読むだけでレガシーの”いま”がわかる!「ローウィンの昏明」編


こんにちは!MOパンダです。

プロツアー「ローウィンの昏明」が終了し、MTG界隈は大きな盛り上がりを見せています。
プロツアーを制したのは《終末の加虐者》を採用したコンボデッキでしたが、「ローウィンの昏明」の新カードも各フォーマットで大活躍。

スタンダードはもちろん、レガシー環境も非常に活気づいています。

今回は、「ローウィンの昏明」のカードを採用したレガシーデッキをいくつか見ていきましょう。

目次

▪️URテンポ
▪️アルーレン
▪️シャドウ
▪️エルドラージ
▪️終わりに


URテンポ


デッキリスト
土地:19枚
1:《島/Island》
4:《Volcanic Island》
1:《轟音の滝/Thundering Falls》
2:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《汚染された三角州/Polluted Delta》
3:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:12枚
4:《ドラゴンの怒りの媒介者/Dragon's Rage Channeler》
3:《呪詛の壊し屋/Hexing Squelcher》
2:《厚かましい借り手/Brazen Borrower》
3:《濁浪の執政/Murktide Regent》
呪文:29枚
4:《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《思案/Ponder》
2:《邪悪な熱気/Unholy Heat》
4:《目くらまし/Daze》
3:《コーリ鋼の短刀/Cori-Steel Cutter》
4:《意志の力/Force of Will》

サイドボード:15枚
2:《記憶への放逐/Consign to Memory》
1:《炎魔法/Fire Magic》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
2:《水流破/Hydroblast》
1:《溶融/Meltdown》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》
1:《発展の代価/Price of Progress》
2:《否定の力/Force of Negation》
呪詛の壊し屋
《呪詛の壊し屋》を採用したテンポデッキです。
スタンダードでは控えめな活躍に留まっていますが、カウンターや除去が飛び交うレガシーフォーマットではデッキの中核を担うほどの存在感を放っています。

《呪詛の壊し屋》はカウンターされず、さらに護法―2点のライフを持つクリーチャーです。
「カウンターされない」だけでも強力ですが、護法によるライフ支払いは、ライフを積極的に詰めるテンポデッキにおいて真価を発揮します。

《呪詛の壊し屋》を除去しようとすると《ドラゴンの怒りの媒介者》《濁浪の執政》が生き残り、逆にそれらを除去すると《呪詛の壊し屋》が場に残ります。
さらに護法―2点のライフによって選択肢が徐々に奪われ、対応が追いつかない状況に追い込まれていきます。

《目くらまし》をケアする必要もなくなり、後手でも先手のように自由に動けるのは大きな魅力です。加えて、カウンターされないため《虚空の杯》を完全に無視できる点も非常に強力。

明らかに、レガシーフォーマットを一段階引き上げたカードと言えるでしょう。

現在はURテンポ以外にも、

・ボロスエネルギーなどのクリーチャー主体デッキ
《虚空の杯》を押し付ける赤単プリズン
・ストームやTES、スニークショーなどのコンボデッキ

といった、幅広いアーキタイプで採用が見られます。

特にコンボデッキでの採用は、対エルフにおける《アロサウルス飼い》に近い役割を果たします。

土地をフルタップした隙に仕掛けられるため、カウンターを何枚構えていても敗北しかねません。
このカードを意識してプレイしましょう。


アルーレン


デッキリスト
土地:19枚
2:《冠雪の島/Snow-Covered Island》
1:《冠雪の森/Snow-Covered Forest》
2:《Tropical Island》
2:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
2:《迷路庭園/Hedge Maze》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
1:《裏切り者の都/City of Traitors》
1:《耐え抜くもの、母聖樹/Boseiju, Who Endures》

クリーチャー:8枚
3:《並外れた語り部/Formidable Speaker》
1:《アーチリッチ、アサーラック/Acererak the Archlich》
4:《偉大なる統一者、アトラクサ/Atraxa, Grand Unifier》
呪文:33枚
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《思案/Ponder》
4:《夏の帳/Veil of Summer》
4:《実物提示教育/Show and Tell》
4:《食糧補充/Stock Up》
4:《魔の魅惑/Aluren》
4:《意志の力/Force of Will》
1:《全知/Omniscience》

サイドボード:15枚
2:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
2:《花の絨毯/Carpet of Flowers》
2:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
3:《記憶への放逐/Consign to Memory》
2:《否定の力/Force of Negation》
2:《青霊破/Blue Elemental Blast》
並外れた語り部魔の魅惑実物提示教育
《並外れた語り部》を採用した《魔の魅惑》デッキです。
構成としては、従来の《魔の魅惑》というより「青緑全知」に勝ち手段を追加したイメージに近いでしょう。

《魔の魅惑》でコストが0になった《アーチリッチ、アサーラック》を無限に出し入れし、ライフを無限にドレインするのが主な勝ち筋ですが、その安定性を支えているのが《並外れた語り部》です。

《実物提示教育》4枚に依存していた青緑全知の弱点が緩和され、デッキ全体の強度が向上しています。
一方で、従来の《魔の魅惑》デッキのようにクリーチャーで攻めるプランはなく、コンボ一直線の構成です。

《魔の魅惑》が好きな方、《実物提示教育》デッキが好きな方には特におすすめです。

《並外れた語り部》はサーチ範囲が「すべてのクリーチャー」である点も特徴で、緑系クリーチャーデッキでも採用が進んでいます。

クレイドルコントロールでは《忍耐》を手札に加えるなど、《緑の太陽の頂点》では不可能な動きが可能です。マナコストはやや重めですが、今後はクリーチャーを多用するデッキで見る機会が増えるでしょう。

忠臣偉大なる統一者、アトラクサ
《適者生存》に近い挙動をするため、《偉大なる統一者、アトラクサ》を墓地に置き、《忠臣》をサーチするような新しいデッキの登場にも期待が持てます。

シャドウ


デッキリスト
土地:20枚
7:《沼/Swamp》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
2:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
3:《不毛の大地/Wasteland》
4:《ウルザの物語/Urza's Saga》

クリーチャー:24枚
4:《ネザーゴイフ/Nethergoyf》
4:《死の影/Death's Shadow》
4:《月影/Moonshadow》
3:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
3:《ダウスィーの虚空歩き/Dauthi Voidwalker》
2:《バロウゴイフ/Barrowgoyf》
4:《通りの悪霊/Street Wraith》
呪文:16枚
4:《ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble》
1:《溶岩拍車のブーツ/Lavaspur Boots》
1:《影槍/Shadowspear》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《致命的な一押し/Fatal Push》
1:《苦々しい勝利/Bitter Triumph》
2:《殺し/Snuff Out》

サイドボード:15枚
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
3:《無のロッド/Null Rod》
3:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2:《毒の濁流/Toxic Deluge》
1:《戦慄の朗詠者、トーラック/Tourach, Dread Cantor》
2:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《オークの弓使い/Orcish Bowmasters》
月影死の影
《月影》を採用した《死の影》デッキが、レガシーチャレンジで上位入賞しています。
8枚の影が並ぶ姿は、見た目にも非常に魅力的です。

《月影》はパーマネントが墓地に落ちるたびにサイズが上がるため、

・フェッチランド
《ミシュラのガラクタ》
・《通りの悪霊》


といったカードと自然に噛み合います。
ゲームを進めるだけでサイズアップできる点が非常に優秀です。また、墓地にカードが溜まりやすいため、《ネザーゴイフ》のサイズが上がりやすいのもポイント。

《オークの弓使い》《ダウスィーの虚空歩き》といった厄介なクリーチャーを処理すると、《月影》が一気に巨大化し、あっという間にライフを詰め切ります。

これまで「サイズを上げるためにカードを要求するクリーチャー」は使い勝手の面で敬遠されがちでしたが、《月影》は自然なプレイの延長で成長します。見た目以上に評価の高い1枚と言えるでしょう。

7/7威迫の疾走感、ぜひ体感してみてください。

エルドラージ


デッキリスト
土地:24枚
1:《荒地/Wastes》
4:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4:《豊かな在郷/Abundant Countryside》
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
3:《ウギンの目/Eye of Ugin》
4:《不毛の大地/Wasteland》

クリーチャー:24枚
4:《荒景学院の戦闘魔道士/Wastescape Battlemage》
4:《まばゆい肉掻き/Glaring Fleshraker》
3:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
2:《舷側砲の砲撃手/Broadside Bombardiers》
4:《エルドラージの戦線破り/Eldrazi Linebreaker》
4:《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
3:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
呪文:12枚
4:《虚空の杯/Chalice of the Void》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《コジレックの命令/Kozilek's Command》

サイドボード:15枚
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
2:《歪める嘆き/Warping Wail》
2:《無のロッド/Null Rod》
2:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
2:《攪乱のフルート/Disruptor Flute》
3:《四肢切断/Dismember》
豊かな在郷
新環境でもレガシーチャレンジ上位に食い込むエルドラージデッキです。
「ローウィンの昏明」では《豊かな在郷》を獲得し、《閑静な中庭》と入れ替わる形で採用されています。

《閑静な中庭》が抜けたことで、クリーチャーであればどの色でもプレイ可能になり《舷側砲の砲撃手》といったカードの採用が可能になりました。
《荒景学院の戦闘魔道士》のキッカーまで含めると実質4色デッキですが、6色土地である《豊かな在郷》があるからこそ成立する構成です。

石人の核
また、《石人の核》を採用し、さらに多色化したリストも存在します。
多相を持つためエルドラージ呪文として扱え、《ウギンの目》による軽減を受けつつ、《エルドラージの寺院》の2マナからプレイ可能です。

終わりに


今回はここまで!
第32期レガシー神挑戦者決定戦では《呪詛の壊し屋》の採用率が非常に高く、「ローウィンの昏明」によってレガシー環境は大きく変化しつつあります。

現環境、まだまだ掘りがいがあります。どんどん遊んでいきましょう!

今月末には「マジック:ザ・ギャザリング|ミュータント・タートルズ」も発売予定。
またレビュー記事でお会いしましょう!

ではまた!
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