
3:《敬虔な新米、デニック/Dennick, Pious Apprentice》
1:《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation》
2:《反射魔道士/Reflector Mage》
3:《第三の道のロラン/Loran of the Third Path》

そして最後に紹介するのが、直近のPioneer Challengeで見事優勝した5色レジェンズです。
新エキスパンションである『スパイダーマン』のカードを存分に活かしたデッキがこうして活躍するのは素敵ですね!


侵攻の伝令、ローナ太陽の執事長、インティ
昨年のスタンダード当時は《大スライム、スローグルク》と大量の「魂力」土地を使った4色レジェンズがありましたが、今回のデッキもビートプランを備えつつ無限コンボが搭載されています。

《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》の「ウェブスリング」は1マナなので、1枚目の《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》をタップして《伝説の秘宝》からマナを出す→《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》を戻しながら1マナで2枚目の《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》を「ウェブスリング」でプレイすれば同じ盤面に戻ります。

すなわち無限に《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》を出し入れできるのです。

《スレイベンの守護者、サリア》のように相手を妨害しつつ、自身がコンボパーツにもなる《サイオニック・ウィーバー、アラクネ》、凄い!

光に導かれし者、ハリーヤメイおばさんウェザーライトの艦長、ジョイラ
このループに《光に導かれし者、ハリーヤ》《メイおばさん》を加えれば無限ライフ。《ウェザーライトの艦長、ジョイラ》なら無限ドローで、引いてきた《モックス・アンバー》を使って他の無限に移行できます。

その他にも様々なシナジーが搭載されているっぽい見た目をしていますが、その全貌はまだ僕自身理解できていません。
こういうガチャガチャ系のクリーチャーコンボが好きな人は、ぜひ試してみてください!


■終わりに


ということで、今回は久しぶりにパイオニアのデッキをご紹介しました。

今回紹介しなかったデッキ以外では赤単、イゼットフェニックス、ラクドスミッドレンジ、ロータスコンボなど変わらないメンツが相変わらず活躍しています。

久しぶりにパイオニアをプレイする人には参加障壁は低いと思いますし、赤単やイゼット果敢、セルフバウンスなどはスタンダードと限りなく近い形なのでスタンダードをプレイされている方ならきっとすぐに馴染めるでしょう。

パイオニアにはアグロ、ミッドレンジ、コントロール、コンボと様々なレンジのデッキが一線級に存在しており、きっと自分のプレイスタイルにあったデッキが見つかると思いますので、ぜひ相棒を見つけて大会に参加してもらえると嬉しいです!

それでは今回はここまで。
また次回の記事でお会いしましょう!

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